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真空管試験器と測定方法コミュのTV−7Dの修理

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以前使用していたTV−7Dで9ピンmT管6BM8を測定したら、メーターが振れない不具合が発見されたました。
3極管部分は正常なのですが、5極管部分の測定が駄目です。
20年以上前にアメリカから輸入して、校正して一時使用していたものです。
普通のラジオ球の測定には全く不便を感じていませんでした。
最近は10年以上TV−10を使用しているので、別室で保管していたのですが・・。
調べてみると9ピンのmT管の測定で、6ピンにプレートがある真空管の測定は駄目という結果です。
壊れたとの前提で調べました、いろいろ調査してゆくと不思議な事が・・。
最終的に製造時の不良である事が判明しました、軍用品でもこんな事があるのですね。
原因はロータリースイッチの製造不良でした。
詳細は下記をご覧ください。

http://www.ne.jp/asahi/uchio/tokyo/sokuteiki/tubetester/TV-7D.htm

コメント(34)

>ABWさん
素晴らしい記事です。
それにしても軍用のTV-7でこんなことあるんですね。

私はHickok 532を愛用しています。何かとTV-7の方が便利だな〜と
思っています。
珍しい不良です。

そういえば、何十年も前に、Alan Douglas氏などとともに、Usenetで契約製造会社を調べた事があるのです。調べるといっても、製造名板の記入会社名の報告を募っただけですが、rec.audio.tubeのニュースで以下のように整理したと思います;


TV-7
Hickok
Supreme

TV-7A

TV-7B
Hickok
Forway Industries

TV-7C
Stark (Canada)

TV-7D
Joint Electronic Systems
La Ponte Industries
Multi-Amp Electronic
Polartron
ECCO Ecectronics Components
Molded Insulation Co.
Codotron Corp.
Multiplex West
Bruno Industries

TV-7GY
Lorenz (W.Germany)


HickokはB型以降、製造(最終生産)を請け負っていない模様です。初期型の納入数も少なかったようで、Hickok製造のTV7は大変珍しい物になります。

D型に関しては短期大量発注のため、生産受託先が実に様々です。このあたりの事情で、検査の甘い納入品が出てしまったのかもしれません。因みに、 ABWさんの個体の製造会社はどちらでしょう。
軍用真空管試験機の製造会社の一覧をアップしておきます。

出典:Tube Testers and Classic Electronic Test Gear by Alan Douglas, Sonoran Pab.Co. 2000.
このリストは上記のUsenetアーカイブに残っているはずです。Alanはそのまま貼り付けて出版したので。
皆さん情報有難うございます。

かみさんから処分するよう申し渡されているので、大変です。
TV−7Dは他にもありますので。
昔 JARLのTV−7を修理した時は配線ミスを見つけました。
やはりミスは軍用品といえどもあるのですね。
製造メーカーがそんなにあるとは知りませんでした。
ネジなどに違いがあるのはそのせいでしたか。

他にHickok752もあるのですが・・。
これは資料がありません。
お早うございます。
PDC加藤 さん
それは軍の修理工場?で修理した物ではと想像しています。
あるいは放出されてからかもしれませんが、TV−7は改造や修理されたものが結構あります。
昔 愛用していた物は初期のTV−7でしたが、ACコードの引き出し方が変更されていました。
(穴が塞がれて、別に穴あけしてコードを引き出す)
今回修理した物と部品取りになったものは同じTV−7Dですが、ネジが違いました。
580を入手するまで、752、752Aは愛用していました。まだ倉庫にあるので、必要ならマニュアル類も総てあります。民生用なのでいわゆる取説、軍用のような立派なものではありませんが、必要ならスキャンしましょう。

752Aで便利だなと思うのは、Dual Buttonがついていて、かつスタビロ検査用に可変Epのレオスタットがある事でしょうか。

前者は12AU7/6SN7のような双極管をピン・アサインのスイッチをガチャガチャ切り替えることなく、デュアル・ボタンを一押で、第二電極に切り替わります。ユニフォーミティの選別・検査には楽なものです。この仕掛けは便利で、カードマティックにも組み込まれました。

ヒッコクでは、752は539よりちょっと落ちて、533より高級という位置付け(売値)だったように思えます。メーター内、ロール・チャートに照明ランプをつけたのは752系だけで、最高級2ドア・スポーツクーペという感じですかね。 ABWさんのお写真のものは初期製品で、この後、スロット式ダイアル・ノブ、プラスチック角メーターに切り替わります(中身は一緒です)。最後の580時代まで生産したので、長生きで良い機械です。

---

TV-7/2はアーミー・アーセナルやフィールドでの修理、ペイント重ね塗り等までして長く使ったようです。払い下げ後も個人で手を入れたり、共食いもあり、色々な履歴があると思います。

Usenetで製造元の契約会社の議論をやっていたとき、どこの製品が出来が良いか悪いかとか、部品の納入先や半田具合をみて楽しい話をしたのを覚えています。うちにもForwayの7Bがありますが、この会社のランキングは上位でしたよ。
ABWさん みなさん こんばんは

ABWさん、めずらしい記事をありがとうございます。
ロータリーSWの交換ご苦労様です。
スペアがあってよかったですね。
札幌にもTV7の詳しい人がいて配線ミスなどもあるようなことを聞いています。
Forwayは米国に良くあるDefenseだけで食ってる電気会社のひとつです。ちょっと前、NY Timesにイラン関連の不正輸出で叩かれていたのを覚えています。米国の電子産業は、もうDefenseしか残ってないんですけどね。ただ金額、生産量では決して少なくはないのです。毎年卒業する電子工学科の学生も、ちゃんと行き場があります。

S.A.A.Eは不明。たくさんあるCal. Lab.のひとつかな? 日本だと、校正ってメーカーか測定器のレンタル屋しかしませんが、米国だと大きな町には必ず一軒あったりするんです。シカゴ界隈では、10軒ほどあります。どこもNISTやHPの認証を定期的に受けた2次標準を持っています。
#9で書きましたが、写真を撮りましたので貼ってきます。

Dual_Mode Test Switchですが、TV-7/6000系の系譜では、唯一752Aだけがこれを持ちます。

12AX7とか6SN7などバチバチ切り替えなくても、一回のダイアルセットで準備完了です。752Aの場合、GM_TestボタンでUnit#1、緑色の"Plate2/S8"でUnit#2の試験ができます。ユニフォーミティの検査は楽です。

カードマチックにもこれがあり、ご丁寧に双三極管のばあいは、Dual_Test可能のネオンがつきます。ちなみに、写真はUSM-118Bですが、"Qualty Test"ボタンで#1、"4"のボタンを同時に押すと#2電極の試験に切り替わります。
ついでに752A関連

Life Testボタンというどうでもいい物があります。これはGm試験中に同時に押すのですが、Efを10%位下げエミッションの降下具合を見るものです。古典管などには有効だと思います。ヒコックはこの試験方法が好きですから、他についているモデルもあります。TV-7等では、Efのタップを1ステップ落とせば良いだけです。

VR Voltageはスタビロなどの動作電圧点を探るものです。大きなレオスタットがついているだけの仕掛けです。VR150と言っても実は125Vで定電圧点に達してしまう物があったり、160V以上のもあったりで、随分とばらついてるものだと実感したものです。この手の放電管は必ず選別試験が必要でしょう。

ケースのメーター上側は収納場所があり、便利です。セルフ・バイアス用のアッテネーターを取り付けるのが本来の意図のようです。

というわけで、ABWさん、ぜひ整備されてお使い下さい。非常に便利な機械です。
山科さん
有難うございます。
現在はTV−10を愛用しているので、この機種は倉庫に入れてあります。
ちょっと置き場所が必要なのが困ったところです。
TV−10はヒータースイッチをSTやmTの場合いじらなくて良いのがすばらしいです。
TV−7Dのデジタル表示化をしました。
メーターの動きが不審で 温度により動作しなくなります。
温めると 動作するようになるので、これでは困ります。
メーターは入手が難しいので デジタルメーターに交換しました。
意外と 便利です。
詳細は
http://radiokobo.sakura.ne.jp/G/sokuteiki/TV-7Ddigital.html
ABWさん

なかなか綺麗に収まっていて、よろしい感じです。メクラ板に同色塗装を噴いてあげると、さらに素晴らしいかもしれません。


さて、メーター故障だけはどうしようもありません。何度も自己修理を試みてはいますが、素人は壊すばかり。「名人」が治具でさっさと直すのを羨ましく思います。

幸い、この手のメーターは米国でいまだ生産されており、Simpsonなど特注目盛や修理も引き受けます。米軍仕様の防塵防滴タイプの標準在庫はありませんが、2.5インチ、3.5インチの丸メーターはカタログ品も豊富です。Westonは終息状態ですが、Simpsonは昔どおりの感じ。米国は軍系の保守需要が大きいので、こういう物がいつまでも残るのでしょうか。

http://www.simpsonelectric.com/index.asp?p=Products&id=18

丸メーター・データシート
http://www.simpsonelectric.com/uploads/File/datasheets/round_datasheet.pdf

TV7文字盤を含め、どこかで数をまとめて作らせ、Netで売っている人も見かけます。そんな中華産品よりSimpsonの方がよろしいと思います。もっとも、私は測定器はDigitalメーターの方が読み取りが楽だと思うのですが..
山科さん
ご紹介ありがとうございます。
デジタルは想像以上に便利です。
ついでに駄目だったメーターを分解しました。
以前 分解したらしく 簡単に開けられました。
参考までに画像を
ABWさん、皆さん、明けましておめでとうございます。

メーター修理、軸部にミシン油をほんの少しさしたら上手く動くようになった事が何度かあります。それ以上、ゼンマイ、バネのテンションを調整しようとか、あちこちいじり始めると、私は必ず最後に壊してしまいます。 特に指示角のリニアリティーが崩れてしまいます。

どなたか「メーター修理講座」を開いていただけるとうれしいのですが。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-05262/

上記のような2.4インチ物もABWさんのように枠を用意すればぴったりかも。グラフィックのプログラムは簡単にできるようです。機械式メーター、DC 200uAでSimpsonに目盛板転写も頼むとこれ以上の値段になります。
面白いですね、これ
http://www.panelpilot.com/interactive.htm
山科さん
紹介ありがとうございます。
よく出来ていますね。

ただ この表示器は寸法が多少大きいようです。
何しろ試験器のメーターの穴は65mmくらいなので、
実装が難しいと思われます。
> 馬鹿なこと

分解・再組み立てという事でしょうか? フェライト・ビーズを要所に使われると、高Gm管の発振防止に効果があるかもしれません。 

エーコン・ソケット撤去は賛成。必要な時はアダプター経由でも測れます。 代わりに1.5インチ丸のIpメーターなんか付けるのも良いかもしれません。 穴の裏から3桁デジタル・メーターでもいいかも。
凄いというか・・。
エーコン管のソケットの跡は9ピンmT管ソケットとスナップスイッチを組み込むと便利です。
これで双3極管のテストが容易になります。
177に同様の細工を施したものです。
TV−7用にはアダプターも作りました。
参考写真をどうぞ。
Dual Mode組み込み、良いアイデアですね。 50本も6DJ8を測ろうと思ったら、これ無しの試験器はたまりません。
TVー7では無いのですが、TVー2の修理の話題を紹介します。
当方のラジオ工房掲示板にTVー2を修理したがなんとしても動かないとの書き込みがありました。
最終的に交換したトランスの不良ということが判りました。
真空管試験器マニアの方に参考まで、詳細は下記。

http://radiokobo.sakura.ne.jp/G/sokuteiki/tubetester/TV-2-Rep.html

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