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シナリオ・ラボコミュの【短編】赤い部屋【都市伝説】

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私の大学では今『都市伝説』が流行っているらしい。まぁ私はあんまりそういうの興味ないんだけど私の唯一の友達の麻理は…

麻理『ねぇねぇ…知ってる?』

また始まった…。

麻理『私の友達のお兄ちゃんの知り合いから聞いた話らしいんだけど、《赤い部屋》って知ってる?……

…………
………


貧乏学生Aは上京するために不動産屋に頼んで安いアパートを探して貰っていたが、やっぱりこのご時世なかなかみつからない。そんな中で見つけた物件が《曉荘》というアパートだった。家賃2万という激安振りに惹かれたA。早速下見をしにいくと流石にボロボロであった。しかしお金に余裕が無い為贅沢は言ってられない。覚悟を決めたAは契約をすることにした。

曉荘に住んでいる住人は大家を入れて4人いるらしく。あまり住人同士でコミュニケーションは取らないらしい。しかし大家の人にこれだけは守る様に言われた。『350の住人には挨拶をしなくていい』という事だった。

Aは意味が良く分からなかったがそれを快く承諾した。

Aが曉荘に越して来て2ヶ月が過ぎた頃、大分慣れた様子でAは友達を呼んで月に1度宅飲みをする様になっていた。Bは良くAに呼ばれて来ていたがC子は初めて来たので余りのボロさに少し戸惑っていたが酒が入るに連れて気にしなくなっていった。

夜も更けていくとBが言い出した。

B『なあなあ夏だしちょっと肝だめししてみないか?』
C子『え〜。やだよ〜本当に出そうだもん〜』
B『大丈夫だよ。出てたらA生きてねぇよ(笑)』
C子『それもそうだけど…』
A『じゃああの部屋をノックするか鍵穴を覗くかするってのはどうだ?』(ボロアパートなので鍵穴を覗けば相手の室内を見る事が出来る)
B『良いねそれ!』
C子『なんの部屋よ…。』
A『350室だよ』

まずジャンケンで順番を決め、始めにB→A→C子の順になった。BとAはノックをすることにしたがC子は鍵穴を覗く選択肢を選んだ。


コメント(1)

Bはノックを2回、Aは1回だけして戻ってきた。残るはC子。C子が鍵穴を覗くとそこは辺り一面真っ赤な部屋だった。

C子(うわ…なにこれ…キモチワル…)

帰ってきたC子は事情を二人に話すとAとBは怖いものみたさで覗きに行くことになった。C子のいうとおり確かに二人が覗いてみても部屋の中が真っ赤であった。この日はこれ以上この部屋について触れる事なく朝まで飲みあかした。

次の日、たまたま350室の住人がドアから出てくるのを見たAは愕然とした。














350室の住人の目がウサギの様に真っ赤だったのだ。

つまり俺たちが見た赤い部屋というのは…

Aはその日引っ越す事を決めた。

………………
…………
……


麻理『って話♪どう怖かった?だって彼らが見てたの部屋の色じゃなくて350室に住んでいる…』

キーンコーンカーンコーン

麻理『ヤバッ!講義の準備してなかったわ!また今度ゆっくり感想教えてね!』

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