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史跡コミュの田辺廃寺跡

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 大阪府柏原市田辺1丁目16ー38

 1975年07月19日指定。 

 奈良時代の寺院跡。春日神社(祭神;武甕槌命・経津主命・天児屋根命・比売神)の境内一帯からかつて存在した薬師寺式伽藍配置の寺院遺構が出土しており、神社本殿・拝殿の南側の収蔵庫に出土品が保管されている。
 東塔は塼積(センヅミ)基壇、西塔は瓦積基壇で、いずれも一辺約10m四方の三重塔だったと推定され、両塔北側には瓦積基壇の金堂、両塔南側には南大門の跡も確認されている。境内に残る凹凸のある礎石は中門跡の可能性がある。
 田辺の地は、6〜8世紀頃、百済系氏族の田辺史(タナベノフヒト)一族の支配地だった所で、田辺史大隅の妻が内大臣藤原鎌足の次男不比等の乳母となった関係から、田辺史は藤原氏の勢力を背景に壮大な伽藍を持つ氏寺として、この寺院を建立したと推定されている。寺跡に藤原氏の氏神である春日神社が建つのも両氏の結び付きの故であろう。
 春日神社近くの田辺稲荷神社には田辺史伯孫(タナベノフヒトハクソン)の墓と伝える円墳があり、周辺には田辺古墳群・火葬墓群と呼ばれる7〜8世紀の墳墓群も展開、田辺史一族の物と考えられている。

コメント(3)

金堂跡や塔跡は非公開エリアにあります。

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