電動車椅子コミュの追加情報・電動車椅子のコントロール制御不能の故障について

2023年10月頃に発生しました。
4車線道路の県道交差点の横断歩道を青信号で時速6km/hで
横断中、突然急減速0.6km/hが発生。
横断歩道上で急減速したため、速度を上げる操作をしたところ
停止し、コントロールを失った。
左折中の自家用車に巻き込まれる寸前、自家用車は回避行動を
行い、衝突・接触事故は免れました。

道路交通法では電動車椅子は歩行者扱いです。
本来ならば左折していた自家用車は一時停止したり
電動車椅子が移動するまで見守るとか、
故障して立ち往生していたら、二次災害を防止して
救助するのが良いと思うけど、他車は無視して怖かったです。

私は直ちに【ハザードランプ】を点滅させて、
周囲の車両や歩行者に危険を知らせ、
二次災害を防止した後、復帰作業に取り掛かりました。

まずは電源を再起動しましたが、復帰できず、
ティルト姿勢を操作して、コントロール制御は一時的に
微速モード時速0.6㎞/hで復帰し、赤信号の中で
慎重に中央分離帯まで移動しました。
再度復旧を試みましたが、微速モードのままでした。
中央分離帯から離脱するため、青信号で渡り切れず、
赤信号の中でも微速で横断歩道から脱出しました。

一緒に同行していた妻は先行して異常に気が付かず、
途中から追従していないことに気が付き、故障した事実を
知り、以後先行しないよう慎重に行動しています。
故障発生後、走行中、道路の凹凸による振動から幾度となく
6 km/hから0.6 km/hへの急減速と停止、
6 km/hからの急停止を繰り返し、速度制御を操作しても
操作不能に陥りました。

メーカーは制御不能に陥った原因を調査したところ、
姿勢制御安全装置のスイッチが故障しており、
さらに取り付け位置の不具合により2つの異常動作不良を
突き止めて、該当する部品の交換と取り付け位置の変更により
不具合は直りました。

製造日から5年以内に発生したため、
メーカー保証による無償交換でした。
ティルト姿勢を操作して赤色ボタンが押されていたら、
速度制限なしの最高速度6㎞/hが出る仕組みです。
減速状態は、赤色丸ボタン5㎜のセンサースイッチが
飛び出すことで、減速モード0.6km/hになり
コントロールパネルが点滅するようです。

点滅時は速度調整はできないので、
点滅を解除する必要がありますが、今回のように
解除スイッチが故障した場合、元に戻すことはできません。
改善するためには故障したスイッチの交換と
スイッチ本体の取り付け位置を移動する必要があります。

今回の故障・事故情報については
消費者庁の事故情報データバンクシステムに
登録されて一般公開されておりますので、
以下の通りＵＲＬを貼ります。

事故情報データバンクシステム・消費者庁消費者安全課
https://www.jikojoho.caa.go.jp/ai-national/

検索条件: フリーワード = 電動車椅子を含む(類義語を含む)
事故情報詳細 | 事故情報データバンクシステム

危険情報.6輪駆動の電動車椅子を利用中、コントロー…事故情報ID:0000499495

発生場所:道路
事故内容:操作·使用性の欠落
事故の概要:6輪駆動の電動車椅子を利用中、コントローラーが制御不能になり部品交換と部品取り付け位置変更に至った件について情報提供する

発生年月日:2023年10月
情報提供元関係機関国民生活センター
全国消費生活情報ネットワーク·システム(PIO-NET)
登録年月日 2024年11月13日
受付年月日 2024年11月

https://www.jikojoho.caa.go.jp/ai-national/accident/detail/499495?kind=2&menu=nolink

※消費者庁の事故情報データバンクシステムに
登録されて一般公開されておりますが、
「サルサ　M2ミニ」6輪中輪駆動の電動車椅子で、
コントロール不能の故障について不明な点がございましたら、
メーカー公認の指定業者またはサンライズメディカルジャパン（株）に
お問い合わせをお願いいたします。

本来ならば2018年7月に発注して同年9月初旬に
納品予定でしたが、発注ミスにより同年12月6日に納品されており、
製造年月日が同年11月6日なので、あくまでも推察ですが、
大幅に遅れたため、慌てて着手し、無理して製造ラインに
組み込み製造したのが原因ではないかと思います。
理由として、世界主要国で多数の使用者が存在し、
故障事例がないとメーカーから公式に回答を受け取っており、
私には運がなかった。しかしながら、万が一ということもあり、
このような操作・使用性の欠落があったことを伝えます。

メーカーから保証期間の開始日は製造年月日が起点だと
回答を受けています。故障発生がギリギリ5年以内だったので
無償交換ですけど、私の場合、消耗部品の交換とか
有償交換時は補装具扱いなので、指定業者から見積書を作成して
行政に修理申請を提出して進めております。

以上です。