ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

史跡コミュの唐招提寺旧境内

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 奈良県奈良市五条町・尼町

 1967年12月05日、史跡に指定。
 1998年12月05日、UNESCO世界文化遺産に指定。

 律宗総本山唐招提寺は、聖武天皇の招きに応じて日本に戒壇を設けるため、失明しながらも754年に来日した唐僧鑑真(688〜763)が、平城京右京五条にあった新田部(ニタベ)親王の旧邸を貰い受けて759年に創建した寺院で、当初は簡素な宿院だったが、朝廷や有力貴族の寄進を受けて大寺院に発展した。南都七大寺に数える場合もある。境内北東隅に鑑真の墓がある。
 794年の平安遷都後は衰微していたが、鎌倉時代に覚盛(カクジョウ)が戒律を復興、諸堂を大改修して中興した。
 江戸時代にも、5代将軍徳川綱吉や、その生母桂昌院の寄進で修理を加えているが、戒壇院は1851年に焼失したまま再建されず、戒壇は雨ざらしのままになった。1980年、戒壇上に宝塔が建立された。
 国宝金堂は、鑑真の死後、弟子の如宝が建立したもので、柱は微かなエンタシスを持つ。2009年11月に10年に及ぶ大改修工事が完了した。内部須彌檀(シュミダン)上には高さ3.3mの巨大な乾漆廬舎那仏坐像を中心に、木心乾漆千手観音立像・木心乾漆薬師如来立像・木造梵天立像・木造帝釈天立像・木造四天王立像と天平時代の仏像が並び、何れも国宝に指定されている。
 国宝講堂は、平城京長堂院の東朝集殿が朝廷から寄進されて移築されたもので、奈良時代の宮殿建築の唯一の遺構である。本尊の重文木造弥勒菩薩坐像は高さ2,8mの巨像で鎌倉時代の作である。
 国宝鼓楼は鎌倉時代の建築で、鑑真が持参した仏舎利が収められており、その容器も国宝に指定されている。
 国宝経蔵は、新田部親王邸にあった校倉(アゼクラ)造倉庫を再利用したもので、最古の校倉造建築である。隣接する国宝宝蔵も天平時代時代の校倉造建築。
 1964年に移築された重文御影堂(ミエドウ)は興福寺一乗院の遺構で、本尊は国宝乾漆鑑真和上坐像である。東山魁夷作の障壁画もある。
 その他、礼堂・梵鐘も重要文化財に指定されており、新宝蔵では紙本着色東征絵巻以下多数の重文寺宝が公開されている。

コメント(8)

2月25日木曜日に行って来ました。

左;南大門
中;史跡碑
右;世界遺産碑
左;金堂〔国宝〕
中;講堂〔国宝〕
右;戒壇
左;鐘楼
中;梵鐘〔重要文化財〕
右;舎利殿(鼓楼)〔国宝〕
左;礼堂(東室)〔重要文化財〕
中;芭蕉句碑「若葉して 御目の雫 拭ばや」
右;醍醐井
左;本坊蔵松院
中;北原白秋歌碑 「水楢(ミズナラ)の 柔き嫩葉(ワカバ)は み眼にして 花よりもなほや 白う匂はむ」
右;御影堂(旧一乗院宸殿)〔重要文化財〕
左;鑑真和上御廟
中;東参道
右;東参道の落椿
左;新宝蔵
中;宝蔵〔国宝〕
右;経蔵〔国宝〕

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

史跡 更新情報

史跡のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング