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メッセージまとめ
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1〜100
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201〜http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=4157137&page=11&id=51359893
301〜http://mixi.jp/view_bbs.pl?page=16&comm_id=4157137&id=51359893
401〜http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=4157137&page=21&id=51359893
501〜http://mixi.jp/view_bbs.pl?page=26&comm_id=4157137&id=51359893
601〜http://mixi.jp/view_bbs.pl?page=31&comm_id=4157137&id=51359893
701〜http://mixi.jp/view_bbs.pl?page=36&comm_id=4157137&id=51359893
801〜http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=4157137&page=41&id=51359893
901〜http://mixi.jp/view_bbs.pl?page=46&comm_id=4157137&id=51359893

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てんつくラブレター〜愛する人よ、上を向いているかいの巻〜


千葉でもやってんけど西田先生に教えてもらったことを実験してん。

それは、お客さんを半分に分けるんや。

そして、こう言うねん。

「みなさん、借金返済の会にようこそ。みなさんは今、全員1000万円の借金があると過程して下さい。給料は一ヶ月15万円です。その状況を感じてみて下さい、給料15万円で1000万円をどうやって返す?」

感じてもらう。

「これから借金をどうやって返済しようかを考えてもらいますが、中央から右半分の人は下を向いてこれからを考えて下さい。一方、左側の人は少し上を向いてこれからを考えて下さい、さぁどうぞ」

それで、右半分の人は下を向いて、左半分の人は少し上を向いて二分ぐらい考えてもらうねん。

二分後経過。

「それでは聞きます、下を向いて考えた方でよっしゃこれから頑張れる!って思えた人、手を挙げて!」

って言うと、千葉ではゼロ、岡山では一人だけやった。

そして、「じゃぁ上を向いて考えた方に聞きます、よっしゃこれから頑張れるって思えた人、手を挙げて!」

って聞くと

なんと

なんと

なんと半分以上の人が手を挙げるねん。

凄くない?

父ちゃんはやりながらめっちゃビックリしたもん。

こんなにも見事に差が出るのかと。

下を向いて考えるか、上を向いて考えるかでこんなにもちゃうねんで。

自分はなにか困った事が起こった時、下を向いてる?上を向いてる?

結局、下を向いて考えると気持ちが落ちてしまうけど、上を向いて考えたら気持ちが前向きになるねん。

それは脳の錯覚から起こるんやって。

だから、どんな状況でもポジティブな行動をとることで人生は変わるんわ。

だんだん分かってきたね。

「しあわせになる方法」

1、めっちゃしあわせな目標を明確に描く。

2、いつもポジティブな答えしかでない問いかけを自分にする。※それは自分の目標に繋がってるものならさらにいい。
  今だからこそ出来ることってなに?

3、自分が使う言葉は自分が気持ちよくなる言葉を使う。
  素晴らしい〜、最高、いいね〜、天才、美し〜、かわいい〜などなど。

4、「目が覚めたらしあわせ」っていう簡単にしあわせを感じれる自分ルールを作る。

5、すべての出来事はただの出来事としてとらえ、その出来事に素晴らしい意味付けをする。

6、ポジティブな行動をとる。上を向いたり、ジャンプしたり、ブイサインをしたり、ガッツポーズをしたり。

7、自分がめっちゃ嬉しくて周りも喜ぶことをする。

8、世の中がハッピーになる為に自分を使う。

9、自分であることを喜び感謝する。

10、まわりの人に感謝する。

11、問題を人のせいにしない。

12、常識にとらわれずひらめきや感じる心をとことん信じる。

13、依存を捨てる。

14、6つのニーズの安定、多様性(変化)、重要性、愛&繋がり、成長、貢献の中から重要視するものを、愛&繋がり、成長、貢献へと導いてゆく。
   ※安心を重要視する人はきっちり不安と恐怖がまれなくついてくるからね。

15、いっぱい笑う。

16、常に学ぼうとする。

なべGさんの日記より〜


このゲームを考えたご本人は、
  たったの10分で願い事が叶ったそうです。



このゲームは、おもしろく、かつ、
あっと驚く結果を貴方にもたらすでしょう。


  たったの3分ですから、ためす価値ありです。


  まず、ペンと紙をご用意下さい。 



  そして約束してください。


  絶対に先を読まず、1行ずつ進む事を。



  先を読むと、願い事が叶わなくなります。






1)まず、1番から、11番まで、縦に数字を書いてください。







2)1番と2番の横に好きな3〜7の数字をそれぞれお書き下さい。







3)3番と7番の横に知っている人の名前をお書き下さい。

  必ず、興味のある異性の名前を書く事。

    男なら女の人、女なら男の人、ゲイなら同性の名前をかく。





 必ず、1行ずつ進んで下さい。

 先を読むと、なにもかも無くなります。






4)4、5、6番の横それぞれに、自分の知っている人の名前をお書き下さい。

  これは、家族でも知り合いや、友人、誰でも結構です。




まだ、先を見てはいけませんよ!!




8、9、10、11番の横に、歌のタイトルをお書き下さい。






5)最後にお願い事をして下さい。








     さて、魔法のゲームの解説です。





1)このゲームの事を、2番に書いた数字の人に伝えて下さい。



2)3番に書いた人は、貴方の愛する人です。



3)7番に書いた人は、好きだけど叶わぬ恋の相手です。



4)4番に書いた人は、貴方がとても大切に思う人です。



5)5番に書いた人は、貴方の事をとても良く理解してくれる相手です。



6)6番に書いた人は、貴方に幸運をもたらしてくれる人です。



7)8番に書いた歌は、3番に書いた人を表す歌。



8)9番に書いた歌は、7番に書いた人を表す歌。



9)10番に書いた歌は、貴方の心の中を表す歌。



10)そして11番に書いた歌は、貴方の人生を表す歌です。




 これを読んでから、1時間以内にブログや日記に貼り付けてみましょう。
 そうすれば、あなたの願い事は叶うでしょう。





 どうでしたか? とても奇妙ですが当たってませんか?


********************************************************


二人の旅人 なべGさんの日記より〜

ある日、一人の旅人がある村の近くまで歩いて来ました。

すると、道ばたで休んでいるおばあさんに尋ねました。

「あの村どんな村で、どんな人たちが住んでるんだい?」

おばあさんは、
「あなたのいた村はどんな村だったかい?」と問い返しました。

「ひどいものだったよ。いいことは何ひとつなかった。
みんな意地悪で信用がおけず、すべての点で最低の人間たちばかりだった」
と旅人は答えました。

 すると、おばあさんは言いました。

「そうかい、じゃあ、あなたがこれから行く村も同じようなもんでしょうよ。」

 その男が去ると、また別な旅人がやってきて、
 またさっきのおばあさんにこれから訪ねる村のことを質問しました。

おばあさんは同じように、
その旅人がいた村の住人はどんな人たちだったかを問い返しました。

「素晴らしい人たちでした。
 心の広い人たちばかりで、私は去りがたい思いでした。」
 とその旅人は答えました。

 それに対して、賢いおばあさんはこう言いました。

「そうですか。あなたがこれから行く村の人々も同じでしょう。」


 

                心のチキンスープより。



 生きてることが楽しいという笑顔の人の周りには、
 その人と同じような幸福で前向きな言葉を使う人が集まります。

 生きることが辛くてしかたないという暗い人の周りには、
 やはり同じように愚痴や文句の多い人が集まります。


 これが「波動の法則」です。
 波動とはその人から出ている電波のようなものです。
 
 釣り合いがとれた「類は友を呼ぶ」というものですね。

 同じ場所であっても、その人がどんなふうに生きるかによって、
 その人の周囲や環境はまったく変わっていきます。

 波動の法則では、自分が発している言葉や波動通りの物事が起こります。


 ブッダも言ってますよね。

 「今のあなたに起きてることは、今のあなたにちょうどいい」と。


 だから、普段使う言葉や笑顔や振る舞いがとても大事なのです。

  というお話しでした(^o^)v



 この素敵なお話が大切なあなたに届きますように。。。


「ユダヤ人大富豪の教え」でも有名な本田健さんのメルマガより。(なべGさんの日記より転載)

私が、このメルマガを始めたのは、「人は誰でも生まれつき、豊かに生きることができる」ということを伝えたいからです。

私は、税理士の父にごく小さい頃からお金について教えてもらいました。
中学高校も、実業家の子供が多く通う学校だったので、みんなお金についてはひととおり知っていたように思います。

大学生の頃、友人と話していて、彼等があまりにもお金について知らないのに驚いたことがあります。
よく聞いてみると、お金について教わったことなど無いというのです。
せいぜい、無駄遣いするな、貯金しろ、保証人になるなぐらいでしょうか。

それだけの知識では、お金のことをよく知っているとはいえません。
私は、生まれつきの好奇心と不思議な縁で、大人になってからも多くの金持ちと親しくつきあうようになりました。

学生の頃は、世界的な金持ちの家を泊まり歩き、彼等の金銭哲学やビジネスの成功の秘訣を事細かに聞き出したものです。

今回のメルマガは、世界の金持ちたちが知っているお金の哲学についてお伝えしたいと思います。


最初の今回は、お金の法則とは何かという話から入りましょう。

一言で言うと、お金の世界には、厳然としたルールがあるということです。
テニスやゴルフにもルールがあるように、お金の世界にもルールがあります。
そのルールに従っていると、お金持ちになれるし、ルールを無視していると、お金に苦労するようになります。

お金は、金持ちにとっては、このうえなく便利な道具ですが、お金に縁の無い人には、悪魔にもなり得る物です。


お金の法則を知っていると、人生をより楽しむことができます。
それは、資本主義の世の中では、お金があれば、多くの物やサービスが手にはいるからです。
一方、お金のことをよく知らないまま人生を生きると職業選びから、夫婦関係、家屋や友人関係まで、あらゆる側面でお金に支配されてしまいます。
人生を楽しむどころか、こづき回されるような人生になってしまうのです。


私が発見した興味深い事実を並べてみましょう。


1.お金持ちは、お金の法則を信じているが、普通の人は信じていない

お金持ちの人たちは、若い頃にお金の法則の存在に気づきます。
世の中がどのように動いているのか、お金がどのように流れているのかを知ることの大切さを知るのです。
この法則をいろんな先生に教わることで、少しずつ賢くなっていきます。

一方、普通の人は、お金に法則があるなんて信じません。
「お金の法則」と聞いても、うさんくさく思うのが関の山です。
金持ちが、チャンスだと思う物を危ないと思います。
そのくせ、宝くじやうさんくさい投資話には、乗ったりするのです。

?地道な勉強?という観念がぬけてしまっています。

普通の人はお金持ちになるには、才能やコネ、運が大事で、
知恵や知識が大切だとは思わないのです。

この差が、お金持ちになるかどうかを決めるようです。


2.お金持ちは、日常的にお金を意識している

お金持ちは、日常的にお金のことを意識しているのも、大切なポイントです。
お金というものにしっかり意識を向けているのです。
これは、執着とはまた違うものです。お金を稼ぐとき、もらいすぎていないかに注意します。

お金を使うときも、そのお金が生き金になるかどうかを考えます。

普通の人は、何気なく使う100円にたいした意識を払いません。

億万長者になっていく人は、100円にこそ、細心の注意を払う必要があることを知っています。
この違いが長い年月の結果、大きな違いを生みます。

3.お金持ちは、感性を大事にする

お金の法則は、感性によってとらえ方が違います。
おもしろいのが、「お金の流れが見える」という人もいれば、
「お金の臭いがする」また「お金の流れる音が聞こえる」という人にも会ったことがあります。

要は、普通の人とは違う感性を身につけることがお金持ちになる第一歩といえるでしょう。

お金の感性を高めることに、金持ちたちは、最大の注意を払います。
そのためには、一時的な損も気にしません。

私は、お金持ちに関する多くの本を読んできましたが、核心にふれることを書いている物は少ないと感じます。
それは、この種のお金の知恵が、基本的には口伝えで伝承されているからだと思います。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なべGさんに日記より〜

ここに「人望学」という一冊の本があります。
この一部を引用して書き込みます。


そもそも会社という、その組織の形成過程を考えてみましょう。
たとえば病院が存在しなかった、昔のことを考えてください。
そんな時代に子供が腹痛で苦しくなった。
たまたま薬草の知識をもっていた父親が山へ薬草を採りに行った。
それを煎じた薬を飲ませたら子供はたちまち回復した。
ところがこの話しを聞いた近所の人が、うちにも薬を分けてくれと言う。
それで与えると、それがまた効くということで評判があっという間に広がっていく。
それを聞いた人がやってくる。
薬を求める人が多くなると父親一人では対応できない。
それでも困っている人を放っておけないから、父親は畑仕事を辞めて薬作りに専念する。
ところがそうすると自分の生活が出来ない。
だから、薬を分けるときに代金を貰うことにする。

こうしてまず企業組織の原点が芽生えてくる。

ところが薬草は一年中は生えていない。
だから貯蔵して加工して丸薬を作ることにする。
これは技術開発。

そうなると、いつでも薬があるということでさらに客が増える。
とても一人では手に負えないから丸薬作りを手伝ってくれる人と、
薬を渡して代金をもらう人を雇います。
これが製造部と営業部の誕生です。

ますます客が増えてくると、今度は山へ薬草を採りにいってくれる人と、
お金を管理してくれる人を雇います。
これが仕入れ部と経理部です。

そして人を集めたり管理したりする人事部も必要になってくる。

じつは、このように「病気を治す」というひとつの目的のために、
人が連鎖して動いている組織というのが、
そもそもの企業、会社なのです。
(まさに斎藤一人さんの歴史そのものですね。)

大義名分になっている目的が欠如していたら、
その企業の存在理由すらないということです。

自動車会社が乗ったら危ない車を作る、
食品会社が食べたらお腹をこわすような食品を作る。
さらにトラブル隠しをする。
そうなったらもう会社という組織ではない。
これは根本的なことだと思います。

なべGさんの日記より〜

一人さんは「みんなそれぞれが今のままで素晴らしい個性を持っているんだよ。」と、言います。

「憧れを持つのは構わないけど、
 苦しい思いをしてそれを無理に真似ちゃ駄目だよ。
 苦しんでやっては決して幸せにはなれないからね。
 今世のアナタにはその能力が必要ないから出来なくていいこともあるの。
 出来ないことも人生遠回りしなくていいアナタの才能なの。
  オレだって今世は英語も方程式も必要ないから出来ないし
 無理して学ぶ必要がなかったの。
 ちゃんと神様はそうしてくれてるの。
 それなのに他人の価値観などで無理して学ぶと人生苦しくなるから
 そんなことはやめようね・・・」

今は本当にその通りだと思えます。

まだまだ未熟なので才能ある人に対して憧れを感じますが、
未熟だけれど今時点では己を卑下することもなく、
そんな自分でも充分完璧だと思えるように(少し)なりました。

「今の出来ないことだらけの完璧な自分」をそのままで最高に生かせることはなんだろう。と考えるようになったら人生が面白くなってきましたね♪

そうなんです。未来の「出来る自分」を夢見るのも素敵なことですが、
今の未熟な自分でも無理せずに自分を活かして楽しく精一杯出来ることだけを考えると、けっこう幸せな氣持ちになれます♪

他人と較べて出来ない自分を責めるより、
他人と較べずに少しでも出来る自分を好きになれたら、
生きる苦しみ悩みは激減すると思います。

そして一人さんは「才能が無いと思ってる人は、才能があって出来る人を素直に褒めてあげればいいの。すると才能ある人達がアナタの周りに集まってきて、その才能ある人の10倍くらい幸せになれるんだよ。 それがアナタの本当の才能なの」と教えてくれました。

人間は自分が出来ることだけを精一杯やればいいと思います。
そして自分が出来ないことをやれる才能ある人を素直に尊敬して尊重できる、そんな人にワタクシもなりたいと思う今日このごろでした。
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[ 1 ]ココロのメルマガ小説『内緒でアルバイト(前編)』志賀内泰弘
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藤田守は、高校の教師をしている。
とにかく忙しい。なぜなら、生活指導部の部長しているからだ。

柔道部の顧問だけで大変なのに、無理やり校長に押し付けられた仕事だった。
幸い、暴力沙汰で騒ぎを起こすような生徒はほとんどいない。

しかし、小さなトラブルは日常茶飯事。
家に帰ると、妻に愚痴を聞いてもらうのが日課になっていた。

そんな中、守が何度注意しても言うことを聞かない男子生徒がいた。
三年生のタカシだ。

タバコを吸うとか、カツアゲをするとか、そういう素行に問題があるわけではない。
どちらかというと、真面目な方だ。成績は・・・というと、すこぶる悪い。

すべての教科が、いつも赤点ギリギリ。成績が悪いと、先生からはバカ呼ばわりされる。
親は、大学に行かせたがっているらしいが、本人は、「勉強は嫌いだから」と就職を望んでいる。

こういう生徒は、スポーツが得意だったりする。ところが、それもからっきしダメ。
そのせいか、自分に自信が持てないでいた。それが言葉に出る。
「どうせ・・・」が口癖で、見ている方がやきもきしてしまう。

日本史の担任の小山田先生から、守にご注進があった。

「藤田先生、遠藤タカシのことですが・・・」
「はい、タカシが何か」
「この前の日曜日にね、隣町のレストランへ行ったんですよ。
 たまたま、家族でドライブをした帰りにね。
 そうしたら、遠藤がウエイターをやってるのを見つけて・・・」

守の学校では、アルバイトを禁止している。
よほどの事情がある場合は、親の同意を得て申請書を提出する決まりになっている。

その「よほど」とは、生活の問題だ。
親が病気で働けないなど、どうしてもアルバイトをしないと暮らしていけないなどという
金銭的な理由がある場合のみ許可している。

以前にも、二度、アルバイトがばれて厳重注意3日間の停学処分を受けていた。
それにもかかわらず・・・。

早速、守はタカシを呼び出した。
守は、今回はかなり厳しく言い聞かせようと、強面を決めることにした。

「お前なぁ、何で呼ばれたかわかってるだろうな」
「あ、いいえ・・・あ、はい」
「どっちだ」
「あ・・・バイトのことですか」
「わかってるじゃないか」
「こっちを見ろ」

うつむいていたタカシが目を合わせる。

「そんなに金が欲しいか」
「・・・」
「何だ、買いたいものでもあるのか」
「・・・」

タカシは答えない。

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[ 1 ]ココロのメルマガ小説『内緒でアルバイト(後編)』志賀内泰弘
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「いいか、すぐに止めろ。今度わかったら、停学を通り越して退学処分だ」
「え!そんな〜」
「そんな、じゃない。どうなんだ!」
「はい、わかりました」
「よし、わかったら、ここに書け!誓約書だ。もう二度とアルバイトはしませんと」 
「はい・・・」

守の差し出したレポート用紙に、言われるままに汚い字で
「今後、アルバイトをしないことを誓います」と書き、
肩を落として職員室を出て行った。

次の日曜日。
守は、タカシがアルバイトをしていたという隣町のレストランに出掛けた。
駐車場に車を停めて、外から様子を伺う。もし、まだ勤めていたら、
首根っこを押さえてでも連れ帰ろうかと思っていた。

自動ドアが開いた。
遠くのタカシとパッと目が合う。しかし、タカシは目をサッととそらして、
お客さんのテーブルに湯気の立っている鉄板を運んだ。ハンバーグのようだ。
さすがに、営業中の店でもめるわけにはいかない。

白髪の店員が声を掛けてきた。

「いらっしゃいませ」

胸の名札には、「店長・新城」と書かれている。

「どなたかと待ち合わせですか?」

と聞かれた。タカシの姿を捜していたからだろう。

「い、いえ・・・実は・・・」

守が戸惑っていると、店長は、意外なことを口にした。

「ひょっとして、藤田先生ではありませんか?」
「え?・・・どうしてご存じで・・・」
「わたくし、この店の店長の新城と申します。
 もしよろしければ、こちらへいらっしゃいませんか」

そう言うと、店長は守を奥へと促した。
「STAFF ONLY」と書かれたドアを貫けると、小さな会議室のような部屋に通された。
テーブルには電気ポットと湯呑が置いてある。従業員の休憩所だろう。

「遠藤タカシのことでいらっしゃったのですね」
「なぜ・・・」
「申し訳ございません。お宅の高校がアルバイトを禁止しておられることはよく存じ上げています」
「・・・そうですか」
「何度も、藤田先生から止めるように言われていることはタカシから聞いていました」
「それを承知で雇っておられるのですね」
「はい。たいへん申し訳ございません。私も実は、何度も迷いました。
 規則に違反してまで雇うつもりはありません。でも、良い機会です。
 先生にも話だけでもお聞きいただきたいと思っていました」

守は、初対面ではあったが、新城と名乗る店長の誠実そうな口調と瞳にひかれて頷いた。

「タカシ君・・・いつもみたいに、タカシって呼ばせてもらいましょう。
 タカシはね、ここで働くのが『楽しい』って言うんですよ」
「楽しい?」
「はい、それって、ものすごく!うれしいじゃないですか、経営者としては」

どうやら、店長は、この店のオーナーでもあるらしい。

「遠藤タカシは、働くのが楽しいって言ってるんですか」
「はい、先生。楽しいって。なぜだと思われます」
「さあ・・・」
「この前ですね。バイト料を渡すときに、こんなことを言うんです」

マモルは店長の言葉に引きこまれる。

「今日も言われましたって」
「え? 何を?」
「私も聞き返しました。何を?って」
「するとですね、タカシがこう言うんですよ。
 今日も『美味しかったよ、ありがとう』って言われたと」

自分が作ったものじゃない。料理を作るのは厨房のコックだ。
タカシはそれを運ぶだけ。それでも、それをわかっていても「美味しかった」と言われて嬉しい。
だからバイトが楽しいと。

守は、ハッとした。自分は「仕事が楽しい」と思ったことがあるだろうかと。
さっき、タカシがお客さんにハンバーグを運んできたときの笑顔が思い浮かんだ。
それは、学校では見たことのないような、生き生きとした笑顔だった。

(明日、校長に掛け合ってみよう。特別にバイトの許可をもらえないか)

守は、何か大切なことをタカシに教えられたような気がして、レストランを後にした。


《終わり》

━━━ For Your Dramatic Stage ━━━━━━━━━━━━━━━━


 感動を生みだす表現力の魔法

 このメールマガジンは、自分の中に眠る「表現力」という新しい力
 を使い、仕事や日常をエンターテインメントに変える発想法と視点を
お伝えしていきます。

                            VOL408
───────────────────────────────


 こんにちは。
 感動プロデューサーの平野秀典です。

 公園を走っていたら、
 いつもにまして蝉が大合唱をしていました。

 蝉しぐれ。

 夏の終わりを告げているのでしょうか?

 それとも残暑の始まりをつげているのか?

 風はほんのり秋の気配。


 では、今週もお楽しみください! 


==============================


■大好きなアイス、
 ガリガリ君の当たりが出た
 とツイッターでつぶやいたら、

 たくさんのRT(拡散)があり
 びっくりしましたが、

 なんと今週、

 また当たりが出ました!


 100本単位で
 2年間食べ続けたのに、 
  一度も当たりが出なかったのが
 
 1週間に2本も当たりが!!


 2本目はニュース性がないかと
 つぶやかなかったのですが、

 なんとも不思議な感覚。   


 ふと思う。


 これって、

 閾値(いきち)を超えると、
 一気に事態が変わるという現象
 なのかもと。
 
 
 陸上競技の100メートル走で
 一人が初めて10秒の壁を切ったら、
 一気に10秒を切る選手が大勢増えた。


 マラソンも同じことが
 あったと記憶している。


 できないと思っていたことが
 できるのを、現実として見てしまうと


 
 なんだよ、できるんじゃん!



 という感じで、
 実際にできてしまう。



■ガリガリ君の当たりも、
 もしかすると、

 なんだよ、当たりはあるんだ!


 ということで、

 また当たったかと(笑)


 日常においても、

 この現象は意外とあるのかも
 しれない。


 できないと思っていたこと、
 無理だと思っていたこと、
 簡単ではないと思っていたこと、


 なんらかの出来事で
 思い込みの枠が外れた時、

 閾値を超える。



 すごいことは
 滅多に起きない。



 という思いを、



 すごいことは、
 意外とよく起きる。



 にリフレ─ミングすると、
 変化があるのかも。



■次の新しい本の
 原稿執筆を始めたのですが、


 ビジネス書とは、
 こんな感じで、
 こんな書き方になる。 


 という、
 なんとなく自分の中にあった
 枠が取れた瞬間がありました。


 それ以降、
 筆が進む進む!(笑)


 閾値を超えるとは、
 これかという気づきの瞬間でした。



■取り入れた新しい枠の中には、

 自分らしさが前面に出た
 表現の世界がありました。 


 枠を取っ払え!


 と教えるセミナーがあるが、


 枠がないと、
 人はまともな状態ではいられない。


 枠を取っ払うのではなく、
 新しい枠を創造する。

 
 それが正解。


 創造性あふれる枠を創る。


 人間が行ってきたのは
 そういうこと。


 その先の世界へ。


 枠の広がりは、
 一生続くクリエイティブな作業。


 楽しんで、軽やかに、
 魅力的な新しい枠を創りましょう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[ 1 ]ココロのメルマガ小説
『新商品開発指令・・・コンビニものがたり9(前編)』志賀内泰弘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


杉山健太は、飲料メーカーの営業をしている。

課長の肩書で、10人の部下がいるが、やっていることは部下と同じ。
担当地区のスーパーを回って「売り込む」のが仕事だ。

新商品が出ると、棚を確保してもらうのが一苦労。
ライバル社との競争が激しく、なかなか並べてさえもらえない。
仮に置いてもらえたとしても、売れ行きが悪いとすぐに撤去される。

「千三つ」、つまり千個の新商品に対して、
定番として残るのは三個くらいの確率。

出しては消え、出しては消えの繰り返し。

「開発部はわかってんのか!」

と今朝の会議では吠えた。

「そうだ、そうだ!」

と全員が賛同したが、ただの愚痴に過ぎない。
今日も、新商品のサンプルをカバンに詰めて、「さあ、出掛けよう」としたその時だった。

「おい、杉さん。ちょっと来てくれ」

と支店長に呼ばれた。

「なんですか課長・・・あっ本部長・・・」
「たまたま、大山本部長が本社から出張で来られててな。
 さっきの、朝の会議のお前の話をしたんだよ」
「ええ!勘弁してくださいよ、課長。
 そんなチクるなんてマネやめてくださいよ〜」
「チクるって何だ、人訊きの悪い」

そこへ、本部長の大山が割って入った。

「杉山クンだったよね、久しぶり」
「あ、はい、ご無沙汰しています。横浜支店ではお世話になりました」

大山は、杉山健太がまだ主任のころ、横浜支店で直接の上司として仕えていたことがある。

「なんか俺も同感って感じがしてな。わかるよ、わかるよ」
「はあ〜」

どうやら、愚痴を叱られるわけではないらしい。

「でもな杉山。開発だって無駄に新商品を作ってるわけじゃないんだ。
 実は、俺もこの前、同じ文句を言ってやったんだ、あいつらに」
「え!?」
「そうしたらな、逆襲されちまってな」
「・・・」
「『わかりました。じゃあ、営業さんからもヒットする新商品の提案をしてください』
 って言われちまってな・・・困ってんだよ」
「はあ・・・」

大山は、かつての部下だからか、率直に弱音を吐いた。

「そんなアイデアがポンポン出るくらいなら、俺が開発部長になるさ。
 でも俺は営業一本でここまで来たしなぁ〜。頭も固いし、もう歳だしな」

健太は、少しホッとして答えた。

「よかった。カミナリを落とされるんだと思いましたよ」
「いやいや、それでな。お前に頼みがあるんだ」
「はあ〜」
「文句を言った罰というわけじゃないが、新商品のアイデアを出して欲しい」
「ええ〜私がですか?」
「うん。期限は3日。実はな・・・、開発の連中に約束ちまったんだよ、1か月くらい前にな。
 その期限が3日後なんだ。ずっと考えてたんだけど、思いつかなくて」
「そんな・・・3日だなんて」
「俺、この足で関西へ出張なんだ。メールでも何でもいいや、待ってるぜ、じゃあな」

そう言うと、大山は大きなカバンを肩から下げて部屋から出て行ってしまった。
支店長が、ポンッと健太の肩を叩いた。

「期待してるよ」

というわけで・・・健太は、暗い暗い、憂鬱な日々を過ごした。
そして、あっという間に3日が過ぎた。本部長ですら提案一つできなかったというのだ。

最後は、「ごめんなさい」と言おうかと思っていた。
おそらく、開発部の連中だって、本気で優れたアイデアが出てくるなんて思っちゃいないはずだ。

午前中、2件のスーパーを回った。
暑い。猛烈に暑い。

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[ 1 ]ココロのメルマガ小説
『新商品開発指令・・・コンビニものがたり9(後編)』志賀内泰弘
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スーパーの駐車場は屋根がない。ものの10分も停めておくと、中は熱帯地方になる。
エアコンもすぐには効かない。窓を開ける。汗が背中をつたう。こんな日の営業はたまらない。

でも、悪い事ばかりじゃない。テレビアニメのキャラクターとコラボした新商品が大ヒットし、
スーパーからは「品切れにならないように頼むよ」と言われた。そのおかげで、時間にも余裕ができた。

(ちょっと、昼飯は寄り道していくかな)

健太は、ずっと気になっていて、時間のあるときに行ってみたいと思っていたところがあった。
とあるコンビニ店だ。仕事柄、コンビニを利用すると、ドリンクコーナーに目が行く。

直接、コンビニへ営業することはないが、気になってしまうのだ。
うちの商品は、どの棚に並んでいるか。他社はどうか。

健太には、同い年の従弟がいた。杉山元気という。家も近かったので、幼い頃からよく遊んだ。
中学に入ると、一緒にテニスを始めた。ダブルスを組んだこともある。

健太は人並みだったが、元気は違っていた。才能もあったのだろう。
別々の高校へ進んだ後、元気はテニスでインターハイにまで出場するようになった。

ところが・・・。

乗っていたタクシーが事故をお越し、元気はケガをしてしまう。

それも、一時は重体だった。命はとりとめたが、車椅子の生活を余儀なくさせられた。

でも、負けん気が強く、リハリビを挑む。
足は二度と動くことはなかったが、テニスを再開させた。車椅子テニスだ。

何度か試合の応援に行ったが、とても身体に障害がある人たちのゲームとは思えない迫力があった。
おそらく、健常者でも、「そこそこやっている」くらいでは勝てないだろう。

この前、その元気のブログを見ていて、「へえ〜、やるなぁ」と感心したコンビニがあった。
元気は、車椅子ながら自動車の運転をしている。
折り畳みの車椅子を後部座席に乗せ、乗り降り際に、その車椅子に乗り換えるのだ。
何度見ても、そのスムーズなことには驚かされる。

ただ、コンビニやスーパーに買い物に行く時には苦労するという。
身障者用の駐車スペースが、空いていないところが多いらしい。健常者が停めてしまう。
空いていても、赤い三角コーンが置いてあると、かえって邪魔になるというのだ。

一般の車が停めないようにと注意を促すための三角コーン。それが反対に仇になるらしい。
人は、その身になってみないとわからぬものだ。

ところが・・・。

そのコンビニでは、元気の車が駐車場に入ってくるのを見るなり、
店員が走って来て三角コーンをどかしてくれるのだという。
それだけではない。車の誘導をしたり、車椅子を車から出すのも手伝ってくれる。

その日のブログには、

「プレミアム・コンビニエンスストア!」

というタイトルが付いていた。以来、週に5回は通っているという。
従弟が世話になっているということもある。

でも、いったい、どんな店員がいるのか。
オーナーはどんな人なのか。営業マンとして視点からも興味があった。

「暑いなぁ〜何か冷たいもんでも飲もう。アイスでもいいな」

ハンカチで、拭いても拭いても流れる汗を拭った。

「おお、ここだな」

健太は、駐車スペースへと車を滑らせようとしてブレーキを踏んだ。
国道沿いということもあり、駐車場は広い。トラックなどの大型専用スペースが3台。
普通車用が7台。ところが、いずれも満車。入れない・・・。

(せっかく来たのに)と思っていたら、ミニバンが出て行った。
すかさず切り替えしてバックで入れる。

入口の身障者用スペースには、車椅子のステッカーを
リアウインドウに貼ったワンボックスカーが停まっていた。

「なんだ、こりゃ」

まだ、11時半だった。それなのに、2つのレジには、それぞれ5、6人のお客が並んでいる。
健太の知る範囲では、コンビニの空いている時間帯だ。
11時50分を過ぎると、徐々に人がやってくる。

ピークは、12時10分から20分。11時半にしてはお客が多すぎる。
レジを打っていたオバサンが、大きな声で言った。

「いらっしゃい、そこのおしぼり使ってね!」
「え?おしぼり?」

そばにいた強面の男性が健太に話しかけてきた。

「おお、お前さんは初めてか?」
「え?・・・初めてって・・・」

角刈りの頭にハチマキをして、真っ黒な顔わしている。
黒いTシャツには、「男魂」と墨文字が躍っていた。
誰が見ても、トラックの運ちゃんだった。

「これこれ、これよ」

ハチマキの運ちゃんは、コピー機の横の小さな冷蔵庫を開けた。

 (え?なんで、こんなところに冷蔵庫が?)

その冷蔵庫から、一本のおしぼりを取り出し、健太に渡した。

「ほいよ、これ使いな!」
「え?いいんですか」
「ほら、ここに書いてあるだろ」

冷蔵庫の扉に、貼り紙がしてあった。

------------------
冷た〜い
おしぼりをどうぞ
無料です
    店主
------------------

その下には、使い終わったおしぼりを入れる籐のカゴが置いてあった。
レジに並んでいるお客さんを見てハッとした。

健太と同じような営業マン、そしてトラックの運転手ばかりなのだ。
ハチマキの兄ちゃんが、またまた話しかけてきた。

「ここはよお、このおしぼりが嬉しくって通ってるのよ。
 みんなな。12時過ぎちゃうとな、もう駐車場がいっぱいなんでな、こうして早く来るのよ」

健太は、自分の常識が覆されてしまい、言葉も出なかった。
「おしぼり」といえば、喫茶店かレストランだ。
最近では、使い捨ての紙おしぼりが主流になってきている。
まさか、コンビニで「おしぼり」だなんて。

(いったい、採算は取れてるんだろうか)

営業マンとして、いらぬ心配も頭よぎる。

「え?」

どう見てもおかしい。駐車場に、大型専用スペースは3台しかない。
なのに、店内には、あきらかに「トラック野郎」と思しき格好のお客が10人はいる。

健太は、慌てて店を飛び出した。国道を見渡せるところまで出て、ゴクリと唾をのみ込んだ。
左右にズラリと、何台ものトラックがウインカーをチカチカさせて駐車していた。
健太の後を追うようにして、中から一人のトラック野郎が出てきた。
手には、レジ袋に入ったお弁当が2つ。そして、「おしぼり」が一本。
目の前のトラックの窓から、50代の厳めしそうな男が顔を出した。

「おいよっ」

と、「おしぼり」を投げる。中の男がキャッチした。

「助かるなぁ〜」
「ホント、生き返るぜ」

その時だった。
健太の頭に何かが、降ってきた。電気が走った。

「これだ!」

健太は、この常識はずれのコンビニのおかげで、
新商品のアイデアがひらめいたのだった。
企画書のタイトルが思い浮かんだ。

【自販機で、おしぼりを売る】


《終わり》

メンタルセラピスト  溝口 耕児


それでは本日のテーマ
『無敗のチャンピオンはすごい!?』に入ります。


『無敗のチャンピオン』
この言葉を聞いたとき、皆さんはどう感じますか?


「きっと、強いに違いない」

そう思うのではないでしょうか?


でも、無敗のチャンピオンが
必ずしも強いとは限りません。

もしかしたら
"0勝0敗のチャンピオン"かもしれないからです。


普通は未勝利の人間を
チャンピオンとは決して呼びません。


でも世の中には
自分が無敗であることを誇り
未勝利であるにもかかわらず
「自分がチャンピオンである」
と信じてやまない人が数多くいます。

通常は
チャンピオンはたくさん勝つから
チャンピオン足り得るのですが
どうやら彼は一度も負けたことがないから
チャンピオンであると考えているようです。

そういう人に共通してみられるのは
言い訳ばかりをして
決してチャレンジをしないことです。

また、他人が頑張っている姿を見て
批判を繰り返します。


彼らは決して負けることがありません。

なぜなら勝負をしないからです。

勝負をしなければ負けなくて済みます。
自分が傷つくことを恐れているのです。


負けを恐れていては、勝負することができません。

勝負することができなければ、勝利することができません。

では、どうすれば
"100勝0敗のチャンピオン"
になれるのでしょうか?


突然ですが、ここにある男性がいます。
彼の経歴は以下の通りです。

1809年 ケンタッキー州の貧農家族に生まれる。夜逃げを経験。小学校中退。
1831年(22才) ビジネスに失敗
1832年(23才) 地方議員選挙に落選
1833年(24才) ビジネスに再び失敗。借金を返すのに15年かかる
1835年(26才) 最愛の恋人が死去
1836年(27才) 自ら神経衰弱の病にかかる
1838年(29才) 議会で敗北
1840年(31才) 大統領選委員選挙に落選
1843年(34才) 下院選挙に落選
1855年(46才) 上院選挙に落選
1856年(47才) 副大統領選挙に落選
1858年(49才) 上院選挙に落選


彼は成功者でしょうか?

少なくとも
「失敗だらけの人生を送っている」
ということは言えそうですね。


実はこの経歴の持ち主
アメリカ初代大統領の
≪エイブラハム・リンカーン≫なのです。

リンカーンというと
歴代アメリカ大統領の中で最も人気があり
成功者の象徴のように扱われています。

ですので、彼の経歴を見た皆さんは
ちょっと意外に感じたのではないでしょうか?


実はここに成功者とそうでない人を分ける
大きなポイントがあります(マル秘)


成功者は
数多くの成功を残しているから
成功者たりえるのですが
同時に多くの失敗をしています。
  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

いいですか?

とても大事なことなので、もう一度言います。


【成功者は必ず数多くの失敗を経験している】


先のリンカーンほどの大成功を収めた人は
歴史上ほとんどいませんが
同時にリンカーンほど
多くの失敗を経験した凡人もいません。


かのホームラン王のベーブルースは
三振王でもありました。

失敗とは無縁に見えるイチロー選手も
ドラフト四位でプロに入ったものの
入団してから最初の二年間は
ほとんど二軍生活でした。

しかも、独特の振り子打法は
コーチの目には奇異に映り
「打撃フォームを変えない限り一軍では使わない」
とまで言われていました。


そう、"100勝0敗のチャンピオン"なんていないんです。


日本人は失敗を敬遠する傾向にあります。

それに対して
アメリカ人は失敗に対して寛容であると思います。


たとえば
一度事業で失敗した若者が
アメリカ人と日本人に出資を求めたとします。


日本人の反応は
「一度失敗した人間だから、お金は貸さない
 失敗したことがない人に貸したい」

それに対して、アメリカ人は
「彼は一度"失敗という貴重な経験"をしている
 つまり、以前よりも失敗に対するノウハウを持っている
 だから、お金を貸そう」

という傾向があるようです。


日本人は失敗が少ないことをよしとする民族です。

必ずしもそれが悪いわけではなく
逆に、柔道や剣道のような
「隙を見せた方が負け」の競技には
力を発揮するという良い一面もあります。

サッカーのJリーグにおいても
外国人のFW(点を取るポジション)は
日本人のFWよりも点を多くとる傾向にありますが
良く見てみると彼らの方が
シュートを多く打っているんですね。

つまり、ゴールを決める確率は
それほど変わらなくても
シュートを打つ回数が多いから
結果的にゴールを数多く決めるのだそうです。
(日本人FWも外国人FWもゴール決定率は
 それほどかわらず10%程度)

なので、特別に日本人のFWが下手だから
ゴールが少ないとは言い切れない部分があります。

ここまで読んでいいただいた皆さんは
「失敗は恐れるべきものではない」
ということはご理解いただけたかと思います。


では、失敗を恐れずに行動するには
どうしたらよいのでしょうか?


〜まずは、信念を貫くこと〜

最終的に成功してしまえば
途中の失敗は成功の道程だと言えるからです。


〜変えられるものに焦点を合わせること〜

世の中には
自分の力で変えられるものと、変えられないものがあります。

自分がどんなに一生懸命にやろうとも
他人の評価をコントロールすることはできません。

だったら、自分が最大限の力を発揮することにのみ
焦点を当てればいいのです。


〜最後に、完璧を目指さないこと〜

完璧を目指した人間が完璧にたどりついてしまうと
そこに待っているのは限界の二文字です。

なので、一段高いレベルを常に目指しつつも
完璧を目指すのは次回の楽しみに取っておきましょう。

ある意味、気楽に臨むことが肝要です。


以上が、溝口流の
『失敗を恐れず、成功に立ち向かう技術』です。

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●名言セラピー


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神様ってどこにいるの?


あなたの「心」の中にいるよ。

「心」の「深」いところにいるよ。

自分の心を深ーく、深ーくほりさげていくと、

心の「芯」に出会う。

その「芯」に出会うために、僕はキミにこう問おう。


「あなたにとって、幸せってなに?」



その答えと出会うとき、
そこにあなたの「芯」がある。


神様はね、
あなたの「親」のようなものだから、
いつもいつもあなたを優しく見守ってる。

だから「辛」いときだって、
「信」じて「進」めば大丈夫。

いつか「新」しい朝がくるから。
いつか「真」実と出会う日がくるから。





漢字は答えを知っている……


「心」→「深」→「芯」→「辛」→「信」→「進」→「新」→「真」→「神」→「心」



shin

シン。





シン→シン→シン→シン→シン→シン→シン→シン→シン→シン






ひすいこたろうでした(^^♪
hisuikotaro@hotmail.co.jp 
 ▲▲▲アリガ島▲▲▲



━━━ For Your Dramatic Stage ━━━━━━━━━━━━━━━━


 感動を生みだす表現力の魔法

 このメールマガジンは、自分の中に眠る「表現力」という新しい力
 を使い、仕事や日常をエンターテインメントに変える発想法と視点を
お伝えしていきます。

                            VOL409
───────────────────────────────


 こんにちは。
 感動プロデューサーの平野秀典です。

 暦は9月。

 秋の気配が忍び寄る頃ですが

 大気が不安定で、晴れたり曇ったり、
 突然の雨だったり、落ち着かない天気。

 この時期の出張は、ハラハラドキドキもの。

 でも、これまで、
 講演の時間に遅れたことが一度もないのは
 自分でも奇跡的だと思います。

 天職には天気も味方するのでしょうか? 


 では、今週もお楽しみください! 


==============================


■人は誰しも、


 天職に巡り合えるといいなあ


 と思います。


 しかし、
 今の仕事がそれなのかどうかは 
 なかなかわかりにくいことです。


 目の前の仕事が充実しているし、
 人の役にも少しは立っているし、
 この仕事が天職なのかもしれない


 という思いはあっても、
 

 天職と確信するには
 その基準がわからない。


 角川必携国語辞典によると、

 天職とは、


 「天から与えられた素質や才能にぴったりの仕事」 

 
 とのこと。


 この解釈で考えると、


 自分らしさが最も現れた仕事とも言えるようです。


 
■近著『感動3.0 自分らしさのつくり方』


 にも書きましたが、


 アメリカのスピリチュアルリーダー
 ディーパック・チョプラ博士によると、
 

 人は皆、
 独自の才能と独自の表現方法を与えられて、
 この星に生まれてきている。


 のだそうです。


 独自の才能だけではなく、


 独自の表現方法  


 という部分に注目!


 自分の得意なことが何なのか 
 見つからない場合は、


 得意な表現方法を探すのが
 早道かもしれません。


 表現方法から才能に気づく。

 
 天から与えられた
 独自の表現方法を探すには、


 誰か他の人の表現を見て
 感動したことの中に
 ヒントがあります。


 サッカーを見て感動したから
 サッカー選手になるという
 シンプルな道以外に 
 
 サッカー選手のように
 人に自分の振る舞いで
 勇気や元気を届ける仕事なのかも
 しれません。


 私自身のことで言えば、


 子供の頃に漫画に感動し、
 皆より絵が上手だったので、

 漫画家になって皆を楽しませたい
 と思っていたけれど
 

 今は本を書く仕事になっていて、
 少しばかり世間のお役にたっています。 


 また、演劇の舞台を見て超感動し、
 プロの役者の表現力に魅了され 
 気が付いたら役者をやっていたのも
 

 今のストーリー性のある公演をする
 今の自分につながっています。



■天職を見つけるには、
 感動がヒント。


 ただし、狭くとらえるのではなく

 その延長にある方向も含めて
 才能と表現方法を探っていく。


 私自身もこの先、
 また新しい表現方法にたどり着く
 かもしれません。 


 意識すべきはただ一つ。





 流れ。




 偶然必然含めて、


 感動したこと、
 感動されることは


 天職への道。 


 自分には必ず、

 独自の

 才能と表現方法

 がある。


 
 なんて素敵なことでしょうか!
 
【ココロの授業】67号 人生は言葉によって作られる

第8の賢者は、「言葉」ということを教えてくれました。

「人生は、言葉によって作られている。
 その人に起こるすべての出来事は、
 その人が発したり、
 心の中で思い描いたりする言葉に起因する
 当然の結果に過ぎない。

 そして、自分が一番よく聞くのは、
 他の誰でもない、自分の言葉である。

 人は、自らの言葉を
 他の誰よりも多く聞き、
 最も影響を受け、
 自らの人生を、自らの言葉通りの方向に向けようとする。

 そして将来には、
 今日、自分が使った言葉通りの人生が待っているのである。
 ということは、今日一日、思ったり使ったりする言葉は
 成功が約束された者がきっと使うだろうと思えるような
 そんな言葉でなければならないということだ。」

そんなことを言うのです。
私は、この話を聴いて、この人を思い出しました。
五日市剛さんです。

五日市さんの本て、累計250万部売れているそうです。
(注:この講演は平成20年11月に行われています)
スゴイですよね。
日本人の50人に一人は読んでいる計算になりますから。

五日市さんがおっしゃっていることをお伝えしようとすると、
ここから90分かかっちゃうものですから、
簡単に説明すると、結局は「言葉」なんです。

五日市さんの話では
「嫌なことがあった時こそ『ありがとう』
 いいことがあったら、『感謝します』」
と教えてくれています。

汚い言葉を言ったらだめです。
きれいな言葉を使いましょう、と
こういうメッセージなのですが、
まさしくそう思いますね。

あの五日市さんが講演の中で最後に言ったことが
印象的だったのですが、

言葉って、発すると、宇宙に飛んでいくらしいですね。
宇宙に飛んで行って、帰ってくるらしいんですよ。
発した人のところに。

しかも、時と空間を超えた分だけ
成長して帰ってくるんですって。友達まで連れて。

だから、自分の発した言葉が
きれいな言葉、よい言葉だったら、
成長して、よい友達を連れて帰ってきます。

だけど、それが汚い言葉、嫌な言葉だったら、
それが成長して帰ってきて、自分を傷つけますなんて
おっしゃっていましたが、
言葉って本当に大事です。

学生たちにいつも、
「うざい」とか「このやろ〜!」とか
「ムカつく!」とか、そんな言葉ばっかり
言ってちゃだめだよって言うのですが、

…私も以前は、汚い言葉も言っていましたが、
言葉ってホント不思議で、
言わなくなると、本当に言うのが嫌になるんですね。
言えなくなります。

でもね、そうなっていくと、なんか人生もね、
よくなってきた気がして…
奇跡的なことがたくさん起こっているんですよ。

今日だって、ありえないですよ。
あの喜多川さんがウエジョビに来てお話をしてくれるなんて、
私の「賢者の書スペシャル」の授業を
ここで聴いてくださっているなんて
奇跡的なことなんですよ!

普通、ありえないことですよ。
そんなことが起こるんです。

でね、この話をすると学生が
「今日、比田井先生からいい話を聞いた」なんて言って
一週間ぐらいやるんですね。

「嫌なことがあった時こそ『ありがとう』
 いいことがあったら、『感謝します』」をね。

でも、3か月くらい経って聞くと、
みんな忘れていますね。

だから大事なんですよ。続けることが。
続けたら、ホント人生変わりますよ。
私は、真剣にそう思っています。はい。

そして、来ました。
いよいよ「第9の賢者」です。

賢者は、3つのことを教えてくれます。
一つ目は「感謝」。
人生を素晴らしいものにするためには、
とにかく感謝の言葉を多く口にする毎日を送らなければならない。

新しい発見にありがとう、
その発見に引き合わせてくれた、過去のすべての出来事にありがとう、
人との出会いに、
自らの持つ大いなる力に、
自然の恵みに
今日一日生きていることに…
とにかく、すべてに対して「ありがとう」と言える
そんな生き方をすること

「感謝の心であふれている人のところに
 不幸なんて近寄れない」と

鏡の法則の野口嘉則さんもおっしゃっています。

続いて「与える」。

「人生において、ほしいものを手に入れるためには、
 手に入れたいと思うものを
 与える側にならなければならない

 感動の多い人生を送りたければ、
 感動を与える側になって初めて感動を手に入れることができる、

 勇気を手に入れたければ、
 それをくれる人や物を捜し求めるのではなく、
 人に勇気を与える側に

 何かを身につけたければ、
 それを教わる側ではなく、
 教える側に。

 人から認められたいのであれば、
 認められるのを待つのではなく、
 認める側に。

 そして、人から愛されたければ、
 愛されるのを期待するのではなく、
 愛を与える側にならなければ

 本当の意味での欲しいものを手に入れることは
 できないのだ」

これ、本当ですよね。
感動の多い人生を送りたかったら、
感動を与える側に、ですよね。

例えば、私の授業でも、学生が感想に
「感動しました」なんて書いてくれるわけですよ。

でね、その感想を読んで
ものすごく感動します。
それこそが、本当の感動なのかなぁと思うんです。

「いい映画を観て感動しました」
「あの人の話を聞いて感動しました」

とは、レベルの違う感動ですよね。

例えば、みなさんの行動や言ったことに対して
感動したと言ってもらえたら、
感動じゃないですか。

そんな生き方をした時に
本当の感動が与えらるんでしょうね。

勉強も本当にそうですよ。
本当に身につけたいと思ったら
教えることです。

教えればドンドンドンドン
できるようになっていきますから。

まさしくそうだなと思います。

そして、最後の教え
「誕生」を教えてくれました。

「人間は何度だって生まれ変わることができる
 誕生し直すことができる

 昨日までの愚者は、
 今日、新しい賢者として
 生まれ変われる可能性を持っている

 自らの集めてきたパズルのピースから
 目をそむけず、しっかりとそして素直に自分自身を見つめ
 そして、変わろうとする勇気を持つことで
 人は一日もあれば、賢者に変わることだってできるのだ」

と。まさしくそうだなと思うんです。


最後に、
アレックスがこんなことを言うんです。

「教えた側が賢者なのではない。
 学んだ側が賢者だったのだ。

 そして、最高の賢者とは
 誰よりも多くの人から学べる
 素直な心の持ち主のことを言うのだろう」と。

まさしくサイードのように。

で、このあと、サイードがどうなったのか、
このあと、アレックスがどうなったのか…
気になりますよね。

もちろん、言わないです〜!(笑)
このあと、本を買っていだたければいいなと思います。

ということで、みなさん
一生懸命に聞いていただいて
ありがとうございました!

以上を持ちまして、私の就職対策授業の
第4回公開授業
「賢者の書スペシャル」、以上で終わりになります。

てんつくラブレター〜今こそサーファーになろうの巻〜

さて、一つ問いかけするわね。

今、上を向いて生きてる?

それとも下を向いて生きてる?

今回、和歌山を中心に台風の影響で亡くなった方と行方不明の方、合わせて100名という平成で一番の被害が起こった。

め組JAPANとしては今、和歌山の人から情報を集めてて、必要だという声があがったらいかせてもらう。

小豆島のかばちゃんの塩小屋も半壊したと、学のメルマガで知った。

今、地球のエネルギーが大きく変革してるから、とにかくいろんなことが起こる。

いつも言うてるように、起こる出来事をコントロールすることは出来ない。

感情もコントロールするのは難しい。

でも、意味付けは自分で決めれる。

だから、ほんまに愛を込めて言うで。

なにかが起こった時に感情にとらわれないようにね。

その後、必ず意味付けに意識をチューニングするんやで。

その時に必ず上を向いてチューニングするねんで。

それは、ラジオの周波数を合わすようにね。

下を向いてたら、絶望と周波数が合い、上を向くと希望と周波数があうようになるからね。

それはいきなりあわさなくていい。

涙が出そうになったら出してあげよう。

その感情をコントロールしようなんて思わなくていい。

悲しいもんは悲しいよ。

いっぱい泣こう。

いっぱい泣こう。

そして、心が落ち着いてきたらな、椅子を二つ用意してほしいねん。

一つの椅子には自分が座って。

もう一つの椅子には誰も座らなくていい。

そして、空いた椅子に誰かがいると思って、自分の今の感情をありったけ話して。

弱い自分も強い自分もポジティブな自分もネガティブな自分も全部。

言葉なんて選ばんでいい。

全部、吐き出して。

時間を決めないでとにかく感情的に話せばいいよ。

もう、これ以上、伝える事はないぐらい話したら、次は空いてる椅子に勇気の自分が座ってほしいねん。

そして、目の前の自分に100%の愛で勇気の言葉を伝えてほしいねん。

「乗り越えような」

「お前は一人じゃない」

「もしも、お前が助けを求めたならば、必ず仲間が助けに行く」

「だから、顔をあげよう」

「一緒に生きてゆこう」

「一歩進んで一歩戻る、これも前進だし、一気に十歩進むのも前進」

「人は人やから、今こそ自分のペースで行こう」

「太陽や月を見上げてな。いつもお前を見守ってくれてるし、愛してくれてるよ」

「今日まで出逢ってくれたすべての人の為にも、生きよう」

「最後の最後に今日まで出逢ってくれたみんなやご先祖さんや子ども達にお母さんは生きたよ、お父さんは生きたよって言える為に今、なにを選択したらいいかな?」

そんなことを伝えたり、問いかけてあげてほしい。

これから、まだ世界中でいろんなことが起こると予想されている。

だから、今こそ自分の勇気を育てて行くんやで。

今、楽を選ぶことじゃない。

今こそ、自分が大変やと思う事に飛び込んでおき。

そして、その大変を楽しもうとするねん。

そう、サーファーのように。

高い波を楽しむサーファーのように。

何回、失敗してもいい。

何回も波に叩きつけられてもいい。

もう一回、向かっていけ。

その大きな波に。

何度も何度も失敗すればいい。

これを分かっておきながら失敗すれば無敵だ。

「それを繰り返すならばやがて、失敗の方法はなくなり、成功の方法しか残らない」

そして、お前は笑いながらサーフボートの上ででっかい波を楽しんでいる。

途中で辞めれば大変だった。

ただ、苦しかったで終わる。

しかし、出来るまでやれば、大変だったけど、楽しかったに変わる。

そして、お前は最高の宝物を手にいれる。

「あきらめなければ思いは現実になる」という信念を。

それをベースに生きたら人生はめちゃくちゃ楽しいぞ。

出来るかどうかなんて考えなくていい。

やりたいかどうかだけを自分に問いかけるんや。

そして、やりたいってその情熱が言ったならば、背中を押せ!

お前の中のすべての勇気を使って、背中を押してやれ!

やるかどうか。

やり続けるかどうかは自分にしか決めることは出来ない。

ほんまにお前がしあわせになりたいならば、絶対に人のせいや親のせいや世の中のせいにすんなよ。

未来はお前の中にあるんやからな。

心から心から愛してるからね。

一緒に乗り越えよう。
●名言セラピー


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今日は名言セラピーに新コーナー登場です。

その名も

ひすいこたろう幽体離脱コ─ナ─!(笑)


ひすいこたろうが幽体離脱して
あの世にいるカリスマに取材に行くというコーナーです。


第1回目は、あの伝説の経営者……

5000億円の資産を築いた経営の神様といわれる
松下幸之助さんを取材してきます。


ではちょっと待って。

いま、幽体離脱してあの世に行ってまいりますので。


チチンプイプイ、ユウタイリダッツゥ!









「初めまして。ひすいこたろうと申します」

「どうも。どうも。ようこそあの世へ。松下幸之助です」







「幸之助さんのことを幸(コウ)ちゃんと呼んでいいですか?」

「いいよいいよ。プリーズ・テル・ミーこうちゃん」




「幸ちゃんが案外気さくな方でほっとしてます。
 さっそく質問なんですが、
 人生で困ったことってあると思うのですが、
 そんなとき、幸ちゃんはどのように考えるのでしょうか?」


「うん。うん。小俣さんのことね」


「いや。いや。コマタさんのことじゃなくて、困ったときに幸ちゃんはどう考えるか知りたくて……」


そっか。そっか。困ったときね。それはカンタンだよ。これだよ、これ!






「困っても困らない」by松下幸之助








「ふ、ふ、深いっすね。幸ちゃん! 
 微妙にわかったようなわからないような気もしますが、
 時間がないので次の質問に入らせてもらいます。
 失敗を恐れる気持ちが僕にもまだあるですが、そんな僕にアドバイスをいただけませんか?」







「失敗することを恐れるよりも、
 真剣でないことを恐れたい」by松下幸之助








「おおおお。名言じゃないですか!幸ちゃん!あの世にきたかいがありましたよ」

「あ、そうかい? 天才コピーライターに誉められるとうれしいもんだね(//∇//) テレテレ 」

「いやー。幸ちゃん絵文字使うんですか!?
 幸ちゃん、あの世で進化してますよー。ビックリです。

 さて、次の質問いいですか?
 人生に行き詰ったときは、どう考えればいいでしょうか?」








「自分が方向を変えれば、新しい道はいくらでも開ける」by松下幸之助






「おおおおお。またも名言! 
 いくらでもっていいですね。
 うちの息子は、いくらが大好物なので、息子にも伝えておきます。

 では次の質問です。
 人生において、これだけは大切だというものを教えてください」





「知識なり才能なりは必ずしも最高でなくてもいい。
 しかし熱意だけは最高でなくてはならない」by松下幸之助




「うわお!
 まさに、情熱の男、てっぺんの大嶋啓介社長が好きそうな言葉です!
 今度彼に、幸ちゃんからの伝言だって伝えておきます。

 また質問に移ります。
 幸ちゃんのように、ド派手な人生を送れない人の方がむしろ多いと思うのです。
 庶民派で生きる僕らになにかメッセージはないでしょうか?」
 






「たとえ平凡で小さなことでも、
 それを自分なりに深く噛みしめ味わえば
 大きな体験に匹敵します」by松下幸之助





「幸ちゃん、僕、改めて幸ちゃんのファンになりました。あの世に来てよかったです」

「・:*:・(*/////∇/////*)・:*:・ 照れるぜっ! 」

「うわーー。幸ちゃん、顔文字が進化してますううぅ!!!!幸ちゃんすごいですーーー」



「知恵のポンプは汲めば汲むほど湧いてくるんや」by松下幸之助




「うわーーーー。幸ちゃん最高!
 まだまだ質問させてください」


「なかなか夢が叶わないってことってあるんですが、それに関して幸ちゃんの見解を聞かせてください」



「思ったことが全部実現できたら危ない。
 3回に1回くらいがちょうどいい」by松下幸之助




「思ったことが全部実現したら、『危ない』ってそんな見解初めて聞きました!
 夢が全部叶ったら、そこはあの世だと思えってことでしょうか……(笑)
 でも、なんかほっとしました。
 幸ちゃん、案外、癒し系ですね」


「(^^ゞ カキカキ」by松下幸之助



「あ、そうだ。
 昨日、歴女白駒ひとみさんと一緒に、
 日本一の愛の箱屋・ヤサカさんで講演させていただいたんですが、
 http://www.yasaka-ai-no-oribakoya.co.jp/
 経営者の方たちに、なにか幸ちゃんのメッセージを一言でいいのでいただけないでしょうか?」


 
「それでお客様は喜びますか? 」by松下幸之助




「これまた、ふ、ふかい一言です!でも、もう一言ください」





「世のため、人のためになり、
 ひいては自分のためになるということをやったら、
 必ず成就します」by松下幸之助




「この勢いにのって、もう一言だけおねがいします」




「力強さは使命感を持つところから生まれる」by松下幸之助

「売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永久の客を作る」by松下幸之助



「もう一言ってお願いしたのに、二言伝えてくれるとは、
 幸ちゃん、ここにきてノッテきましたね!
 だてに5000億の資産を築いた男ではないってよくわかりました。
 一言一言に実に重みがあります。
 幸ちゃんの成功の要因はご自分ではなんだったとお思いですか?」




「成功は自分の努力ではなく、運のおかげである」by松下幸之助


「私は死の直前まで運命に素直に従いたい」by松下幸之助



「なんだか幸ちゃんの成功哲学が見えてきました。
 いつだって、周りのおかげだ。
 そう思いながら起きたことは全て受け入れて、
 熱意をもって、目の前の人の喜びを生みだしていく。
 幸ちゃんの伝えたかったことってそこに尽きるのではないですか?」



「(-_-)_zzz」by松下幸之助




「幸ちゃん、寝ちゃってるし!!!!!
 あの世でも眠るんだってちょっと意外な発見ですが、幸ちゃん、起きてくださーい。
 あの世は空気が薄くて
 そろそろ息苦しくなってきたので、この世に戻りたいのですが、
 最後に一言ください」








「こけたら立ちなはれ」by松下幸之助











ひすいこたろうでした(^^♪
hisuikotaro@hotmail.co.jp 
 ▲▲▲アリガ島▲▲


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●名言セラピー


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名言セラピー新コーナー

ひすいこたろうが幽体離脱して
歴史上の偉人に突撃インタビューをしてくる

「ひすいこたろう幽体離脱インタビュー」


今回は第2弾として

あのガンジー 
をインタビューしてきました。

ガンジー→ http://bit.ly/pWt95Z


マハトマ・ガンジー
インド独立の父として世界的に知られるカリスマ。


インドのイギリスからの独立運動を指揮。

暴動ではなく「非暴力、不服従」によってインドの独立に成功し、
この思想は、植民地解放運動や人権運動における平和主義的手法として、

世界に大きなインパクトを与えた。




では、ひすいこたろう、
幽体離脱してあの世に行ってまいります。


チチンプイプイ、ユウタイリダッツゥ!









「初めまして。ひすいこたろうと申します。ガンジーさん今日はよろしくお願いします」

「ガンジーじゃない。あの世ではガンズィーと呼ばれている。キミはそんな下調べもせずに来たのか?」




「す、すいません。ちょっとここのところバタバタしてまして……
 ジーじゃなくて、ズィーで、ガンズィーですね」

「そうだ。ガンズィーだ。
 で、ところでキミは最近、『朝にキク言葉』という本を出したじゃないか。
 あの世のベストセラーランキングで138位に入っていたから、
 私も読んでみたのだが、コタロウ君、キミにはガッカリしたよ。
 ほんとうにガッカリした。
 私の名言が載ってないじゃないか!」




「す、すいません。
 でも、『その日にすることの決意を、毎朝の最初に行いなさい』
 というガンズィーさんの名言はほんとは載せたかったんです。
 でも、編集者さんにボツにされまして……」


「コタロウ君、キミはほんとに私をわかってないようだ。
 どんなことも許してきた私だが嫌いなものが2つだけあるのだ。
 甘いカレーと、すぐにいいわけをする男だ」



「す、すいません。許していただけないでしょうか?
 ガンズィーさんは生前言ってたじゃないですか。
 『弱い者ほど相手を許すことができない』
 『許すということは、強さの証だ』と。

 それに僕はガンズィーさんの許す力にほんとうに感動したんです。
 ガンズィーさん78歳、3発のピストルの弾丸を撃ち込まれ暗殺されたとき、
 ガンズィーさんは、倒れながら自らの額に手を当てたじゃないですか。
 あれは、イスラム教で『あなたを許す』という意味の動作ですよね?
 自分を撃った犯人すら許して死んでいくガンズィーさんに
 僕は猛烈に感動して、『Happy名語録』 http://bit.ly/duEpae
 にちゃんと書いたんですよ」


「お、そうか。あの世には単行本はあっても文庫本はないので、それは気付かなかった」
 
「ガンズィーさん、僕があなたに感動したことはまだまだあるんです。
 イギリスに支配されていたインドは、命に欠かせない塩を作ることさえ禁止されていましたよね。
 だから当時のインドでは、イギリスから高価な塩を買わなければいけなかった。
 これに対し、あなたは自らの手で塩を作ることで抗議しようと考えたじゃないですか。

 しかも単純に塩を作るのではなく、海までの道のり350キロを自らの足で歩きながら、
 抗議の姿勢を示した。
 60歳を越え、ガリガリに痩せたあなたが1ヵ月かけて350キロを歩きぬいたじゃないですか。
 それに共感した民衆が次々に行進に加わった。
 結果的に、あなたはイギリス政府によって逮捕されますが、これが世界中の非難を浴びることになり、
 イギリス政府は、ついに塩を作る許可を与えました。
 無抵抗で革命を起こしていくガンジー、あなたの姿勢にはほんとうに感動したのです」


「だから、ガンジーじゃなくて、ガンズィーだ。たのむよ。コタロウ君、そこ大事」


「すいません。ガンズィーさん。
 ところで、非暴力、無抵抗で革命を起こすって、命がけですよね。
 なんでそんなことができたんですか?」

 

「死ぬ覚悟が出来ていれば、人は自由に生きられる」byガンズィー



「おおおおおおお。名言です!!!」



「自分が行動したことすべては取るに足らないことかもしれない。
 しかし、行動したというそのことが重要なのである」byガンズィー



「結果をだすよりも行動することがまず大切だということですね?」


「その通りだ。
 すべての人の目からあらゆる涙を拭い去ることが私の願いである」byガンズィー


「ガンジーさん、むしろ、感動で涙が溢れてきたんですけど……」

「ノープロブレム。大丈夫だ。キミの瞳は細いから、涙を拭い去る必要はない」


「ガンジーさん、案外、さらりと酷いこと言いますね」

「だから、ガンズィーだ。今度間違ったら、インタビュー打ち切るよ」

「す、すいません……」


「私は生前、こんな言葉を残した。
 『束縛があるからこそ、私は飛べるのだ。
 悲しみがあるからこそ、高く舞い上がれるのだ。
 逆境があるからこそ、私は走れるのだ。
 涙があるからこそ、私は前へ進めるのだ』
 
 この言葉を今こそ、日本人のキミたちへ捧げたい」



「日本人へのメッセージありがとうございます。
 心します!
 あと、僕への個人的なメッセージもいただけませんか?」




「明日死ぬと思って生きなさい。
 永遠に生きると思って学びなさい」byガンズィー


そして、


「見たいと思う世界の変化にあなた自身がなりなさい」byガンズィー




「ガンズィーさん、しびれました! 
 ガンズィーさんに続く、草食系革命家として、ひすいこたろう
 これからがんばりますので、僕の指導霊になっていただくことはできないでしょうか?」


「イヤだ」

「この日、一番の即答じゃないですか!」

「甘いカレーを好むキミはまだまだ修行がたらんわ!」

「はい。まず辛いカレーから食べられるようにがんばります。
 最後に、これを読んでる読者の方にガンズィーメッセージをお願いします」




「たとえ一人になろうとも、全世界に立ち向かい給え!
 世界から血走った眼でにらまれようとも、
 君は真っ向から世界を見すえるのだ」byガンズィー


「恐れてはならない。
 君の心に響く、小さな声を信じ給え!」byガンズィー



では、あの世のココイチで会おう。
さらばじゃ。

マハトマ・ガンズィー




━━━━━━━━━━━━━━取材後記。

名言セラピー青 http://bit.ly/97pZ8R
にも書きましたが、

僕は、
18歳初めての一人旅がインドだったのですが

インド人は、そのほとんどが血液型がB型でして
まあ、それはそれはみんながゴーイングマイウェイでして、

そのB型軍団のインド人を
よくぞ、ガンズィーはひとつにまとめたなーって感動してたので

今回のガンズィー取材、ワクワクして望んだのですが、
実は、かなり難航しました。

最初に「ガンジー」と呼びかけて機嫌を害してしまったこともありますが、

何を聞いても






「私の生き様が、私のメッセージである」byガンズィー








としか言葉を返してくれなかったからです。

ガンズィー、言葉の人ではなく、行動の人でした。


でも、ガンズィーさんがココイチのカレーが好きだという
共通点が見つかってからだいぶ会話が盛り上がりました。

取材を終えて、ほっとしてます。



追伸

ココイチのカレーは僕、毎週1回は食べてます!
http://www.ichibanya.co.jp/index.html
福神漬けもしっかりおいしくて、手を抜いてないなーって。
ではいつかどこかでココイチで会おう。

さらばじゃ。
ひすいこたろうでした(^^♪
hisuikotaro@hotmail.co.jp 
 ▲▲▲アリガ島▲▲▲

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[ 1 ]ココロのメルマガ小説『ホームの少年(前編)』志賀内泰弘
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水谷昌男は、中学2年生。

土曜日の午後、隣の市に住む祖母のお見舞いに行くため、一人で電車に乗っていた。
昌男は、いわゆる「お婆ちゃん子」だった。

両親が共働きしていたので、学校から帰ると、祖母がいつもおやつを作ってくれた。
蒸しパン、ドーナツ、トコロテン・・・。

若い頃、レストランの厨房で働いていたことがあると言い、料理も得意だ。
週の半分は、祖母が家族の夕食の用意をしていた。

ところが、2年前ほどから体調を崩し、入退院を繰り返している。
昌男は、少しでも時間ができると、お見舞いに出掛けた。
顔を見せるだけで、ものすごく喜んでくれるからだ。

その日も、最寄りの駅から私鉄に乗った。
5つ目の駅前に、祖母の入院する病院がある。
1つ目の駅で、車両のドアが開いた。

ワッと人が乗り込んできた。その一団は、詰め入りの学生服を着て、
手には同じデザインの大きなスポーツパッグを持っている。

近くの高校の運動部らしい。汗の匂いがするところをみると、対外試合の帰りだろうか。
半分くらいの生徒が席に座った。昌男の両端の空いていた席にも。
一番最後に、よたよたと白髪のお婆さんが乗り込んできた。シルバーカーを押している。

プシュー!

ドアが閉まる。
おそらく、運転手はお婆さんが乗るのを確認して、
すぐにドアを閉めたのだろう。そのため、少し発車が遅れた。

お婆さんは、チラチラッと車内を見回した。空いている席は一つもない。
視線を向けたシルバーシートも、すべてお年寄りが座っている。
おばあさんは仕方なく、手すりのポールに掴まった。

発車と同時に、少し揺れる。

その拍子で、シルバーカーが30センチほど走り出してしまった。
お婆さんの手から離れてしまったのだ。昌男は、心の中で(危ない!)と叫んだ。

しかし、幸いなことに、電車の揺り戻しで、シルバーカーは再びお婆さんの手元に帰ってきた。
お婆さんの立っているドア付近までは、昌男の席から3メートルほど離れている。

昌男は、(誰か席を譲ってあげないかなぁ)と思った。いや、そう祈った。
しかし、先ほど乗り込んできた高校生たちは、試合の話に夢中で振り向きもしない。

他にも、自分の両親と同じ年くらいの人たちが席に座っていたが、一人も立つ者はいなかった。
昌男は迷った。今まで、一度も、お年寄りに席を譲ったことがなかったからだ。

そういう機会がなかったからか。いや違う。きっと、あったのだろうが、恥ずかしかったのだ。
どちらかというと、引っ込み思案。道に迷っても、知らない人に尋ねることさえはばかられるくらいだ。

ましてや・・・。

でも、気が付くと、声が出ていた。

「おばあさん」

聞こえない様子。それは、ささやくような声だった。電車の中では、かき消されてしまう。
今度は、思い切って言ってみた。立ち上がって。

「お婆さん!ここへ座ってください」

お婆さんよりも先に、周りの乗客が全員、昌男の方を向いた。
それに吊られて、お婆さんも視線を向けた。

昌男は、顔から火が出るほど恥ずかしかった。どうしていいのか、わからない。
足がガクガクと震える。お婆さんは、シルバーカーを押して、よたよたしながら歩いてきた。

「ありがとうございます」

と言い、席に座る。周りの人たちは、すぐに何事もなかったかのように視線を元に戻した。
でも、昌男の動悸はずっと続いた。いいことをしたはずだった。

それなのに、なぜ、恥ずかしいと思うのか、自分の心がわからなかった。
ひょっとすると、自分の病気の祖母と、姿が重なってしまったからかもしれない。

お婆さんの近くに立っているのが辛くなる。そうこうしているうちに、電車は次の駅に着いた。
祖母のいる病院までは、まだ3つ先だ。知らぬ間に足が動いていた。
人をかき分けてホームへ飛び出す。

フウー

と深呼吸した。再び走り出した電車を見送った。
時刻表を見ると、次の電車まで、15分あった。



佐々木希美は、隣の市の駅前デパートへ買い物に行くため、電車に乗った。
希美と書いて「のぞみ」と読む。望みがかなうようにと、父親が付けてくれた名前だった。

発車ぎりぎりで飛び乗ると、少し離れた席に友達が乗っていることに気付いた。
水谷昌男だ。いや、正確に言うと友達ではない。同じクラスメートというだけで、
ほとんど話をしたこともなかった。

ちょっとだけ気になる存在ではあった。
かといって、恋心というわけでもない。

ちょっと前のことだ。

希美はクラスの美化委員をしている。
体育の先生から、新しい掃除道具が入ったので、倉庫まで取りに来るように指示された。

行ってみると、モップが5本にバケツが3個。ぞうきんが10枚。
とても一人では持ちきれない量だった。
2回に分けて運ぶしかないなと思っていたところに水谷昌男が通りかかった。

「なんだよ、それ教室に持っていくのか?」

と聞かれた。

「うん」

と言うと、奪うようにしてモップを持ち、歩き出した。
「ありがとう」と言う間もなく、スタスタと言ってしまう。
結局、それっきり。次に話す機会もなく、時が過ぎた。

次の駅で、ダダッと人が乗り込んできた。15人くらいの、詰め入りの学生服の男子高校生だった。
襟元には、見知らぬ校章を付けている。他の町から、対外試合か何かでやって来た帰りなのだろう。

「お前のシュートのせいで負けたんだゾ」
「なに言ってんだ。その前のパスの位置が悪いんだ」

となど言う声が聞こえる。おそらく、バスケのチームに違いない。
その一団は、水野昌男が座っている席を取り巻くようにして座った。

全員の席がなかったので、そのまま吊革に掴まって立っている者もいた。
特に意識をしていたわけではないが、昌男の方をボーと見つめながら席に座っていた。
すると、突然、昌男の表情が変わった。希美とは、反対の方を向いて何か喋っている様子。

(?・・・なんて言ったの?)

耳を澄ませるが、聞こえるはずもない。
また、昌男が言った。今度は、ちゃんと聞こえた。

「おばあさん!ここへ座ってください」

周りの乗客が全員、昌男の方の顔を向けた。
おばあさんは、シルバーカーを押して、昌男がそれまで座っていた席に腰かけた。

両隣に座っていた男子高校生が、ふと下を向いた。
それは明らかに、自分を恥じていることが見てとれた。

自分よりも年下の中学生と思しき男の子の行動に、「これはいけない」と反省したのだろう。
真向かいに座っていた年配のサラリーマンも、目のやり場に困った様子だった。
みな悪い人ではないのだ。気持ちはある。親切はしたい。
でも、気付かないだけか、ちょっとの勇気がないだけなのだ。

希美は、(へえ〜、やるじゃん)と思った。
そして、モップを運んでくれた時のことを思い出した。

(アイツ、いつもこんなことしてるのかな)

そんなことを考えていると、次の駅に着いた。
すると、急に、人をかき分けるようにして、昌男が電車から飛び出して行った。

(え?!)

乗り過ごすところだったのか。あまりにも慌ただしい昌男に動きに驚いた。
そして、どうしたことか、希美も電車が飛び降りていた。

その瞬間、後ろのドアが閉まった。自分でもわからない。なぜ、降りたのだろう。
そう思いつつ、昌男の方を見ると、ホームでポツンと立ち尽くしている。わからない。

なぜか、改札へ歩いて行かないのだ。ホームの時刻表を見ている。
次の電車の時間を調べている様子。ここは、普通しか止まらない駅だ。
乗り換え駅でもない。まったく、理由がわからなかった。

考えられるのは、間違って降りてしまったということか。
いや・・・。希美は、自分も似たような体験をしたことがあることを思い出した。
電車で、お腹の大きな女性に席を譲った時のことだ。何度も何度もお礼を言われた。
周りの人たちが見ている中で。なんだか恥ずかしくなって、隣の車両に移ってしまったことがある。

(ひょっとして・・・アイツも同じ心境なのかも)

だとすると・・・。
そう思うと、心の距離が近くなった気がした。
近づいて、思い切って声をかけた。

「水谷クン」
「・・・?!」

驚いた表情の昌男に、希美は言った。

「ありがとう」
「え?」

そう言う希美自身も、なぜ、「ありがとう」なんて口にしたのか、わからなかった。
2秒後、自分でも気づいた。あの白髪のおばあさんの代わりに、お礼が言いたかったからだと。
もう一度、希美は言った。

「えらいじゃん! ありがとう」

昌男は、キョトンとして希美を見つめていた。


《終わり》

悲しみを癒すプロセス。子守唄と共感性。

こんにちは、野口嘉則です。

今回は、「悲しみを癒す」 というテーマでお話しします。



僕たちは、人生においてさまざまな悲しみを体験しますね。

大切な人と別れたり、
大切なものを失ったり、
これまでできていたことができなくなったり、
これまで果たしていた役割りを失ったり、
これまで目標や生きがいにしてきたことをあきらめたり・・・

こうした喪失体験は本当に辛いものですし、
それによって僕たちは、深い悲しみを味わいます。



こうした悲しみを癒し、喪失の傷から回復していく過程を、
「悲嘆のプロセス(グリーフのプロセス)」 と言います。

人は、このプロセスを経て悲しみを癒し、
新しい人生を歩み始める力を得ていくのですが、

過去に、このプロセスをきちんと経なかったために、
悲しみが癒されないまま、心の底に残ってしまい、
今も僕たちの感情や行動に影響を与え続けているケース
は珍しくありません。







多くの人がよくやってしまうのは、悲しみの抑圧です。

悲しいという感情を感じまいとして、
それを無意識下に抑圧してしまうのです。

抑圧された悲しみは、癒されないまま残り、
ときに、その人の生きる力を低下させることさえあります。



悲しみを抑圧しないためには、
あるいは、抑圧された悲しみを癒すためには、

まず、悲しみや落ち込み等の感情を
十分に吐き出すことが必要です。


そして、そのためには、
誰かに聞いてもらうことが有効です。

そして、話を聞いてもらっていて泣きたくなったら、
存分に泣くことをお奨めします。

泣くことは、悲しみの解放につながるからです。

(話を聞く側は、励ましたり元気づけたりするのではなく、
話す人の悲しみに寄り添うように、受容的・共感的に
聞いてあげることがポイントです)



ただし、あまりに悲しみが大きすぎて、
その悲しみに「耐えきれない」と感じるときや、
「今はまだ話したくない」 と感じるときは、
無理をしてまで悲しみと向き合わないことです。

「悲しみと向き合う準備が整った」と感じるときが、
きっとやってきますので、
そのときにあらためて向き合って下さい。



さて、では 「悲嘆のプロセス(グリーフのプロセス)」 とは、
どのようなものでしょうか。

どのようなプロセスを経ることで、
僕たちは、喪失体験の傷から回復していくのでしょうか。



「悲嘆のプロセス」としては、
アルフォンス・デーケン氏の 「12段階の悲嘆のプロセス」 が
有名ですが、

ここでは、よりシンプル化されたものを紹介します。

水澤都加佐 氏の「悲嘆のプロセス(4段階)」です。



(1)ショック

激しい衝撃の後、自分を守るために現実感がマヒする
        ↓
「きっと何かの間違いだ」 と否認する
        ↓
マヒから醒め、パニック(泣き叫ぶ、眠れない、等)に陥る



(2)怒り

「なぜ自分がこんな仕打ちを受けるのか」 と怒りを覚える
        ↓
周囲の人や、特定の個人に対して、敵意という形で
やり場のない感情をぶつける



(3)落ち込み

「あの時、こうしていれば・・・」 と後悔し、自分を責める
        ↓
幻想にひたったり、孤独の中で悲しみにくれる
        ↓
すべてが虚しくなり、気力を失う



(4)受容

あきらめとともに現実を見つめる
        ↓
少しずつ希望が戻ってくる
        ↓
悲しみが消えるわけではないが、自分が扱える大きさに
までなり、新たな人生を歩み始める


(『グリーフ・ワーク』 水澤都加佐 著、アスク選書2 より)



以上が「悲嘆のプロセス」です。


悲しみを癒すということについて、より詳しく知りたい方や、

また、大切な人を亡くしてしまって、
大きな悲しみに直面している方には、

次の本をオススメします。


『愛する人を亡くした人へ 〜悲しみを癒す15通の手紙〜』
(一条真也 著、現代書林)


愛する人を亡くした人へ ―悲しみを癒す15通の手紙



著者の一条さんが、
「別れ」「いのち」「受容」「癒し」「愛」「再生のシンボル」など、
15のテーマについて、手紙の形で語りかけてくる内容です。

一条さんのハートフルなメッセージが心に響きます。

この本の中で紹介されている、ルドルフ・シュタイナーの話も、
大変興味深いものです。

シュタイナーは、人智学の創始者であり、
シュタイナー教育の提唱者でもありますが、

彼は、講演や著書で「死者はあの世で生きている」と主張し、
死者に働きかける方法(=死者を供養する方法)まで語って
いるのです。

また、この本の中には、
アルフォンス・デーケン氏の「12段階の悲嘆のプロセス」の他、
平山正実氏の「悲しみを癒すための 10か条」や、
E・A・グロルマンの「死別の悲しみを癒すための10の指針」も
紹介してあります。



以上、オススメ本をご紹介したところで、

悲しみと向き合うということについて、
さらにお伝えしたいことがあります。



以前、山折哲雄さんがご講演の中で、
次のようなお話を紹介されていました。



今から二十数年前のこと、ある全国紙の投稿欄に、
一人の若い母親からの投稿が掲載されました。

「子どもを寝かしつけようとして子守唄を聞かせたら、
子どもは眠るどころか、逆に、むずかり始めました。
さらに子守唄を聞かせたところ、布団にもぐりこんで
拒否反応を示しました」
という、困惑を訴える投稿でした。


そしてその翌日から、その新聞社に、
同じ悩みを訴える母親の投稿が、
全国から殺到したそうです。

これには新聞社も驚いて、
この現象の原因を探ったのですが、
すぐには原因は見つかりませんでした。


そして翌年になって、
一人の作家がその原因を究明し、
次のような論文を発表しました。

山折先生のお話からすると、その論文は、
おおよそ次のような内容だったようです。

--------------------------------------------

生まれた子どもたちは、どんな音環境で育つのか。
それを調べてみると、今の子どもたちはテレビの音を
長い時間、聞いて育つことがわかった。

そして、そのテレビから聞こえてくる音楽といえば、
朝から晩まで流れているCMの音楽(CMサウンド)。

このCMの音楽は、明るい曲、陽音階の曲ばかりで、
短音階(マイナー)、短調、陰音階の曲がほとんどない。
つまり、“悲哀のメロディー”がほどんどない。

だから今の子どもたちは、
悲哀のメロディーに触れる機会が少なく、その結果、
それに対する拒否反応を示すようになる。

--------------------------------------------



当時(今から二十数年前)、この論文を読んだ山折先生は、
「これは恐るべきことではないか」 と直感したそうです。

さらに山折先生が調べてみると、
幼児教育や低学年教育の音楽教材から、
「五木の子守唄」「竹田の子守唄」「島原の子守唄」など、
悲哀感あふれる歌詞とメロディーを特徴とする “日本の
子守唄” が姿を消していたそうです。

(子守唄で残っていたのは、ヨーロッパの裕福な家庭を
舞台にした 「ブラームスの子守唄」 と 「シューベルトの
子守唄」 だけだった)



山折先生は危惧したそうです。

「悲哀のメロディーを聞かずに育つ子どもは、
悲哀のメロディーに拒否反応を示す子どもは、
他人の悲しみに共感したり、他人の痛みを理解したり
できるようになるのだろうか?
どんな若者になるのだろうか?」



そして、それから十年くらい経ったころから、
若者たちの共感性の欠如を示す犯罪や事件が
頻発するようになりました。

若者たちによる “おやじ狩り” や “ホームレス狩り” が
社会現象になりました。

13人の死者と6300人の負傷者を出した地下鉄サリン事件も、
逮捕された関係者(=オウム信者)の多くが若かった。

神戸連続児童殺傷事件は中学生による、
光市母子殺害事件は 18歳の少年による、
秋葉原無差別殺傷事件は 25歳の若者による犯行でした。



さて、話はちょっと飛躍しますが、

「日本の国土以上の面積を持つ 一つの国で、
200年以上も戦争がなかった」という例は、
人類の歴史の中で、
日本の平安時代と江戸時代の二例しか存在しません。

ヨーロッパにも、アジアにも、アメリカ大陸にも、
200年以上平和が続いた地域は存在しないのです。

まさに日本は、「和の国」であったわけですが、
これはもちろん、日本人の “和の精神” によるものだと
思います。



そして、その “和の精神” の根底には、
「もののあはれ」や「わび、さび」「無常観」を大切にする
“陰の精神文化”があります。

日本人は、しみじみとした哀愁や情趣を愛し、
他人の悲しみや痛みに共感する感受性を育んだのです。

これを河合隼雄氏は、次のように表現しておられます。

「キリスト教精神の根底には、“原罪”という概念があるが、
日本の伝統的精神には、“原悲”ともいうべき感覚がある」



この、他人の悲しみや痛みに対する共感性の高さゆえに、
日本人は元来、戦いを好まず、平和な国を作ってきたと
いえるでしょう。

そしてその精神は、
民謡や子守唄などにも歌い継がれてきたわけです。



あと、武田鉄也さんの『贈る言葉』という歌の中にも、
次のような言葉がありますね。

「人は 悲しみが多いほど 人には優しくできるのだから」

これは真理だと思います。



さて、ここで日本の“陰の文化”に対比させるために、
“陽の文化”といえるアメリカに焦点を当ててみましょう。



世界中どこの国でも、
「アメリカ人のイメージは?」って聞くと、
「陽気で、明るくて、ポジティブ」 という答えが返ってきます。

アメリカ社会には、
「ポジティブなのがいい、ネガティブはダメ」
という、善悪二元論的な風潮があります。



「ポジティブにハッピーエンドで終わってスッキリ」
というのが、
ハリウッド映画によく見られるパターンですね。

悲しい結末で終わるはずの「フランダースの犬」でさえも、
アメリカのハリウッド版はハッピーエンドで終わります。
(ネロもパトラッシュも死なずに救われます)

異常なまでにネガティブを避けていますね(^^;



ネガティブものを悪いものとして抑圧し、
ひたすらポジティブであろうとする社会。



つまりアメリカは、ネガティブ抑圧型の社会であり、
これは、無意識への抑圧の結果として“シャドー”が肥大化
する社会でもあります。

表面的にはポジティブな国民性ですが、
2000万人(成人の10人に1人)がうつ病で苦しみ、
アメリカ国内で処方される薬で最も多いのも抗うつ薬です。

また、陽気で明るい国民性の反面、
犯罪大国でもあります。

(さらに詳しく知りたい方は、
『ポジティブ病の国、アメリカ』(バーバラ・エーレンライク著)
を読んで下さい)



僕は別に、
アメリカの悪口を言いたいわけではありません(^^;

実際、素晴らしいアメリカ人を何人も知っています。



ただ、アメリカ文化に見られるように、
「ポジティブこそが素晴らしく、ネガティブは良くない」
という善悪二元論的な発想になってしまうと、

自分の中のネガティブな感情(悲しみ、寂しさ、不安、など)を
抑圧するようになってしまいます。
(それらは無意識に蓄積し、シャドーのエネルギーとなって、
僕たちを振り回すようになります)

そして、感情を抑圧した結果、
感受性が鈍り、他人に対する共感性も乏しくなってしまうの
です。



ですから、アメリカ的な陽気さやポジティブさも取り入れ、
日本古来の陰の精神文化と融合し、

「陰と陽を統合する生き方」をしていきたいものです。



この、「自分の中の陰と陽を統合すること」を、
ユング博士は “自己実現” と呼びました。



ユング博士によると、
“完全性”という言葉には2種類の意味があります。

1つは、マイナスを排除した、プラスのみからなる完全性。

もう1つは、マイナスも含んだ完全性。



そして、本当の完全性とは後者の方。
つまり、マイナスも含んだ完全性こそ真の完全性であると、
ユング博士は言っています。

プラスもマイナスも、善も悪も、陰も陽も、・・・
それら両極を含んで統合したものこそ、真の完全性であり、
それをユングは“全体性”とも呼びました。



今まで自分の中で、
「好ましくない感情」「悪い感情」として抑えてきた感情に
目を向け、
それらを自分の一部として受け入れ、
その居場所を見つけてやること。

これによって、内なる統合が起き、
人間として成熟していくのです。



以上、
今回は 「悲しみと向き合う」「悲しみを癒す」 というテーマで
お話ししました。

この度の震災で、喪失の悲しみに直面しておられる方が
たくさんいらっしゃることを思い、
このお話がなんらかのお役にたてばと考えたからです。


しかし、実際に大切なご家族や知人を亡くされた方たちや
ご家族やご親族の安否がいまだにわからないという方たち
のことを思うと、
その悲しみやご心痛は、いかばかりかと思います。

そのような大きな悲しみやご心痛に直面している方たちに
対しては、
このような情報はわずかの慰めにもならないのかもしれま
せん。

もしも、今回のお話しで不快な思いをされた方がおられたら、
心よりお詫びいたします。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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●心を揺るがす今日の言葉364
 
 〜世の中をきれいにすれば、人の心もきれいになる

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「日本を美しくする会」の相談役、鍵山秀三郎さんの言葉です。
鍵山さんは、自動車部品を扱う(株)イエローハットの創業者でもあります。


昭和28年、岐阜県の高校を卒業して上京しました。
東京に着いたその日、泊まるところがありません。
住み込みで働ける会社を探さなければなりません。
見つけたのが、「デトロイト商会」という自動車部品の会社でした。

すさまじい会社でした。
昼間は旋盤を使って部品を作ります。
夜は、その機械と機械の間にゴザを敷いて寝るのです。
でも、鍵山さん、感謝でした。
屋根の下で寝れるのですから。

新入社員の鍵山さん、朝早く起きて工場(こうば)の掃除を始めました。
おそらく子どもの頃から、朝起きたら家の掃除をすることが
鍵山さんにとって当たり前のこと、普通のことだったのではないかと思います。

でも、考えてみてください。
自動車部品を作っている工場です。
しかも、昭和20年代です。
とにかく仕事、仕事、仕事の時代です。
今でこそ「心の時代」なんて言ってますが、
当時は「如何に食っていくか」、そんな時代です。
工場の中をきれいにしようなんて誰が考えるでしょうか?

そんな時代に、弱冠20歳の鍵山さん、
朝早く起きて掃除を始めました。

周りの労働者から嫌味を言われました。
「お前、何やってんだよ。社長の機嫌を取ろうってのか」って。

社長も理解に苦しみます。
「そんなことして儲かるわけじゃない。いい加減にしろ」って。

でも、鍵山さん、やめませんでした。
毎朝、毎朝、掃除をしました。
だって、掃除をすると心が気持ちよくなるんですから。

気がついてみると、4年が経っていました。
鍵山さん、会社の中では結構いい給料がもらえるまでになっていました。

それで昭和36年、独立しました。
自分で自動車部品を販売する会社を作ったのです。

さぁ、それからが苦労の連続でした。
営業といえば、一軒一軒飛び込むしかありませんでした。
行商です。自転車の荷台に商品を積んでお店を回ります。

それはそれは冷たい対応です。
相手にされない、無視される、門前払いは当たり前。
名刺を渡しても目の前で破られたり、ストーブの中に入れられ燃やされたり。
その屈辱的な応対をされ、本当につらかったそうです。

同時に鍵山さんは思いました。
「そういうことをする人たちは
そういうことをすることで心を荒ませているんだ。
心の荒んだ人をこの世から一人でも減らしたい。
そのために私にできることは
世の中をきれいにすること。
世の中がきれいになれば
人の心もきっときれいになる」

来る日も来る日も、会社の掃除をしました。
10年経ちました。
最初は見てみぬふりをしていた社員たち
やがて社長と一緒に掃除をするようになりました。

20年経ったとき、全社員が掃除をするようになりました。

30年経ちました。よその会社の社長さんたちが「掃除を教えてください」と
鍵山さんの会社に掃除の研修に来るようになりました。

鍵山さんは言います。

「掃除をしようと決めてもなかなか続かない人がいます。
工夫をしませんと継続できません。
同じことを同じやり方でやり続けるなんて無理です」

鍵山さん、掃除道具の使い方を工夫しているそうです。
掃除の範囲もその日によって変えています。

「こうしたらもっとよくなるんじゃないか。こうしたらもっと楽しくできるぞ」
こんなことを考えながらやっていると、それが継続のエネルギーになるそうです。

全国から鍵山さんの会社に掃除の研修になぜ来るのか
それは鍵山さんの会社が年々大きくなっているからです。
一生懸命掃除していながら、何年経っても会社が発展していなかったら
誰も見向きもしなかったと思います。

(株)イエローハットがあれほど大きくなったのは
掃除という魔法のおかげであることは間違いないでしょう。

会社をきれいにすれば社員の心をきれいになります
社員の心がきれいになれば、お客さんが引き寄せられます
そしたら売り上げが上がります。

これ、自然界の法則か、宇宙の法則か、経済界の法則かわかりませんが
とにかく、掃除をする人は幸せになるみたいです。


感動ということについて、 私は塾生活の最後の何年かで不思議なことを発見した。

子どもを入試の直前に感動させると合格率が上がるのである。

なぜだかはわからない。数も多くはないのでどこまで厳密な観察であるか、 確かなことは言いにくいのだが、そういう傾向があるのは核心している。 感動させるといっても特別なことをしたわけではない。

最後の1年を必死に頑張ってきた受験生には私たち講師も熱い思い入れがある。 当日、入試の会場で私は子どもたちを一室に集め最後の訴えかけをする。 本当に受かってほしくて、心から言うのである。

「今日は素晴らしい舞台が用意されたね。  ここまでくれば今まで勉強してきたことを書いて出すだけだ。  その結果はダメでもいい。別にいいじゃないか。  頑張ってきただけで素晴らしいんだ」

頭の片隅には、頑張った子と同時に頑張っていない子の姿もよぎった。 けれども、私たち講師が見て頑張っていない子というのは、 自分自身でも頑張っていないということを痛いほど感じている。

だから、自ら頑張ったと思わせないと戦う前から負けてしまう。 とにかくもうここまできたら、自分のやってきたことに自信を持ち、 力をすべて発揮してもらうしかないのである。

「もうここにいること自体が大変なことや。  宿題をサボったことも確かにあるやろ。  しかしそれでもこの会場にやって来て、ここに座っている。  授業を受けたということは勉強していたということだよな。  これをほかの人たちはなかなかできないんだ」

そんなことはない。できている生徒はたくさんいる。だけどそう言うのである。

「ただな、これだけ用意された舞台、君たちの力だけでできたことかな。  だれかの力もあるやろ。ほかに力を借りたやろ?」

すると「お父さん、お母さん」という声が上がる。 中学受験では親がついてきて会場のなかにいる。そこで私は言う。

「そうやな。じゃあ今から入試会場に行くけど、  その前に一分間だけお父さん、お母さんのところに行ってお礼を述べておいで。  ありがとう、頑張ってくるからね。そう一言言えば結果は問題じゃない」

すると子どもたちはパーッと散って「今までありがとう」と伝える。 そんなことをされたらグッときて、親たちは思わず泣く。 親の涙を見て泣く子どももいて、みな感動に震えているのがよくわかる。

私は「頑張れ。存分に闘ってこい」と熱い拍手を送り、みなを出陣させるのである。 するとどうだろう。合格するか落ちるか半々といった線上の子どもがみな見事に合格するのだ。 その理由は私にはわからない。

ひとつ言えるとすればやはり感動の力がどこかで 大きく働いているということではないかと思っている。

(出典 木下晴弘著「ココロでわかると必ず人は伸びる」総合法令)

てんつくラブレター〜やっぱり出逢いやな〜の巻〜

今日も最高な天気の洞爺湖からワンダフルモーニング!

いやぁ昨日の夜のワークショップも愛おしかった。

ほんまにみんなの表情が優しくなったり、かわいくなったり、素敵すぎる。

やっぱり人はいいな〜。

人は素晴らしい。

本当に世界が変わることを実感する。

昨日、ほんまに思ったのが人生を大きく変えるのは出逢いなんやなって。

ワークショップの素晴らしさはなんと言っても最高の出逢い。

今日までの人生は今日までの出逢いによって作られていった。

それが、突然、めっちゃ素敵な人といっぱい逢うのよ。

そら、人生変わるわ。

映画で言えば、前半戦、主人公が大変なことをいっぱい体験する。

時にはいじめられたり、傷つけられたり、挫折を感じたり。

本当に自分の未来はどうなるんやろうか?

そんな不安を吹き飛ばしてくれるのが出逢い。

突然、その不安をかもしだしてる物語の中に、めっちゃ笑顔だったり、優しい登場人物が一気に増えるねん。

そしたらな、もう、未来の不安を想像出来なくなるねん。

こんな素敵な人が自分の物語の中に現れてくれた。

苦しい時、寂しい時、悲しい時にこれから先、この人達が何度も助けてくれる。

力になってくれる。

支えてくれる。

そう考えたら不安なんて出てこない。

昨日、ほんまにそれを教えてもらった。

最高の言葉というシャワーを浴びて寝たみんな。

今日はさらに最高の場所、聖地中島でのワークショップ。

きっと自然が教えてくれる。

愛されて愛されて自分が今日まで生きてきた事。

ほんじゃ〜行ってきますわ。
「望月俊孝パーソナルメール」エネルギーをどこに集中しますか?

 こんばんは。望月俊孝です。

 素敵な3連休をお過ごしのことと思います。


 今日は何気なく語っていること、
つぶやいていることが
影響を与えてしまうことについて書きますね。


 何かを『できないな〜』と思う時、
多くの人は無力感や無価値観を感じてしまうと思います。


 しかし、多くの場合、
心からやりたいことなのに『できないな〜』と思う時、
それは
能力や才能の問題ではありません。


 時間やエネルギー、あるいはその他の資源を、
何か別のものに注ぎ込んでいるから
『私には、【今すぐには】できない』と
思っているにすぎません。


 ところが、何回も何回も
「私にはできない」「私には無理」と言い続けていると
無能力や無力感を学んでしまいます。


 自分をマイナスの暗示にかけて、その結果を実証してしまうのですね。


 もし今度、本当にやりたいことなのに、
「私にはできない」「私には無理」と言いたくなったら、
「今は○○(他のこと)に集中する時で、それが終わったら取り組むぞ!」

と言ってみましょう。


 すると目の前のことにエネルギーを注ぐことができ、
タイミングを見て、心からやりたいことに
取り組むエネルギーが湧いてくることでしょう。


本日も最後までお読みいただきましてありがとうございます。

望月俊孝
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[ 1 ]ココロのメルマガ小説『ごめんな(前編)』志賀内泰弘
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立花修斗は、小学4年生。

修斗という名前は、父親が付けてくれたものだった。
「シュート」と読む。父親の治は、小学校から高校までずっとサッカー部だった。
今は自分ではやらないが、地元のJ1チームの熱烈サポーターだ。
もちろん、サッカーのシュートからきている。

いつだったか、学校でみんなでワイワイしていたとき、
「誰が名前をつけてくれたのか」とか、
「どういう意味でつけられたのか」という話になった。

修斗は、すかさず、

「サッカーのシュートのように、一発が決められる大人になれるようにって
 お父さんが付けてくれたんだ」

と言った。最初は、

「カッコイイ〜」

という声が上がったが、タケシに、

「お前、サッカー下手くそじゃん」

と言われて、修斗はへこんだ。その上、

「シュートだったら、バスケとかハンドボールだってあるぞ」

と、一番仲のいい勇樹にまで突っ込まれてしまった。

今までにも、父親の治に休みの日になると、何度もサッカーの練習に公園へ連れて行かれた。
でも、ちっとも上手くならない。ジュニア・チームに入る手続きを勝手にすすめられたこともある。
その時は、母親に、

「スイミングスクールと両方は無理でしょ」

と言われて、父親は黙ってしまった。
水泳を習い始めたばかりだったのだ。

修斗は、気持ちの持っていきどころがなく、
ちょっと離れたところに座っていた女子グループの中の玲花の方を向いて、
みんなに聞こえるように言った。

「レイカってな、沢村玲花のレイカなんだぜ」

タケシがすぐに反応した。

「ええ〜、2時間サスペンスに出てる女優だろ。
 たしか2回、離婚してんだよな」

勇樹が言う。

「あっ、この前、ヌード写真集見た」

それを聞いた女子の5、6人が一斉に、声を上げた。

「いやだ〜」
「バッカみたい」

修斗は続けて言った。

「玲花のお母さんに聞いたことがあるんだ。
 昔、お父さんが沢村玲花の大ファンだったんだってさ。
 なんとかっていうアイドルグループの一員だったって。
 それで、お母さんが『そんなの止めてよ』って言うのにレイカって付けたんだってさ」
「ホント〜」
「ウッソー」

と玲花は周りの女子から聞かれた。
玲花は、何も答えずに下を向いてしまった。
別に悪いことじゃない。女優と同じ名前でも。

修斗は、心の中で(しまった)と思った。
玲花は、同じマンションの隣の号室に住んでいる。
玲花の家族が、幼稚園のときに引っ越して来て以来、家族ぐるみで付き合っている。

(告げ口をされたら嫌だな)

と思った。おそらく、離婚とか、ヌードとかいう言葉にショックを受けてしまったのだろう。
ひょっとすると、普段から気にしていたのかもしれない。
告げ口うんぬんよりも、傷つけてしまったのではないかと後悔した。

そこへ、授業の始まるベルが鳴った。
先生が、いつもより早く教室に入って来た。
ザワザワ、バタバタとみんなが席に着いた。
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[ 1 ]ココロのメルマガ小説『ごめんな(後編)』志賀内泰弘
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修斗は、帰り道で玲花を追いかけて、

「今日は、ごめんな」

と言おうと思った。
ところがその日に限って、玲花は友達二人と一緒だった。
どこかで別れるのかと思ったら、そのままマンションまで付いて来た。

修斗は、10メートルくらい後ろから付いて行った。
本人以外に聞かれるのは恥ずかしかった。

「こんにちは〜」
「おじゃましま〜す」

友達二人は、玲花の家に上がった。
仕方なく、修斗は隣の自分の家に帰った。

翌朝。
修斗は家を出る前に母親に言われた。

「玲花ちゃん、今日、学校休むから待たなくてもいいって。
 先生には電話してあるそうよ。さっきゴミを出しに行ったらお母さんに頼まれて」
「なんで?」
「さあ、熱があるって言ってたわね。たぶん風邪じゃないの」

マンション近くの公園で一旦集まり、集団で登校することになっている。
時間が来て、いつもより1人少ない12人で学校へと歩き始めた。

(昨日はなんともなかったのに・・・)

学校から帰って、友達と遊んでいたはずだ。
修斗は、いまさらながら、「あんなこと言わなけりゃよかったなぁ」と思った。

いつもなら、前の日に少しくらい嫌なことがあっても、友達と遊んでいるうちに忘れてしまう。
少なくとも、給食の時間が過ぎる頃には、何もなかったかのように。

でも、今回は、なんだか心の中のモヤモヤが、だんだん大きくなるのに気付いた。
そして、5時間目を過ぎる頃には、胸が苦しくて仕方がなくなってきた。

(なんだよ、これ)

修斗は、胸に手を当ててみる。苦しいと思われる部分をさすってみた。
しかし、それは、ますます度を増すだけだった。

家に帰ると、母親に尋ねた。

「玲花どうだって?」
「知らないわ、朝会ってから、お母さんにとは話してないもの」
「・・・」
「気になるなら、お見舞いに行ってらっしゃいよ」
「いいよ、別に・・・風邪だろ」

そう言うと修斗は、勉強部屋の椅子に座った。
ずるりと、斜めになって窓の外を見た。
マンションの7階から見る空には、一筋の飛行機雲が描かれていた。

(あ!)

窓の外から、かすかにリコーダーの音が聴こえてきた。
修斗には、それを誰が吹いているのかすぐにわかった。

けっこう防音のしっかりしているマンションなので、
夜でも隣の号室のテレビの音さえも聴こえない。
でも、窓を開けていると、ベランダ伝いに聴こえてくるのだ。

ちびまる子ちゃんの、「おどるポンポコリン」だ。
それは、玲花が好きなアニメで、毎週欠かさずに見ていることを知っていた。

「ピーヒャラ、ピーヒャラ」と、修斗はリコーダーの音に合わせて口ずさんだ。
もちろん、こっちの声は隣の号室まで聴こえるはずはない。

(そうだ!)

修斗は、勉強机の引き出しにしまってあった自分のリコーダーを取り出した。
そして、窓の外から聴こえてくる音に合わせて、「おどるポンポコリン」を吹いた。
つっかえ、つっかえだったけれど。

(!?)

数秒後。リコーダーの音が聴こえなくなった。修斗は、それに気付いて吹くのを止めた。
目の前の目覚まし時計の針を見つめた。3秒、4秒、5秒・・・。

ものすごく沈黙の時間が長く感じられた。修斗は、曲の最初から吹き始めた。
またまた、つっかえ、つっかえ。

10秒ほど経ったとき、再び、窓の外からリコーダーが聴こえ始めた。
修斗は、それに合わせるようにして夢中で吹いた。

心の中で、「ごめんな」と言いながら。
「ピーヒャラ、ピーヒャラ」のところが、
「うん、いいよ」と言っているように聴こえた。
修斗は、リコーダーを吹き続けた。
玲花の音に合わせて。

繰り返し、繰り返し。


【感動を生みだす表現力の魔法】〜時々の初心〜

■来週はもう10月。


 10月は私の誕生月です。


 無事誕生日を迎えられれば、
 55歳になります。


 昔、この年になると、
 お爺さん間近?
 というイメージでしたが、


 ヒロミ郷を見てもわかるように、
 まだまだ現役(笑)


 実際に彼は、
 50歳を超えたから
 特に魅力が増しています。


 個人的感覚ですが、


 現代の50歳以上の多くの人は、
 昔の人と比べると
 実年齢マイナス20歳程度
 の年齢なのではないかと
 思います。


 科学的根拠はありませんので
 求めないでください(笑)


 見た目も、
 マイナス20歳の人は
 結構多いと思います。 
 (環境と本人の努力によりますが・・)


 80歳を超えた方々も
 昔の60歳程度の見た目と体力の方が
 多数いらっしゃいますね。

   

■さすがに年齢を重ねると


 体のあちこちに故障が生じたり 
 体力が続かなくなったり
 することはありますが、


 運動やメンテナンスを続けることで
 クリアできることも事実です。


 年齢を重ねるにつれ、
 役割が増えたり、
 時間が自分の思う通りにならず、
 運動やメンテナンスをする時間が
 なくなるという考えもあるでしょうが


 人間は、
 年齢を重ねるその時々に
 最高の仕事ができる
 

 と私は信じていますので

 自分の状態を管理するのは
 楽しい自己責任と思っています。


 体と心のメンテナンスは、

 「趣味」

 と言ってもいいかもしれません。


 個人的には、
 ゴルフをやるよりも

 マッサージか温泉、ランニングを
 している方が楽しいです。
 (あくまで個人的な話です)


 最高の状態でこそ、
 最高の仕事ができるはず
 という思いがあります。



■世阿弥の言葉に


 「時々の初心忘るべからず」

    
 があります。


 意味は、


 過去の失敗や成功は
 すべて今の芸に役立つから
 忘れないでいよう。


 ということ。
 
 過去の経験はすべて
 今の自分に役に立つ。


 過去の点はすべて
 今の自分に線としてつながっている。


 過去の総まとめとしての今の自分が
 永遠に続いていくという発想。


 過去と今と未来がつながる
 素晴らしい言葉ですね。
てんつくラブレター〜飛行機の中の大きな学びの巻〜


千歳空港からワンダフルモーニング!

今日、二本目のメルマガをなんで出そうと思ったのか?

それは飛行機の中で素敵な番組を見たから。

石川県の神子原っていうところにスーパー公務員さんがいるんやわ。

名前は高野誠鮮(たかのじょうせん)さん。

お坊さんをしながら、公務員を始めた。

その神子原は高齢化54%の限界集落やった。

しかし、今は若い人がどんどん入って来て47%になり、限界集落から脱出した。

高野さんが目をつけたのは農家さんの収入。

農家さんの平均収入は87万円。

(こんなので生きていけるわけがない)

そこで、高野さんは160あまりの農家さんに集まってもらい伝えた。

「みなさんが乗っている自転車の後ろには農協と役所の両車輪がついてます。その両輪をとってみませんか?」

「農協に頼らず自分たちで独自でお米を売ってみませんか?」

大反発。

「売れなかったら誰が責任をとってくれるんだ?」

「農業のド素人が知った事、言うんじゃないよ!」

「まず、お前が米を売ってみろ!」

高野さんは徹底的に調べた。

農業でうまくいってるところと、失敗してるところを徹底的に調べた。

そして、こう言っていた。

「成功例だけから学んだらダメなんだ。失敗例をいっぱい徹底的に学んだら、どうしたら失敗するのかが分かる。これと逆のことをすれば成功する」

そういう発想もあるのかと感心した。

もちろん成功例からも学んでいかした。

高野さんは山の水だけでみんなが精魂込めて作ってるお米を影響力のある人に食べてもらおうと考え、なんと、ローマ帝王に手紙を書いた。

そこに書いた問いかけが凄かった。

「私たちが精魂を込めてつくったお米をあなたが食べてくれる可能性は1%もないですか?」

二ヶ月後、バチカン大使館から連絡があり、お米を奉納。

それが新聞に載り、二日後から一気に注文が。

一俵13000円やったのが、今や42000円となった。

高野さんは株式会社を自分たちで作って、農協に頼らず農家さんだけでやってみてはどうかと提案。

これまた反対!

次に考えたのが日本酒作り。

外国で評価されたお酒は日本でも高く売れる。

そう考えて外人がうまいというお酒を徹底的にリサーチした。

すると、外人さんは「これはワインのようにおいしいとか、ワインよりはおいしくない」とワインを基準においしい、おいしくないを判断してることに気付く。

そこで、日本酒をワイン酵母で作り、外国人記者クラブに持って行ったら大好評。

みんな「これはワインのように美味しい日本酒だ!」と言った。

今、そのお酒は数万円する。

名前は「客人(まれびと)」

念願の農家さんによる株式会社も設立出来て、若い人がどんどん定住してきている。

そして、今、高野さんはここで肥料も一使わない農業に挑戦している。

そのパートナーがなんと農協!

今まで対立していた農協が今、最高のパートナーとなりやってるんやって。

高野さんが今までで一番嬉しかったのは農家さんが言った一言。

「私は農業を続けてきて本当に良かった」

この言葉を聞いた時、高野さんは泣いた。

今、それぞれがやってることにしあわせを感じれるようになったならば、どんなに素敵なんやろう。

数年前に亡くなったあまちゆうと兄貴に教えてもらった言葉が今、蘇る。

「国語の先生は国語を教えようとするんじゃなく、国語の面白さ楽しさを教えることが大事なんだよ」

社長の仕事は仕事を教えるんじゃなくて、仕事の楽しさや面白さを教える事が大事なんや。

大切なことを思い出させてもらった。

あまち兄貴、いつも大切なことを教えてくれてありがとう。

人はいつか肉体から離れる。

でも、今、生きている人がその人のことを思った瞬間、肉体を離れた人は一瞬にして蘇る!

あまち兄貴は今も生きている。
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[ 1 ]たった一言でコンテスト★ニコニコ賞★
『僕は“笑顔”を採用したんだから(第二回受賞作品)』
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大阪府大阪狭山市  ペンネーム:にこ


<心に響いた「たった一言」>
「僕は“笑顔”を採用したんだから」


<「たった一言エピソード」>
「自分を変えたい。」そう思った時、
私はもう扉の向こう側に居た。

毎年目にしては目を逸らしてきたポスターがある。

『舞台パフォーマンス 出場者募集中!』

過剰に使われた蛍光カラーも、実際に舞台で活躍する人達も
私には眩しすぎた。

(学園祭なんて私には関係ない)

人前に出るのが苦手な私は、ずっとそう思っていたのだ。

目立つ事、誰かを楽しませる事、そんなの私には絶対できない。
クラス内で発表するだけでも声が震えるのに、舞台だなんて…。
そう思って目を逸らしながら、本当はすごく気になっていた。

出場者達は皆、本当に楽しそうで格好良くて、その熱は見物客をも巻き込む。
大喝采の中心でキラキラ輝いていて、すごく羨ましかった。すごく、悔しかった。
私も頑張ってみたい…あんな風に輝いてみたい…。変わりたい。

普段全く目立たない私がノックもなしに登場したものだから、
実行委員はかなり驚いていた。そして私はそれ以上に、自身の行動に驚いていた。

入室した勢いそのままにパフォーマンスの内容を説明し、
すぐに面談(審査)となった。緊張は無く、私は終始笑顔だった。
実際に舞台に立ったわけではないが、一歩踏み出せたことが嬉しくて堪らなかったのだ。

「当日、本当にできる?」
「はい。頑張ります。」

即答。あっという間に出場が決まり、
私はやる気満々で帰路についた。

しかし、家に着く頃にはもう決心が揺らいでいた。
“勢い”の陰に隠れていたいつもの自分が顔を出したのだ。
後悔や不安が襲ってきて、それは日に日に強くなっていった。

そしてついに当日。練習は何度も何度も繰り返したが、
とうとう当日まで1度も不安を拭う事はできなかった。

舞台は屋外の特設ステージ。袖から見るステージはリハーサルで見たときよりも遠く、
大きく感じた。生憎の雨だがお客さんの入りは上々。
1番目のパフォーマンスから大盛り上がりだ。

私の出番は4番目。
どんどん大きくなる会場の声に、身体はガチガチ、
台詞も歌詞も飛んでしまいそうだった。

(みんな、すごい。やっぱり私なんか…)

「本当にできる?」

面接で先輩に言われた言葉が甦った。

(無理だ…逃げ出したい…)

顔を覆う私の肩を、誰かが叩いた。

「笑って笑って! 僕は“笑顔”を採用したんだから」

スッと気が楽になった。
私に期待されていたのは技術や能力ではなく、笑顔。

皆みたいに上手に出来なくたって良い。
私は私のできる精一杯で楽しめば良いんだ。

「はい!」

返事より先に笑顔で飛び出した。
舞台は大成功。練習よりも満足のいく出来だった。

あの言葉が無ければ得られなかった勇気。
笑顔が無ければ、かけて貰えなかった言葉。

私にも人に認めて貰える所(笑顔)がある。
そう気付いて、私は変われた。

もうすぐ就職活動が始まる。不安は無い。
どんなに苦しくても、この笑顔があれば乗り切れそうな気がするのだ。
「幸せになるにはどうしたらいいんですか?」

斎藤一人さんは言いました。

人が幸せになるのは、権利じゃないよ義務なんだよ。

人は幸せじゃなきゃいけないんだよ、上司とか親とかでもそうなんだけど、
必要以上に目下の人に怒鳴り散らす人っているよね、

そういう人って自分じゃ気付いてないかもしれないけど、
不幸の道を歩いちゃってるの。
 
不幸な人って下のもんに当たるの。  
逆に自分が幸せだと怒ることって出来ないんだよね。
 
幸せという火があり余っていれば、それを分け与えることだって出来るんだよ。
キャンドルサービスと同じで、人に与えたからといって決して自分の火が小さく
なるなんてことはないんだよ。
 
人は幸せじゃなきゃいけないんです。

天の神様はね、本当は人間を幸せにしたくてしょうがないんだよ。  
だから神様は   「こっちに行けば、幸せになれるよ」って教えているんだけど、
ほとんどの人は違う方向へ勝手に行ってしまうんだ。
 
神様の声なんか聞こえないのに、どうすればいいんですか?って    

そんなもの聞こえなくたっていいんだよ。
幸せになる方法を知ってる人に聞けばいいだけの話だからね。


「幸せになるには、どうすればいいんですか?」


「簡単だよ!まずは、顔にツヤを出すの!」

‘つやこの法則‘っていうのがあってね。これをすると絶対に不幸にはなれない。
それは何ですか?っていったら、顔のツヤと言葉」

世に中には、性格があまり良くなくても、お金持ちだったり、社会的に  
成功してる人っているよね。
そういう人って、必ず顔にツヤがあるんだよ。

でも、どんなにいい人でも顔にツヤがないと、なぜか何をやってもうまくいかないし、
成功もできないんだよ。
 
普通の人はツヤがないの、幸せになるとツヤがでてくる、不幸せな人っていうのは
顔にススみたいのがついてくるんだよ。

あの人最近くすぶってるって言うけど、
あれは顔にススみたいなものがついてくるんだよ。  

変な言い方になっちゃって申し訳ないんだけど、ホームレスの人たちっているじゃない
あの人たちって顔にススがついてきちゃうんだよ。

汚れてるんじゃないの、洗っても落ちないんだよ。
 
だから最初のうちは、オイルとかクリームとか塗って顔にツヤだすんだよ。  
それだけなの、それだけでも幸せなことが起きてくるんだよ。



もっと幸せになるには、どうすればいいんですか?、


うん、外見ってすごく大事なの、まず顔にツヤを出すよねそしたら
キレイな色の服を着てキラキラ光るアクセサリーなんかを身に付けるんだよ。
 
キラキラしてる人って魅力的なんだよ。
あなただったら「綺麗な色の花」と「枯れた色」どちらを見ていたいですか?
と、そういうことなんです。

自分一人だけの価値感で自己満足してちゃダメなの、あらゆる物や事の価値は世間の人たちが見て感じて決まるんだから、世間の目で自分自身を見るんだよ。

成金の人は、光りものを身に付けてキラキラさせたほうが得だ、幸せになる
運が開けるってわかっているんだ。

でも成金のようにはなりたくないって人は多いよね。

そう、成金は下品なの。
なぜ下品かというと、しゃべる言葉が下品だから。
「オレは金持ってるから偉いんだ」
「小さいときから、だれの世話にもならずここまできた」 と言うのは
下品だし感じ悪いよね。

でも、同じように金持ちでキラキラしてても、
「親に生んでもらって、みんなに助けてもらって、こんな能力のない私が
ここまでこられた」 と言えば上品で魅力的だよね。

それだけなの。

だから人が喜び明るくなるような言葉を使って
人を傷つけないように成長をしていけばいいんだよ。


別に心がこもってなくてもいいんだよ、
口先だけでもいいからまず口に だして言うんだよ。

だって不幸な人に「心から幸せだって思え」と言っても無理じゃない?

だから最初は口だけでいいの。
顔にツヤだして、綺麗な恰好をして、幸せを呼ぶ言葉を言っていれば絶対に幸せになるんだから。

幸せになったら、心も自然についてくるよね。

よく外見より内面を磨くほうが大事。
心が伴わない言葉なんて相手には通じないって言う人がいるんだけど
キリストだってね「ハジメに言葉ありき」って言っているんだよ。

もちろん内面を磨くのは大切なんだよ。
でもね
内面を磨いてから光輝こうとするとムチャクチャ時間がかかるの。

そんなの待ってたら人生が終わっちゃう。

だったら、今すぐ出来ることしたほうが早いじゃない
やってるうちに中身も変わってくるんだからさ。
ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)祝☆ 1000回ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)

応援してくださった方々、紹介してくださった方々、
閲覧してくださった方々に厚くお礼申し上げます富士山ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)

紹介した記事のコーナーもいよいよ1000回目になりました。

最後は尊敬する斎藤一人さんの「仁義」を紹介したいと思います。

「仁義」

たった一度の人生を
世間の顔色うかがって
やりたいこともやらないで
死んでいく身の口惜しさ
どうせもらった命なら
ひと花咲かせて散っていく
桜の花のいさぎよさ

一度散っても翌年に
みごとに咲いて満開の
花の命の素晴らしさ
ひと花どころか百花も
咲いて咲いて咲きまくる

上で見ている神様よ
私のみごとな生きざまを
すみからすみまでごらんあれ


以上

作/斎藤 一人


あの世から見れば、人の人生なんてあっという間と言いますが、
それこそ本当に2泊3日の旅行程度の長さなのかもしれません。

あの世は本当にあるのかと言えば、
僕はあると思っています。

こんなことを思ったことがあります。

もし、言葉を話し始めたばかりの子供の目の前で
急に空中に浮かんだとしたら、2、3歳くらいの
子供は喜んで両手を伸ばして抱っこしてほしいと
いう仕草をとるでしょう。

大人だったら、びっくりして驚くのは間違いありません。

子供にしたら、それは不思議でもなんでもなく
数ある未体験のものを今、経験しているにすぎないと
思うのですぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)

そんな子供たちが、あの世のご先祖様が見えたり、
お母さんのおなかを選んで生まれてきたという話を
聞くと信じざるを得ませんぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)

この世に使命を持って、また自分で選んで生まれてきているのだから、
足りないものなどなく、乗り越えられない問題も存在しない
というふうに考えることもできそうですぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)

人と比べて劣等感を感じる必要は全くありません。
なぜなら、今回の旅に必要なかったから持ってこなかった。
すなわち、自分の果たすべき使命に必要ないから自分には必要が
ないんだと考えることもできそうですぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)

どうせ生きるなら花を咲かせましょう!

あの世にいる人たちに咲かせた花で花見を
してもらったらいいんじゃないでしょうか桜ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)


忠行ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)
ご縁に感謝していますぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)

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