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小さな別世界コミュの三題噺 設定用

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〜 基本ルール 〜

?三つのお題を本文に用い噺を書く。
?限られた期限内に発表する。

です。内容の上限及び下限はありません。詩・ちょっとした言葉のやりとりから、ストーリーモノまでここでは制限は作りません。

〜 大まかな流れ 〜

?参加者によるお題提起←参加者が各一つずつ。
 ←お題提起より2日(変更可)を〆切とする。
?各参加者がお題に基づき執筆
?発表

コメント(65)

とりあえず決定でいいのではないでしょうか??

お題は、
「ミイラ取りがミイラ」
「不機嫌」
「楽しい」
「井戸」
設定「江戸」?

なんか四つぐらいあるのですがどれですかね??
「楽しい」は例文で出しただけなので抜かして構わないですよー。
じゃあこの三題で行きますか?
はい〜
じゃあ今回は

「ミイラ取りがミイラ」
「不機嫌」
「井戸」

の三題を使用、時代は『江戸』
で行きましょう。セリフは次回から適用ということで。

ではでは、力作お待ちしております(笑)
了解しました!!

「ミイラ取りがミイラ」 が曲者ですね!

ん〜難しい!
はっ、そういえば!!
ミイラ取りがミイラって言葉が御江戸にあったかどうか…
江戸時代よく知らないけど、まぁ、きっと、あったんでしょうねぇ…
たしか「木乃伊」が漢字読みでしたね!

ところで「ミイラ取りがミイラ」は表現でいいんでしょうか?
やはり「「ミイラ取りがミイラ」じゃないいんだから」的に言葉にださないと駄目ですかね?
そういう状況、でいいんじゃないですか?言葉にしなくても。
なんか変な操作して、一回全部消しました。お馬鹿!
めげません。めげませんとも。


ミイラ取りがミイラ/不機嫌/井戸


 井戸の底から見上げた月は、やけに明るかった。

「気がついたかい?」
 皮肉気にそして艶やかに、彼女は微笑んでいた。闇の中、月の下でも、はっとするほど美しく。
 青年は無言で、むくりと身体を起こす。ピリピリと小さな痛みが、皮膚の表面に走った。
 …確か。
「…お嬢さんを、探していたんです」
「そのお嬢さんは井戸の底で、まぁるい空を見上げていたよ」
「だから、助けようとして、」
「人を助けようと思うなら、まず自分が助からないとねェ」
「…面目ねェ」
 自分の情けなさに、うなだれた。不機嫌そうに見えるのは、己の失態に対してか。
「こりゃあ、今日中に屋敷に戻るのは無理かねェ」
「……面目ねェ」
 さらに頭を垂れる。
 けれど彼女はそれとは対照的に、ひどく楽しげに笑っていた。手に持った真紅の扇子で口元を隠して。麗しく。
「…なんで、そんなに嬉しそうなんで?」
「なんでだと思う?当ててみな」
 少女のようにいたずらな表情を浮かべる彼女と、憮然とした顔を隠そうともしない青年と。
 あべこべな二人を、限りなく丸に近い月だけが、面白そうに覗き込んでいた。


相変わらず長文です。かさばってすいませ…!
 物盗りで下町を騒がせた小悪党がいる。名を“茂助”といった。


 町の一角、浪人が集まる茶屋は、それなりの賑わいを見せている。
「よう、あんちゃん。物盗りの茂助がお縄を頂戴したって話知ってっか」
早耳を生業とした男は茶屋に入るなり、店中に聞こえるかのような大声で近場の人間に話しかけた。恐らく、仕入れた新しい情報で昼間っから酒にありつくのが目当てで大声を出したのだろう。
「物盗り茂助、といやぁ、逃げ足がやたら速いのと臆病なのとでちっとも捕まらないって奉行所が頭抱えてた輩じゃねぇか。一体どうしてなんだい」
 男は下卑に笑うと、手酌のしぐさをして見せた。周りの男達は一瞬不機嫌に顔をしかめるが、話のネタも尽きた手前、仕方なく女中を呼んだ。
「へへっ、こりゃどうも。……さて、これがお笑いな話しで、奴は俸禄山の麓にある寺に忍び込んで観音様やら仏具やらを拝借しようとした訳よ。誰かからその辺が金になるって聞いたようでな。ま、そこまではよかったんだが、問題は奴はどれを盗めばよかったのか知らなかったってぇ事だ」
 周りの視線が集まる中、男は運ばれてきた酒を注いだ。
「っとと、零れちまった。ん、どこまで話したっけ。あぁ、そうそう、どれを盗むか迷ったって辺からだな。んで、茂助の野郎は何を血迷ったのか、盗ったものを井戸へ投げ込んでいったってワケだ。まぁ、後で拾うことなんざ考えてなかったんだろうよ。でだ、さすがに奴もそのことに気がついた。拾わなきゃなんねぇ事にな。夜も更けちまった後のこと、月明かりだけじゃまともに見えやしねぇ。仕方なく、奴はつるべを使って降りることにしたんだが、如何せん、臆病なんでな。どうにも決心のつかねぇまま朝になっちまったってワケさ」
 男はぐいと酒を飲み干すと、あからさまに顔を傾げる聴衆に空瓶を振って見せた。
「奴ァ考えた。んでひらめいたんさ。他人に頼めばいいってな。ただ、奴にゃあ親類縁者や気心許せる知り合いなんていやしねぇ。そこで俺の出番と来たわけよ。何故かって?聞くなやい、そんなこと。とにかく俺は、奴の話に乗ったってぇ訳さ。もちろん盗人の片棒担ぐ気なんざなかったさ。すぐさま役人に話し聞かせて奴は御終い。さて、ここからが話さ。俺ァ役人に茂助の事は教えたが、寺の井戸の事は教えてねぇ。行きたい奴は早いとこ行っとけよ。無くなっちまうだろうからな。俺のことかい?心配しなさんな。俺は酒さえ飲めりゃ満足だからよ」


 夜更け。俸禄山の麓には、浮浪者が多数集まり、散々小競り合いやら喧嘩やらを繰り返した挙句、ほとんど金にならぬものばかりをつかまされ、それだけに留まらずに待ち構えていた役人に物盗りの罪で一斉にしょっ引かれていった。中にはした働きの役人もいたというから、まさに木乃伊取りが木乃伊状態である。
 早耳の男が喰わせたことは言わずともである。




 うわ〜長い。長い。しかも何さ、自分のお題が一番足ひっぱってやんの。読みづらくてスミマセン。設定とか、適当です。俸禄山が実際あるのか知らないし、早耳という職業が存在するのかも。一応情報屋のつもりで書きましたが。
ミイラ取りがミイラ(表現)/不機嫌/井戸

「南無阿弥陀太、南無阿弥陀仏...ハッ!これで大丈夫です」
坊主の両脇にろうそくが二本、目の前には丸い鏡
その横に河童除外と書いてある御札が一枚ぽつりと置いてある。
「ありがてー助かりますで。」
「では、礼金の方を」
「へえっ ではこれを....この長屋のみんなから集めた金でして....」
「なにか?」
御坊の[不機嫌]な顔で睨まれるとなにも言えない。
「な、なんでもねーです。」
「では。私はこれで!修行がありますから」

この御坊、名を天海と言う。たしかに霊験を持っていて有名な坊主なのだが。
如何せん、妖怪退治が生き甲斐の上、高利なんだ。

そんなある日
御坊が城下町によなよな出没するムジナを退治した
その帰り道のことである。
店の番頭のような男が声をかけてきたのだ。

「もし、御坊様。もしや天海様ではないでしょうか?」
「如何にも!何用か?」
不機嫌な顔で問う天海に負けることなく用件を言う。
「実はうちの店の[井戸]に狂骨が現れまして」
「狂骨とな?ん〜なかなか面白い!では退治してしんぜよう!」
「ありがとうございます。いろいろと弾ませて頂きます。」

早速、二人は番頭の言う店に行くことになったのだ。

「こ、ここか?」
「えー。この奥です。」
草木はそのまま生えっぱなし、襖、障子はボロボロで軽く傾いている。
とても店とは言えない廃墟の前である。

「ささっこちらでございます。」
番頭は廃墟の中にどんどん入って行く。御坊が後に続く。

「この井戸か?」
「えーこの井戸です。」
目の前にフチがボロボロになった井戸がある。
しばらく眺めていると井戸の中から白い髪をした骸骨が現れた
のだ。
「狂骨め!現れおったな!覚悟!」
南無阿弥陀太、南無阿弥陀仏...ハッ!

意図も簡単である。
狂骨は一瞬にして消えてなくなったのである。

「こんなものか...」
気の抜けた天海は井戸を覗いて見た。
中は真っ暗である。
すると...

「次はあなたの番です。」
と番頭が井戸を覗いている天海の背中をトンと押したのだ。
天海は真っ逆さまに井戸に落ちていった。

どれぐらいたっただろうか。
目を覚ました天海はなぜ井戸に落ちたのかを考えた。
「あやつめ、騙しよったな!」
天海は無我夢中で井戸を登り始めたのだ。
出口に近づくつれ天海は自分が骨になっているこに気づき外に
出た瞬間、目も前にはさっきの番頭と見知らぬ坊主がこちらを
見ていた。
「出たな。狂骨。退治してくれる!」
狂骨は一瞬にしては消えてた。
「ふん!こんなものか。」
「えー次はあなたの番です。」
坊主は真っ逆さまに井戸に落ちていった。

どーも妖怪達も黙っていなかったようだ。
じゃんじゃん!!

すいません。かなりの長文になってしまいました。
短めで抑えるのって難しいですね!
≫こばさん
うわ、月夜の謎御嬢と使用人男性?雰囲気好きです。空気冷たそうな印象デス。何故お嬢様は井戸の中に居たんだろ、気になる…自分から降りたのかな?

≫ゆーすけさん
妖怪仕返し無限ループ!ミイラ取りがミイラなんて使い勝手悪いのを綺麗に纏め上げるとは。さすがですね。後々の参考にします。

井戸の設定が自然と枯れ井戸になってるのが面白いな。
うおおー。お久です!渚さん。

ちょ…っ!
あっかぎさん!誉めすぎですから!誉められなれてない身としてはオロオロしてしまいますよ!

と、いうか。
赤城さんこそ、すごい奥深いお話じゃないですか!文章の一つ一つが繊細で羨ましい限りですバイよ(日本語変)。
ゆーすけさんは、始めてみた時、おおぉ〜ってなりましたよ。夜には一人で見れないです(小心者だから)
渚さんのお話は、長いお話の一部分みたいな感じがしますね。これから何かが起きそう。ワクワクします。

早くも次の御題が楽しみです。
いや〜皆さん!
なかなか出来でございますね!!
すごいすごい!!
想像力がすごく身につきますね!
渚さんどうもデス!
結局お春が噂を広めてしまい…のくだりが個人的にとても面白かったです!

さて、そろそろ次行きますか?
〆切作らないとどこで切るかで迷いますね…
そですね、私もそう思います。
でも二日だと、気づかないうちに終わって切ない思いをしそう…(トロい)。
五日くらいにしませんか?
そうですね。ただ、5日だと日にちがあわせ辛いんで、それなら一週間がいいと思います。
日曜開始の土曜終了、とかみたいな。どうですか?
きりが良くていいんじゃないですか?
結構大変で考えるだけで二、三日かかるんですよね!
そうなんですか・・・
すごいなぁ。僕なんか暇なときに一時間ぐらいででしか書けないってのに。集中力が全然続かなくて。

それでは、とりあえず次ぎ行きたいと。
僕からのお題提案は「ヘッドホン」デス。
いいと思いますよ?それもまた醍醐味!>渚さまv

じゃあ今回はこのみっつですか?なんだかサイバーですね!
いいんじゃないです!?
さーてどーするかなぁ?
了解デス。
あ、と締め切りを切りよくしたいので、一応載っけるのは日曜からでどうですか?んで土曜締め切りくらいで
「ヘッドホン」「電話」「パソコン」

「2xxx年」
テクノロジーが進化し生活がどんどん楽になっていった。
車はタイヤがなくなり、「パソコン」は人工知能を備えるようになった。
それが破滅へのカウントダウンの始まりだった....

ウーーーーーーンウーーーーーーーン
バタン!
「博士!大丈夫ですか?!」
「あーなんとかな。」
東京国際研究所第一施設の一室である。
「しかし博士の言った通りパソコン達の反乱起きましたね。」
「だから言ったのだ!あれほど人工知能はヤバイって!」
「。。。。で、どーします?」
「こうなったら過去に行き人工知能が開発される前に殺るしか...失礼。
壊すかするしかない!!」
「しかし博士!どーやって?」
「そこに「ヘッドホン」があるだろう?それは私が開発したタイム装置だ!こういう時の為のな!.....ううう!!ぐはっ」
「博士!しっかりしてください!博士!くそっ!こんあ時に博士が死ぬなんて!!くそっどーやって!」
「とりあえず装着するのだ!」
「.....死んでねーのかよ!!」
「いまのは咳きだ。」
「咳きかよ!!」
「いいから早く装着するのだ!先がコンセントになっているから何処でも電気供給ができる仕組みなっている。スイッチが入った瞬間に装着者の体は電気信号化されここにある携帯「電話」で好きな時代に移動ができるようになるのだ!」
「........本当に平気なんですね?意味がわからないんですけど?じゃー博士!行きましょう?」
「いや!これは一人ようだ!そべてはお前にかかっている!」
「えー!!....じゃ行きます。」
ヘッドホンを耳に装着しコンセントをはめ込んだ。
「送受信機としてこれをもって行くのだ!」
「博士!これはいったいなんですか?電話のような?しかし大き過ぎる。」
「そう...これは黒電話と言うものだ!なかなかレアな一品なんだ!さー行くのだ!!」
スイッチを押した瞬間、体が光だしあっという間に消えたのだ。
「.....うん。成功した?みたいだな。よかったよかった」

「2007」
ドンっ
「痛っつ〜....ん?着いたのか?」
東京国際研究所第一施設の一室
「どうやら着いたらしいな!」
外を覗くと車は道を走っていた。
「本当に道で走っていたんだな〜!教科書でしか見たことなかったよ!さて!探すか!」
振り返った瞬間、研究棚の中に
「じんこうちのう」
発見したのだ。
「そんなお粗末な....」
ジリリリリリリリ、ジリリリリリリリリ
博士から頂いた黒電話なるものがいきなり鳴り出した。
「.....はい?」
「着いたか?え?着いたか?」
「博士!どーやって電話を!」
「まー細かいことをきにするな!どーだあったか?」
「はい!ありました!目の前に」
「よし!では早速壊すのだ!」
「はい」
棚からだし活きよいよく床に叩きつけた。
「ハハハ!博士、やりました!....博士?」
ツーツーツーツー
「切れてるし....あの人、頭いいんでけどな〜....よし戻ろう!」
コンセントをはめ、スイッチをオンにする。
たちまちに体が光だしあっという間に消えた。

「ふう!着いた!ん?なんか暗いな?でも静かになっているということは反乱は防げた?」
外を確認しに窓に向かうと......
「ん?.....え?恐竜?なぜに?」
そう!そとはジュラ紀さながらの風景になっていたのだ!
「あの馬鹿.....へんなことになってるぞ.......
博士!!どーなってるんですか?!」
じゃんじゃん。

ん〜むちゃくちゃなストーリーだな〜!長いし!
あっ!日曜から書き始めですか?すいません書いてしまいました。
ヘッドホン/電話/パソコン


 かすかな震動と共に携帯電話が奏でた曲はたったひとりの相手を示す、賑やかな歌。
 思わず苦笑を零しながら、ピ、と通話ボタンを押した。

「もしもし?」
『やっほー、俺でーす』
「…」
『もしもーし。オミくーん?』
「…あめちゃん、一応女の子なんだから、俺って言うの、やめない?」

 何度言っても聞き入れられたことなどない小言をもう一度繰り返して、オミは小さく溜息を吐いた。

『いーじゃん別に。ね、ね、それよりさぁ』
「うん?」

 そういえば、こんな時間にかけてくるのは珍しいな、と思い、オミは先を促した。まぁこういう言い方をするときは、十中八九、何か悪戯でもたくらんでいるのだろうけど。

『今家だよね?パソコンにメールしといたから、見てよ』
「…え、それはいいけど、電話じゃ駄目なの?」
『ダメ!!』
「…ハイ」
『絶対、ぜえったい、今日中に見てね!!』
「?わかった」

 じゃあね、と。
 返事をするやいなや、早々に切れてしまった通話口を見つめて、オミは首をかしげた。電話の主がわかった時点で、長電話になる覚悟はしていたのだけれど。
(…電池切れかな)
 普段なら、それこそ携帯のバッテリー残量がなくなるまでしゃべり続ける彼女なのに。らしくない用件のみの電話に、しばし逡巡した。
 まぁ、考えても答えが出るはずもなく。
 パソコンの電源をつけて、言われたとおりにメールボックスを開く。すると、なるほど。確かに昨夜――というか、今日になってすぐ、一件のメールが届いていた。
 件名はなし。内容もなし。添付されたファイルは、music。

「…ウイルスメールみたいだな」

 まぁ、そんなたちの悪い悪戯をするような娘じゃないのはわかっているが。
 まったくもって意味がわからないながら、パソコンに接続したヘッドホンを耳にあて、ファイルを開いた。
 そして、流れ出したのは。

「……………」

 思わず、パソコンデスクに突っ伏した。恐らく、否、絶対に今、顔が赤い。下手したら耳まで赤いかもしれない。

「…やってくれるなぁ」

 かろうじて搾り出した言葉は、己の耳にすら負け惜しみに聞こえた。
 止まずに聴こえてくるのは、泣きそうなほど愛しくて、機械音とは思えないほど柔らかい、彼女から自分への、とっておきの、

『Happy birthday to you!!』


 愛の、唄。




 皆さんの作品を読んでいて、そういえば自分の登場人物はいつも名無しさんばっかりだ!と思って命名してみました。バカップルです。笑ってやってください。

ゆーすけさんv>予想をどんどん裏切られる展開ですね!博士がいい性格だなぁ、とニヤリとしてしまいました。
渚さんv>一樹少年の落ち着きっぷりがいい!個人的にこういう冷静な人は大好きです。
ヘッドホン / 電話 / パソコン


 相手を目の前にしていないコミュニケーション手段なんて信じられない。そう電話が評価された時代からどれだけの年月が経ったというのだろう。今の時代において、すでにコミュニケーションに実像としての相手は必要な要因でないらしい。


「修一、人の話を聞くときぐらいヘッドホンを外すのは最低限の礼儀でしょう」
「聞こえてるから問題はないよ」
 修一はぶすっとそれだけ言うと、再び視線を手前に戻した。
「そういう問題じゃないでしょうに」
 駅に隣接されたチェーン経営のカフェ。スーツを着た人々がせわしなく行きかうのを窓越しに見ながら、有希は大仰にため息をついた。
「まぁ、いいわ。今に始まったことじゃないものね」
 皮肉をこめて見つめるも、修一は別にこっちを見やるでもなくカフェオレを飲んでいる。
 彼は、いつからこうなってしまったのだろう。少なくとも昔は、私が知る頃の修一はこうではなかった。
 彼の耳を覆うそれをねめつけて見るものの、無粋なほどに赤く、眩しい光を返してよこすのみだった。
「それで…それで、修一の言う“仕事”は上手くいってるの?」
 修一はちらりと私に視線を投げる。だが、それも一瞬だった。
「専門的なことは私にはわからないけど、上手くいってないんでしょう?」
「……今は、まだ時期が早いだけ。時期が来れば」
「まだだ、まだだって、いつも同じこと言ってるじゃない。いい加減、なんとかするか諦めるかしたほうがいいんじゃないの?」
「……有希は、知らないからそんなことを言ってられるんだ」
 会うたびに、堂々巡りの繰り返しだった。その、会う、という行為ですら、最近はままならないというのに。
「俺、もう行くよ。…しばらく、会えないと思う。パソコンならメール見れるかもしれないから」
 有希は口を開き、だが、言葉をつむぐことができないままに、修一が去っていくのを見ることしか出来なかった。
 しばらくの間、有希は修一が残した残り少ないカフェオレを見つめていたが、突然立ち上がり、そしてレジへ向かった。
 代金はすでに払ってあった。
 


 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

 遅くなりました。お題をこなした上で、普通に長編になってしまった為、半端ですが、割愛という事でよろしくお願いします。機会があればまた何処かで書くかも知れないです。確証は持てませんが。
とゆー訳で〆切デス。2時間半程度過ぎましたが。

コミュ作製はまだ先なので次行きたいと思います。
僕からは『幽霊』を挙げさせてもらいますね。

追加で一週間区切りだと題を挙げる時間がないので、二日位を題募集、そっから5日で製作、としたいんですが。
おっけーです。コミュになるのも楽しみですね!

と、いうわけで御題提案『よろしくお願いします(台詞)』
語尾や言い方の変更はありで。
どーも!

そうそう。
感想を書き忘れていました!!申し訳!

>渚さん
なんだかんだ言って兄弟の優しさが伝わってきました!
心の病気!嫌ですね〜。まさしく現代病ですな!鋭い眼をお持ちですな〜。

>こばさん
ふわ〜って暖かくなりますね!
自分も言われて〜.....

>赤城さん
かなり続きがきになりますね!!
今後なんですがやっぱ短めじゃないとマズイですかね?
ネットで三題噺見ると相当長い話とかありました。

ではでは!!

今回のお題
「幽霊」「懐中電灯」「よろしくお願いします」

で!
スタートでよろしいですね!?
どうぞスタートしてくださいませ。
遅くなってスミマセン。
ごめんなさい。なんかあやふやのままにしてしまって。
とりあえず、日月曜中にお題を決め、土曜を締め切り、という形にしたいと思います。今回はお題がでてるので、少し長いけど次の土曜を締め切りにスタートします。
と、いう事で。失礼しました
赤城さん!
了解でーす。

「幽霊」「懐中電灯」「よろしくお願いします」

「懐中電灯」で手前の闇を切り裂きながら前に進む。
「はぁ〜なんでこんなことしないといけないんだろ。」
高橋は溜息をつきながら研究所の見回りしていた。

高橋は前回、非常に大活躍をした。
人工知能の世界乗っ取りを阻止し世界を救ったのだ。
が、しかし御茶ヶ水博士の計算ミスによりこの施設の周りだけジュラ紀さながらになってしまった。

今も夜になると”猿 ”が研究所に現れイタズラをするのでその見回りをしている最中なのだ。
「まったく博士もきおなミスをしてくれたもんだよな〜」

ガザガザ

「ん?猿か?」
高橋が一号館から二号館に行く通路で気配を感じた。
おそれおそれ近づいたがそこには何もいなかった。
「あれ?おかしいな。今たしか......」
高橋は凍りついた。
真後ろに明らかに気配を感じる。
勢いよく振り向くとそこには幽霊のような白い布がぼうっと浮いているのだ。
「うわー!!幽霊!」
高橋は大声を出し駆け足でその場を立ち去ったが後ろを振り向くとずっと着いて来る。しかも数がどんどん増えていく。
やがて高橋は行き止まりに追い詰められた。
「わーわー!まずい!博士ー!!助けてください!」
声も届かず幽霊達は一斉に高橋に飛び込んできた。
「わーーーー!!!」
がばっ
「わーーーー!.....ん?夢か?」
毎晩、博士のせいで疲れ切っていた高橋は悪夢にうなされていたようだ。

「夢か。よかった。あのおっさんの所為でここまでなったか」
高橋は愚痴言いながら見回りの準備をした。

「懐中電灯」で手前の闇を切り裂きながら前に進む。
「はぁ〜なんでこんなことしないといけないんだろ。」
高橋は溜息をつきながら研究所の見回りしていた。

途中、博士の部屋を通った時、部屋のドアが少し開いて声が聞こえた。

「もしもーし、おう?元気にしとるか?」
どうやら電話をしている様だ。
気になった高橋は少しその場で立ち止まった。
「ん?で?なるほど!ん〜!君君君。それじゃいかんよ!もっと優しくしてあげないと!必ず気持ちは伝わる!こっちが一生懸命になれば必ず気持ちは伝わるものなんだよ!私がいい例だろ?あいつも最近、解ってきてくれてる。へんな意味じゃないぞ!私はあいつが大好きだ!研究を進めてくには不可欠だ!」

高橋は涙が出てきた。
いつもいい加減な博士がこんなにも思っていてくれたこと初めって知ったのだ。
「博士〜お、俺がんばります!!よし!見回りがんばるぞ!」
高橋は涙を拭いながら小さな声で「これからもよろしくお願いします」と言い見回りを続けた。

「で〜今はいくつなの?え?まだ生まれたばっかり?それじゃ〜まだ伝わらんよ!うちの”猫 ”は3才だからね!」

じゃんじゃん。
この落ちわかるかな?今回もちょっと無理がある作品でした。
幽霊/懐中電灯/「よろしくお願いします」


 本日も、我が探偵事務所はそれなりに多忙である。

「…あの、それでは、どうかよろしくお願いします…」

 ドアの前で再度深々と一礼をして、依頼人の女は帰っていった。
「…」
「……」
 後に、所長である氷冴(ヒサエ)とその秘書である俺、そして不気味な依頼と沈黙を残して。
 俺も動かなければ、氷冴も微動だにしない。まるで、先に動いたほうが負けというルールでも存在しているかのようだ。いくらこの空間に普通じゃない規則が闊歩しているといっても、無論、そんな決まりごとはない。ない、はずだ。
 依頼の内容は、ありがちといえばありがちで、酷く俺達には不向きで、それでいて断るわけにはいかない内容だった。

 『古い屋敷に出没する幽霊をどうにかして欲しい』

 俺達の構えるこの探偵事務所は、普通の事件も受けるには受けるが、メインの目的は『人ならざるもの』が関わる事件の解決だ。詳しい説明は省くが、それはあくまで妖怪や付喪神、精霊、天使などと呼ばれるものが対象であって、死んだ後とはいえ人間である幽霊は専門外だ。
 しかし、むげに断るわけにはいかなかった。依頼人が『幽霊』だと思っているものが、本当にそうだと限らない。姿を偽る妖など、いくらでもいるからだ。
「…どーすんだよ」
「お前が行け」
 絞り出すような俺の声に、間髪入れず、氷冴の無慈悲な命令が下った。
「なんっで!」
「所長である俺様が、そう易々とここを空けるわけにはいかねぇだろーが」
「だからって!」
「俺が留守にしてる間にお前じゃ捌ききれねェ依頼が入ったらどうする?お前が落とし前つけてくれんのかよ」
 落とし前って。
 やくざか、お前。
「でも!」
「ごねてんじゃねェよ、ガキか。まさかお前、この仕事に就いてるような奴が、幽霊が怖いとかぬかすんじゃねェだろうなぁ?」
「だっ、誰がんなこと言ったよ!」
「じゃあ問題ないだろ」
「…」
 口じゃあ勝てなかった。
 この卑怯なまでの美貌を持つ若き所長は、顔やスタイルや頭の良さに反比例して、性格と口は悪魔かと思うほど悪い。
「わかったらさっさと行け、涼見(スズミ)」
「…じゃんけんにしよう」
「……あぁ?」
「じゃんけんで負けた方が行く!はい、出っさなきゃ負けよ、最初はグー!じゃんけん…」

 俺の手はパー。
 そして氷冴は、俺のその手に無言で懐中電灯を持たせた。

「涼見」

 美しい声で静かに呟き、不敵に笑う。

「行け」

 しかし騙されてはならない。その笑みは悪魔の笑みだ。

「なんでだよ!出さなきゃ負けって…」
「俺がその条件を了承した覚えはねェ。ついでに言うとお前はいつも最初にパーを出す。現に今も出した。俺はそれを読んでいたんだから、俺の勝ちだ。ちょっと結果が早まっただけだろう」
 騙されねェ。そんな一見筋が通ってそうな屁理屈には騙されねェぞ。
「んな理不尽な…」
「涼見」
 にっこり。
 秀麗という言葉がそのまま形を持ったようなその笑みに、俺はやっと、自分の敗北を悟った。知りたくもなかったが。

「この事務所の、所長は誰だ?」

 奴は、悪魔ではない。

「…………あなたさま、です…」

 奴ならば、悪魔すら自分の支配下に置くことだろう。
 帝王然としたその態度は、俺に負け惜しみを言う事すら許さなかった。



なんだか中途半端感が拭えませんが、ひとまず閉幕。引き続き登場人物に名前をつけようキャンペーンです。支配者とその下僕。

赤城さま→ぜひ続きが読みたくなるような作品ですね!言葉の端々が美しいです。
ゆーすけ様→そしてこちらは続編ですね。相変わらずかわいそうな高橋助手の姿が涙を誘います。
『穴』

 某アパートの一室。俺の部屋。
 友人が紹介してくれたアパートは思いのほか安く、苦学生の俺としては大いに助るわけで、二つ返事で借りることに了承した。
 ただ、旨い話には裏がある。この話にもそれは例外ではなく、この部屋には良からぬ曰くが付いている。
 が、時代は科学。ここに住んでいた一家や、それを見かねて入り込んだ管理人が忽然と姿を消したからといって、幽霊の仕業にするのは筋違いというものだ。聞けば、その一家は質の悪い金融会社に捕まってかなり困っていたそうだし、管理人にも交際関係のトラブルがあったらしい。大方蒸発かなんかなのだろう。
「荷物運び込み、終わりました」
「あ、ども、お疲れ様っス」
 運送屋の兄ちゃんに礼を述べつつ、缶コーヒーを放る。
「ぅおっと。ドモ、頂きます。――あ、そういえば、あれ、立派ですよね。前の入居者さんが置いていったやつですか?」
 俺が首を傾げると、彼はイタズラっぽく笑った。
「やだなぁ。絵ですよ、絵。立派な額にいれてあるじゃないですか。俺そーゆーのわかんないけど、きっと高いんでしょう?」
 運送屋が行くと、すぐさま部屋に駆け込む。 
 リビングの壁に、それはあった。どこかの牧村を描いたよくあるような絵だった。ただ、大きかった。
 縦1メートル横3メーターちょいか。絵の規格については全然しらないけれど、それにしても大きい部類だろう。第一、前に下見に来たときにはこんなものなかった。ハズだ。
 唖然とするのも束の間、玄関のチャイムが鳴り、ここを斡旋してくれた友人が現れた。
「よぉ。幽霊にゃ会えたか〜?」
「いや、そーゆーのは会ってないけど…」
 リビングに通すと、彼も一瞬その絵に見入った。
「…俺も一回ここは見に来たけど、こんなもん――」
 絵を調べていた友人の手が止まる。
「懐中電灯ってある?ちょっと取って」
 慌てて荷造り用のダンボールをひっくり返し、なんとか目的のモノを見つけた。手渡す。
 友人はホコリまみれで絵の裏から出てくると、二カっと笑った。
「な、な、この裏にでっかい穴が空いてんだけど、どうよ?」
「いや、どうよって…」
「覗いて見ん?ホレ」
「いい、遠慮しておく」
 渡された懐中電灯を付き返す。
「んなら俺ちょっと中調べてくるわ。どーせお前来んだろ?」
「あ、えーと、うん。…よろしくお願いします」
 絵の裏に消えてゆく友人を見送ると、俺はとりあえずダンボールを片付けることにした。


 思いっきり中途半端ですが、限界デス。また続き書くので今回はご容赦を。風邪なおんね…。
あああ赤城様、その後お加減いかがでしょうか。熱下がりましたか?

ふと思い立ったので、新しい御題投稿させていただきます。あ、でも、三題噺を新しいほうに移す関係で不都合なようならなかったことにしてもらって全然構いませんので。

お題:色鉛筆

皆さんお忙しいかな?春だし。でもまぁよろしければお願いします(ぺこり)。
いゃはや遅くなって申し訳ありません、色々。
熱は下がりました。今回のはしぶとくて咳は治ってないですが。
まだ新コミュは作ってないです。すみません。

という訳で次もここで。あと期限すぎたら即次題募集なかんじでいいです。

僕からは“バス停”で。今バス停にいるという理由デス。

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