ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

フロイト主義。freudianコミュの分裂病の原因と治療

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
分裂病患者とは本能が壊れている人間だ。

健常者たちが生存本能の赴くままに振る舞っていれば生存できるのに対して、分裂病患者は本能が感情と理性に分裂しているために、感情のままに行動していては不適応を起こしてしまう。

発狂するとは理性をかなぐり捨てて感情を噴出させることだけど、これは、分裂病患者においては感情と理性が不可分をなしていないことによる狂気への移行しやすさがあるということだ。

それに対して、健常者たちの本能が壊れていないとは、感性と知性が不可分をなしているということだ。

つまり健常者は、感じるままが知ることになるために、感じるままに行動していれば環境適応できる。

知性から感性が分裂するところを以って、本能の理性と感情への自己分裂と言う。

人間は言葉を通じて環境と接しているのだけど、分裂病患者は、知性から言葉の意味を感じる感性が欠落しているという意味で、現実との生ける接触を喪失している。

「狂人だけが頭で考える」と言われるのは、健常者たちにおいては天衣無縫なままの言葉とその意味を、分裂病患者は、縫い合わせるために、言葉という通路からその意味へと通じるための思考を、いつも改めて殊更に必要とするからだ。

分裂病患者の言葉は、指示対象との結び付きを喪失していて、言語が無意味記号に堕している。

分裂病患者の言葉の意味が了解不能なのはそのためだ。

本能が感情と理性に自己分裂したところを指して心と言うわけだけど、最初に述べた通り、心の赴くままに振る舞っていれば環境適応できない。

心は古来、知情意という三領域に分けて考えられてきたけど、知性から感性が独り歩きすれば感性は感情に変容するから、感情に打ち克とうとする意志として知性が発動する。

このように、分裂病患者は、理性から分裂した感情を理性の支配下に再統合して本能を復元するといういたちごっこを繰り返すことでしか、言葉の意味を取り戻すことができないのだ。

特に、壊れやすい幼い頃に虐待などの限度を超えるストレスを受けて本能が壊れた、というのが、発病の原因である場合は、その治療としては、どんなに時間が掛かっても、できるだけストレスが少ない環境で過ごすことによって、自然治癒を待つということしかない。

自然治癒とは知性と感性の統合、すなわち理性によって自分の感情を捉えてあげることである。

自分の感情を認めてくれない抑圧的家庭環境に育ったために、自分の感情レベルの体験をいつも改めて殊更に言葉に乗せなければ認識に乗せられなくなってしまった人への救いとして、無意識へと疎外された感情を言葉で意識へと汲み上げてあげる、文学という営みが、ある。

太宰治や三島由紀夫のように、文学者になる人が親の愛情に恵まれなかった場合が多いのは、そのためだ。

コメント(2)

ここで本能と呼ばれているのは、むしろ
「思ったままに行動することがそのままとりあえずは社会的許容範囲におさまるような、自己の中に構造化されてある社会性を含めた普段・普通の自己のあり方」
のことかなあと読みました。
>>[1]
本能は学習によって変容するものですからね。
遺伝的にプログラミングされている刺激に対する反応様式が後天的に書き換えられるわけです。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

フロイト主義。freudian 更新情報

フロイト主義。freudianのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング