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人と看護;赤ひげ看護を目指してコミュの人間という事〜島村さんの話から

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私は看護師のみでに資格で20年位病院という施設で看護を展開してきました。

廻った科はほぼ大半です。
長くいた場所が集中治療、そして精神・神経内科が同じ位6年〜くらい。

現在3月からは
4月の介護保険の変更により展開される
『包括支援センター』に1員に加えて頂きこれらの研修をやっております。

7年位前に看護界の中心「川島みどり」さんがある研修で
「看護と介護は違う」

と、きっぱり口調きつく話された印象が強く、そう思いながら
ここまで高齢化が進むと
どう、手をとりあっていけばいいのかと思うようになりました。

介護の事業や介護の大変さを見ないまま、看護看護という事が
とても狭いように思えたのでした。

昨日
認知症の家族会の方の主催で
「グループ・ホーム」での生活状況について
ホーム長の島村さんのお話が聞けました。
これは家族の会の方の心労や疲労をとりつつ学んでいく事が主旨なので
ケアの本質がすらりと出てくる想像がなかったので

私は、聞いてるうちに涙が出てきました。

現在の認知症の方の中でも介護度で言うと1〜3の方で
医療の必要度が高い人は入所できなかったり、
やはり、かなり他者に迷惑をかけずぎない人で歩行出来る人。

など、条件は沢山ありますが。
認知症の方の生活と介護者の方の生活を考えて


「ひとりひとりを大切にその人らしい暮らしを送って頂く事。
暮らしの中に喜びと楽しみ、いききと過ごせる」事など

パンフレットには記載されております。

スタッフの方がどう関わっているかというのが
私が看護経験の中で思ってできる限り実践してきた事を
代弁して頂くように島村さんが話して下さいました。

病院という施設ではそれでも困難な事が多くて
ついつい
患者さまっていう存在に、何も出来なかったという言い訳を
していたように思います。

「ひまわり」では
日常生活をスタッフと共におくられているようです。

・入居の方には
「〜して下さい」とか「〜したら」など一見、依頼しているような言葉でさえもつかわず、その人のしている事を尊重されています。
トイレにしても「トイレに行きましょう」とは言わないで

違う事をトイレの近くに用意してはその事に気づいてもらうような
話しかけをしてその人が自然のトイレに来た時
「じゃ、ついでに、トイレに行ってみようか」と思えるように
そんな関わりをもたれていらっしゃいます。

トイレはいつもピカピカしていて、汚いという観念が捨ててるくらいにしてあるそうです。
失敗してもどうあっても、その人が出来た事を観察し、記録に残して
生活や排泄パターンをつかみ、合わせていくようにされているよう。

入所して3日はかなり多くの声かけをされるそう。
この数日は病院などでも、せん妄になりやすい時期ですが
とにかく声をかけて名前を呼んでいく事で大体は3日で落ち着いて
こられるそうです。

叱ったり、指示したりは絶対にしないそうです。
叱ると「失敗した」と思ってしまい、失敗が重なると

認知症の方は症状が進行するという事でした。
たとえ食べ方がわからなくても、食べ方を教えてはいけないそうです。

グループの中にいて皆で一緒に生活する事で
意識してなくても、少しづつできるようになってくるそうです。
できるような環境の調整にかなり工夫をされています。

その人ができる能力というのはかなり存在していて
例えば病院だと掃除にしてもいろんな役割をいろんな人がしている為
介護者などがその人ができる事を取り上げている事が多いと。

とにかく一緒にやるそうです。
入浴もほぼ全員で、毎日されているそう。

食事も作りたいように作ってもらって
出前がいいなら出前を。

とにかくそのホームの中での流れを大切にされているようでした。


印象的だったのは

「失敗が重なると認知症が進行する」という事でした。

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島村さんはケアワーカーとして働かれていたようでした。ケアマネの資格もあるそうです。
しかし
この方の心は
人を思いやる中で多くの方のいろんな事を通じて出来上がった
この「グループホーム」だったのだと思いました。

看護の中で教えてもらった事

「声かけ、見守り、その人らしさを認める事、いい所を引き出していく事、五感を味わう事・・・・・」などなど
かなりマッチする所がありました。

私達は病院という中にいるとどれだけ展開できてこれているだろうか。
治療が中心な施設はそういう時代には遠くなってきて、医療の介助にまた戻りつつあり、そういう教育が主体になってきている。特養だと高齢で身動きとれない方の治療の生活行動もいろいろ兼ねて多忙だと思う。
労健にしてももっとそうであろうと思う。

看護の中で人を育てていく時も
このグループホームの姿勢や人としての接し方は
大切にしていなかいといけないと感じた。

今、私の研修の中で毎日いろんな事があるが
看護師さんというのは、厳しい人は、相手を責めている人が多い。

「失敗を重ねると認知症が進行する」

これは
失敗したという言葉が脳細胞に影響するという事だ。
それだけ影響が大きいと言う事。

失敗を起こるような状況にしてしまったり
プレッシャーが重なっていたり
出来ないと、反応がきつかったり。


看護の仕事をしているというのに
私達の働く環境は自分で作れていない事を痛感させられた。

それを止める事もできなかったり。
看護の仕事をしているのに、内面の人間性は育っていなくて
仕事を業務化してそれがこなせる事を能力とみがちだ。

大きな反省だなと思ったのと

人としての
思いやりや人を大切に思う事の表現力や伝え方
それらが、もっともっと課題であり
もっと、自分を高めていかないといけないと

心から思った。

この浴風会の「ひまわり」はグループホームの中でも素敵な所のようだ。
家族会の方の意見だった。
そして、見学を受け付けているようです。
海外からも視察があるらしく、その理由もわかる気がしました。

島村さんは講師などもされ、有名な方なのだろうと思いました。
しばらく認知の世界から離れていたので、これからもっと勉強して行こうと思っています。

看護師になりたての頃

認知症の方で
いつも便を持ってしまう人がいて
叱った事を思い出します。

認知だけではなくて、うちの犬が小さい頃
大便の方がいつも失敗して叱っていました。
小水は偶然すぐ出来たのでかなり誉めたら素晴らしいくらいにできる
のでした。
大便に関してはうまくいかない事が続いて散歩に行くといいのですが
そうでない日は、2階の階段にしていたり、失敗してたりすると
ハウスから出て来なかったりで、犬の方も随分ハラハラしていたんだと
思うと

私達は出来ない人やできない事に関して
もっともっと、できる人が何かを工夫して助け合っていかなくては
いけないと思うのでした。
もちろん

お金がいる事なので、いろんな大変さがありますけど
めげてはいけないなと思います。
ひまわりの話を聞いていると自分の小ささとか心の狭さを
気づかされ

涙が止まりませんでした。

「気づくように」

そうなる援助には自己の高まりで相手が受け入れてくれるのだろうなと。

頑張っていきます。

とりとめなく書いてしまってすみません。
少しでも読んでくれる人がいたらいいな^^

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