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[未来へ。〜私のエコロジー〜]コミュの<その7★善光寺ショック>

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★7月の洞爺湖サミットを意識してか、政府を中心に最近何かと「エコ」という言葉が見受けられます。
 
 ご承知の通り、エコロジー(環境問題)は人類にとって将来生き延びられるか否か...の大問題であることは疑いの余地はありません。でも誤解を恐れずに言えば、もう“手後れ”かもしれないという絶望感もあります。
 確かに、例えばわが杉並区においても、スーパーのレジ袋を使わず買い物カゴ(袋)持参を押し進めるという政策がかなり浸透し、“環境にやさしい”行政だと胸を張っているようにも見えます。
 一方、白熱灯の生産を中止して全て蛍光灯に切り替える...というような相当乱暴ともいえる政策も提案されています。
 
 また、誰が考え出したかは知りませんが、「CO2排出権」を債券のように売買し、削減目標に達しない国(例えば日本)はまだ“余裕ある国”から金でこの「CO2排出権」なるものを買い取り、地球規模で帳尻を合わせることでCO2への取り組みを正当化する...したがって「地球環境は守られている」という幻想を維持していくというマジックが行われているそうです。
 また、ここでは詳しくは述べませんが、ダムを作るにあたって「水利権」を買い取ったり、有明湾のような干潟を堰止めるにあたって「漁業権」を買い取ったりという、本来生業である農林水産業などを潰す代償としてお金で権利を買い取る...というような政策がずっと続いていることも、上記の排出権と共通した思想が感じられます。
 
 ここには「自然とはもともと人間のものではない」という当たり前の認識が忘れられています。
 農林水産業などの仕事は、自然に働きかけるものの、同時にそれを育てたり保護したりしながら、長きに渡って相互の関係性を維持していくのが本来です。水田はお米を作ると同時に地域の環境を保護したり、森林は洪水を防いだり、さまざまな環境への負荷を軽減する高度なシステムなのです。簡単に「権利」を売買できるような性質のものではないはずです。

 1986年に起きたチェルノブイリ原発の事故では、長期に渡って多量の放射能が全世界に蒔き散らされました。作物を通じても世界にあまねく行き渡りました。
 この時、私たちは、別の意味で国境(国家)の無意味さを学んだはずです。
 それはソ連という国の技術が稚拙なのであってわが国では大丈夫とかいうような問題ではなく、巨大技術はいとも簡単に国境を越え甚大な被害を招くという避けられない事実でした。
 今、戦争こそが国家という枠を無意味にしています。無差別テロ然り。かつてのようなどこの国が勝ったという結末はありません。だからこそ「戦争は最大の環境破壊である」といわれるのでしょう。この場に及んで未だ「日本も核武装すべきだ」などという人間(政治家)は残念ながら小学校からやり直したほうがいいですね。

 さて、キリがありませんので結論を急ぎます。環境問題の解決にあたっての最低限の考え方。
 
 ●「経済成長」という人間だけの論理を見直すこと。
 ●自然を経済価値に変換する考え方を見直すこと。
 ●環境問題と食料問題を同時に捉えること。
 ●国家(国境)単位の発想を見直すこと。

 「善光寺ショック」から再び脚光を浴びた「ナショナリズム」を越える思想。
  環境問題を真摯に取り組むことで、同時に「ナショナリズム」をも越えることができるはずです。
 

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