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小説インドノケムリコミュの尺連寺定通入道す<小説インドノケムリ番外>

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ある秋のまだまだ長い夜の途中。

店は、まだ客も少なく、いつもの席を取り合うように、
常連がぽつぽつと。
カウンターの一番左に、中国人の周。
その隣は、珍という周の仕事仲間。
ひとつおいて、あの冴えないサラリーマンの雑煮だ。

尺連寺は、勿論カウンターの中で、
愛想を振舞っていた。

珍は、周と同じく中華街の出身。
今晩の周と珍の肴は、雑煮だ。
また、雑煮が、ありもしない付き合っている女性との
プレイの話をしていたのだ。
「雑煮さん、ちゃんとした女性と付き合いなよ。」と尺連寺。
「雑煮さんが最高といっているんだから、いいんだよ!」珍。
雑煮は、さらに乗ってきて、つまらないありもしない
そのプレイの詳細を語るのだった。
周と珍は、そのばかばかしさに、
楽しくグラスを進めていった。
さすがに、尺連寺は、話題を変えようと、
先ほどから努力はするのだったが、
かならず、雑煮が元に戻す。
雑煮の性格は、ひとところに、留まることしか知らないのだった。
「ねぇ、ところで、みんなは、宗教って、どう思ってるんですか?」
尺連寺が切り出した。
「尺ちゃん、珍しいね。どうしたの?
宗教の話なら、僕も詳しいよ。」と雑煮がまた知ったかぶり。
「雑煮さん、今日は、そうじゃなくて、
実際に、なにか宗教的なことをしてるのか、どうかってさ。」
「実は、僕は、出家しようと思って。」
尺連寺は続けた。
「なんか、生まれてきたからには、
平和に貢献すべきではとか、
自分から進んで宗教的なことをすれば、
みんなにも良いことを進められるとかね。」
珍の実家は、
三国志で有名な姦貞廟に関連した家だった。
有名な横浜中華街のものとは違って、
古来からのエロ宗教のメッカだ。
よって、珍は、暇さえ見つければ、
エロ道に勤しんでいる本物の達人だ。
「尺ちゃん、
うちの宗教で、出家する?」と珍。
「やめなやめな。エロ狂いすると、
彼女の茄子ちゃんに逃げられちゃうよ。」と周が。
「周さん、ありがとう。
でも、実はもう出家してるんだ。」
皆は、一様に驚きの表情で、
改めて、グラスを置いて、尺連寺を見た。
「やだなぁ、そんなに見つめないでよ。」尺連寺。
雑煮が、
「尺ちゃん、変な振興宗教じゃないよね?
だって、髪の毛、そのままだし。」
「そうだよ!そうだよ!何が出家なんだよ!」と皆。
「ちゃんと剃り上げたんですよ。
見せましょうか?」と尺連寺は、
バーテンダーの衣装のズボンを下ろして、
下のブリーフもやや下ろした。
な、なんと、
尺連寺の下の毛がまるで無い。
かなりぎりぎりに下がったブリーフの上から見える
尺連寺の恥丘(男性の表現ではないが)と
その下から生える棒と玉の付け根。
まるで無い。
尺連寺、入道す である。
尺連寺は、こういうときのために、受けを狙って、
入道してたのだ。
でも、なんのための「受け」???
インドノケムリに再びの静寂が訪れた。
夜はまだまだ長い..........

コメント(1)

あら、まだ続いてるのね。
よろしいこと..........。

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