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史跡コミュの大野寺石仏

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 奈良県宇陀市室生区大野

 1934年11月10日指定

 真言宗室生寺派楊柳山大野寺は、役行者(エンノギョウジャ)が宇陀川渓流沿いに創建した古寺で、824年、空海が室生寺の西の大門と定めた。現在の堂宇は近年の再建だが、重要文化財木造地蔵菩薩立像を保存している。境内は枝垂桜の名所として知られる。
 石仏は宇陀川の右岸の崖ににあり、大野寺本堂と川を挟んで相対する弥勒磨崖仏である。1209年、後鳥羽上皇の叡願を受けた興福寺の僧雅縁が造立したもので、南宋出身の石工伊行末(イギョウマツ)の手になると伝えられている。
 高さ約13.8mの二重光背形に彫り込み、中に高さ約11.5mの踏割蓮座に立つ弥勒菩薩像を刻印している。胎内には、後鳥羽上皇自筆による御諱(オンイミナ)が納められているとされる。
 1992年に石仏表面に大きな剥落が見られ、そのまま放置すれば貴重な史跡が失われる事から、翌年度に各分野の専門家による委員会が設立されて、段階的な調査・修理が進められ、1998年度に修復が完了した。
 写真中央は、修復調査の際に行われた赤外線による撮影。赤い部分が表層の剥離し浮き上がっていた部分。

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