関東大学バスケットボール好きコミュの2012/1/2 第87回天皇杯・第78回皇后杯全日本総合バスケットボール選手権大会（オールジャパン）中央大学ＶＳ天理大学

大学バスケにとっても総決算であるオールジャパンを見てきた。
２年ぶりの東京体育館となったが、ウィンターカップ同様に３面＋サブアリーナとなり、
同時に男子を２試合見ることが出来なくなっていた。

大学生の試合の前に、千葉ジェッツＶＳツースリーの試合が行われてた。
初参加のbjがオールジャパンに出たとき、どのレベルになるのかという興味と、
bjならではのブースターの応援により他の試合よりもお客さんが多くいた。

前半を見た状況だと千葉ジェッツ大丈夫かなと思うような感じで、ツースリーに結構やられていた。
外国人１人しか出せないのはしょうがないとして、ツースリーはアウトサイドシュートが
よく決まっており、ほぼ互角の展開だった。
後半に入るとハーグローのアウトサイドが決まり一気にリードを広げて勝負を決めた。

bjの試合はここ数年見に行っていなかったので、過去の印象から１on１や身体能力重視の
バスケをやるのかと思っていたが、千葉ジェッツの選手はきっちりとしたチームプレーをしていた。
身体能力的にはそれほど高いとは感じないが、行くべきところと抑えるべきところなどの試合の流れを
把握しており、またパス回しや合わせのプレーも多彩で、試合慣れしておりさすがプロといった展開だった。

●中央大学ＶＳ天理大学

天理：河原佑相、大谷拓也、清水陽平、劉瑾、平尾充庸
中央：塩谷亨、渡邉良健、佐藤将斗、小野大貴、山田典政

インカレ３位とサンバ抜きでも大躍進となった天理大学と
２部残留ながらインカレ連続ベスト８に入った中央。
高さが無い中央にとっては天理大の劉（２ｍ）が脅威。
個人的には中央大学に関東勢３校がやられたインカレの敵を討って欲しい。

試合展開としては、終始天理大学がリードする展開に。
天理は平尾のドライブからのシュートや劉への合わせ、
３Ｐを狙う清水、大谷へのパスなど基点として活躍。
中央は前日大活躍だった小野がなかなか決めきれない。
一方的に流れが悪くなる展開まではならないが徐々に点差を広げられ、
第３クォータ終了時で、65-48の１７点差で天理リード。

第４クォータに入っても流れは変わらず
劉からのパスアウトに対して清水、大谷がスリーを決め、
また平尾がドライブで得点を決めるなど、
不運な笛（？）もあり、清水は退場となったが、
残り８分で70ー49と21点差まで広がる。

勝負が決まった展開に見えたがここから中央大学の怒涛の反撃が始まる。
まずは渡邉良健がスリーを連続３本成功。
また入戸野から山田への合わせのパスからゴールしたのシュートなど、
怒涛の展開で一気に20点近くの差を縮める。
しかも天理は劉が接触プレーで怪我をしてしまう。
残り16秒で74ー72まで追い上げ、本当にわからない展開となった。

ここで山田がフリースローをもらうが、１投しか決めきれず。
また天理にはフリースロー２本を決められ、76ー73となり最後の攻撃へ。

スリーポイントに託すしかない中央は良健、小野D、佐藤と
リバウンドを拾いながら３連続で放つも全て外れてタイムアップ。
何とか天理が逃げ切った。

敗れたもののここまで粘りきった中央大のメンバーは笑顔での敗戦となった。
天理大学には大学の代表としてＪＢＬに挑んで欲しいが、劉の怪我が心配である。