社会福祉キーワードメモ帖コミュの厚生年金の制度

労働者年金保険法
　1941　成立
　わが国最初の年金保険法
　一般被用者の老齢・障害・死亡が給付対象
　戦時中の特殊条件下で成立
　保険料による戦費調達の色彩が濃かった

　1944　厚生年金保険法として改正
　　さらに戦後数次の抜本改正

厚生年金制度
　適用事業所に勤務する被用者が加入する年金制度
　給料に応じた保険料支払い
　給付要件該当時に給料と加入期間に応じた年金給付
　（老齢厚生年金、障害厚生年金、遺族厚生年金）
　同時に国民年金にも加入（第２号被保険者）

厚生年金保険料
　標準報酬月額（30等級）に保険料率を乗じたものを労使折半
　2004年10月から139.34/1000
　以後、毎年0.354％幅づつ引き上げ
　現在、2006年9月分から 146.42/1000
　2017年9月以降、183.00/1000で固定
　2003年度から総報酬制導入で賞与からも保険料徴収
　育児休業中は免除

老齢厚生年金
　65歳以上
　　平均標準報酬月額
　　×乗率（生年月日により異なる）
　　×被保険者期間
　　×物価スライド率
　60ー65歳未満
　　特別支給の老齢厚生年金
　65歳未満の配偶者、原則18歳年度末までの子がある場合
　　加給年金支給
　　

障害厚生年金
　原則として３級は、
　　平均標準報酬月額
　　×乗率（原則5.481/1000）
　　×被保険者月数
　　×物価スライド率
　２級にはこれに＋加給年金
　１級は２級の1.25倍＋加給年金
　被保険者月数300月（25年）に満たない場合は300月として計算

遺族厚生年金
　平均標準報酬月額
　×乗率（原則5.481/1000）
　×被保険者月数
　×物価スライド率
　×3/4
　被保険者月数300月（25年）に満たない場合は300月として計算
　遺族基礎年金と異なり、以下にも受給資格
　　子のない妻
　　55歳以上の夫・祖父母
　　原則18歳年度末までの孫