次に紹介するジョークは簡単で、どなたでもできます。小話を暗記しておく必要はありません。 I 've got good news and bad news.(いいニュースと悪いニュースとがあるんだ) と英語を始めるのです。そのまま言っただけでは面白くない話に、この文を入れるだけでジョークを組み立てることができます。早速実例を見てみましょう。
実例1: 相手: “May I have your address?” 住所を教えて頂けますか? 自分: “My dress?” ぼくの服が欲しいって? addressは最初のaをごく小さく発音するので、dressと聞こえることがあります。dressと聞こえたふりをして、切り返しています。相手が異性の場合はこの会話自体が性的な匂いもするので、英米人好みの駄洒落になっています。
実例2: ぼくが米国で働き始めたころ、同僚からボーリングに行かないかと誘われました。 “Would you like to go bowling?” ボーリングに行かない? “Boring?” 退屈なことをするんだって? 周りにいた仲間が皆どっと笑い、それ以来、ぼくはメンバーの一員に入れてもらった気がしました。
友人: “I am going to lose her.” 彼女に振られちゃうよ ぼく: “Loser? You are not a loser.” 君は負け犬なんかじゃない lose herは速く話されると、lose’erとなり、loserと全く同じ発音になります。ぼくにはloserと言ったように聞こえたのです。英語でloserはかなり悪い響きを持った単語で、「立ち直り不可能な、だめなやつ」という意味です。「お前は自分をそこまで蔑まなくてもいいよ」とぼくは言ったことになります。