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生活保護者の集いコミュの作家・雨宮処凛さん「家族殺せというのか」 ペット処分の指導に怒り

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https://digital.asahi.com/articles/ASQ686FXWQ5ZULZU00S.html?pn=10&unlock=1#continuehere

作家の雨宮処凛さんは、一般社団法人「反貧困ネットワーク」が「反貧困犬猫部」を立ち上げた2020年6月から、メンバーとして活動する。生活苦からペットとともに行き場を失った人を支援するためには、何が必要なのか。

     ◇

 ――支援に関わったきっかけは。

 「20年5月、『私も犬も昨日から食べていません』というSOSメールが入りました。飼い犬のチワワと一緒にアパートを追い出され、野宿を続けている女性からでした。すぐに反貧困ネット事務局長の瀬戸大作さんが駆けつけ、緊急のお金とドッグフードを渡しました」

 「私が初めて会ったとき、女性は大切な子どものように犬を腕に抱えていました。私にも大切な猫がいます。女性と犬が支え合っている様子が伝わってきて、涙が出そうでした。その後、犬が体調を崩してしまい、一緒に動物病院に通いました」

 ――公的な支援は受けられないのでしょうか。

 「女性は私たちにSOSを出す前に、福祉事務所に行って生活保護の相談をしています。しかし『犬を処分するように』と言われ、断念していました。本来は生活保護でも問題なく犬猫を飼うことができますから、不当な指導です。飼い主にとって、『処分』は家族を殺せと言われているようなもの。ありえません。殺処分を減らす動物愛護の精神とも逆行しています」

 ――どんなサポートが必要なのでしょう。

ここから続き
 「犬や猫と一緒だと、宿泊費を渡してもビジネスホテルにもネットカフェにも泊まることができません。この女性のときは、なんとかペット連れで泊まれる宿泊場所を見つけて滞在してもらいました。ただ、ペット可のホテルなどでは宿泊費も高くなってしまいます」

 ――コロナ禍の貧困危機のなかで、ペットに着目した意味は。

 「ペット連れで路頭に迷ってしまう困窮者が、様々な支援からはじき出されてしまう。そのことに気づきました。ホームレス状態の人だけではなく、家にいながらペットと困窮し、『ペットフード代がない』と苦しんでいる人もいます。遠方の人からのSOSで、ネット通販でペットフードを購入し、送ったこともありました」

 「これまで、そうした視点は民間支援団体にもありませんでした。ペット連れの人に特化した支援の仕組みが必要だと考えたのです。一般の寄付とは別枠で『犬猫基金』をつくりました。『人ごととは思えない』という愛猫家・愛犬家から、多くの寄付金をいただきました。貧困問題への関心の裾野が広がったと感じています」

 ――これからの課題は。

 「生活保護申請をしようとして『ペットの処分を』と言われた人はほかにもいます。生活保護制度についての正しい知識を広め、一部の福祉事務所の間違った対応を変える必要があります」

 「困窮者支援団体の『つくろい東京ファンド』は、ペットと入居できるシェルター『ボブハウス』をつくりました。こうしたペット連れで利用できるシェルターは貴重で、全国に必要だと思います」(編集委員・清川卓史)

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