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李箱コミュの【『朝鮮文学の知性 金起林』・金起林と李箱】

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11月に李箱と関係の深かった、詩人、文芸評論家の金起林についての著作が刊行されました。『朝鮮文学の知性 金起林』(新幹社・2400円)です。

1930〜40年代の金起林の詩と評論、エッセイが翻訳されています。植民地期から、解放後、朝鮮戦争・韓国戦争へ向かう時期と幅広いものですが数は意外と少ない感じもします。また、この著作にはこれらの翻訳と並んで「金起林研究ノート」と題された、編訳者の青柳優子さんの手による「金起林の生涯」や作品解説ものせられています。金起林の簡単な年譜もあります。 

編訳者の青柳さんは、仁荷大の博士課程におられた方で、崔元植先生や大村益夫先生の教えをうけられた方でしょうか。そして崔先生の著作なども翻訳されているし、この分野では知られた方ですね。金起林についてのことは金起林が一時日本で滞在していた東北大学のある仙台で、朝鮮文学を読む試みを続けられている。青柳さんの今後の奮闘に期待するとして。

それで、編訳者の方の意図もあるのかもしれませんが、金起林の評論、エッセイの中に李箱について、また、李箱を通して朝鮮文学を語っている箇所も多くみられます。これはかなり李箱を考える上でもいいのではないでしょうか。あるいは、李箱も直面した当時の朝鮮のモダニズム文学の置かれている状況がみえてくる評論などもある。金起林自身に対する関心さえ湧いてきますね。この著作、李箱コミュニティの方で読まれた方はいらっしゃいますか。

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