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昭和の本が好き♪♪コミュの「日本アパッチ族」・・・小松左京

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1950年代に大阪に実在した屑鉄泥棒集団‘アパッチ’をモデルにした小説。
小松氏は‘アパッチ’の物語に大胆な脚色を施し、‘アパッチ’=‘鉄を食べることによって身体が鋼鉄化した不死身の人間’とし、舞台設定も近未来の‘憲法改正し再軍備した日本’となっています。

コメント(2)

私は中学生の頃、「アサヒグラフ」に小松左京さんの「日本アパッチ族」というのが連載されていて、とても面白く読んだ覚えがありました。
その後、梁石日の「夜を賭けて」を読み、出てくる人々が、どこかで読んだような気がしていました。
最近、小松左京さんの 「日本アパッチ族」の単行本が出ているのを見つけ、再読しましたがモデルは一緒だったとわかりすっきりしました。
やっと、今日再読終わりました。。
最後の解説を、書き移させていただきます。。

「その最後のページの解説を読んでいたら、東京タワーは、どのようつくられたか・・というのが書いてありました。
へぇ〜〜〜と思ったので、書き写します。

「東京タワーはどのように作られたかご存知だろうか・・・
1950年に始まる朝鮮戦争で活躍した米軍戦車が、休戦の54年頃から大量に日本に運ばれた挙句、材質がいいため高野工業所によって解体され東京製鐵によって形鋼へ加工されて第一級建築鋼材へ生まれ変わり、その一部が1958年完成の東京タワー建設に一役買ったのだという。

1950年代大阪に実在した屑鉄泥棒アパッチ族を主役とする小説は、開高健が59年に発表した『日本三文オペラ』を皮切りに、小松左京64年の『日本アパッチ族』へ、そして以後30年を隔てて自身のアパッチ体験を物語化した在日朝鮮人作家・ヤンソギル94年の『夜を賭けて』へとその見えない文学伝統を築いてきた。
開高健はアパッチ族が朝鮮系中心であることを前提にしているものの、最終的には下層階級のエネルギーを活写する焼け跡闇市派文学の記念碑を樹立し、小松は少数民族と言うより人類の新種族と言う形でアパッチへの大胆なSF的再解釈を試み、ヤンは80年代多文化主義の勃興を踏まえてアパッチ内部の視点から人種的、階級的、思想的抑圧が連動していた50年代の内部に壮大なラブ・ロマンスを構想した。
それぞれの作家にはそれぞれのアパッチ像が根づいている。。」

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