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よっぴーの起業雑学コミュの起業の道のり

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僕は父親の勧めもあって、小学校6年生の時から通照院というお寺に書生として通い始めました。

そして住職に、学校教育では学ぶことができない、

人間としての正しい生き方、価値の多様性という考え方を教わったのです。

ここでの経験が、その後の僕の人生選択に大きく影響していますね。

大学に入ってから、僕が住職から学んだことを、
より多くの子どもたちに教えたいと私塾を開きました。
最終的には400人くらいの生徒が集りましたよ。


ある日、生徒たちの母親と立ち話。寿退社をして
、家庭に入り、子どもの手がかからなくなったので働きたいという。

当時は終身雇用が当たり前の世の中。そんな彼女たちを再雇用してくれる会社も当然ない。

だから仕方なく賃金の安いパートをしている。でも、
彼女たちは、さまざまなスキルをもった本来は優秀な働き手なのです。


その話を聞いたのは、ちょうど就職活動をしていた頃のこと。
終身雇用の仕組みや、繁忙期・閑散期が存在する世の中の企業に矛盾を感じていた
僕はこう考えました。「ならば、僕が主婦の再雇用を応援しよう!」。

そして、就職をせずに人材派遣会社を立ち上げ、起業することを決めたのです。
それが今から30年前の1976年。もちろん、
人材派遣という概念も言葉も日本に存在していなかった時代のことです



 もちろん最初から順風満帆だったわけではありません。

しかし、当時はオイルショックの直後。企業の多くがオイルショックの影響で、

人員削減を余儀なくされていました。そして僕が立ち上げた人材派遣事業は

徐々に企業から歓迎されるようになり、会社も急成長。でも事業が安定してくると、

なんとなく僕の出番がないように思え、1987年にいきなり家族と共にアメリカへ移住(笑)。

その後、阪神大震災を機に生まれ育った神戸を復興をするため帰国……。

僕は誰かから必要とされることに生きがいを感じる。


そして、仲間や世の中のために役立てると思えることに一番のパワーが発揮できるんです。



 ちなみに阪神大震災後の復興プロジェクトでは、
当時人材派遣会社のパソナが、デパート、レストラン、
クルージングなどの事業を始めました。

これらはすべて労働集約型のビジネスモデル。

働く人を派遣するよりも、働く場所を創出する方が大切だと考えたからです。




 270名もの社員がこのプロジェクトにかかわって、

パソナの売上高は、翌年には大きく減少しました。

でも、僕は売り上げや利益も大切だけど、

世の中のためになることをしたいから起業したのです。


だから、神戸が復興するまでは踏ん張りました。

その後は社員たちも本業に戻って、2001年には株式上場も果たし、


より強い会社になって社会に貢献できる会社になることを目指しています。

企業が継続して成長するためには、伸び続けるだけではいけない。

たまには自ら縮めてみる体験も必要です。ゴムだって、

伸ばし続けたら切れてしまうでしょう。

だから、若いうちの苦労は買ってでもしろというのは本当ですよ。

起業を決めた時に父親から応援と共に贈られた2つの言葉、

「土薄き石地かな」「艱難辛苦、汝を玉にす」が今も僕の心の支えとなっています。




 売り上げや利益を上げることを目標にするのもいいのですが、

1兆円の売り上げを誇る企業だっていきなり滅びることがあります。

なぜか? それはきっと、そもそもオーナー経営者がこの会社をなぜつくったのか、

創業当初の目的を忘れてしまったからなのだと思います。

もちろん世の中の変化によって、

事業の方向性や形態が変わることはあるでしょう。しかし、起業時の精神を変えてはいけません。





パソナは、人材派遣から始まって、

アウトソーシング、アウトプレースメント、独立支援、就農支援など、

さまざまなスタイルで働く人たちを応援し続けています。

支援の形式やスタイルは変わっても、

雇用創出で社会に貢献するという創業時の志・精神はいっさい変わっていません。

売り上げや利益を求めるのは一瞬の「ベストセラー」。

しかし、世の中から長く必要とされるのは「ロングセラー」。

起業の意義はやはり、継続して社会に貢献していくことにあるはずです。





だからこそ、「Try not to become a man of success but rather to become a man of value」

という言葉のとおり、会社だって、一瞬の成功より、価値ある生き方を選ぶことが大切なのだと思います。



 人間に与えられた時間は誰しも1日24時間。

僕は6時間ごとに4つのパターンで1日をすごすことにしています。

まずは、十分な睡眠。2つ目がインプット。

これは、言ってみれば営業活動です。
自分が考えた新規事業などをどんどん外に出て説明するわけです。

3つ目がアウトプット。社員と話をしたり、取材を受けたり、講演会や大学の授業で教えたり。

そして4つ目はDo Tank。Think Tankの反対です。パーティを開催してさまざまな分野の人たちと交流する、ジムで汗を流す、絵を描く、書道をする、数年前からはタップダンスも始めました。


経営から少し離れた自分個人のための時間ですね。

この時間の使い方が、僕の活力をつくるためには最適なんですよ。





 あと、僕は1年を11カ月に設定して、
1カ月は完全にビジネスから離れた生活をしています。
今年はアフリカやマルタ島方面でクルージングを楽しむ予定です。





 六中観の「壺中、天有り」のごとく、常に自分の身を別世界において、

感性を磨くのです。経営にやっきになって、

利益や株価にばかり目がいくようになると、

大切な会社のビジョンや哲学を見失う恐れがあります。

昨今よく取り上げられる社会問題で、賞味期限切れや、

産地を偽った食品を販売するという事件がありますね。

きっとこれも、経営者が会社本来の目的を忘れ、

売り上げや利益に走ったから。もっと大きな観点で物事を見ていれば、

そんな小さなことをしようとは思わないはず。本来、経営者は、

大きなビジョンを考えるべき存在なのですから。だからこそ、

代表である私に与えられた時間は、パソナグループの5年後、

10年後のビジョンを描くために割かれるべきなのです。





参考文献:ドリームゲートhttp://ww w.dreamgate.gr.jp/feature/inteview/bestlife/01/sp03.html

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