AO入試＋推薦入試の対策コミュの面接の対策

ＡＯで大学を受験する場合、ほとんどの大学で面接試験が実施されています。そこで、面接時の質問への答え方をあげましたので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

●志望動機に関する質問
ＡＯ入試の面接では、必ず志望動機を問う質問があります。この質問は、その大学を選んだ理由を述べることで、入学の意思や目的意識が見られます。この質問でへは、当然「どうしても入学したい」という意思がどれだけ明確に伝えられるかが重要になってきます。そのため曖昧（あいまい）な答えは避けて、「ここしかない」と思いっきりアピールしましょう。また、オープンキャンパスや受験相談会などで得た情報も伝えると、意欲が評価され有利になる場合があります。

●大学の校風に関する質問
これは、志望大学の校風や教育方針などを受験生がどう思っているかを聞く質問です。この質問には、あくまでも“客観的”に見ていることを忘れずに、正直に答えるといいでしょう。また女子大を目指す受験生の場合、校風や教育方針を理解している人の方が大学側に好まれることもあります。

●大学でしたいことに関する質問
○大学生活で最もチャレンジしたいことに関する質問
これは、比較的多くの大学で聞かれます。そして、当然ですが志望動機と同じく受験生の意欲を問う質問でもあります。授業や大学に通学しなくてもできること（バイト）などは避けて、
確実に自分の意欲を述べましょう。
○入りたいサークルに関する質問
この質問では、受験生に協調性があるかどうかを試されます。
「入りたいサークルはない」と答えると当然マイナスイメージになります。

●長所・短所に関する質問
これは、その受験生は客観的にどう見られているかを知るための質問です。長所はできるだけ客観的に答えるようにしましょう。また、それを裏付ける経験も具体的に述べるといいでしょう。逆に、短所は素直に認めることが大切です。

●好きな本に関する質問
これは、受験生の考え方を知る質問です。なぜならば、面接官はその本を読めば受験生の人柄を判断できるからです。特に心に残った一節をあげて、そのどこに感動したのかを具体的に述べましょう。

●出身高校に関する質問
いくら出身高校に関する質問だからと言って、母校を決して悪く言ってはいけません。母校に誇りを持ちましょう。

とにかく、面接の目的は「受験生の意欲を知ること」です。たとえ試験は短時間でも、大学の面接官は人を見抜くのが得意なので、５分話しただけでその受験生が入学後どのような学生になるか想像できるのです。決して面接を甘く見てはダメです。


●面接時の注意事項
○敬語の使い方
自分や家族のことは謙譲語・大学側のことは尊敬語で言い表しましょう。また、尊敬語の使いすぎも逆効果です。
○志望大学の言い方
志望大学は自分の大学ではないのですから、絶対に「本校」や「本学」という言い方をしてはいけません。直接大学名を出してもいいですが、「こちらの大学」や「御大学（貴〜は文章で書くとき）」が適切でしょう。
○一見意味のない質問をされたとき
大学入試の面接では、「今日、何時に家を出ましたか？」「今日、電車混んでましたか？」など一見無意味の質問をされるときがあります。しかし、これらの質問は受験生のコミュニケーション力を試すものなので手抜きしないようにしましょう。
○自分の意見に対して責められたとき
例えば、英文学科を志望しているのに英語が苦手な苦手な人に対して「英語が苦手なのに、本当に留学なんてする気あるの？
」と受験生を責めるようなことを言われるときもあります。そのときも、冷静に対処することを忘れずに「確かに英語は苦手ですが、今英検２級を目指して勉強中です。大学入学までには取得するつもりです。」などと答えておきましょう。

参考になりましたか？
最後にどうしても不安な人のために、アドバイスを書いておきます。
★入試の面接は、「話上手な人を採る」のではない！
大学入試は、就職試験ではありません。だから、入学したら大学の評判が良くなるような人を採るのではないのです。あくまでも、意欲があり目的意識が明確な人に来てほしいのです。全く緊張しないのも、緊張しすぎるのもダメです。むしろ、緊張しながらも必死で頑張っている人の方が好印象をもたれることが多いのです。ぜひ落ち着いて頑張ってくださいね。
★オープンキャンパスを上手く利用すること！
各大学が実施しているオープンキャンパスは、受検する入試に関する情報が得られる絶好の機会でもあります。特に在学生でＡＯ合格者がいれば、色んな情報を聞けると思うのでぜひオープンキャンパスを活用しましょう。また、志望学科の教員と親しくなっておくとその教員が面接官の一人ということもあるので、本番で有利になります。
★コミュニケーション力を高める！
これが、ＡＯでの面接試験合格の秘訣です。常に色んな人と話す機会を持ちましょう。
★面接練習をうまく活用する！
直前には、必ず学校の先生から面接練習をしてもらいましょう
。実際、面接練習を行うことで先生から貴重なアドバイスをもらうことができるはずです。特にＡＯの場合、かなり突っ込んだ本番に近い内容で練習してもらうと効果的です。

ＡＯで大学に入学すると、「大学から将来の目標や能力を把握されているので、過ごしやすい」というメリットがあります★面接では大学によって重視する点や実施方法も異なってくるのでよく調べておきましょう。そして、最後まで諦めず頑張ってくださいね☆応援しています！！！
by私立園田学園女子大学１年　ＡＹＡ（ＡＯで合格）