伊勢神宮125社コミュの伊勢の神宮、雑学・・

■天照大神は現在の伊勢神宮内宮（皇大神宮内宮）・豊受大神宮外宮が鎮座されるまで各地を巡りました。一時的に祀られたところも多く、その地には元伊勢（もといせ）とよばれる神秘的歴史ロマンが伝承されてることもありますね。

　伊勢内宮の祭神、天照大御神は皇祖神ですが崇神天皇の時代までは天皇と同じ住まいの皇居内に祀られて『同床共殿』であったと伝えられています。その状態を畏怖した崇神天皇が皇女の豊鋤入姫命にその神霊を託し倭国笠縫邑に移したことが始まりですね。その後は理想的な鎮座地を求めて各地を転々と巡り垂仁天皇の第四皇女『倭姫命』がこれを引き継ぎ約九十年の時をかけて現在地に遷座したと伝えられてます。また外宮の祭神である豊受大御神は雄略天皇の時代に天照大御神の神託により丹波国（丹後国）から遷座したと伝えられています。

もしご存じの・・色んな伊勢神宮に関しての雑学があれば宜しくです(^^)

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[118] mixiユーザー 10月30日 22:18

明治天皇と『教育勅語』・・

　今日、１０月３０日は明治天皇により、明治２３年に山縣有朋内閣総理大臣と芳川顕正文部大臣に対し教育に関して与えた勅語として、教育勅語が発布された日です。現在では聞き慣れない言葉と思われがちな事ですが神道の上では欠かせない勅語と言われてます。親孝行をすること、兄弟仲良く夫婦は仲睦まじく、友を信じ自分の言動を慎むことなど、道徳について書かかれました。

■原文・・
朕惟フニ我カ皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠ニ德ヲ樹ツルコト深厚ナリ我カ臣民克ク忠ニ克ク孝ニ億兆心ヲ一ニシテ世世厥ノ美ヲ濟セルハ此レ我カ國體ノ精華ニシテ教育ノ淵源亦實ニ此ニ存ス爾臣民父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ恭儉己レヲ持シ博愛衆ニ及ホシ學ヲ修メ業ヲ習ヒ以テ智能ヲ啓發シ德器ヲ成就シ進テ公益ヲ廣メ世務ヲ開キ常ニ國憲ヲ重シ國法ニ遵ヒ一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ是ノ如キハ獨リ朕カ忠良ノ臣民タルノミナラス又以テ爾祖先ノ遺風ヲ顯彰スルニ足ラン斯ノ道ハ實ニ我カ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ子孫臣民ノ倶ニ遵守スヘキ所之ヲ古今ニ通シテ謬ラス之ヲ中外ニ施シテ悖ラス朕爾臣民ト倶ニ拳々服膺シテ咸其德ヲ一ニセンコトヲ庶幾フ

明治二十三年十月三十日　睦仁

■現在語・・
私の思い起こすことには、我が皇室の祖先たちが国を御始めになったのは遙か遠き昔のことで、そこに御築きになった徳は深く厚きものでした。我が臣民は忠と孝の道をもって万民が心を一つにし、世々にわたってその美をなしていきましたが、これこそ我が国体の誉れであり、教育の根本もまたその中にあります。　あなた方臣民よ、父母に孝行し、兄弟仲良くし、夫婦は調和よく協力しあい、友人は互いに信じ合い、慎み深く行動し、皆に博愛の手を広げ、学問を学び手に職を付け、知能を啓発し徳と才能を磨き上げ、世のため人のため進んで尽くし、いつも憲法を重んじ法律に従い、もし非常事態となったなら、公のため勇敢に仕え、このようにして天下に比類なき皇国の繁栄に尽くしていくべきです。これらは、ただあなた方が我が忠実で良き臣民であるというだけのことではなく、あなた方の祖先の遺(のこ)した良き伝統を反映していくものでもあります。　このような道は実に、我が皇室の祖先の御遺(のこ)しになった教訓であり、子孫臣民の共に守らねばならないもので、昔も今も変わらず、国内だけでなく外国においても間違いなき道です。私はあなた方臣民と共にこれらを心に銘記し守っていきますし、皆一致してその徳の道を歩んでいくことを希(こいねが)っています。

明治二十三年十月三十日　睦仁

■言葉の意味・・
【朕】天子の自称。中国古代では一般人の第一人称だったが、秦(しん)の始皇帝(しこうてい)のときから天子のみの自称。
【皇祖皇宗】天照大神(あまてらすおおみかみ)に始まる天皇歴代の祖先。
【億兆】限りなく大きい数。転じて万民を指す。
【恭儉】人にはうやうやしく、自分の行いはつつしみ深いこと。
【徳器】徳行と器量。道徳にかなった良い行いと、それぞれの地位や役目にふさわしい才能や人柄。
【世務】世の中のつとめ。
【緩急】緩やかなことときびしいこと。急なこと。危急の場合。
【天壌無窮】天地と共にきわまりのないこと。「日本書紀」の天照大神の神勅(しんちょく)に由来する言葉。
【拳々服膺】胸中に銘記して忘れず守ること。中国の古書「中庸」にある言葉。

[119] mixiユーザー 10月31日 00:03

>>[118]
教育勅語ですか。ビックリポン！
明治神宮を参拝すると、パンフレットに掲載してますねぇ。

率直なところ、日本国憲法の理念とは相容れないと思います。
そして、悲惨極まりない大東亜戦争の結末に思いを致すとき、「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ」のくだりは、最も受け入れがたい文言ではないでしょうか。

[120] mixiユーザー 10月31日 09:37

>>[119] おおきに～(^^)　教育勅語は昭和23年までだったと思いますが、神代の時代から続く未熟思考の大日本帝国だったということですね・・今は『日本』ですが(笑)

[121] mixiユーザー 11月16日 21:54

等彌神社『内宮中重鳥居』・・

　等彌神社の『一ノ鳥居』として伊勢神宮内宮にあった鳥居が譲渡されました。この鳥居は第六二回式年遷宮で建て替えられた鳥居の１つ、神宮の内宮正殿(しょうでん)の最も近くにあった中重鳥居を譲り受けました。古い社殿等の古材は希望する全国の神社に無償で譲渡されますが、二〇年間神宮にあった鳥居が現状のまま譲渡されるのは大変珍しいことです。　

※中重鳥居(なかのえいのとりい)は伊勢神宮の内宮・外宮の外玉垣南御門と内玉垣南御門の中間にある鳥居。等彌神社は、橿原宮で即位した神武天皇が皇祖神(こうそしん)に大和平定と建国を報告する大嘗会(大嘗祭の起源)を営んだとされる鳥見山の西麓にあり、二千年近い歴史を持つ県内有数の神社です。

【写真】等彌神社に新しく置かれた、神明造り『内宮中重鳥居』です。

[122] mixiユーザー 11月16日 22:02

追記・・等彌神社は奈良県桜井市(磐余の里)にある神社です。
また、社殿の幕にある神武天皇ゆかりの輝く黄金の鳶が印象的です。

[123] mixiユーザー 11月17日 07:42

>>[122] 　
鳥見山と言いますと、榛原（宇陀市）に近いツツジの名所を思い浮かべますが、それとは別の山のようですね。
談山神社への途中にあるようですね。

[124] mixiユーザー 11月17日 08:11

>>[123] おはようございます(^^) はい伝承地として二箇所がありますが、神代の昔は場所的にも広く大きく見ると、山々は繋がり合いますので何方も正しいかと思います。神代のロマンとしてですが(笑

[125] mixiユーザー 11月17日 17:30

>>[124]
「神代の昔は場所的にも広く大きく見ると、山々は繋がり合います。」…なるほど！古事記の世界そのものだと思います。

出雲の神様を祀る大神神社のお近くに、アマテラス様をお祀りして伊勢の神宮との繋がりが深い等彌神社があるのですね。
八百萬の神々と言いますが、さまざまな系統の神々が仲良く共存する日本は、素晴らしいですね！
それゆえ、イスラム世界でのスンニー派とシーア派との激しい対立は、日本人には理解しにくいのではないでしょうか。

[126] mixiユーザー 02月14日 22:41

伊勢神宮両正宮『祈年祭』・・

2月17日、両正宮において『祈年祭(きねんさい・としごいのまつり)』が執り行われます。また両正宮に続き全ての宮社で執り行われる重要な祭祀でもあります。宮中において天皇陛下が春の耕作始めの時期、五穀豊穣を祈られることに際し神宮では大御饌の儀が行われ、それに続き勅使が天皇陛下の幣帛を奉る奉幣の儀が行われます。

【とし】は稲の稔りの意味であり、春の初めに当たるこの時期、今年の五穀豊穣、産業の発展、国家・国民の繁栄を祈る祭典とされ11月の新嘗祭とは対になります。

【日本書紀】天孫降臨の記される『天壌無窮の神勅・宝鏡奉斎の神勅・斎庭の稲穂の神勅』は三大神勅。その中の一つ、斎庭(ゆにわ)の稲穂の神勅は天照大御神より授けられた高天原の聖なる田で作られた稲穂により、日本民族の生活様式は水田耕作(稲作)の上に成り立つことを物語る大切な神事です。

[127] mixiユーザー 02月15日 17:28

祈年祭の日程は・・
外宮　大御饌の儀　午前04時　外宮　奉幣の儀　　午前07時
内宮　大御饌の儀　午前11時　内宮　奉幣の儀　　午後02時
祈年祭は2月17日だけでは終わりません。2月17日～2月23日の一週間に別宮、摂社、末社あわせて125社において執り行われます。
※時間が変更になる場合もあります。

[128] mixiユーザー 03月06日 10:22

■阿保の『初瀬街道まつり』・・
日時　平成28年3月6日(日)　午前10時～午後3時(入場無料・雨天決行)
場所　三重県伊賀市阿保(あお)初瀬街道阿保宿周辺(歩行者天国)
※当日、旧阿保街道周辺道路が一時規制。

初瀬街道は奈良県桜井市(磐余の里)初瀬から宇陀市榛原の札の辻で伊勢本街道と別れ三重県『名張・七見峠・阿保・青山峠・津市・松阪市六軒』に至る約十四里十七町の別街道。松阪市六軒からは伊勢参宮街道に合流し難波・大和と伊勢を結ぶ重要な街道でした。また阿保や青山峠はその地名から『阿保越・青山越』と親しまれてましたが道が険しく三里(約12㎞)の距離があり旅の難所です。初瀬から伊勢まで徒歩で五～六日かかるため道中には旅籠や茶店が多くあり阿保や伊勢地などは宿場町として賑わっていました。

街道の歴史は古く古代の初瀬街道は都のある飛鳥から伊勢神宮に至る道として早くから開通していた。また壬申の乱の際、大海人皇子(天武天皇)が通った道でもある。他に伊勢斎王がその任務を終えて京都へ帰還する際に仮宮として泊まった阿保頓宮があり斎王の上路でした。

江戸時代には日本でも有数の観音霊場(長谷寺)参り・お伊勢詣り(伊勢神宮)をする旅が大流行。伊勢地や阿保の宿場は大繁盛しました。特に青山峠の西麓に位置した伊勢地には二〇軒程の旅籠が軒を並べ、毎夜毎夜何百人もの宿泊客で賑わっていたそうです。

http://igakanko.net/index.php?FrontPage

※私も仕事(エコキャップ回収)で桜井市初瀬から通う地域『阿呆』、その地域で行われる『初瀬街道まつり』の幟を見ると何故か嬉しくなっちゃいます。私も天武天皇と同じく飛鳥から、この道を通って伊勢神宮へお詣りするときもあります・・普段は自宅のある神武天皇ゆかりの磐余の里の(桜井市)からですが。。

[129] mixiユーザー 03月06日 12:44

■現在、名賀郡青山町阿呆は伊賀市阿保となりました。阿保親王墓を管理されてるお方から数十年前にこの地の歴史書を頂きました。

[130] mixiユーザー 03月06日 13:58

>>[128]
もとの青山町、頑張ってますね。駅名は、「青山町」のままで、いかにも三重県ですよ。
住居表示にさえ、青山なんて表記しないのに、です。

それにひきかえ、大阪府は、住民からクレームが出るようで…、大昔に泉北郡高石町が市に昇格したとき、南海電鉄に「高石町」駅を「高石市」に改めるよう迫ったそうです。
余計なコスト増を嫌った南海が、「町」を白ペンキで塗りつぶして「高石」で決着したとか…（笑）

[131] mixiユーザー 03月06日 17:17

>>[130] 白ペンキの塗りつぶし・・中々大胆な発想ですが、粋なことをされた、会社にも思えます(^^)　因みに『阿呆』の読み方は『あお』ですが、私も知らなかったので、そのままアホと読んで叱られました(笑)

[132] mixiユーザー 03月06日 21:16

>>[131] たしかに、「保」ならまだしも、「呆」ですと、アホと読んじゃいますよ（笑）
ハッキリ言って「呆」は、ネガティブな意味しかなさそうですから…、人偏をカットしただけなのに、ガラッと激変する漢字ですね。

青山町と言えば、大村神社に、地震から守って下さる「要石（かなめいし）」を祀っています。十年ほど前に訪ねたことがありますが、近ごろは、遠方からもお参りに来る人がいらっしゃるそうです。

[133] mixiユーザー 03月06日 21:35

>>[132] 伊賀東照宮へは何度か足を運びましたが青山町の大村神社は知りませんでした(^^)　お詣りする道中、橋を渡る右手に見える大きな森が神社のようですね・・また一つお詣りするところが増えました(笑)

[134] mixiユーザー 06月19日 12:28

◆坐摩（いかすり）神社
大阪・船場へ出張した折に、坐摩神社を訪ねました。
御堂筋・伊藤忠ビルのすぐ西に鎮まっておられ、住吉大社とともに摂津国一之宮とされています。
珍しい「三つ鳥居」を見ていると、磐余の里の頼さんが崇敬してやまない大神神社を連想します。

三つ鳥居に小さな懸垂幕が掛けてありました…。
ご多分に漏れず、ここでも、神宮大麻を頒布しているようです。
神宮大麻の初穂料は、式年遷宮の貴重な財源ですが、半分近くは、神社本庁が手数料として収納するそうです。

[135] mixiユーザー 06月19日 21:29

>>[134] お疲れさんです(^^)　『お伊勢さんと氏神さんのお神札をおまつりしましょう』この言葉はよく見かける様になりました。三ッ鳥居(三輪鳥居)を見ると親近感が湧いてきますね(笑)また、坐摩(いかすり)神社は摂津国一宮、大神(おおみわ)神社も大和国一之宮です。どちらも社名の読みづらさが共通してますね(笑)

[136] mixiユーザー 06月20日 07:53

>>[135]　いつも、ありがとうございます。
たしかに「いかすり」なんて、超難読ですね。実際、大阪の人でさえ、「ザマさん」と言ってるようです。
それにひきかえ、「おおみわ」は「三輪＝ご神体」ですから、一度、聞くと、忘れないような気がします。

[137] mixiユーザー 06月20日 08:02

【お詫び】
コメント〔１３４〕の「伊藤忠ビル」は、正しくは「大阪御堂筋ビル」です。失礼しましたm(__)m
伊藤忠商事が、ノースゲート・ビルディング（ＪＲ大阪駅の北）に移転したので、改名したそうです。
伊藤忠商事といえば、純利益で三菱商事を抜いて、業界トップに躍り出ましたよね！

[138] mixiユーザー 07月04日 20:28

◆青峰山正福寺（その１）
青峰山は標高３３６ｍで、鳥羽市・志摩市の境界にあります。山頂のすぐ下（鳥羽市側）に寺院があって、海上安全の舟神さまとして、古くから信仰されてきました。
伊雑宮さんのすぐ北方にあって、同じく漁業関係の人々の聖地ですから、何らかの繋がりが有りそうな気がしたのですが、収穫はなかったですね（(笑)

近鉄松尾駅からの登山路は、「近畿自然歩道」に指定されているので、迷うこともなく、１時間で正福寺に着きます。

[139] mixiユーザー 07月04日 20:45

◆青峰山正福寺（その２）
山頂へは急傾斜の舗装路が待ち構えていました。
やっとの思いで、たどり着いても、見晴らしは悪く、放送局の中継アンテナが林立していました。
別名「天跡山（てんせきさん）」と言うそうで、小さな磐座が祀られていました。

ところで、伊雑宮さんとの繋がりをネットでググってみたら…

・旧暦６月２５，２６日は五斎（ごさい）といって、海女さんは休漁して、伊雑宮と正福寺にお参りする。
・ごんばうちわに描いた千石船の赤い宝珠は、青の峰の金の玉と言われている。
・青峰山は、伊雑宮の奥の宮と言われていた。
・伊雑宮、青峰山、伊射波神社は、一直線上にある。
……などとありました。

[140] mixiユーザー 07月05日 18:33

◆伊射波神社（その１）
鳥羽駅前（又は鳥羽バスセンター）から１５分で終点・安楽島（あらしま）です。
神社の幟が要所に立っていますので、２０分ほどで神社に着きます。
でも、急な坂道もあるので、汗まみれになりましたよ(笑)(-_-;)

[141] mixiユーザー 07月05日 18:38

◆伊射波神社（その２）
境内の奥、加布良古崎（かぶらこさき）の方に進むと、海上安全にご利益があるといわれる領有神（うしはくがみ）がありました。
神気漂う聖地のように感じました。

[142] mixiユーザー 07月05日 19:02

◆伊射波神社（その３）
領有神（うしはくがみ）を参拝したあと、右手へ回り込むと、日の出遥拝所がありました。
おのずと、合掌したくなる場所でしたね。

ところで…平安期の『延喜式神名帳』に記載されている神社に限り、「式内○○神社」と名乗れるそうですね。

この書物に書かれた「粟嶋　坐　伊射波神社　二座」の解釈については、少なくとも三説もあるようです。

Ａ説：二座とは、伊雑宮と伊射波神社のこと。

Ｂ説：この二座は合祀して、伊雑宮に祀られた。今の伊射波神社は、式内社ではない！

Ｃ説：二座のうち、一座は安楽島町二地（ふたじ）にあった本宮のこと。鳥羽市教委が、二地の発掘調査を実施し、報告書を取りまとめている！
もう一座が、今の伊射波神社。

もちろん、Ｃ説が、伊射波神社の見解ということになります。

うーん。私め、何も知らなかったので、伊雑宮と関わりの深い、親和性の高い神社では…などと、勝手に思っていましたが、どうしてどうして、、、とんでもない見当違いでした(笑)

[143] mixiユーザー 07月13日 18:20

◆伊射波神社（つけたり）
『日本書紀』についても、伊射波神社は、通説的な解釈と異なる考え方のようです。

神功皇后のご宣託に…「尾田の吾田節（あがたふし）の淡郡（あはのこほり）におる神あり」と…、天照大御神とは別のカミの存在を示唆していますが、、

一般的には、「淡郡」は、志摩国全体を意味する「粟島（あわしま）」を指し、伊雑宮のことと考えられているようです。

これに対して、伊射波神社では、「淡郡」＝「粟島」だけど、これは鳥羽市の「安楽島（あらしま）」つまり伊射波神社のことと、考えています。

なお、「田節（たふし）」とは、志摩国「答志郡」を指します。異論は、なさそうです。

伊射波神社から持ち帰ったパンフレットを、徒然なるままに読んでいて、エッ？と思いましたよ。同じ神社神道の中で、解釈の相違があるようです

[145] mixiユーザー 05月15日 19:18

>>[144] お疲れ様です(^^)
■お伊勢参らばお多賀へ参れ　お伊勢お多賀の子でござる・・
■お伊勢七度　熊野へ三度　お多賀さまへは月参り・・ですね。

多賀宮は現実的な強い力の第一別宮と伝わります。外宮第一の別宮として祭典も正宮に引き続いて行なわれる社です。高台に祀られていることから明治以前は【高宮】と書かれていたと伝わります。その後、【多賀宮】と改名されましたが読み方は同じく【たかのみや】と読まれます。親神である多賀大社の二文字が当てられたかも知れませんね。この社には豊受大御神の荒御魂(あらみたま)を祀っています。荒御魂とは行動的な神格を表し穏やかな側面の和御魂(にぎみたま)に対比しています。そのため現実的な後押しをしてくれる強力な神と崇められてるそうです。また他の別宮には鳥居がありますが、正宮と繋がるといわれる多賀宮には鳥居がないとのことです。

話は変わりますが奈良県に有る世界遺産『春日大社』末社・多賀神社には多賀大社より勧請された神が祀られています。

[147] mixiユーザー 05月15日 20:06

>>[146] こちらこそ感謝してます。　彌榮！

[149] mixiユーザー 10月29日 16:26

◆東京のお伊勢さま（その１）
東京へ行く機会がありましたので、東京大神宮を訪ねました。
飯田橋の駅から１０分ほどです。土曜日でしたが、お参りの人々で賑わっていました。

[150] mixiユーザー 10月29日 16:43

◆東京のお伊勢さま（その２）
神前で挙式を挙げた人々の披露宴会場もあります。
また、おみくじを引いたり、赤福餅をつまんで一休みする人もいます。
赤福を見ると、妙に里心が湧いてきて、早く三重に戻りたくなります(笑)

近くの靖国神社は、がらりと雰囲気が変わります。なぜか右翼の街宣車が陣取っていました。

[151] mixiユーザー 10月29日 18:01

>>[150] お疲れさんです(^^)

何と　国の将来を信じて先の大戦で命を国に捧げられた皆さんを祀られる靖国神社に街宣車ですか。国のため家族のため命を捧げられた皆さんに感謝の気持ちを込めて詣りされる皆さんの前に街宣車、私的には不釣合いに思えてなりませんね。軍人を父に持つ私としては・・。

[152] mixiユーザー 10月29日 19:57

>>[151]
同感です。靖国には私の親族も祀られていますので、不快感は否めません。
それに英霊の中には、右翼とは相容れない左翼学生も少なからず含まれています。
特高警察から釈放された学生の多くは、安堵したのも束の間で、満州送りになり関東軍の一兵卒として匪賊討伐（＊）に従軍したそうです。

＊当時の呼称に従って「匪賊」としましたが、中国にとっては英雄的抗日義勇軍ですね。

[153] mixiユーザー 10月29日 20:31

>>[151]
お父上の軍歴は存じませんが、無事に復員なさって良かったと思います。

私の親族は、中国で蒋介石の精鋭部隊と激突したときに、命を落としたようです。

[154] mixiユーザー 10月29日 21:27

>>[153] おおきに～(^^)

親父は航空母艦瑞鶴に搭乗しており、階級は海軍大尉です。百戦錬磨の幸運で有名な瑞鶴でしたが1944年10月25日にエンガノ岬沖海戦で沈没しました。その後は日本に闘う戦艦がなく地上勤務で終戦を迎えました。今も親父の軍帽と勲章は箪笥の肥しになってます(笑)

多くの犠牲を出した戦（数年間戦争の残務処理と戦友を弔うために僧侶もしてました。）のことはあまり口に出さない人でしたが教育については口うるさく嫌になりましたよ。また仕事は自衛官になるか警察官になるか二つに一つでしたが、親父もガンという病には勝てず他界しました。一応、親父の意思を通すために警察官を受け通りましたが、他に行きたいところがあって就職せずに終わっちゃいました(笑)

久しぶりに親父を思い出させて頂き感謝します。(笑)

[155] mixiユーザー 10月30日 20:26

>>[154]
立派なお父様の子として生を受けられたのですね。
戦前の海軍士官といえば、超エリートだと思います。
戦後、一転して、元軍人への風当たりが厳しいなか、意気消沈することなく、ご自身の信念を貫かれたとは…なかなか出来ることではないと思います。

ところで、私は上京の折り、時間があれば、靖国神社を参拝するようにしています。
ただしかし、1978年、東条英機などA級戦犯を合祀した宮司職・松平永芳氏には強い憤りを禁じ得ません。
昭和天皇も、この合祀には不快感を示され、その後、天皇陛下は親拝なさっていないのです…。

[156] mixiユーザー 09月06日 12:49

日本武尊ゆかり『伊射奈岐神社』・・
　今日の磐余の里は台風10号の影響で雲の多い一日になりそうです。また台風の進路にあたる地域の皆さんに、被害が最小でありますことを願うばかりです。そんな中、伊射奈岐神社にお詣りに出向きました。この神社は第10代崇神天皇の陵から道路を挟んだ天神山古墳西側に鎮座し、祭神は国生み神話の伊邪那岐命を祀ります。この神社の由緒として、社記が天文年間(1532～1555)に焼失したため創建年代や規模等は詳しく分らないとされますが、崇神天皇の御代に創建されたとされます。その事から伊勢神宮と同時期に創建された最も古い神社です。また日本武尊(ヤマトタケル)が東国征伐の出陣の折り、伊射奈岐神社に戦勝祈願をして伊勢へ出立したと伝わります。この伝承から大和朝廷の崇敬が厚かったということが証明されます。またヤマトタケルの名前は古事記では倭建命であり、日本書紀では日本武尊です。また東国征伐の折り伊勢神宮の日本武尊の叔母である斎王、倭姫命に会いに行ったそうです。

　また伊射奈岐神社は大和天神山古墳を境内にもつ珍しい神社です。この古墳は全長約103mの前方後円墳ですが、道路建設(169号線)より中心から墳丘は二つに切り離され、東側が消失しました。道を走ると古墳が二つに分けられ削られてることが、コンクリート壁の姿でよく分ります。

ヤマトタケルの東征・・
ヤマトタケルの東征物語は大和朝廷の東国への勢力拡大を象徴する四世紀頃の、ある程度事実を反映した物語です。古事記が和銅五年(712年)、日本書紀が養老四年(720年)に編纂され、ヤマトタケル伝承はそれより四百年もさかのぼる遠い昔の話とされ、これは大和側の視点で書かれた物語とされます。ヤマトタケルは第12代景行天皇の皇子であり、天皇の命により南九州の熊曾建や出雲の出雲建を討つ西征をした後、東国の蝦夷征服の東征を行いました。また名前のヤマトタケルは古事記では倭建命であり、日本書紀では日本武尊です。

※ヤマトタケルの東征について、古事記と日本書紀では少し相違があります。

古事記・・
【倭、伊勢、尾張、駿河、相模走水、上総、常陸新冶、筑波、相模足柄、甲斐、科野、尾張、近江伊吹山、伊勢能煩野】です。ヤマトタケルは病み疲れから、伊勢能煩野に着いたとき有名な故郷を思った歌を遺し息絶えました。｢倭は國のまほろば　たたなづく　青垣　山隠れる　倭しうるわし(大和国は国々の中で最もよい国だ。青い垣をめぐらしたような山々、その山々に囲まれた大和は、美しい国だ)｣。

日本書紀・・
【倭、伊勢、駿河、相模走水、上総、陸奥、日高見、常陸新冶、筑波、甲斐、武蔵、上野、碓日坂、信濃、美濃、尾張、近江伊吹山、伊勢能煩野】です。

[157] mixiユーザー 09月21日 11:07

午頭天皇ゆかり『須賀神社』・・
　三重県多気郡明和町行部に鎮座する須賀神社(すがじんじゃ)の創始については詳しく分らないものの、江戸時代には午頭天皇(ごずてんのう)と称されていました。当時には全国各所に牛頭天皇社が点在していましたが、明治の初めに布告された神仏分離令により、各地の社は次々と仏教色が払拭され、八幡神社・八雲神社・素戔嗚神社などの社名に改められました。須賀神社の社名の由来は祭神の須佐之男命が出雲国簸川(ひのかわ)上で、八岐大蛇(やまたのおろち)を成敗した須佐之男命は、脚摩乳(あしなづち)の娘である櫛名田比賣(くしなだひめ)を娶りました。その後、出雲の須賀の地に到り、出雲国の基礎を作り、子孫の｢大國主命(おおくにぬしのみこと)｣が大八州国を平定し治めました。その須賀の地名を社名にしたとされます。境内には小さな祠と山の神が三石鎮座してます。境内入り口には庚申さんと地蔵のような石仏の祠に鳥居と石灯籠が建てられてます。

余談ですが、八岐大蛇を成敗した須佐之男命は｢吾心清清之｣と語ったそうです。意味合いは｢吾が心清々しい｣です。この言葉は古事記の中で、須佐之男命が八俣の大蛇を退治し、草薙の剣を天照大御神に献上した後に語られたそうです。そして、その地を須賀とよびそこに櫛名田姫との新婚の宮を造りました。そして、その清々し思いと勝利と新婚の喜びを｢八雲立つ　出雲八重垣　妻ごみに　八重垣作る　その八重垣を｣と読まれました。この歌は我が国最初の和歌と伝えられています。

※この神社駐車場で弁当を食しました。前々から気になっていた鎮守の杜でしたが、お詣りすることが出来ました。

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