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暗室が好きコミュの白黒処理薬品の新ブランド

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ちょっと宣伝になっちゃうのですが、あまり宣伝効果期待してませんので、お許し下さい(笑)

このご時世、こんなことをやってると呆れられちゃうと思うんですが、過去数年にわたり細々と開発、改良を重ねてきた白黒処理薬品が、私のシルバーグレインという銘柄で、現像時間チャートのウェブサイトで有名な Digitaltruth Photo 社から発売になりました。英語の写真関係サイト、フォーラムでは発売元からのアナウンスが掲載されています。

第一弾は、Tektol Standard プリント現像液、Tektol Neutral 冷黒調プリント現像液、Clearfix Alkaline 迅速アルカリ定着液、Clearwash 水洗促進剤の4製品です。

画質、使い易さと共に低毒性、低公害性を追求してきました。

製品と販売方法は、以下のページで説明してあります。
http://www.digitaltruth.com/store/silvergrain.html
使用方法などは、各製品の下のリンクにあります。(私の下手クソな英語です)

この時世、暗室薬品で儲けようとは始めから考えてませんが、ある程度売れないと新製品を出させてもらえないというのも現実です。日本からだと送料倒れになるのでよほど気合いが入った人じゃないと注文しないと思いますが、まあこういう変な奴もいるんだ、程度に見て下さい。

それでは。

コメント(9)

あ、Ryujiさんいたんですね
某MLで拝見してますよ
この暗室用の低毒性、低公害性で画質向上を目指した製品群ですが、最近日本語の紹介ページが出来ました。米国発送ですが、船便を選択すると比較的安く配送できますので、興味のある方は参考にしていただけたらと思います。

特に、住居内で簡易暗室を使われる方や、もっと本格的な暗室で頻繁に暗室作業をされる方は、少しでも毒性のある物質への被爆を極小化できる方が安心ではないかと思います。それでも画質には妥協しない。それが製品の開発コンセプトです。(私は開発には関わりましたが販売、マーケティング、カスタマーサポート等は発売元が行なっています。)

http://www.digitaltruth.com/store/silvergrain-jp.html
こんにちは。興味を持ちましたので質問させてください。

低毒性、低公害性とありますが、その内容を具体的に記すのはやはり難しいのでしょうか?日本での廃液処理事情との関係を知りたいと思います。

現像液についてはビタミンC主薬との記載がありますので他社既存製品に準じた処理でいいのかなと思うのですが、印画紙用定着液についてはどうなのでしょう?

私がもし使うなら個人としての使用なので、結論として大量の水と共に下水に廃棄などになるのでしょうけれど、その際の具体的な水の量などを知ることが出来たなら、いつもモヤモヤしているものが少しは晴れると思うのです。

# ちなみに私は廃液を石油用ポリタンクに貯めています。
上記英語のページに書いてあるのですが、概要としては、ハイドロキノン、メトール、硼酸塩、リン酸塩などを使用していないということが重要です。御存じのようにハイドロキノンは最も一般的な現像主薬で、低価格で比較的扱いやすいため、ほとんどの現像剤に使われていますが、動物実験では突然変異原であることが解っていますし、下水処理に使われたり、土壌中や河川などに存在する水生動物にも害があることがわかっています。メトールは繰り返し接触するとアレルギー反応を起こすことが知られています。

Tektol プリント現像液は、ビタミンCの異性体(ビタミン効果はほとんど無いが、同等の無毒性と現像作用を有する)を使った現像液です。

ビタミンCやその異性体を使った市販のプリント現像液というのは、ここ20年くらいの間ではアグファ社の Neutol Plus くらいしか無かったのではないでしょうか。アグファ社の製品は写真部門の閉鎖にともない、薬品部門が切離され、製造が再開されるようでありますが、現在のところ流通はドイツ周辺に限られるようで、はっきりしません。

ビタミンCなどを使った現像液は、1930年代から知られており、その特徴から研究用として用いられていましたが、安定性が極めて悪く、この点を改良する技術がなかったため、実用にはほとんど用いられてこなかったのです。1990年代に入り、環境問題や写真廃液の海洋投棄の規制、廃液処理コスト削減技術、その他の要因が重なりあって、大手が競ってアスコルビン酸塩使用の現像液を開発し、映画用、医療用、印刷用、スチル写真用と用意しましたが、安定性の欠如を補う決定的な技術が無く、やがてハイドロキノンに戻っていき、そしてデジタル化の流れの中で、大手写真メーカーは、アスコルビン酸を使用した製品の開発に失敗しました。

私の場合は、90年代からアスコルビン酸塩の現像液を自家処方して使用しておりました。特に、自宅の空スペースを利用した暗室でしのいでいた時代には、その低毒性で少し気が楽でした。そして2000年代に入り、安定性を改良する技術を開発、改良していき、処方を公開していました。これが使えるという評判がインターネットフォーラム等で広がり、自家調合したくないが使いたいという意見も聞かれるようになり、写真化学の熱意ある中小企業の方々の協力を得て、工業的に生産、販売ということになりました。

廃液についてですが、これは地域毎に規制が異なり、米国でも州や郡によって異なるほどですので、一番良いのはその地区の規制を調べてそれに合わせることでしょう。一般論として簡単にいいますと、下水処理施設のきっちりした地域(日本なら大抵これに該当すると思われる)であれば、個人の趣味で使用する分量であればかなりのヘビーユーザーでも下水に流しても問題ないと思われます。水の分量にしても、下水配管などが傷まない程度に流せばよいと思います。(現像使用液の10倍程度。停止液などを同時に廃棄するのもよい。)ただ商業利用の場合は量にかかわらず規制がある場合もあり、注意が必要です。

使い切った定着液は、銀を含んでいますのでリサイクルをお薦めします。そうでなくとも定着液、特に迅速定着液は、肥料として働く成分が多量に含まれており、これも下水処理施設のしっかりしていない地域では水質汚染などに影響するかも知れません。

その他、現在私の開発した製品群には入っておりませんが、セレン調色などの廃液は、出来るだけ容器に貯蔵して地域の化学処理施設にもって行くのが良いでしょう。

私の処方も、製品も、できるだけ安全な物質を使い、安全な手順で製造でき、また出来るだけ無駄が出ないように設計してありますが、それでも性能が出て、画質が従来程度かそれ以上に良いことが最低条件であり、写真処理に使える製品である以上完全に人畜無害とは言えません。そのため、安全対策はこれまでと同等に行なうように注意書きしてあります。それでも、不意の事故で薬品をかぶってしまったとか、長時間皮膚に触れてしまったとかいう場合の悪影響は軽減されますし、化学物質へのアレルギーもおきにくいということで、有用ではないかと考えています。
Ryujiさん、大変に詳しいご説明をありがとうございました。
以前紹介させていただいた、低毒性の白黒処理薬品ですが、日本国内では買えないのか、という質問を数多くいただきました。アメリカから直接取り寄せていただいたケースの多数ありましたが、この度、トイカメラやピンホールで有名なエーパワー社、

http://www.doctor-and.com/silvergrain.html

より日本向けに輸入、販売が開始されております。

繰り返しになりますが、私の方では処方をライセンスしているだけで、製造と販売はDigitaltruth社が行なっておりますが、今回は日本での販売はエーパワー社が扱うことになりました。

私個人としては、今後も銀塩写真に関する情報発信に力を入れていきたいと思います。
はじめまして。ごろーと言います。

質問があり書き込ませていただきます。

最近silvergrainのclearfixを入手しました。
こちらの定着液は希釈後にボトル保存が可能なのでしょうか?
それとも基本的には使い捨てになるのでしょうか?

もしご存知の方いらっしゃいましたら、よろしくお願いします。
希釈して使用液を作った後、あるいは使用液を何回か使用した後、その使用液を使用液保存用のボトルに戻し、室温かそれ以下で密栓保存することは可能です。

現像液ほどには敏感ではありませんが、蒸発、空気酸化などを避けるために、密栓することに注意して下さい。

ボトルは、PET、高密度ポリエチレンかガラスがお薦めです。
Ryujiさん

ありがとうございます。さっそく明日から作業に取り掛かろうと思います。

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