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秘密のバイト大作戦。コミュの【シンプルハンドルネームズ 第3話】

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【第1話】Presented by みずしー
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【第2話】Presented by ひめひな
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=27366529&comm_id=2963003
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【第3話】Presented by のび


「ああ、指示ね。もう笑いすぎて涙出ちゃったよ。
ええっと、次は・・・アハッ



新たな階にはバイトが・・・あったかな?どうだったっけ??
とりあえず、進めてってよ。おれ、ソリティアで忙しいから」


いいかげんだな。どじょうひげのヤツ。
まぁ、進んでいけば分かることだし。

「次の階、バイトあるかどうか分からないけど、とりあえず進むぞ〜」


「なぁ。このまま掛け持ちのバイトが無かったら特別ボーナスはどうなるんだよ?」
フジタが不満そうに言う。
それもそうだろう。
B型人間のフジタにゃ、こういう単純作業は向いてない。

「そんなのサワっちに聞いても分かるわけないじゃん。口を動かす暇が有ったら手を動かしましょうよ。」
こんなとき、ユカの存在は助かるな。
おれもフジタもユカには逆らえないんだよな。

おれは前からユカが気になっていた。
このバイトで少しの時間だが、彼女と一緒に過ごせて嬉しい。
この時間がいつまでも続けばいいのに・・・

フジタが邪魔だが・・・

そんな邪な思いを抱きつつドミノを並べる。
黙々と並べる。

このビルでドミノを並べることは何よりも優先されることのようで、どんな場所であろうと皆、何も言わず協力してくれた。


OLが内緒話をしているロッカー室を
社長が愛人を連れ込んでる社長室を

おれたちは容赦なくドミノを並べる。

そして何事も無く3階を並べ終え、4階に続く非常階段に辿り着いたところで、どじょうひげに連絡を入れる。

「プルルルルル・・・只今ソリティア中のため電話に出ることが出来ません。ピーと言う発信音のあとに・・・」

「おい。どじょうひげのヤツ、電話に出ねえぞ!」

「おいおい。どーなってんだよ?だからこんな怪しいバイトはイヤだって言ったんだよ。」

いや。
そんなこと言ってないよね、フジタ・・・
コイツのこういうとこ苦手だな。

「でもさ、指示があるにせよ無いにせよ、屋上までドミノを並べればいいわけよね。だったら進めちゃいましょうよ。ね。」

いいな、ユカ。
さっきは昼寝してたくせに、締めるとこは締める。
きっと、いい奥さんに・・・

おっと、そんなこと考えてる場合じゃないな。

おれたちは更にドミノを並べた。

4階・・・5階・・・6階・・・

この時間がいつまでも続けばいいのに・・・
なんて思ったおれが間違いだった。

こんな退屈な単純作業を続ける根気が無い。
既におれもフジタもユカも会話すら無くなっていた。

いったい、このビルは何階まであるのだろう?
いったい、ゴールはどこなのだろう?

そんな思いで7階の扉を開ける。

はっ!

窓際にライフルを構える男が居る。

「誰だ?!」
男は微動だにせず聞いてきた。

「あ。バイト屋の者です。もしかしてご依頼者の方ですか?」

「ああ、そうだ。私が依頼者のデューク西郷だ。またの名をゴルゴル31。見ての通り暗殺者だ。」

い、いや。見ての通りと言われましても・・・
ってか、ゴルゴル31ってナンだよ。

「うぉーっ!カッケー!!」
そうか?フジタ。

「殺し屋なんてシブ〜い♪」
え?ユカまで・・・

「おい、バイト屋。早く背中をかけ!今は標的から照準を外せんのだ。」
なに偉そうに言ってんだ、ゴルゴル。
ってか、本当に暗殺者なのかよ。

「はい!おれが背中をかきます!!」
嬉しそうだなフジタ。
暗殺者の背後に駆け寄る。

「私の背後に立つなー!!」
振り向きざまにライフルをぶっ放す。
ってか、すっかり標的から照準が外れてますけど・・・

幸い、弾は外れたが、本物の銃だと言うことはポッカリと開いた壁の穴が教えてくれた。

「きゃ〜。ホンモノなのね〜」
いや、普通はビビって声も出ないだろ?女の子は・・・

「すげぇ!すげぇ!」
目が輝いてるな、フジタ。
「でも、背後に立たないと背中がかけません!」

暗殺者は少し考え
「そうか。尤もだ。ではオマエだけ私の背後に入ることを許そう。」

「あざーす。」

フジタが暗殺者の背中をかく。

「もう少し上。チョイ右。そう、そこそこ・・・ふぅ〜・・・」

暗殺者の指示通りに背中をかくフジタ。
それを見ているユカとおれ。
ああ。退屈だ。

「おまえ、なかなかスジがいいな。ちゃんと本格的な指導を受ければナメヌマ級の素晴らしいかき手になるかもな。」

「え?ナメヌマ級??ってかナメヌマ先輩ってそんな素晴らしいかき手なんですか?」


んあ?・・・[かき手]ってなんだよ。


「知らんのか?ナメヌマは最高のかき手だぞ。4年毎に開催される大会、かきリンピックでは日本代表だ。今回もメダルはカタイだろう。」

そんな大会、あったのか。
ってか、ナメヌマ先輩ナニやってんだか・・・

そんなことより、この暗殺者。
本当に暗殺者なんだろうか?

「あのー・・・ゴルゴルさんは暗殺者ですよね?暗殺者ってことは、人を殺した経験があると思うのですが、いままで何人ほど殺めてきたのですか?」

「ほう。私の武勇伝を聞きたいと?ならば話してやろう。」

暗殺者はニヤリと笑い、話し始めた。

「私がまだ荒野のガンマンだった頃、荒野に生きる無法者どもを粛清したのが始まりだったかな。

タラちゃんと呼ばれる暴れ者との闘いのときは睨み合いになったな。
どちらか先に動いたほうが負け、そんな息詰まる闘いだったが、ヤツがくるぶしをかいてる隙に一気に勝負を決めたのさ。

黒船が襲来したときも、この国を守ったのは何を隠そう私の先祖だ。
まぁ、舶来のヌケどもが束になってかかってこようと、日本古来のシンプルな戦い方には敵わなかったのさ。

そんな男の中の男として生まれ育った私だからね、敬称に[ちゃん]とか[ちん]とか付いてるヤツは好かんね。
もし決闘になったとしても負ける気はせんよ。

今のターゲットもなかなかミステリアスな敵だったのだが、既に射程に入った。
あっさりロックオンさ。
結局、私の敵ではなかったということさ・・・」

ドコまで本当の話なんだか・・・
しかしフジタの目は輝きっぱなしだなぁ。


「ねぇ、フッくんが背中をかいてる間、私たちだけでもドミノを進めちゃわない?」

嬉しい展開だ。
ユカと二人っきりになれるし、望むところ。

「おい、フジタ。おれらドミノ進めてるぞ。」
一応、フジタの了解は得ないと。

「おー。おれもゴルゴルさんがミステリアスな敵を倒したら合流するわ〜」

暗殺者とフジタを残し、おれとユカはドミノを進める。

7階を無事クリアし、8階へ昇る非常階段へ着いた。


一応、どじょうひげには連絡をいれておくか。


「プルルルル・・・
















続きは第四話で。

もう次回が待ちきれない!

コメント(19)

シンプルチーム第3話、のびさん作です。

ゴルゴルさんの標的になーんかちょっとお心当たりのある方も
いらっしゃるとかいないとか(笑

どうだ、1話1階ずつあがると思ってたろ?
正直、ラストが8階って思ってたろ?



あたしも自分は8階を書くんだと思ってましたとも。えぇ。
キタキタキター!!

全部のチーム名が出てるじゃないですかっ!!!!

暴れタラチームのナメヌマは最低のかき手でしたが、こっちは最高のかき手なんですね。

どっちにしてもなんかダメ人間ぽいですが。笑
やばいよ、超、面白いんですけど!!
どこのチームの話だっ!?

あっ、ウチのチームだった揺れるハート さすがのびさんぴかぴか(新しい)
ミステリアスはゴルゴル31なんかに撃たれないんだからね!

しかしだ…
面白い!
次はどんなバイトが出てくるんだ?
ええ?荒野は既に粛正済み?
社長室とか、いいなあ。
主人公、すっかりフジタとユカに押されっぱなしですね。
ゴルゴル(笑)

しかし一気に駆け上がりやがって
1階ごとに「ここは通さん!!」って敵が現れるのが少年漫画の王道だろうに
そして「ここは俺に任せて早くいけー!!」と

...あっ少年漫画じゃなかった。
暗殺の手伝いなのに、妙にのほほんとしたテイストで笑ったww

シンプルチームは何だか繋ぎ方というか、話の中に流れている空気が上手く統一されてますね〜

サワっちとユカの関係に進展はあるのか?今後に注目ですね。
ぬお、ここにもサービス精神たっぷりのお方が!

着実に、上にのぼってますね、してタラちゃん予想通りまだドミノは倒れてない。

うーん、どうなる?サワっち、ユカ、フジタ。
ゴルゴル…ププ
リアルなある人を思いましたよ

イッキに七階までクリヤーかぁ

この辺でドミノ倒すの期待したのに ニヤウッシッシ
ミステリアスは、に、逃げ切るぞおぉ

いやあ、何階建てなんだ?そして3人ともドミノ並べうますぎですよね?そろそろ、ねえw
うはははは。
すげぇ面白い。

なんか既に他チームを大幅リードしてませんか?

シンプルネームズ、強いなぁ。




以上。
自画自賛でした。
 ここで注目すべきなのは、その暗殺者は元荒野のガンマンだったということであって‥‥。

 裏切りやがったな。
 いや、実は裏切ってなくて、ミステリアスやっつけた後、主人公たちもやっつけて、そして荒野に戻ってくるんですよね。


 ようやく次のバイトが出てきて一安心です。
 最上階はきっとものすごく高いところなんでしょうね。
 どこのビルだ。
ゴルゴルw

なんだか悔しいけど、コミカルでテンポいいなぁ。
実はドミノのピースがすごい大きい

という罠。
読んでくださって。
コメントまでくださって。

皆さま、ありがとうございました。

そろそろ第4話がアップされるんですかねぇ。
この拙い話の続きがどんな風に展開されていくのか・・・

乞う御期待!
他チームで自分のチームが入ってると嬉しいですよねぇ☆
ありがとうございます☆

てか、面白いですっっ
しかもゴルゴル☆

4話へゴーしますっっ ではっっ
面白かったです〜☆
一気に読めました!

ゴルゴルさんに言わせればうちのチームなんか目じゃないと…(´・ω・)
可愛いだけじゃないんだぞ!!

…やっべ、何か狙われてる気がする…。

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