ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

好きです『北海道』コミュの★阿寒湖〜チミケップ湖★

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
◎ 阿寒・摩周から標津へ

  道東を代表する3つの湖、阿寒湖、屈斜路湖、摩周湖。いずれも火山性の湖で、一帯には温泉も多く阿寒湖温泉や川湯温泉、摩周温泉など知られた温泉地の他にも小温泉が点在。人気観光地のため観光ルートに乗ってしまうと楽だがプラスアルファを求めるむきには、地平線まで直線道路が続く酪農の天地、中標津を経てオダイトウや野付半島まで足を伸ばしてみよう。開陽台や多和平といった日本離れした展望地も必見

◎ 歩き方
 
  摩周湖と屈斜路湖の間をJR釧網線が縦貫しているが、このエリアでの拠点は摩周駅と川湯温泉駅。ここから、各観光ポイントへバスやタクシーなどでアクセスする。また、野付半島方面へ向かうなら標茶駅からバスに乗り換えることになる。

◎ レンタカー

  このエリアに大手のレンタカー会社は少ない。周辺の釧路、根室中標津、女満別の各空港か、または釧路、網走、北見の各都市で手配する。
また、駅レンタカーは周辺の北見、網走、知床斜里、釧路、根室の各駅にある。

◎ バス

  このエリアでの主役はバス。一帯は道路も整備されて快適に移動できる。ただし路線バスは川湯〜釧路や阿寒湖畔〜帯広のようにダイレクトに観光地乗り入れのものが多く周遊には不向き。このため女満別空港から屈斜路湖・摩周湖を経て阿寒湖に向かう阿寒バスの自由乗降定期観光バス「阿寒パノラマコース」を有効に使いたい。また周辺の各都市からさまざまな日帰り定期観光バスがでているので、うまく利用しよう。

 ちなみに釧路からは釧路湿原と摩周湖、屈斜路湖をセットにした釧路発着の「ピリカ号」と、冬期に運行する「ホワイトピリカ号」がある。美幌発着では川湯、摩周湖、阿寒湖を回る「クロユリ号」が運行している。さらに釧路駅から阿寒バスとJRのノロッコ号がセットになった「釧路湿原巡り」が運行しているのでこれを利用するのもいい。ただし、いずれも季節運航なので期間を調べること。また、阿寒湖バスセンターからウトロまでは7〜9月の間自由乗降定期観光バス「阿寒知床号」が阿寒バスと斜里バス共同で運行する。中標津や野付半島方面は標茶や釧路、厚床、そして北側の羅臼から路線バスが連絡している。

◎ 阿寒三湖巡り定期観光バス

  阿寒三湖を巡るのに最も便利なのが阿寒バスが運行する定期観光バス。JRとの接続がよく効率的な旅ができる。特に「阿寒パノラマコース」は路線バス兼用なので利用価値が高い。いずれも予約不要だが、座席定員制で整理券が必要、キップ販売所で。各見所では10〜20分の見学時間がある。

 ・ 阿寒湖畔〜美幌駅を結び通年運行している。美幌駅・川湯温泉・摩周湖温泉・阿寒湖畔以外の乗  降車は路線バス扱い。
 ・ 阿寒湖畔〜摩周温泉(50分)2030円
 ・ 阿寒湖畔〜川湯温泉(2時間25分)3250円
 ・ 阿寒湖畔〜美幌駅(4時間15分)5600円
 ・ 摩周温泉〜川湯温泉(1時間25分)1570円
 ・ 摩周温泉〜美幌駅(2時間30分)2690円
 ・ 川湯温泉〜美幌駅(2時間30分)2690円
 夏期(4/29〜10/31の毎日運行)
 ・ 釧路駅(8:15)〜釧路駅(17:20)8100円
 ・ 釧路駅(8:15)〜川湯温泉(14:45)6660円
 冬期(ホワイトピリカ号11/1〜12/20、1/10〜3/31運行)
 ・ 釧路駅(8:50)〜釧路駅(16:30)4170円
 ・ 釧路駅(8:50)〜川湯温泉(13:55)3260円

◎ プラニングのヒント

  このエリアでは雪がなく自由に探訪できる5〜10月下旬が観光シーズン。6月中旬〜7月中旬には硫黄だけ山麓のエゾイソシロツツジの大群落が白い花をつけて圧巻。しかし6〜8月は摩周湖付近に霧がかかることが多い。ベストシーズンは天候が安定していて紅葉が始まる9〜10月上旬。イベントは7月中旬に弟子屈で摩周温泉祭りが、10月初旬には阿寒湖祭りでマリモ祭りが、また2月中旬には阿寒氷上フェスティバルが催される。阿寒、摩周から中標津、野付半島方面へのちょっと足をのばして、というわけにはいかないスケールだけに、団体旅行でも一泊二日をかける。のんびりと回るなら最低3〜4日は必要。

◎ ドライブアドバイス

  この地域への要衝は弟子屈だ。弟子屈には「道の駅摩周温泉」もオープンし、道路沿いにガソリンスタンドやコンビニもあるので休憩に利用したい。ドライブコースとしては摩周湖・川湯温泉・屈斜路湖はワンウェイで周遊できるが、阿寒湖方面は峠越えの国道241号一本でつながっているだけ。だからこのエリアは弟子屈を拠点として屈斜路・摩周湖ブロックと阿寒湖ブロックの2つでできていると考えていい。このあたり国道、道道も含めて直線で飛ばせる道が多いが、エゾジカが飛び出しの名所でもあるので朝晩は要注意だ。

 弟子屈から阿寒湖畔まで40km。ルート上の双岳台からの雄阿寒・雌阿寒岳の夕景は圧巻だ。また、弟子屈から摩周湖展望台を経由して川湯温泉から屈斜路湖畔に至る屈斜路摩周湖畔線は根っからの観光道路。ただし夏には霧に覆われることが多く、大型観光バスも集まる道なので慎重に運転したい。

◎ 阿寒湖

  かつてはペンケトー、パンケトーとともに古阿寒湖の一つの湖だったという阿寒湖。約6000年前に阿寒湖畔に秀麗な姿を見せる雄阿寒岳が噴火し、阿寒カルデラ内のこれらの湖を切り離した。阿寒湖に至る釧北峠や双岳台の峠はいずれもこの外輪山を越えるところにある。このように本来は深山にある阿寒湖だが、アイヌコタンやマリモという名物の力で道東の団体ツアーは必ず訪れると言っていいほどの有名観光地になっている。

 阿寒湖畔温泉の湧く湖畔には団体向けの観光ホテルが建ち並び、土産店が集まるいささか俗っぽい温泉街風景を見せている。さて、賑やかな旅館街から離れるとすぐにエゾマツ、トドマツ、ダケカンバの森が迫り、第一線級の山岳森林地帯となる。それだけに登山以外の徒歩での移動は不向き、バスや車でポイントごとに移動したい。

 ・ 交 通

   主な見所へは阿寒湖畔のバスターミナルから阿寒バスが出ている。阿寒バスの阿寒湖畔営業所ではレンタカーやレンタサイクルの貸し出しも行っている。湖畔を廻るならレンタサイクルが便利だ。タクシーは台数は少ないが阿寒バス営業所に常駐している。阿寒湖畔を巡る定期観光バス「阿寒パノラマコース」は途中下車も可能だ。

 ・ 宿

   道東随一の賑やかさを誇る阿寒湖畔温泉には大規模なホテル・旅館や民宿が集まり、ユースホステルやサイクリングターミナルもある。また、オンネトー上流の森には野中温泉が湧いている。別名雌阿寒温泉ともいい民営国民宿舎と民宿、そしてここにもユースホステルがある。

● 阿寒湖畔(マリモもある阿寒湖を知る情報センター)

  温泉街の北側にある阿寒湖畔ビジターセンターは、この地を訪れたらまず寄りたい施設。内容は阿寒湖の成立や自然環境の紹介だが、ここでは生きているマリモを見ることができる。このビジターセンターの脇から出発すると1週40分の阿寒湖自然探勝路もぜひ歩いてみたい。途中には朽ちた倒木上にだけ新芽が生えるというトドマツの倒木更新や、厳冬期に凍裂した木など様々な自然のメカニズムを間近で見ることができる。

 特にビジターセンターから10分ほど歩いて湖岸近くにあるボッケは煮えた泥が音を立てて泡を吹き上げている地質現象で、ここの熱水は97度にもなるという。周囲は地熱で温かく、なぜか本州にしかいない、ハラオカメコオロギが隔離分布しているという。ビジターセンターではこの自然探勝路のセルフガイドブック(有料)を発行しているので入手して歩きたい。

● マリモ展示観察センター(謎の生物、マリモの大群が転がる島の展示館)

  阿寒湖に浮かぶ小島、チュウルイ島にあるマリモの展示館。入ると壁を取り巻く細長い水槽に500コ余りというマリモがゴロゴロ転がっている。野球ボールサイズに成長するのに200年かかるというマリモは、阿寒湖の中でもチュウルイ湾とキネタンベ湾にしか育成しないという。というのもこの阿寒湖には春から秋にかけて南西風が吹き、マリモのいる湖北側に波浪が押し寄せ湖底を揺らすことによって砂地の上をマリモが転がり、摩耗して球形になるという寸法。観察センターへは阿寒湖遊覧船で向かうことになるが、水槽に放たれたマリモを見るだけで実際の生息付近に行くことはできない。

● アイヌコタン(アイヌチセで古式舞踏を見る。民芸品も豊富)

  温泉街の一角にある観光向けのアイヌの集落。コタンには約200人が住んでおり、今ではすっかり整備されたカラータイルの大通り両側に30軒余りのログハウスが並ぶショッピングゾーンになっている。一角はかつての生活用具を展示しているアイヌ生活記念館(5月〜10月開館。10〜17時、有料)が立っている。また、ここで見逃せないのは400人を収容できる古式舞踏劇場オンネチセと呼ばれるステージで上演される、1日6回のアイヌの古式舞踏。ここではクリサラリという豊年祈願の踊りをはじめ8種類の舞踏(国重要無形文化財)が行われ、最後には見学者も巻き込んでの踊りを展開する。所用約30分、有料。伴奏の楽器ムックリの音がもの悲しくいつまでも耳に残る。コタンは夕方になると意匠を凝らしたそれぞれの店が夕景に浮かび雰囲気がいい。

● 阿寒湖畔展望台(離れると大きくなる阿寒湖のパノラマ)

  カルデラ湖ながら阿寒湖は以外に一望できる展望地に恵まれていない。そんな中で阿寒湖畔温泉背後の斜面にある国設阿寒湖畔スキー場が展望台代わりになっている。通称、スキー場展望台と呼ばれ、夏には緑の斜面に寝ころびながら雄阿寒岳と阿寒湖を見渡すことができる。スキー場のリフトの終点からゲレンデの中の道を登り、終点の駐車場からさらに50mほどの草原を登ったあたりから阿寒湖が見えてくる。弁当持参で来たい穴場だ。

 また、ゲレンデ最上部から始まる白湯山自然観察路を登ると約1時間30分で標高650mの白山展望台に出る。かなりきつい登りだが道も整備されており、菱形に見える阿寒湖と温泉街、それに雄阿寒岳が箱庭のように見える。観察路の途中には地熱地帯があり泥火山(ボッケ)もあってなかなか楽しいルートだ。

● 太郎湖・次郎湖(森に隠された山の兄弟湖へ登山道を登る)

  釧路湿原の一つの水源でもある阿寒湖。その湖水は湖東側の滝口から渓谷に注ぎ、やがて阿寒川となって下っていく。釣り客が多い阿寒湖の滝口付近だが、春から夏にかけてエゾムラサキツツジやエゾシャクナゲが咲き、紅葉の名所でもある。山の狭隘なこの滝口から20分ほど登ったところにあるのが原生林に囲まれた小湖の太郎湖。ここは阿寒湖と阿寒川の間にある湖で、絶えずせせらぎの音が響いている。太郎湖畔からさらにカラマツの原生林の中の登山道をよじ登っていくと、10分ほどで次郎湖に出る。

 湖岸には腰を下ろすスペースすらなく、ただ鏡のような水面に周囲の森を移し、湖は静粛の中にたたずんでいる。滝口から次郎湖までは約1km。ちょうど山道が雄阿寒岳の登山道になっているので分かりやすいが、途中かなりの急坂があり老木と苔むした岩の登山道なのでスニーカー程度は必要だ。しかも、ヒグマの生息地でもあるので朝晩は入山しない方が無難だ。

● オンネトー(雌阿寒岳を映す五色の湖面、水は酸性)

  雌阿寒岳のふもとにある湖。オンネトーという由来はアイヌ語で「老いた湖」という。この湖は、支笏湖の近くにあるオコタンペ湖、然別湖の東にある東雲湖とともに北海道3大秘湖といわれてきた。阿寒エリアの最深部にあり、ここまで来るのに山また山を越えねばならないため、ひときわ神秘的に見える。湖は湖底からかなりの量の温泉がわき出していると見られ、硫黄分で水は少し濁っている。このため湖面は季節や天気、見る方向などによってブルーにもグリーンにもみえ五色沼の別名もある。

 オンネトー西岸には車の通る道路があり、随所に撮影ポイントがあって、休日には湖面に映った雌阿寒岳と阿寒富士を撮影するカメラマンが多い。ただし、夏になるとここを訪れる観光客も多く、湖畔道路も細いので渋滞が巻き起こり神秘の湖も台無しになる。できるならオフシーズンの静かなときに訪ねたい。湖南端には国設オンネトーキャンプ場と青年の家というゲストハウスがあり、ここから湖東岸に遊歩道が伸びている。湖一週約1時間20分だが歩く人はほとんどいない。野中温泉寄りの道路沿いには温泉水で赤茶色になった錦沼があり少し不気味。また名物のラワンブキが密生している。

● 湯の滝(地球の神秘、マンガンが湧くお湯の滝)

  オンネトーキから雑木林の道を30分も歩いたところに現れる温泉の滝。滝といっても上流に川はなく崖のあちこちから温泉が噴き出しているのだが、湯加減もよく滝壺の池には誰が放したのか熱帯魚が群泳している。ところでこの湯の滝、かつては無料で入浴できる秘湯中の秘湯として旅行雑誌などに紹介されたが、現在は滝の上流部にある露天風呂の入浴が禁止されてしまった。

 それというのも滝の湯を見回すと岩一面が黒い色で覆われているのに気が付くだろう。これは生成途中のマンガン鉱で、高温の湯女かで多量のマンガン酸化細菌が活動しているのである。本来は地中で起こるべき現象が地表で起きている極めて珍しい現象で、今でも滝全体で年間1.1tの酸化マンガンが作られているという。この規模は今のところ世界最大級と立て札に書かれている。このため湯の成分に変調をきたす上流部での入浴は禁止となった。しかし、滝の下部には湯溜まりがあり、入浴している人も見かける。

● 野中温泉(俗っぽさ皆無、長居したい樹海の湯治場)

  オンネトーキから2.5km上流にあるアカエゾマツの原生林に囲まれた野中温泉(雌阿寒温泉)。宿はこの温泉の発見者が始めた民営国民宿舎野中温泉別館と併設の野中温泉ユースホステル。それに民宿があるだけだが、どちらも素朴で大正時代から湯治場として続いてきた雰囲気を残している。特に国民宿舎の内風呂はトドマツ作りの浴槽の底から硫黄分の強い温泉があふれ出て、香りは強烈だがいかにも効きそうなお湯。入浴のみも可能で、外の混浴の露天風呂もかなりの広さがある。
 ところでこの温泉から雌阿寒岳まで野中温泉コースという登山道があり1499mの山頂まで約2時間の工程。途中で森林限界を超えてガレ場の道が頂上まで続く。雌阿寒岳は活動中の火山なので噴火口は立ち入り禁止だが、遠く斜里岳までの大パノラマが開ける。野中温泉に逗留してチャレンジしてみたい山だ。

● ペンケトー・パンケトー(大樹海の彼方に望む2つの宝石)

  阿寒湖から雄阿寒岳を挟んで反対側にある2つの湖。阿寒湖とは兄弟湖でかつては一つの湖だったという。周囲は大樹海に覆われ容易に人間を近づけさせず、阿寒湖の裏側から林道がわずかにパンケトーの湖畔まで到達している。しかし、ここは車が通れないので林道入り口から約11kmも歩かなくてはならない。一般的には阿寒湖から摩周湖に向かう阿寒横断道路(国道241号)の双湖台からペンケトーとパンケトーを望むのが普通。手前にあるのがペンケトーで、後ろにあるパンケトーはわずかにしか見えない。手の届かないところにある湖だけにひときわ神秘的に見える。ペンケトーの水がパンケトーに流れ、やがて阿寒湖に落ちていく。阿寒湖の水は雄阿寒岳をぐるりと回って流れていくのである。また、ここから3kmほど弟子屈方面に行ったところには双岳台があり、その名の通り雄阿寒、雌阿寒量山をワンショットで望むことができる。

● チミケップ湖(山の彼方にあるとっておきの湖)

  阿寒湖から国道240号を北に約1時間。道は釧北峠を越え冬期は極寒の地になる津別町の山中を越えていく。途中からチミケップ川に沿った林道を行くと突然静かな湖面が広がる。これが周囲12kmのチミケップ湖だ。十重二十重にヤチダモやエゾマツの混合林に囲まれ、湖を半周する林道からも湖をすべて見渡すことはできない。鳥の鳴き声しか聞こえない静粛さが重く沈んだ色の湖面を覆っている。どことなく北欧の湖を思わせるムードだが、それでも湖畔の森には野鳥の声やキャンプ場があり、少し離れた木立の中にモダンなチミケップホテルがある。ここは9室しかない宿泊のみの高級リゾートホテルで、湖のニジマスのディナーが名物。冬期に全面結氷すると湖面は自動車メーカーのアイスバーンのテスト場になる。周囲に連携する見所もなく、ただ隔絶した山中にぽつんと一つある湖だけに余り訪れる人も少ない。あこがれて、想い入れてくる、そんな湖である。
   

コメント(2)

コメントありがとうございます。

旅行日程が分からないので、適切なアドバイスはできませんが、阿寒からスタートなのでしょうか?

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

好きです『北海道』 更新情報

好きです『北海道』のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング