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地球が愛と光に溢れますようにコミュの情報提供 ピアニスト 西川悟平さん

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ぴかぴか(新しい)宇宙の全ての存在たちが愛と光に溢れますように〜ぴかぴか(新しい)

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[ピアニスト 西川悟平さん]演奏時に手が硬直 医師に「一生弾けない」と言われ、死のうと…世界を変えたのは「7本の指」


11/17(日) 7:10配信

読売新聞(ヨミドクター)


一病息災

 今年9月、東京・銀座のサロンはピアノの音色と笑い声に満ちていた。鍵盤(けんばん)をたたくのは、右手の指5本と左手の親指、人さし指だけ。「奇跡の7本指ピアニスト」と呼ばれる。

 ニューヨークでの演奏活動中に両手の演奏機能を失い、2001年、局所性ジストニアと診断された。筋肉が勝手に動いたり硬直したりする病気だ。日米の医師らから「一生、ピアノは弾けない」と言われたが、粘り強く練習を重ねた。

 1999年、大阪を訪れた著名ピアニスト、デイビッド・ブラッドショー氏とコズモ・ブオーノ氏に才能を見いだされ、ニューヨークで指導を受けることになった。ドラマチックな演奏が得意で、程なくマンハッタンの著名なホールでデビュー。順風満帆だった。

 だが、渡米の翌年頃から、ゆっくりとした演奏や特定の指遣いの時、左手の指が勝手に内側に曲がるようになった。「日常生活に何の支障もないし、速いテンポの曲は問題なく弾けていた。病気だとは思ってもいなかったんです」

 調子が悪いだけだと、さらに練習に励んだ。筋肉疲労かと思い、マッサージをした。精神的な問題かとも考え、瞑想(めいそう)もした。心身は元気になったが、ピアノ演奏の時だけ手がギュッと硬直した。そのうち不調は右手にも及び、指に割り箸を挟むとバキッと折れるほどの強さで丸まった。
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懸けてきた人生が…

 ニューヨークで活動していた2000年頃、演奏中だけ手の指が勝手に内側に曲がるようになった。「インターネットでいろいろと症状を入れて検索しました。そのうち、『ジストニア』の症状と似てるかもと思い始めたんです」

 病院のサイトで「音楽家のジストニア」という記述を見つけ、さっそく検査を受けた。脳からの指令の異常で、意思とは関係なく筋肉が動く運動障害だ。音楽家など特定の動作を繰り返す職業の人で発症しやすいとされる。

 ニューヨークのイーストビレッジを歩いている時、病院から電話を受けた。「局所性ジストニアです。今後、ピアノ演奏はできないでしょう」。「今後、一生ですか」と尋ねると、「お気の毒ですが……」としか返ってこなかった。

 その後、日米5か所の病院で、いずれも「二度とピアノは弾けない」と告げられた。日本では「ジストニアは『症状』であって、病気ではありません」と言う医師もいて、ショックを受けた。

 すべてを懸けてきたピアニスト人生が無になってしまう。強く落ち込んでふさぎ込み、手首を切ろうとしたが、痛みで我に返った。

 そんな折、アメリカで幼稚園の経営者から「子どもたちに音楽を教えないか」と誘われた。最初は簡単な童謡も弾けず、同僚に笑われた。それでも、わずかに動く指で何度も「きらきら星」を練習した。


独特の練習法 手応え

 2003年、ニューヨーク近郊の幼稚園。辛うじて動く指を使って「きらきら星」を弾くと、子どもたちは目を輝かせ、曲に合わせて楽しそうに歌い出した。それを見て、強く胸を打たれた。「ちゃんとした指遣いの演奏でなくてもいいんだ! 今、自分にできる音楽をやってみよう」。新しい練習法に挑戦した。

 それは1音ごとに約6秒間、曲がった指を伸ばして鍵盤を押さえ続け、手の筋肉に指の位置をたたき込むという方法だ。ゆっくりと進めるため、1小節を弾くのに20分かかることもある。時に練習は明け方にまで及んだ。

 「意識がもうろうとするような過酷な状態の中で、体に1音1音ゆっくり染み込ませたので、ちゃんと寝た後に同じ箇所を演奏すると、安定してスッと弾けたんです。その感覚を覚えたら、『これはできる!』って確信しました」

 これは師匠である著名ピアニストのデイビッド・ブラッドショー氏の指導による練習法だった。「『このやり方で本当に弾けるようになりますか?』と聞いたら、先生は『やりなさい。良いものには時間がかかるんだよ』と、いつもおっしゃっていました。もし従っていなかったら、僕は今でもピアノが弾けていないと思います」

 地道に練習を重ね、7年後には5本の指を使ってプーランクの「即興曲第15番」を演奏できるまでになった。
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「7本も動く」世界変わった

 絶望の中、ごくゆっくりと演奏する練習法を長年積み重ね、今では右左合わせて7本の指で演奏ができるようになった。

 変化したのは、演奏法だけではない。

 「『なんで指がこれしか動かないんだ。なんで僕だけ、こんなつらい思いをするんだ』って思っていた頃は、何も良いことがなかった。でも、指7本『しか』じゃなくて、7本も動いて、ありがとう!って思い始めた時から、あり得ないことが次々と起きたんです」

 情感あふれる演奏と明るいパーソナリティーが話題となり、米NBCテレビなどで特集された。ヨーロッパでもデビューし、2014年、パーキンソン病と闘う俳優マイケル・J・フォックスさんらと共に、患者支援のチャリティー活動を始めた。16年にはカーネギーホールのメインホールでソロ演奏も実現した。

 日本では自叙伝が出版され、昨年、自身が演奏するピアノ曲が日本映画の主題歌に抜てきされた。一時帰国の際は全国で演奏会を開き、会場は演奏とユーモアあふれる前向きな体験談に笑顔が絶えない。

 「最悪の出来事も、ちょっとした考え方と行動の違いで、最高の出来事に変わることがある、って信じています」。今日も世界のどこかで演奏できる喜びを鍵盤で表している。

(文・李英宜)

コメント(1)

こんにちは。私も、貴方程では有りませんが、ショパンのソナタ三番を練習中、一時的にでしたが、左人差し指を使えなくなりました。

9本で弾くのは大変でしたが、無理矢理な指使いを補足する為、身体の方を傾ける事により、ドーニカ音の繋がりを滑らかに聞かせる事に成功して、サークルのコンサートで夢見る様なステキな音色での演奏は大成功でした。

足りなくても、《何が何でも弾いてヤルゾexclamation ×2》って気合いさえ有れば、どーにでもナルものね(^ ^)

その後、全ての指使える様になったら、返って、其の曲だけは弾き難くなっててビックリexclamation ×2ですあせあせ🤣ウッシッシ

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