三題話コミュの【雑】提案・お題をみんなで出してみたら。

　今このコミュニティでは三題を一人で出す方式になっていますが、順番に一人一題ずつ出してみたらどうでしょう。ただの思いつきですが、一人が三題出すのとはまた違った趣になるのではないかと。

　たとえば、まず一題。

＜さくら色＞

コメント(9)

最初
全て
最新の40件

では、続けてもう一題。

＜庖丁＞

　では、さくら色・庖丁・うっかり八兵衛で。

---
「もう、気をつけてちょうだいよ。うっかり八兵衛さんじゃ済まないんだから」
　電話の向こうから聞こえてくるため息まじりの声を、あたしはさくら色に盛り上がった傷を眺めながら聞いている。
「聞いてるの？　ついうっかりで怪我されて、すぐに駆けつけられる距離じゃないのよ？」
「肝に銘じます」
　声だけはしおらしく。傷跡の上から、その傷をつけた犯人の包丁の先をまた当てて。少しずつ力を込めながらあたしは答える。すぐに駆けつけられる距離じゃないから。あたしが何をしていても、母さんには見えないから。

[4] mixiユーザー 12月27日 22:22

では、新しく一題。

＜秋葉原＞

[5] mixiユーザー 12月28日 04:11

　ややや。一人が書いたらお終いですか？　それはちともったいない気が。

[6] mixiユーザー 12月29日 09:31

どもどもー更新をサボりまくってる管理人です（苦笑）。
これ、
新しい御題が出た段階で一つずらすというのはどうでしょう。
庖丁・うっかり八兵衛・秋葉原ってことで。

[8] mixiユーザー 08月22日 18:42

久々にお題を投じてみます。

「冷やし甘酒」

[9] mixiユーザー 11月19日 18:06

　その男、秋葉原ではちょいと知られた顔であった。
通り名をうっかり七兵衛と言う。由来を知るものは
恐らくあの界隈には居まい。
彼の地に棲んで五十年になると言う年がら年中冷
やし甘酒を商うラヂオ屋の親父によれば、さるご隠
居の身辺警護者の晩年になってからの一粒種であり、
父の通り名がしっかり九兵衛だった事から父には及
ばぬ者として幼少の頃から付けられた通り名であっ
たとか。
　まあこれは恐らく与太話の類であろう。何故なら
うっかり七兵衛の通り名の由来の確たる証拠は常に
鼻先にぶら下げられているからである。
うっかり七兵衛は今日も秋葉原を闊歩している。
うっかり八兵衛の似顔入りのＴシャツに汗染みを作
りながら。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ