Sith Order（シスの教え）コミュのDark Side Compendium その１ <The Book of Anger>

The Dark Side Compendiumとは、Dark side of the Forceに関する全ての知識を書き記す目的で、Palpatine（Darth Sidious）が皇帝となった直後から執筆し始めたDark Side of the Forceの集大成であり、当初の予定では100巻以上の書物になる予定でしたが、結局彼は2編の書物を完成したのみで、3番目の書を執筆中にEndorの戦いで死を迎える事と（その後クローンとして蘇りますが）なりました。

従って、DarkSideCompendiumとして世に知られているのは以下の３つの編のみです。

The Book of Anger
The Weakness of Inferiors
The Creation of Monsters

今回はその最初の書物であるThe Book of Angerを解説します。

<The Book of Anger>

The Book of Angerには、Dark Sideへ帰依する最初の過程、すなわち自ら意志の力によってフォースのエネルギーを破壊的に利用する術を学ぶ訓練の過程が述べられています。

勿論、古来のSithの教えやNabooの議員時代に学んだ政治的な策略から学んだ経験則の他、多くの古代のDark Jedi が密かに残したJedi Holocronからの記述、或いは銀河系の様々な原始的な種族の魔術的なテクニック等の知見を織り交ぜ、Darth Sidiousの考える、怒りを最も効果的に制御して利用するテクニックに関して詳細に述べられています。

特にSidiousの考える最も重要な点は、フォースは人の持つ感情を合わせる事によってより強大な力を得る事ができ、その感情の中でも「怒り」が最も重要な力の源泉であるという点です。この「怒り」が頂点に達する時に体の中に眠るDark Sideの本当の力を解放する扉が開くとしています。しかしながら、彼も「怒り」が諸刃の剣であるとも認識している様です。すなわち、知性によって「怒り」をコントロールする事が重要であって、両者のバランスが最も効果的に最大の力を産み出す秘訣であると考えている様です。

特にSidiousは、彼の最も強力で破壊的な能力Force Stormsに関しても記述しています。しかしこれに関しては彼も完全に会得して自在に操れるわけではなかった様です。

この本を読み終えるには96時間を要すると言われています。

以下はDarth Sidious実際の言葉から。。。。

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多くのJediが静寂を求め、その静寂の中に怒りを克服する方法を見い出すとしている。しかし、その様な傲慢な考え方には全く辟易させられるばかりである。この様な事を主張するばかげた者達は真の怒りというものに直面した事があるはずもなく、自分が本当にそれを克服出来るのか出来ないのか理解する術がないのである。

本当の静寂とは、己の怒りの極限、その結果を認識し、それを乗り越えてこそ成し遂げられるものなのである。誰もがこれを成し遂げる力は持っている。しかし、多くの者は自らの真の強さを確かめる事を恐れ、弱者の論理に溺れ、最悪の場合には無責任な甘えた態度に終始するのである。

フォースを心の底に眠る生命の根底とも言える本能的で感情的な側面から捉えて体の芯からそのパワーを感じて用いる時、それは最も破壊的な嵐の様で、或いは猛獣の猛烈な勢いといえる様な、凄まじいパワーを発揮する。

怒りとは最も強大な影響力を持つ触媒であり、怒りが最高潮に達する時に肉体及び精神の芯に眠る心の扉を開ける事が可能となり、絶対的な誰にも止める事の出来ない強力なパワーを体の奥底から発揮する事が出来るのである。

その上に制御された巧妙な知性を加えて怒りをコントロールする事によって、より精確に敵の弱点を破壊し、或いは遠く離れた地点からでさえ敵を殺す程の能力を得る事ができるのである。私は、怒りと意思の力を組み合わせる事によって最も強大なパワーが得られることを学んだ。

さらに私は、怒りと自らの意思に明確に精神を集中して瞑想する事によって、禁断の教え、Dark Sideの隠された力の源泉を開く術を学んだ。身体及び精神の中枢にある怒りに意識的に焦点を置いて集中する事によって、無限の巨大なエネルギーの眠るDark Sideのフォースの真の力を呼び起こす扉を開ける事が出来るのである。

自らの心を澄まして見つめ、怒りに意識を集中して瞑想する時、Dark Sideのパワーは銀河系の端から端まで貫く事が可能で、遠く離れた敵を切り刻む事さえ容易になる。この知識を利用して、私は私の周囲に取り巻くDark Sideのエネルギーを用いて、銀河の構造の根底を砕く事、すなわち無限の嵐を創造する事さえ可能なのである。

強力な意思の力を必要とするが、Force Stormと呼ばれる破壊的で止める事の出来ないエネルギーの嵐を作りだすことは可能なのである。この様な巨大なパワーを創造するには意思の力、集中力が必要であり、未だ私にとってもこれを完全にコントロールする程の意思の力は持ち合わせていなく、これを完璧に制御する事は当面の目標である。

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写真１：弟子（Vader）の怒りを目の当たりにして喜ぶSidious卿
写真２：Lukeの怒りを見て、さらに喜ぶSidious卿
写真３：Sidiousの産み出したForce Storm