東海道本線沿線観光コミュの加納城跡

　JR岐阜駅の東南約800ｍ。
　1445年に美濃守護代斎藤利長が厚見郡の荒田川沿いに築いた平城を、関ヶ原の戦の直後の1600年11月、徳川家康が戦略上の要地として注目し、廃城となった岐阜城の建材・石材を利用して大改築を命じた。
　翌年完成した城は、3万余坪の周囲に堀と石垣が張り巡らされた要害堅固なもので、広瀬川や荒田川も外堀の役割を果たしていた。大手門は北側の中山道に向かって設けられ、西から一直線に大手門前まで来た中山道は、ここで90℃北へ転じ、さらに三転して東へ転じ、屈折点ごとに砦の役割を果たす寺社が築かれていた。二の丸の三層隅櫓は岐阜城天守閣を移したものであった。
　1728年の失火で全焼し、二の丸御殿のみが再建された。
　1873年に破却され、石垣と堀の一部のみが残る。城跡は国指定史跡で、加納公園として利用されている。
　東南約400ｍの済美(ｾｲﾋﾞ)女子高校グラウンドの一隅には美濃守護土岐氏の居城だった革手(川手)城跡の碑も立つ。
　
　城下町加納については、以下を参照。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=1803016

コメント(4)

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[1] mixiユーザー 08月24日 10:26

やっぱり、加納城のトピ、あったんですね。
うちの子の小中学校、このすぐ近くでしたので、ＰＴＡの時など、ちょっと車を停めさせてもらったことも・・。

家康の娘の亀姫が、この城にいたとき、いろいろな伝説をお残しになったようです。最近、加納のお年寄りから、ひとつ、聞きました。
亀姫様は、ものすごいじゃじゃ馬のかんしゃく持ちで、ある年の春、なにか気に入らないことがあって、女中さん達を何人も手打ちにしたとか・・・。
それで、桜の頃には、夜な夜な、石垣の上で、女中さんたちが、宴会をして踊っているとか・・・。
どおりで、地元の人たちは、加納城の石垣の桜のあたりでは、あまり花見の宴をやらないわけだと思い当たりました。

[2] mixiユーザー 08月24日 12:38

篝火様
　姫君が自らお女中を御手打ちとは凄まじいですねえ。

亡霊が花見宴会をやるという話も珍しいですね。
　盛徳寺にある亀姫の墓にも行きましたが、意外に小さなものでした。

[3] mixiユーザー 08月26日 00:48

大審問官様
　お寺のほうも行かれたのですね。そういえば、加納城址の北西３００ｍあたりの、旧中山道筋に創業３７０年を誇る「二文字屋」という割烹屋があるのですが、そこの懐石料理で、「亀姫様に捧ぐ」というフレーズがついた、『亀姫御膳』というのがあります。

そして、その店の２階の欄間に、左甚五郎が宿代の代わりに彫った、「月夜の川原で餅をつくウサギ」があります。（飲食料の１０％の追加で、その部屋を予約できます。）
その昔、火事のとき、その欄間の「川原」のところから水が大量に噴出して火を消したそうです・・・。（飛騨の方では、銀杏の樹が水を噴いて寺の火事を消したという話がありますが・・。）

[4] mixiユーザー 08月26日 06:54

篝火様
　ほう。それは面白そうですねエ。次に行く機会があれば、「月夜の川原で餅をつくウサギ」を見ながら『亀姫御膳』を賞味したいものです。

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