太礼道神楽伎流コミュの2014年４月　「天香具山　万葉の宴」

本年４月、太礼神楽の聖地、大和の天香具山にて、
舞と音のお祭りを執り行うことになりましたのでお知らせします。

「天香具山　万葉の宴」

日時　　２０１４年４月１３日（日曜日）　１１時から１７時あたりまで。
場所　　天香山神社境内　　奉納される方の参集場所　「天香庵」（境内）
主催　　「天香具山　万葉の宴」実行の会
内容　　舞と奉納演奏
　　　　（太礼神楽を中心とした舞と音の演奏）

お祭りの主旨
天の香具山は、「大和三山」のひとつで、古来より万葉集にもうたわれ、
日本人の心のふるさととしても有名なお山です。

地元では景観の保存に心が配られ、
また「天の香具山を愛する会」等も結成されて、
美化活動や地元住民の方々のコミュニケーションもはかられているなど
大切に継承されています。

１８年前に、ここで『月の宴』という天の岩戸開きの祭礼が執り行われました。
地元の方々も多く集ってくださった音と舞の宴でした。
それ以前は、香具山といえど、「天」を関する聖地というよりも、
登山者や観光客がゴミも持ち帰らない状況があって大切さが伝わらず、
地元の方々も困っていたところ、祭りによって神聖さが蘇ったと聞いています。

その流れは、太礼社中によって
丹後・磯砂山での祭礼『天女の祝祭』として受け継がれ、
次に阿波・天岩戸神社での『天地（あわ）の祝祭』と続きました。
これはそれぞれの土地と人の意識の目覚めを願っての岩戸開きの祭りでした。

しかし、２０１４年を迎え、世界情勢は紛争の繰り返し、
環境は破壊されて異常気象に苦しむというように地球の状況は悪化しています。

そのようななかで、せめて日本に生きる私たちが今できることとして、
大和の中心、天の香具山をひな形とし、この地を「光の発信基地」として敬い、
そこで舞い、音を奏でることで、
人々が自ら「光の発信基地」となりゆくことを願っての
入魂の祭りを執り行いたいと思います。

「天の香具山」は、光輝く最重要な聖地。
そこに心を一つにして集い、舞い、音を奏でることが、
人々の心を開き、日本を、地球を開いていくひとつのひな形になる・・・
そのような祈りの時間を共に過ごしたく、
ご賛同いただける方のご参集をお願いしているところです。

なお、宴は、神聖にかつ楽しく実行いたしますので、
奉納される方は白衣（またはそれに順ずるもの）、
それ以外の方は平服にてご参加ください。