ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

内発的発展論を考えるコミュの内発的発展論の行動理論

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
しばやん@開発民俗学〜地域共生の技法〜です。

ちょっと大げさですが、内発的発展論というとテーマが大きすぎるので、もう少し噛み砕いて、行動レベルで何をやるのかについて考えることを提案させていただきたいと思います。

KNOW HOW ではなくて、KNOW DO を問題にした場合、どんな行動(技術)が必要となるのでしょうか。

コメント(2)

「‘場をつくる’ということ ファシリテーション&ワークショップ入門<各論> 」

というトピックを、ミクシイの「開発民俗学〜地域共生の技法」の中で展開しています。

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=48194843&comm_id=2498370

ご参考まで紹介させていただきます。

-------------------------------------------------------------------------

「‘ジャム’セッション 〜‘場’をつくるということ」 2009年11月8日

http://arukunakama.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-12d8.html


上記のメモは、2009年10月22日に「開発ファシリテーションとフィールドワーク」の第10回勉強会に初めて出席してからずっと気になっていたことを書いたものです。

http://mixi.jp/view_event.pl?id=47142975&comm_id=2498370

実は、その後、一般企業における「ファシリテーション」について最近の本をいろいろ読んで、最近のファシリテーション事情自体をつかもうとしているのですが、なんか上記の勉強会のタイトルがしっくりこない。

なぜか、と思ったら、「ファシリテーション」と「フィールドワーク」をつなぐものが「ワークショップ」なんですよね。

実は、2000年前後からしばやんの他流試合の武者修行の中で、日本のNGOの方々にいろいろ絡んだ?のですが、その中でおもしろかったのがやはりシャプラニールとかJVC(ジャパン・ボランティアセンター)、アジア女性協会やアジア太平洋資料センター(PARC)、ジェイセフなどのいわゆる老舗といわれる各NGO団体。まあ活動家の創始者クラスの人とも若いスタッフともいろいろ話しましたが、彼らの一つの活動戦略として国内会員のための宣伝と世論に訴えるアドボカシーに力を入れている点があげられます。

しばやんの武者修行の一部はこちらからご覧になれます。

http://homepage1.nifty.com/arukunakama/b002.htm

いろいろな彼ら主催の勉強会やセミナーに顔を出したのですが、彼らは得てして市民参加のワークショップ自体が非常にうまいです。参加者にいろいろなゲームやグループワークをさせてその気にさせてしまうというか、いわゆる「開発教育」を施す。

この「開発教育」の分野で非常に発達していたのが「ファシリテーション」であり「ワークショップ」なのです。

そうだ、「ワークショップ」のための「ファシリテーション」なのです。
なにかミッシングリンクがあるなあとずっとこの2ヶ月気にかかっていたのですが自分の経験の中ではワークショップとファシリテーションがそもそもセットで一体として捉えていたのでした。

この項 続く。
「宮本常一の「フィールドワーク」と「ワークショップ=ファシリテーション」について」

<先の記事の続きです>

最近、10日ほど前に気がついたのですが、とてもショックなことがありました。

ふと本を片付けていてなにげに開いた宮本常一さんの『忘れられた日本人』岩波文庫 1984の「あとがき」に彼の「フィールドワーク」と「ワークショップ」のエッセンスが見事に書かれていました。

岩波文庫版 308ページ

「〜前略〜 昭和三十年からは、主として山村の調査に力をそそいでいる。〜
これについての私の方法はまず目的の村へいくと、その村を一通りまわって、どういう村であるかを見る。つぎに役場にいって倉庫の中をさがして明治以来の資料をしらべる。つぎにそれをもとにして役場の人たちから疑問の点をたしかめる。同様に森林組合や農協をたずねていってしらべる。その間に古文書のあることがわかれば、旧家をたずねて必要なものを書きうつす。一方何戸かの農家を選定して個別調査をする。〜略〜

古文書の疑問、役場資料の疑問などを心の中において、次には村の古老にあう。はじめはそういう疑問をなげかけるが、あとはできるだけ自由にはなしてもらう。そこでは相手が何を問題にしているかがよくわかって来る。と同時に実にいろいろなことをおしえられる。 〜略〜

その間に主婦たちや若い者の仲間にあう機会をつくって、この方は多人数の座談会の形式ではなしもきき、こちらもはなすことにしている。

〜後略〜」

これって、農業・地域開発を専門とする我々が開発途上国の現場で、特に案件の仕込みや開発調査の中でやってきたことそのものなんです。

さすが、歩く民俗学者(巨人) 恐るべし!

私も自分がフィリピンで案件形成をおこなった際には相手国政府の役人やNGO関係者をカウンターパートに地域の有力者に挨拶したり役所の出先機関などにいって資料を集めて所長レベルの人や現場レベルの役人や現地に精通したNGOスタッフを案内人に現地踏査をおこなって(フィールドワーク)、住民を集めてもらってワークショップを開催していました。通例、このような活動は必ず開発援助案件としての 落としどころを最初から考えているので全く白紙や先入観なしで現場に入ることはありません。というのも、中央レベルである程度の下調べも必要ですし、ODA案件を視野に入れれば当然中央官庁の考えを無視するわけにはいきません。

しかしながら、現地に入るとよい意味で期待を裏切られるというか中央で気がつかなかったことに気がつかされます。大体それは、想定もしなかったようなより重要な現場のニーズに気がつかされるケースが多いです。それがわかるのは、やはり自分で現場をみて、その直後に現地の人とワークショップや意見交換を行なうからなのです。

我々コンサルタントが一番頭を絞るのは、いかに文献資料、社会経済データ、自然環境データを効率よく集めかつ現地踏査を行いさらには現地の普通の住民から話を聞くのか、そのような調査工程やワークショップの設定自体をいかに調査の前半もしくは調査以前に段取りを組むかが肝であり調査の精度と社会的な価値を決める大本なのです。

なんだというか、開発コンサルティング業務に、ワークショップもファシリテーションもフィールドワークもどれもが必要不可欠なもので、既にみんなが言われるともなくそれぞれ現場で実践していることなんですね。

この無自覚の知というか、やっぱりこうした実践自体をもっと学界の人に実務者から説明?せんきゃいかんなあと改めて思いました。

そのうちにFAFIDの勉強会などで発表させてもらおうと思います。

ではでは^^?

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

内発的発展論を考える 更新情報

内発的発展論を考えるのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング