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鮎川信夫コミュの談話室

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談話室です。

荒地や鮎川周辺の話題など、肩に力の
入らないトピックやエッセイ風の
文章を書いて頂けたらと思います。

コメント(9)

手元にある思潮社の現代詩文庫
「鮎川信夫詩集」の奥付けを
みると、1970年8月1日第4刷と
あります。

当時は鈴木志朗康や天沢退二郎が
元気に活躍していた頃で、田村隆一や
鮎川など荒地の詩人たちを読んでいると
ばかにされたものでした。
今は田村隆一の詩を国語の教科書で
読んだという人もいてびっくり
させられます。
現代詩といわれる分野への関心は
ほとんどないのですが、今は
荒地の詩人たちはどんな風に
読まれているのかなと興味深いものが
あります。
「必敗者」に「エゴセントリックで
報復的」という一行があります。

デルモア・シュワルツという
アメリカの詩人について説明した
一行なのですが、なぜか、この
一行で鮎川は自分について
語っている気がしてなりません。

鮎川の人物評にそういう記述を
眼にしたことはないのですが、
ずっと気になっています。

考え過ぎでしょうか?

どう思われますか?
古本屋で「荒地詩集1953年版」を
入手しました。
これが、500円なり。
初版でなく、再版だからでしょうか。

掲載されている鮎川の詩は
次のようなものです。

「天国の話」
「寂しき二重」
「あけてください、どうか」
「鴎」
「競馬場にて」
「今日のなかの昨日と明日」
「夜の終り」

中桐雅夫のエリオットの「荒地」が
載っています。
昔、一瞬ですけど「都市」という雑誌があって、確か田村隆一さんが編集長をしていました。その創刊号発刊記念のイベントがあって金子光晴さんの講演(ちょっとしたおしゃべりでしたが・・)のあと幾人かの詩人が詩を朗読しました。大昔のことなので記憶もおぼろげですが確か天沢退二郎さんや白石かずこさん、高橋睦郎さんなんかが出て、その後鮎川さんも詩を朗読したような気がします。その時の詩が「必敗者」だったように思います。「宿恋行」が1978年発行ですから1970年頃ではなかったでしょうか。
「都市」とはなつかしいですね。

あの雑誌、あっというまに消えた
ような記憶があります。

あの創刊号に鮎川の詩が載っていた
のでしょうか。
そうかもしれないですね?
>「必敗者」に「エゴセントリックで
>報復的」という一行があります。

最近、1955年に発表された鮎川氏の「『死の灰詩集』論争の背景ーその成立・過程・終結」、1959年の「戦争責任論の去就」など、一連の論争ものの散文を読み返しまして、もし仮にこの一行が彼自身の自省であるなら、書かれたものの中ではこれらの論争が近い関係にあるかなと思いました。

戦争責任論争、『死の灰詩集』論争では、論争なので当然ですが、鮎川氏は氏の批判に対する反駁文をかなりの勢いで攻撃しています。「戦争責任論の去就」では、吉本隆明氏の徹底した自己批判とそれを拡大した社会批判に根底に持つ戦争責任論の展開に比べ、自分のそれは実質を持っていない個人的なものに過ぎなかった、「言い知れぬ傲慢の罪をおかしていたらしい」と語っています。
「必敗者」とは10年以上の時間差がありますが、「エゴセントリックで報復的」な精神構造については、この「戦争責任論の去就」の頃に氏によって徹底的に考えられていたような気がします。
ライさん、こんにちは。
書き込みをありがとうございます。

鮎川の詩を少し読んだだけで、
評論はなにも読んでいないのですが、
ライさんのご指摘で、長年、気持ちに
引っかかっていたことが解けそう
です。
いずれ機会をみて、鮎川の文章を
読んでみたいと思います。
>>[8] どうも。

すみません、せっかくの書き込みですが、
別コミュでお願いします。

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