[MIXI作詞道場]コミュの[本日の稽古]雪の上/まろん

【雲の上】

気がつけばお日様
とても近くて
知らない間（あいだ）に僕は
空を飛んでた

見下ろすと家族が
とても泣いてて
車にはねられて
血まみれの僕の身体があった

ねぇ僕はどうしちゃったの？
もしかして死んでしまったの？
まだ11年しか生きてないのに
やりたい事もいっぱいあったのに

いつも僕を怒るママや
無口なパパや
ケンカするお姉ちゃんが
泣き疲れる程泣き続けてた
その時痛い程思ったんだ
僕はみんなに
とてもとても愛されていた

ズラズラと並んでる
色んな人達
みんな天国行きバスに
乗ろうとしてる

こんな小さいのに
一人で来たのと
見知らぬおばさんが
哀れそうな顔で僕を見つめた

次のバスが来るまでに
時間があるから抜けだそう
突然過ぎてだってみんなに
お別れも出来てないのに

泣いてるママに触（さわ）れられない
怒られた事ごめんなさいって
言っているのに
どんな叫んでも誰も聞こえない
涙をためて思ったんだ
僕はここに生まれて来て
幸せだった

コメント(2)

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[2] mixiユーザー 05月20日 18:23

★すみません。遅くなりました。

　詳細を見る前に一般論ですが、いきなり空中から下界を見下ろす視点、しかもその下界はある種のドロドロとした現実が渦巻く・・・これは、ある種の「精神分裂症状」に近いように思えます。

　ほんとうは下界にいる自分を、空に飛ばせて切り離そうとする・・・現実逃避ともいえます。ある意味ものすごく正直なんですが、作者にその自覚がないのでしょう。　
　
　まろんさんはこれまで免許皆伝も取っているんですから、ここに乗せるときは
「精神科外来」のような作品提出ではなく、他のみなさんも和む、ホロッとするような穏やかな作品を載せたらいかがですか。
　
　あなたはメルヘンも得意のはず。現実の悩みをぶつける年代ではないはず。過去の楽しい、素晴らしい出来事からモチーフを持ってきたらいかがですか？

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