プラネタリウムコミュのしぶんぎ座流星群2015年１月４日未明極大

2015年のしぶんぎ座流星群観測条件
2015年しぶんぎ座流星群の日本における観測条件は，「あまりよくない」です．

月齢条件
月齢13 満月直前の月明かりなので，観測条件は良くありません．
夜明け前に月が視界に入らないよう注意しましょう！

極大時刻
(日本時間)
1月4日
11時頃眼視観測では4日未明が極大日．
電波観測では月明かりの影響もなく好条件で観測できるでしょう．

日本国内における眼視観測（目で見る場合）の観測条件
総　評
月明かり＋極大が昼間ということで，
観測条件はよくありませんが，
その中でも，4日未明がお勧めです．

見る方向
(方角)
流星の出現位置という意味では「どこでも構わない」ですが，
月明かりがあるので，未明であれば，東側の空を見ることをお勧めします．

見頃となる
時間帯
（第一候補）1月4日0:00～夜明け(日本時)
（第二候補）1月3日0:00～夜明け(日本時)

母天体はマックホルツ第一周期彗星

しぶんぎ座流星群は、8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群と並ぶ三大流星群のひとつで、

うしかい座とりゅう座の境界付近にある放射点から流れ星が流れる。

「しぶんぎ座」という星座は今は存在しないが、

かつてこのあたりに「へきめんしぶんぎ（壁面四分儀）座」

という星座が設定されていたことからこの名前がついている。

予測極大時刻は4日朝11時なのでひじょうに条件が悪く、さらに未明には月齢13の月が西の空を照らす。

東の方向を中心に眺めていれば、運が良ければ流れ星が見えるかもしれない。

①空の条件の良いところでも、1時間あたりの流星数は10個前後の予想です。

街明かりで空が明るいところや建物があって視界が開けていないところでは、実際にはほとんど見えないかもしれません。

②うしかい座やりゅう座は未明から明け方に北東の空に見えます。

とはいえ、流れ星は空のどの方向にも飛ぶので、月明かりを目に入れないようにして空を広く見渡すようにしましょう。

しぶんぎ座という星座は実際に存在しない為、どこにあるかイマイチわかりません。

位置的には、うしかい座と北極星の中間がしぶんぎ座流星群の輻射点になります。

北極星の探し方は、北の空に体を向けて水平線から上空３５度に２等星が見えます。

東京の空でしたら、ちょっと暗い星に見えるかもしれません。

アークトゥルスの探し方は、北斗七星の柄のカーブしている部分をカーブしながら

２倍から３倍伸ばして行ったところに１等星が見えます。それがアークトゥルスです。

１等星なので東京でも良く見えます。

東京で目印にする星としたら

うしかい座のアークトゥルス、北斗七星、こぐま座のポラリス（北極星）、この三箇所に注目して下さい。

１月４日の午前２時では、まだうしかい座は低い位置にありますので

俺としては午前３時以降に見たほうがいいと思います。

明け方になるほど輻射点が昇って来ます。

なので、俺の予想としては・・・

１月３日または１月４日の午前３時過ぎに東の空に体を向けて、

地平線から３５度上空を見上げて下さい。

そこに、うしかい座のアークトゥルスがあります。

そのアークトゥルスから左に４５度体を向けたところ（北の空）に北極星があります。

輻射点はその中間になりますので、

北極星から少し右、またはアークトゥルスから少し左に体を向け、

北東方向にしぶんぎ座流星群の輻射点があります。

その周辺の星である北極星～北斗七星～アークトゥルスまでを見ていれば流れ星は見れると思います。

朝方になると、しぶんぎ座流星群の輻射点の下のほうから

こと座のベガ（織姫星）が昇って来ますので、

ベガが空に見えたら夜明けが近いので流れ星は見えにくくなるかもしれませんね。

では、みなさん見れることを祈ります。