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史跡コミュの藤ノ木古墳

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 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺

 1991年11月16日指定

 法隆寺の西方350m地点にある円墳。法隆寺の中世文書では「陵山」と呼ばれ、江戸時代には崇峻天皇陵と考えられていた。
 1985〜88年にかけての三回の発掘調査で、全長14.5mの両袖式の横穴式石室の中に長さ2.35mの朱塗りの家型石棺が未盗掘のまま発見された。石室には、近くを流れる竜田川の石が用いられ、石棺は凝灰岩の繰り抜き式家形石棺だった。
 1985年の調査で、金銅製馬具1組・鉄地金銅張馬具2組・挂甲札・鉄鏃・鉄刀など多くの遺物が出土した。
 1988の調査では、石棺が開けられ、伸展葬された2体の人骨が発見された。被葬者の周囲には多くの副葬品がほとんど埋葬時のまま残されており、冠・履・大帯など各種の金銅製品、獣帯鏡など4面の銅鏡、6口の刀剣、多量の玉類と金属製装身具などが出土した。
 石棺内に葬られていた2人の被葬者は、6世紀後半の政権中枢の皇族クラスの若者と考えられ、北側の一人は、20歳前後の男性で、身長165cm。がっしりした体格で、歯の磨耗は少ない。もう一人も成人男性の可能性があるという。
 2003年の第5次発掘調査では、従来48mと考えられていた直径が50mを超える事が確認され、大型横穴石室を持つ円墳としては、牧野古墳(広陵町)や塚穴山古墳(天理市)に次ぐ大規模な古墳である事が判明した。
 現在は埋め戻されて、内部に入ることは出来ない。
 出土品一括は日本の古墳文化研究上価値の高いものとして、1988年に重要文化財、2004年に国宝に指定されている。

コメント(2)

今日、行って来ましたが、整備工事中でした。

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