市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】文化放送ラジオ　くにまるジャパン極（2021/9/2）

　伊藤惇夫　自民党総裁選と解散総選挙を語る、自民の派閥は元々中選挙区制のためのもので、小選挙区制で無意味になり、しかし菅総理の失政で自民のしりに火がついてメルトダウンの様子を解説する！

　永岡です、文化放送ラジオの、くにまるジャパン極、木曜日のコメンテイターは政治アナリストの伊藤惇夫さんでした。野村邦丸さんの司会、水谷加奈さんがパートナーでした。

　深読みジャパン、自民党総裁選と解散総選挙、そして自民党の派閥が変わってきた点、菅総理、自民の役員人事、内閣改造をして、二階氏の後任は誰か？河野氏、進次郎氏、石破氏など名前が出て、伊藤さんの川柳「総総（総裁選、総選挙）の　陰で派閥が　溶けていく」、政治家は自分に都合のいい話しかせず、取り上げても無意味、しかし総裁選はやる方向、一昨日総裁選の前に解散総選挙だと報じられて、菅氏は否定でも、菅氏は解散したい、総理は長くいて、解散総選挙して勝つ、歴史に名を遺す欲望があり、しかし解散は観測気球のつもりで上げて自民に反発＝菅総理の求心力低下。

　明日、総裁の認定で人事だが、総裁選はやるので菅氏が再選されないとパーなのに、これは菅氏、総裁選で再選、人気挽回、人事は今騒いでも仕方ない、いずれわかる、しかし国民的に人気の人を当てる＝適材適所ではない、誰を選ぼうと総理は菅氏だが、菅氏の運営でコロナにて国民は怒り、内閣改造の効果はなく、今の流れだと総裁選は17日告示、29日投開票、地方の影響力が強くなり、しかし人事で菅氏の人気は上がらず、党員の意識は一般の有権者と意識は同じ、菅政権は水没＝菅氏以外に、という国民の意識、党員の投票で菅氏は苦戦。

　総選挙は11月までにあり、菅氏はほんのわずか、解散を、コロナが劇的に収まったらやりたい。菅氏、2017年の総選挙は奇襲作戦で成功したと言っていて、中曽根氏の死んだふり解散で大勝もあったが、今菅氏にその力はなく、選択は２つ、任期満了、76年の三木総理以来、その場合この選挙だと閣議決定の必要があり、10/17投開票。そして公職選挙法で、国会をしていたら任期にはならず、11/2８の投票の可能性もあり、総選挙の日程。しかし10/17投開票が有力、その次に11月に投票。

　そして、総選挙の動向、菅氏が再選されるかどうかで変わり、総選挙は新総裁で大ブーム、小泉氏のようなものでないと自民に厳しい選挙結果になり、8/2１、2２に自民は選挙調査をして最大7０、ともかく5０は議席が減るとわかり、60減ると思われて、公明は20議席前半で過半数ギリギリになり、自民の中で自公過半数割れになる意味もあり、その場合は国民民主党と連立。維新との連立は、公明は政策が異なりやれない。

　そして、伊藤さんの言いたいこと、総裁選を巡る派閥の動きを見たら変化があり、そもそも派閥とは、中選挙区制が生み出したもの、自民は全選挙区に候補を立てて、自民の候補の中の争い、それを派閥がして、お金、盆暮れ、選挙資金、派閥単位でお金、当選した議員にポストを与えて、それで派閥のメンバーは上に絶対服従、派閥のボスが総理になるため犯罪以外は何もやるものが、小選挙区制で激変、執行部が政党助成金を支配して広島の河井夫妻のような不祥事もあり、公認権は執行部、小泉氏は脱派閥人事と言って意味はなく、今の派閥は存在意義はないのに、昨年の総裁選、二階氏が一言で菅氏を推してそのままになり、どうして自民は派閥に頼るのかと思ったが、今回は総裁選、二階氏が最初に菅氏で行くと発言したら、若手が落ちると反発、そして細田派（実質安倍派）と麻生派はダンマリ、この二つが誰で行くとせず、派閥で荷崩れ、ボスの指示でない候補に入れたらボスに失点。派閥は従来のような強固な組織ではなく、平穏時は人事欲しさにいうことを聞いていたが、選挙で落ちるかもで自民も必死、自民の派閥の変化、派閥のメルトダウン、これはいいことだと伊藤さん説かれて、国会議員は自立心が要るのに、派閥のロボットはおかしく、自民の派閥支配が変わっていくのは意味があり、総裁選、派閥の動きは問題だが、上からの指示に唯々諾々と従うのみではなくなったと伊藤さん締めくくられました、以上、伊藤惇夫さんのお話でした。

　なお、自公与党は野党の要求を聞いて臨時国会を開かないことをマスメディア、特にテレビは批判せず、どころか与党、自民幹部をテレビに出して視聴率目当てのもの、この国はコロナと、自民のデタラメで崩壊する危惧を毎日深くするものです。