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アンチ日蓮正宗(日蓮正宗系)コミュの日蓮正宗大石寺の「日蓮の御肉牙」は真っ赤なニセもの

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日蓮正宗総本山大石寺には開祖日興、三祖日目、四世日道、五世日行、六世日時等の時代には、伝承すべき重宝?なるものは何一つ存在しなかった。ところが九世法主日有以降になると、次から次へと重宝?なるものが偽作、偽造されて、大石寺の宝蔵はだんだんとにぎやかになっていったのである。
生前の日蓮の口から抜け落ちた、歯肉がついている日蓮の歯であるなどと日蓮正宗大石寺が自称している「御肉牙」(おにくげ)なるものも、その中のひとつであることは言うまでもない。
日蓮正宗総本山大石寺では、その「日蓮の御肉牙」なるものについて、次のように信者に対して説法している。大石寺では御肉牙のことを「御生骨」(ごしょうこつ)などとも呼んでいる。
日蓮正宗大石寺法主の「御生骨御説法」で、「日蓮の御肉牙」を公式には次のように信者のまえで説明している。

「今回の代替り式に際し、大聖人様の御生骨の御歯を開封申し上げ、深信なる皆様方の内拝を許すことに致しました。どうか清浄な信念に住して、後刻大講堂に於いて御内拝あらん事をお願い致します。
抑々この御生骨は、大聖人御在世中五十余歳の頃、御歯を御抜き遊ばされ、傍らに給仕し給う日目上人へ御授け遊ばされ、『我が仏法は最勝深秘の大法にして、釈尊が法華経に予証せられし末法適時の正法也。故に鳩荼(くはんだ)等其の便を得せしめず、必ず遠く妙道に霑わしめんと説かれし処にして、此の正法、万年の闇を照らすこと必定にして、一天四海広宣流布疑いなし』と仰せ給い、我が説く所は正法にして一天広布疑いなしとして、其の証明にせよと仰せ給うと伝える我が家の秘宝でありまして、700年、燦として輝き給う御生骨であります。
往昔、漢土には羅什三蔵、生前に我が説く所、翻訳せる所の経文少しも仏意に違うところに非ず、此の事は我が死後荼毘に付するも、舌のみは焼けることなかるべし、と言い置かれるに、入滅後荼毘に付するに、果たして舌のみは焼けず、青蓮華上に青い光を放ったと伝えますが、真に漢土、日本其の軌を一にして、仏法の不思議と申すべきであります。能く能く此の事を心に置いて、虔(つつし)んで拝せらる様お願い申し上げます。
茲に当山の代替式に際し、宗祖大聖人御真筆御本尊、御生骨、御灰骨、最初仏、御書、御消息、二祖日興上人以下歴代御本尊、各種法宝等の一切を残る所なく、日顕謹んでお預り申し上げ、身を以てお守り仕(つかまつ)る所存であります。南無妙法蓮華経。」
(昭和55年4月6日の日蓮正宗総本山大石寺・67世法主日顕代替法要の時の説法)

なんともわかりにくい文章だが、要するに700年前に、日蓮の口から抜け落ちた歯とそれにくっついている歯肉が生きて成長しているという代物で、日蓮正宗大石寺では五十年に一度の日蓮の遠忌法要と法主の代替法要の時に、参詣信者の前で開封・内拝させている。

創価学会の2代会長・戸田城聖氏が「折伏大進撃」の指揮をとっていた時代には、日蓮の「御肉牙」は、次のように戸田城聖氏によって紹介されている。

「今度の4月20日から、お山においても、御肉牙(おにくげ)の拝観が許され、この御肉牙というものについて、これは不思議なものだ。話だけは、なんべんも聞いたかしらんが、もういっぺん言います。日蓮大聖人様御在世の時に歯を抜いた。その抜いた歯の下のほうに肉がちょっぴりついておった。ところが、この肉が七百年のあいだに、だんだんだんだんふえて、ちょうど、まさに歯を包まんとしている。これは説明つきますか。しかも脈打っているのですよ、汗かいているのですよ、生きているのですよ。こういう不思議なものはありますか。
身延が威張ったって、仏立宗がなんと言ったって、こういうお歯は、富士大石寺以外は絶対にない。それから、仙台からも、福運あってこの御生骨を拝観する方々は、帰ったら、わが目で見てきた、その実態を、みんなに話して、わが日蓮正宗の誇りとして、語り伝えてもらいたいと思います。
昭和31年4月1日 仙台支部旗返還授与式 仙台市公会堂 」
(『戸田城聖先生 講演集 下』昭和36年10月12日初版より)
「御肉牙というのは、日蓮大聖人様の歯である。…ある時、日目上人が大聖人のかたわらにいられると、大聖人様の歯がグラグラしておられ、その歯をとり、それを日目上人に差し出された。日目様は、これを衣の袖で受け取りあさばされた。そして、これには、下のところに肉がついていた。この肉がぜんぶ、広宣流布の時には、歯を包まれるだろうと予言あさばされている。」
「私のうかがっているところでは、年々肉が太ってふえていく。これは医学上説明できないことだと思う。…このお肉は、しだいにふえて、歯を包んでいる。私が最初に拝んだ時は六百五十年遠忌の時であります。その時には、このくらい、マッチの棒の先ぐらい、お歯が出ていたが、他の部分はほとんど包んでいた。…ガラスの中に入れてあり、それを金で作った宝塔の中に入れ、それをまた箱の中に入れ、それをもう一つの箱の中に入れ、長びつのなかに入れてある。なにも御飯などあげるわけではないのですが……。たしかに生きている。まことに不思議である。」
(『戸田城聖先生講演集 下』昭和36年10月12日初版より)

戸田城聖氏は、日蓮正宗大石寺の法主もびっくり仰天するような大ぼらをふいているが、ニセものはどこまで言ってもニセものだ。どんなに大ぼらを吹いても、ニセものは本物にならない。
この日蓮の「御肉牙」なるものも、日蓮の歯ではなく、後世の誰かが偽作したものだ。つまり真っ赤なニセものなのである。
2006(平成18)年4月6〜7日にかけて、日蓮正宗68世法主早瀬日如の新法主登座にともなう、67世阿部日顕から68世早瀬日如への法主代替法要が日蓮正宗大石寺で行われたが、ここでもこの「御肉牙」(御生骨)内拝が行われ、21世紀にもなった現代に、後世の誰かが偽作したニセものを「日蓮の歯」であるなどと自称した、とんでもない見せ物ショーが大石寺で行われた。
しかしながら騙すほうは永久に人々を騙していくつもりでいるのかもしれないが、騙されるほうはいつまでたっても騙されっぱなしのはずがない。
「日蓮正宗に騙されていた」「人生を棒にふってしまっていた」「日蓮正宗を許せない」という声は今や、全国あちらこちらにあると聞く。筆者のもとにも、届いている。
日蓮正宗に騙されて人生を棒に振ってしまう人を二度と出さないためにも、「日蓮正宗に騙された」と悔やんだ方々の経験を、未来にわたって無駄にしないためにも、そういう観点から、書いているものです。
ここに日蓮正宗大石寺の悪辣なカラクリと欺瞞を暴露していきたい。

出典&参考文献/
美濃周人「虚構の大教団」「謎の日蓮正宗・謎の創価学会」「日蓮正宗・創価学会50の謎」「日蓮正宗・創価学会・謎の大暗黒史」「家庭内宗教戦争〜お前は誰の女房だ」犀角独歩「大石寺彫刻本尊の鑑別」立正安国会・山中喜八「御本尊集」「御本尊集目録」熊田葦城「日蓮上人」安永弁哲「板本尊偽作論」木下日順「板本尊偽作の研究」窪田哲城「日蓮聖人の本懐」柳沢宏道「石山本尊の研究」高田聖泉「興尊雪冤録」日蓮宗宗務院「日蓮正宗創価学会批判」「日蓮宗宗学全書」鴨宮成介「板本尊の真偽について」日宗全「大石寺誑惑顕本書」堀日亨「富士宗学全集」「富士宗学要集」「富士日興上人詳伝」「熱原法難史」細井日達「日達上人全集」「悪書板本尊偽作論を粉砕す」日蓮正宗宗務院「創価学会の偽造本尊義を破す」日蓮正宗法華講連合会「大白法」山口範道「日蓮正宗史の基礎的研究」継命新聞社「日興上人」興風談所「日興上人御本尊集」浅井昭衛「学会宗門抗争の根本原因」「なぜ学会員は功徳を失ったのか」正信会「富士の清流を問う」乙骨正生「FORUM21」「日蓮正宗公式HP」「創価学会公式HP」「顕正会公式HP」「正信会公式HP」中公文庫「日本の歴史」扶桑社「新しい歴史教科書」水島公正「『世界宗教への脱皮』の妄見を破す」新人物往来社「日本史/疑惑の宗教事件ー権力と宗教の危険な関係」河合敦「早分かり日本史」ひろさちや「日蓮がわかる本」日蓮正宗宗務院「大日蓮」不破優「地涌からの通信」たまいらぼ「創価学会の悲劇」「大石寺の正体」日蓮正宗大石寺「大石寺案内」「平成新編日蓮大聖人御書」日蓮正宗入門」「日蓮正宗聖典」暁鐘編集室「魔説板本尊偽作論を摧く」日蓮宗新聞社「日蓮宗新聞」中外日報社「中外日報」聖教新聞社「聖教新聞」「大白蓮華」「聖教グラフ」日蓮正宗富士学林「日蓮正宗富士年表」三省堂「新明解古語辞典」河合一「暗黒の富士宗門史」東京学芸大学日本史研究室「日本史年表」学習研究社「日蓮の本」

取材調査協力/
下田歯科医院 コンフォガーデン歯科クリニック 日本歯科医師連盟 日本歯科医師会
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このトピックに書かれている内容について、質問その他のコメント(絶賛?でもOK)をしたい方は、こちらへ。

「日蓮&日蓮正宗の教義的・ドグマ的問題点」
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=9227810&comm_id=406970

日蓮正宗現役信者ないしは『日蓮御肉牙』本物論者からの反論・文句は、「アンチ日蓮正宗vs日蓮正宗」コミュニティの中にある下記のトピックに書き込んでください。

「アンチ日蓮正宗vs日蓮正宗」
http://mixi.jp/view_community.pl?id=4011664


コメント(5)

「祖師伝付録」の文は15世日昌の時代に「御肉牙」が大石寺に存在しなかった証拠

1617(元和3)年4月24日、富士門流八本山のひとつである京都要法寺24世法主日陽が日蓮正宗大石寺に参詣し、その時に日陽が拝した大石寺の重宝?の類について、日陽が記録した文書がある。
「祖師伝付録」と呼ばれている文書がそれで、その中で日陽は次のように記している。

「霊宝等残らず頂拝す、中にも日本第一の板御本尊、紫宸殿の大曼荼羅、病即消滅曼荼羅、其の外曼荼羅数幅、御書八幡抄一通関東紙三十九丁次御消息十行廿行五行十行或一紙二紙御判形の有る斗りも十五枚等、長さ一尺五寸余、横一尺余竪八寸斗りの御つゞらとて唐のつゞらの旧りたるなり、興師已来の入物となり、此の中に御正筆計り一盃あり、辰の刻より未の刻に至るまで拝覧し奉るに尽きず、後には巻目を開かず其の儘押し頂き押し頂き申して終り迄頂き奉る、高祖上人の眉間の骨舎利水精の瓶塔に入れて新たに拝見々々」
(京都要法寺24世法主日陽の著書「祖師伝付録」---日蓮正宗大石寺59世法主堀日亨が編纂した『富士宗学要集』第5巻59ページ)

読むからにわかりにくい文章だが、要するに日陽は大石寺に参詣の折りに「霊宝等残らず頂拝す」---その当時、大石寺が所蔵していた重宝?なるものをひとつ残らず拝観したとして、拝観した重宝?なるものを書き綴っている。
この日陽の記述の中に、「日蓮の御肉牙」なるものを拝観したという記載がない。京都要法寺24世法主日陽が日蓮正宗大石寺に参詣した折りには、「日蓮の御肉牙」なるものを拝観したという事実はなかった。したがってこの日陽が記載した「祖師伝付録」の文は、1617(元和3)年4月24日の時点において、日蓮正宗大石寺に「日蓮の御肉牙」なるものが存在していなかった証拠となる。
つまり今の日蓮正宗大石寺が「日蓮の御肉牙」と自称しているものは、これ以降の時代において、誰かが偽作した、真っ赤なニセものということになる。

こういうことを言うと、日蓮正宗の偏狭なカルト信仰に凝り固まっている人たちは、その偏狭で閉鎖的な宗教の世界に閉じこもって、史料を偏向的に解釈しようとし、「御肉牙は大石寺に在ったのだが、日昌上人が日陽に拝観を許さなかったのだ」などと反論してくるかもしれない。
しかしこの類いの反論は、全く間違いである。もし仮に、当時の大石寺が「日蓮の御肉牙」なるものを所蔵していたとしたら、日陽が参詣した折りに、当時の大石寺法主15世日昌が拝観を許さなかったなどということは絶対にあり得ない。
それは、1617(元和3)年当時の日蓮正宗大石寺の法主は15世日昌だったのだが、この日昌という人物は、もともとが京都要法寺で出家得度し、要法寺19世法主広蔵院日辰のもとで修行して、要法寺において、今で言う教師僧侶になっている。
そして、それまで通用が途絶えていた富士大石寺と京都要法寺の1587(天正15)年の通用再開申し合わせによって、1594(文禄3)年8月に富士大石寺に登山し、その二年後の1596(文禄5)年9月に、日蓮正宗富士大石寺15世法主になった人物だ。
日陽のほうは、「祖師伝付録」に記しているとおり、こちらも京都要法寺で出家得度・修行して教師僧侶になり、京都要法寺24世法主となった人物で、大石寺15世法主日昌とは、いわば同門の僧侶であり、当時の日蓮正宗大石寺に参詣した僧俗の中では、最上級の人物、「超大物」である。
そういう「超大物」の参詣した折りに、仮に当時の日蓮正宗大石寺が「日蓮の御肉牙」なるものを所蔵していたとしたら、拝観を許さなかったなどということは絶対にあり得ない。
したがって、日陽が日蓮正宗富士大石寺に参詣した折りに、「日蓮の御肉牙」なるものを拝観していないということは、当時の日蓮正宗大石寺が「日蓮の御肉牙」なるものを所蔵していなかったということだ。
つまり現在の日蓮正宗富士大石寺が所蔵している「日蓮の御肉牙」なるものは、これ以降の時代に、何者かが偽作した、真っ赤なニセものということである。

それともカルト信仰に凝り固まっている日蓮正宗の信者たちは、「祖師伝付録」は、大石寺に離反した京都要法寺の法主の著書だから信用できないとでも言うのだろうか?。
しかし残念ながら、「祖師伝付録」とは、日蓮正宗大石寺59世法主堀日亨が編纂した「富士宗学要集」に収録されている正史料である。しかも日陽が「祖師伝付録」を書いた時代は、富士大石寺と京都要法寺が正式に通用をしていた時代で、京都要法寺から富士大石寺が輸入した僧侶から、大石寺法主が出ていた時代である。
どこをどう調べても、京都要法寺24世法主日陽の著書である「祖師伝付録」は正史料であり、日陽が日蓮正宗富士大石寺に参詣した折りに、「日蓮の御肉牙」は拝観をしていないのは事実であり、現在の大石寺にある「日蓮の御肉牙」は、真っ赤なニセものということである。
14世法主日主の霊宝虫払い記録は「日蓮の御肉牙」が存在していない証拠

1573(元亀4)年8月19日、大石寺法主として登座間もない14世法主日主が、当時の日蓮正宗大石寺が所蔵していた重宝?なるものを、虫干し・風通しした、いわゆる「霊宝虫払い」をした記録が残っている。14世法主日主は、当時、今の満年齢で18才。数え年の19才の青年法主で、前法主で13世日院(46才)が隠居として、控えていた。
当時の現職法主日主と前法主の隠居日院の連名の署名が入っている「霊宝虫払い記録」には、次のように記している。

「御筆(大聖人)数十二通、御筆の大本尊一包同く三包。」
(1573年8月19日の「霊宝虫払い記録」---日蓮正宗大石寺59世法主堀日亨が編纂した「富士宗学要集」第8巻43ページ)

この中に日蓮の本尊や遺文(御書)を「虫払い」したという記載はあるが、「日蓮の御肉牙」を「虫払い」したという記載はない。この記録は、当時の日蓮正宗大石寺が「日蓮の御肉牙」なるものを所蔵していなかったという証拠であり、つまり現在の日蓮正宗大石寺が所蔵していると自称している「日蓮の御肉牙」なるものは、この時代以降に何者かが偽作した真っ赤なニセものということである。
日蓮正宗大石寺の「お虫払い法要」について、公式に次のように述べている。

「このお虫払会は、遠く第二祖日興上人の法宝伝持のご精神に起源を求めることができましょうが、残念ながら文献としては残されていません。折々お弟子方を督励しては虫払をされたことと思います。記録にとどめられているものとしては、第十四世日主上人の時代(十六世紀)に、七月あるいは八月におこなったようすを記した正文書がありますが、これらが古い方といえましょう。そののち江戸時代以降は大体六月におこなわれてきたようです。しかし、当時は三年おき、または一年おきでした。現在のように、毎年四月に奉修するようになったのは大正時代になってからのことです」
御虫払い法要
http://homepage2.nifty.com/honshoji/activities/omushibarai/omushibarai.htm

つまり1573(元亀4)年8月19日の日主の虫払い記録は、日蓮正宗の「虫払い法要」の記録としては、現在の日蓮正宗大石寺に残る最古のものであると述べている。
さらに注目すべき点は、この1573(元亀4)年8月19日の日主の虫払いは、日主が富士大石寺の法主に登座した直後の虫払い法要の記録であるということ。
現在の日蓮正宗大石寺の法主の代替の直後の虫払い法要では、「日蓮の御肉牙」なるものを参詣した信者の前で開封し、内拝させている。
ところが14世法主日主の登座した直後の虫払い法要では、「日蓮の御肉牙」なるものを「虫払い」したという記録がないということは、「日蓮の御肉牙」なるものを当時の日蓮正宗大石寺が所蔵していなかったということに他ならない。
当時の日蓮正宗大石寺が所蔵していれば、絶対に日主は開封し、虫払いしていたはずである。
したがって、1573年の14世法主日主の霊宝虫払い記録は、「日蓮の御肉牙」が後世の誰かが偽作したニセものである証拠ということになる。
日蓮正宗大石寺も、こういう後世の誰かが偽作したニセものばかりを信者の前に並び立てて、信者から供養金を集めるなどというあくどい詐欺的金集めを直ちに中止すべきである。
「日蓮の御肉牙」の伝承が法主によってバラバラなのは、後世の偽作である証拠

日蓮正宗大石寺が五十年に一度の日蓮の遠忌法要と法主の代替法要の時だけに参詣した信者の前で開封し、内拝させていると称している、大石寺が所蔵する重宝?のひとつ「日蓮の御肉牙」。
この「日蓮の御肉牙」なるものの伝承のルーツは、法主によって言っていることがバラバラであり、日興が日蓮から相承したのか、日目が日蓮から相承したのか、日蓮正宗としても特定できていないのである。ここに「日蓮の御肉牙」なるものが、後世の誰かが偽作したニセものである馬脚が現れている。
江戸時代初期の日蓮正宗大石寺の法主である17世日精は、自らの著書である「富士門家中見聞」(家中抄)の中で、「日目が日蓮から授かった」と述べている。
以下の文は日精が書き残した記録である。

「此の故に伊勢法印と問答したまふ時も、一両句にて閉口致さす。
此れ相伝の故なり。其の頃、御牙歯抜け落つ。(日蓮)聖人此の歯を以て日目に授けて曰く、我に似り問答能くせよとてたまわりける御肉付きの御歯と申すは是れなり。
此の歯、当山霊宝随一なり。広宣流布の日、光を放ちたまうべしと云へり」
(大石寺17世法主日精の著書「富士門家中見聞」(家中抄)---日蓮正宗大石寺59世法主堀日亨が編纂した「富士宗学要集」第5巻184ページ)

この文を簡単に現代語風に言うと、ここで言う「問答」というのは、日蓮がすでに死の床にあった1282(弘安5)年、池上邸で行われたという日目と伊勢法印との問答をさしている。その日目が伊勢法印と問答していた時、日蓮の肉付きの歯が抜け落ちたというのである。そこで日蓮はその歯を日目に授けながら「私のように能弁になるために、此の歯をお前にやる」と言ったという。
ここでの注目すべき点は、日蓮が抜け落ちた歯を日目に授けたという点である。
ところが日精より後の時代の富士大石寺の法主である、48世日量が書き残した記録によると、この「日蓮の御肉牙」なるものが、日蓮が日興に授けたことになっている。
以下の文は日量が書き残した記録である。

「一、日蓮聖人肉附の御歯一枚。
又、御生骨と称す。
蓮祖の在日、生歯を抜き血脈相承の証明と為て、之を日興に賜ひ、事の広布の時に至らば光明を放つべきなり云々。
日興より日目に相伝し、代々附法の時之を譲り与ふ。
一代に於いて只一度虫払いの尅、これを開封し奉り拝見に入れしむ。
常途之れを開かず」
(大石寺48世法主日量の著書「富士大石寺明細誌」---日蓮正宗大石寺59世法主堀日亨が編纂した「富士宗学要集」第5巻335ページ)

この48世日量が書き残した「富士大石寺明細誌」によると、この「日蓮の御肉牙」なるものは、日興が血脈相承の証明として日蓮から賜ったものであると言っている。
「日蓮の御肉牙」について、17世法主日精は、日蓮がこれを「日目に与えた」と言い、また48世法主日量は「日興に与えた」と言って、それぞれが別個の説を並べ立てている。
ところがこれが近代になって、64世法主水谷日昇、65世法主堀米日淳、66世法主細井日達の時代になると、用心深く敢えて「日蓮の御肉牙」の伝承のルーツには一切ふれずに、次のように「日蓮の御肉牙」を紹介している。

「御肉歯一枚、宝蔵に秘珍し、法主交代宝物授受の時、開封の序を以て篤信の道俗にも内拝せしむ。其外大遠忌等の特別大法会にあらざれば開封せず」
(日蓮正宗布教会・小冊子)

それが今度は67世法主阿部日顕になると、また17世法主日精と同じく、「日蓮の御肉牙」は、「日目が日蓮から授かった」と称しているのである。

「抑々この御生骨(御肉牙)は、大聖人御在世中五十余歳の頃、御歯を御抜き遊ばされ、傍らに給仕し給う日目上人へ御授け遊ばされ、『我が仏法は最勝深秘の大法にして、釈尊が法華経に予証せられし末法適時の正法也。故に鳩荼(くはんだ)等其の便を得せしめず、必ず遠く妙道に霑わしめんと説かれし処にして、此の正法、万年の闇を照らすこと必定にして、一天四海広宣流布疑いなし』と仰せ給い、我が説く所は正法にして一天広布疑いなしとして、其の証明にせよと仰せ給うと伝える我が家の秘宝でありまして、700年、燦として輝き給う御生骨(御肉牙)であります。」
(日蓮正宗67世法主阿部日顕代替法要の御生骨説法---日蓮正宗法華講連合会機関紙「大白法」昭和55年4月16日号より)

これらの文のポイントは、「日興が日蓮から授かった」のか「日目が日蓮から授かった」のかというルーツにあるので、現代語訳は省略します。
このように、「日蓮の御肉牙」の伝承のルーツが、大石寺の法主によってバラバラなのである。日蓮正宗総本山大石寺の重宝?であり、日蓮正宗の信者が深く信奉する「日蓮の御肉牙」の伝承のルーツが、これほどまでにバラバラで特定できないなどということ自体が、大きな矛盾である。
法主から法主へ相承される血脈に、しっかり「日蓮の御肉牙」が伝承・相伝されてきたというのなら、なぜ法主によって「日興が授かった」と言ったり「日目が授かった」と言ったり、バラバラになるはずがない。
つまりこれは「日蓮の御肉牙」なるものが、日蓮から相伝されたものではないことの証拠に他ならない。
日蓮正宗の信者も、ハナシの筋道をよくよく冷静に考えてみられたらどうだろうか。 日蓮正宗の法主から法主への相承などといったものは、このように矛盾だらけなのであり、冷静になってよく考えてみれば、気がつくことばかりなのだ
「日蓮の御肉牙」なるものは、科学的・医学的に存在しない「まがいもの」

日蓮正宗大石寺が発行している「日蓮正宗の行事」という名の小冊子には、この「日蓮の御肉牙」を次のように記している。

「長持ちの封を切り、輪宝長持から(日蓮)大聖人の『御生骨(御肉牙)』と『雨の祈りの三具足』が取り出され、正面の御前机にそなえられます」

ここにはっきりと「御生骨(御肉牙)」と書いてある。これは口から脱けた歯に歯肉がついているから御肉牙ということである。これが創価学会2代会長・戸田城聖氏にかかると、御肉牙が次のように説明されている。

「日蓮大聖人様御在世の時に歯を抜いた。その抜いた歯の下のほうに肉がちょっぴりついておった。ところが、この肉が七百年のあいだに、だんだんだんだんふえて、ちょうど、まさに歯を包まんとしている。これは説明つきますか。しかも脈打っているのですよ、汗かいているのですよ、生きているのですよ。こういう不思議なものはありますか。」
「下のところに肉がついていた。この肉がぜんぶ、広宣流布の時には、歯を包まれるだろうと予言あさばされている。」
「私のうかがっているところでは、年々肉が太ってふえていく。これは医学上説明できないことだと思う」(『戸田城聖先生講演集 下』昭和36年10月12日初版より)

戸田城聖氏の大ぼらは、インチキ説法をくりかえして信者を騙し続けている大石寺法主もびっくり仰天するような代物だが、冷静になって読んでみれば、これほど呆れる信仰指導もないだろう。
いずれにせよ、日蓮の歯に「肉がついている」というものであることは、日蓮正宗の僧侶・信者が口をそろえて言っていることだ。
日蓮が自分の歯を抜いて---あるいは自然に抜け落ちた歯を---弟子の一人に授けたというのはありえることだろう。しかし問題なのは、歯を抜いた時---あるいは歯が抜け落ちた時---はたして歯に歯肉がついてくるのかどうか。抜け落ちた歯と歯肉が、死なないで生きたまま、歯肉がだんだん増えてくるのかどうか。抜け落ちた歯と歯肉が死なないで生きたまま、脈打ったり、汗をかいたりするものなのかどうかだ。

こういったことは近所の歯科医師に会って質問すれば、いろいろな知識を教えてくれる。私が会って質問した歯科医師が教えてくれたことは、だいたい次のような内容だった。
「自然に抜け落ちた歯であれば、それが抜け落ちる時に肉がついて脱けるということは、まずない」
「歯槽膿漏が悪化した状態で、歯が抜け落ちたときには、多少の組織・歯肉がついて脱けるということはある」
「歯槽膿漏が原因で歯が抜け落ちるケースでは、周辺に歯石がくっついている場合が多いが、歯肉・肉牙がついて脱けるということは、まずあり得ない」
「無理に抜歯したりすると、周辺の腐った肉がくっついて脱けるということはある」
「しかしいずれのケースにせよ、歯を包み込んでしまうほどの歯肉がくっついて脱けるということは、あり得ない」
「歯がグラグラして自然に抜け落ちたということであれば、そういうケースでは歯に歯肉はつかない」

歯科医師が教えてくれた知識であるから、他の歯科医師に質問しても、その内容は概略同じであろう。読者の方々も、近所の歯科医師に質問して確かめられたらいいだろう。
それから、戸田城聖氏が言うような、抜け落ちた歯と歯肉が、死なないで生きたまま、歯肉がだんだん増えてくるのかどうか。抜け落ちた歯と歯肉が死なないで生きたまま、脈打ったり、汗をかいたりするものなのか、という点については、当然のことながら「あり得ない」ということ。
科学的、医学的見地からしても、大石寺が所蔵しているという「日蓮の御肉牙」なるものは、とんでもない、まがいものである。

これらの点については、今から120年以上前の1879(明治12)年の北山本門寺34世貫首玉野日志が富士大石寺52世法主鈴木日霑との問答、いわゆる「霑志問答」で、すでにこの「日蓮の御肉牙」に、ぱっさりと筆誅を加えて、至極明快にこれをたたいている。
玉野日志は、この中で次のように書いている。

「自然脱落するに肉の付いて抜ける理ありや。癩人か蓋し将に口中の腐敗せる者の外に決して肉の付いて脱落する理あるべからざるなり」
---歯が自然に脱落する場合において、歯肉が付いて抜ける道理があるだろうか。癩病患者かないしは口の中がよほど腐敗している人ならまだしも、それらの人以外で、歯が抜け落ちた場合において、歯肉がついて脱落する道理など、絶対にないのである。

これはまだ今日のように歯科医学が発達する前の時代の記述であるが、すでにこのように大石寺が所蔵する「日蓮の御肉牙」なるものが、こういった観点から、たたかれている。
しかし科学的・医学的に絶対にあり得ないことを、さも幻想を抱かせて、信者から供養金をまきあげる道具として、この偽作した「日蓮の御肉牙」なるものを利用するなどということは、良識と常識のある人間のすることではない。
悪質な詐欺師か、犯罪者のすることである。こういうことをしている「日蓮正宗」という宗教法人に、はたして「宗教法人」の資格があるのかどうか、問われてしかるべきなのではないだろうか。

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