昨今、中高生の自殺報道が目立ってきていると思います。
青少年の自殺報道に誘発される自殺の連鎖（suicide clusters）という問題点は以前から取り沙汰されていると思いますが、案の定というか、自殺報道がなされると類似した自殺報道が続いていているように感じます。
自殺するには、その原因となる事柄は本来あるとして、自殺報道自体が、その誘因となるのではないかという見解が、アメリカCDC（米国厚生省疾病管理・予防センター）から随分と以前に出されていて、欧米の報道機関はそれに沿った自殺報道のガイドラインに従っていると見聞きした事があります。
その報道機関の注意点というのは、自殺を正当化したり美化して報道しないとか、死に方を詳細に解説しないとか、自殺場所の映像をを繰り返し流さに事などの様ですが、連日ワイドショウで取り上げられ、原因がいじめだとして、いじめた方がつるし上げられ、非難され、又、所属する学校、自宅などの映像が繰り返し流されていて、結果自殺を美化しないまでも正当化し、映像は繰り返し放送され、何も配慮されていないのでは無いかと思われる現状でではないでしょうか。
これに誘発されて自殺者が増加しているので無いかと非常に危惧しております。
自殺に至る心理については様々な要因が有るのでしょうが、その原因も含めてここは一つ、青少年の自殺報道のあり方について、あるいは無配慮な報道によって引き起こされるであろう自殺の連鎖の可能性という問題について、皆様の忌憚の無いご意見をお伺いできればと思います。
又、医療センターコミュと言う事で、精神医療面からの専門家の方々のご意見も伺えれば、ありがたいと思います。
＊この件につきましては、報道のありかたという観点から、ニュース関係のコミュに、このトピをリンクしたいと考えています。
よろしくお願い申します。
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コメント(157)
いじめるという言葉に集約するのもどうかと思います。
実際原因は様々な悩みとないまぜになっていると思いますから。
青少年に関して言えば真面目な子ほど思春期は往々にして、自分の存在価値について自問し、その気持ちが、ある人はボランティア活動に向い、ある人はスポーツや勉学に没頭する事で昇華するか、それらが不得意な場合モンモンと悩み続けるか、自暴自棄になるか。
そういう揺れ動く意識の真っ最中に受験、成績、親の無理解、御締め、教師の暴言等々様々な要因が折り重なってきます。
これらの心に鬱屈する様々な要因をバネに、止揚するのか、別な逃げ道を見つけるのか、復讐心に意欲を燃やして自己研鑽に励むのか、あるいは落ち込んでしまうのか。
それぞれの個性が有るわけですが、そこで関わるのが親であり周囲でありましょう。
特に子供を傷つけるのは教師の暴言であると思います。
子供というのは不思議な物で、親の言葉よりも教師の言葉を受け入れるという特性があります。
であるから、余計にその一言一言に左右されるので、アマチュアな教師が手法を間違えて、励ますつもりでわざと嫌みな物言いをして、まだまだ大人よりは数段知能が低い他の子供をたきつける結果になったり、あるいはそうなった場合のフォローができないなど、状況は子供の顔を見れば親は判るはずです。
親が気づいてやるのが一番大切な事だと思います。
親が救い出せないような病的な物であれば、それが薬剤で救える物であれば尚更です。
問題は犯人捜しではなく、子供の現状を早く捕らえ、救うことが最優先事項だと思います。
で、報道について
>>110
自殺報道する事自体を止めさせようと言うのではないのです。
あくまでも報道手法の問題です。
欧米ではそれについて、よく研究され、訓練されているという事です。少なくともメジャーなマスコミにおいては。
ワイドショーで芸能人コメンテーターに感情的なコメントをさせる、繰り返し映像を流し悲壮感を盛り上げるなど。
これらが無配慮にされることについてを問うています。
芸能人のコメントと国民の知る権利とは異なる範疇の物だと思います。
単なるショウアップですから。
実際原因は様々な悩みとないまぜになっていると思いますから。
青少年に関して言えば真面目な子ほど思春期は往々にして、自分の存在価値について自問し、その気持ちが、ある人はボランティア活動に向い、ある人はスポーツや勉学に没頭する事で昇華するか、それらが不得意な場合モンモンと悩み続けるか、自暴自棄になるか。
そういう揺れ動く意識の真っ最中に受験、成績、親の無理解、御締め、教師の暴言等々様々な要因が折り重なってきます。
これらの心に鬱屈する様々な要因をバネに、止揚するのか、別な逃げ道を見つけるのか、復讐心に意欲を燃やして自己研鑽に励むのか、あるいは落ち込んでしまうのか。
それぞれの個性が有るわけですが、そこで関わるのが親であり周囲でありましょう。
特に子供を傷つけるのは教師の暴言であると思います。
子供というのは不思議な物で、親の言葉よりも教師の言葉を受け入れるという特性があります。
であるから、余計にその一言一言に左右されるので、アマチュアな教師が手法を間違えて、励ますつもりでわざと嫌みな物言いをして、まだまだ大人よりは数段知能が低い他の子供をたきつける結果になったり、あるいはそうなった場合のフォローができないなど、状況は子供の顔を見れば親は判るはずです。
親が気づいてやるのが一番大切な事だと思います。
親が救い出せないような病的な物であれば、それが薬剤で救える物であれば尚更です。
問題は犯人捜しではなく、子供の現状を早く捕らえ、救うことが最優先事項だと思います。
で、報道について
>>110
自殺報道する事自体を止めさせようと言うのではないのです。
あくまでも報道手法の問題です。
欧米ではそれについて、よく研究され、訓練されているという事です。少なくともメジャーなマスコミにおいては。
ワイドショーで芸能人コメンテーターに感情的なコメントをさせる、繰り返し映像を流し悲壮感を盛り上げるなど。
これらが無配慮にされることについてを問うています。
芸能人のコメントと国民の知る権利とは異なる範疇の物だと思います。
単なるショウアップですから。
↑に補足します。
部活でうまくできないのを批判されての自殺という一件もありましたね。
部活でのしごきというのが一時問題になりましたが、事実上しごきは存在するでしょう。推奨はできませんが、有る程度の叱咤激励がなければ向上できません。
それは運動部だけでなく文化部においても、駄目は駄目と言われますし、団体での成果を問われる事なら尚更でしょう。
そこを乗り越えられるか、あるいは乗り越えられなければ止めてしまえばいいわけで、それがそのまま自殺に至るという、そこに直結してしまう事が問題ですよね。
そこに報道に煽られた自己アピールとしての自殺の存在を感じてしまいます。
競争は差別意識を助長するとして手を繋いで徒競走等というばかばかしい平等意識をのさばらせたのも原因の一つではないかと思います。
部活でうまくできないのを批判されての自殺という一件もありましたね。
部活でのしごきというのが一時問題になりましたが、事実上しごきは存在するでしょう。推奨はできませんが、有る程度の叱咤激励がなければ向上できません。
それは運動部だけでなく文化部においても、駄目は駄目と言われますし、団体での成果を問われる事なら尚更でしょう。
そこを乗り越えられるか、あるいは乗り越えられなければ止めてしまえばいいわけで、それがそのまま自殺に至るという、そこに直結してしまう事が問題ですよね。
そこに報道に煽られた自己アピールとしての自殺の存在を感じてしまいます。
競争は差別意識を助長するとして手を繋いで徒競走等というばかばかしい平等意識をのさばらせたのも原因の一つではないかと思います。
自殺報道のあり方について
番長さんにご紹介いただいた高橋祥友氏の精神医療の面からの提言を著書「群発自殺」より抜粋引用します。
以下引用
>>
１）短期的に頻繁に過剰な報道をする事を控える。
２）自殺は複雑な原因からなる現象である事をふまえて、自殺の原因と結果を単純に説明することを控える。
３）本来自殺の危険を抱えた人が自分自身を自殺でなくなった人と同一化してしまう危険があるので、自殺をことさら美しい物として取り扱ったり、おおげさな描写をしない。嘆き悲しんでいる他の生徒、葬式、全校集会、亡くなった生徒の机に飾ってある花などの写真や映像を添付しないといった配慮も必要である。
４）自殺手段を詳細に報道しない。自殺の場所や手段を写真や映像で紹介したりしない。どのような場所でどのような方法で自殺したかと言った情報はできるだけ簡潔なものにする。
５）（とくに青少年の自殺の場合には）実名報道を控える。
６）自殺を防ぐ手段や、背景に存在する可能性のある精神疾患に対して効果的な治療法がある事を強調する。同じ様な問題を抱えながらも、適切な対応を取ったために、自殺の毀棄を乗り越えた例を紹介する。
７）具体的な問題解決の手段を掲げておく。自殺の危険因子や直前のサインなどを解説し、どのような人に注意を払い、どのような対策を取るべきか示す。精神保健の専門機関や電話相談などについても必ず付記しておく。
８）日頃から地域の精神保健の専門家とマスメディアとの連携を緊密に取る。このようにすることで、群発自殺の危険が高まった時でも、適切な助言を時期を逸することなく得られるような関係を築いておく。
９）自殺の背景に存在する根源的な問題に対する息の長い取り組みをするようにこころがける。
以上引用終わり
もちろん具体的な問題点なども書かれていますが、それは本をお読みいただくとして、これは１９９８年に書かれた物です。
番長さんにご紹介いただいた高橋祥友氏の精神医療の面からの提言を著書「群発自殺」より抜粋引用します。
以下引用
>>
１）短期的に頻繁に過剰な報道をする事を控える。
２）自殺は複雑な原因からなる現象である事をふまえて、自殺の原因と結果を単純に説明することを控える。
３）本来自殺の危険を抱えた人が自分自身を自殺でなくなった人と同一化してしまう危険があるので、自殺をことさら美しい物として取り扱ったり、おおげさな描写をしない。嘆き悲しんでいる他の生徒、葬式、全校集会、亡くなった生徒の机に飾ってある花などの写真や映像を添付しないといった配慮も必要である。
４）自殺手段を詳細に報道しない。自殺の場所や手段を写真や映像で紹介したりしない。どのような場所でどのような方法で自殺したかと言った情報はできるだけ簡潔なものにする。
５）（とくに青少年の自殺の場合には）実名報道を控える。
６）自殺を防ぐ手段や、背景に存在する可能性のある精神疾患に対して効果的な治療法がある事を強調する。同じ様な問題を抱えながらも、適切な対応を取ったために、自殺の毀棄を乗り越えた例を紹介する。
７）具体的な問題解決の手段を掲げておく。自殺の危険因子や直前のサインなどを解説し、どのような人に注意を払い、どのような対策を取るべきか示す。精神保健の専門機関や電話相談などについても必ず付記しておく。
８）日頃から地域の精神保健の専門家とマスメディアとの連携を緊密に取る。このようにすることで、群発自殺の危険が高まった時でも、適切な助言を時期を逸することなく得られるような関係を築いておく。
９）自殺の背景に存在する根源的な問題に対する息の長い取り組みをするようにこころがける。
以上引用終わり
もちろん具体的な問題点なども書かれていますが、それは本をお読みいただくとして、これは１９９８年に書かれた物です。
古いトピックですが、この事件で気になっていました。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20101125/CK2010112502000050.html
>>桐生小６自殺 「いじめ原因と認めて」
すると
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00188443.html
>>札幌市女子中2生自殺 全校集会で父親のメッセージが代読される
更に
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4587038.html
>>東京の高校で女子生徒転落死、自殺か
自殺をすれば自分の苦しみの原因が大々的に報道されるとなれば、その選択肢に強く惹かれるのではないかもと思います。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20101125/CK2010112502000050.html
>>桐生小６自殺 「いじめ原因と認めて」
すると
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00188443.html
>>札幌市女子中2生自殺 全校集会で父親のメッセージが代読される
更に
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4587038.html
>>東京の高校で女子生徒転落死、自殺か
自殺をすれば自分の苦しみの原因が大々的に報道されるとなれば、その選択肢に強く惹かれるのではないかもと思います。
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