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太宰治 斜陽館コミュの太宰治は...

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 こんにちは、管理人を引き継ぎました、モリと申します。

 皆様、太宰治とは、いったい、どんなひとだったと思いますか?先日、1971年9月発行の雑誌「太陽−太宰治と津軽−特集号」をヤ○オクにて落札しました。伊馬春部氏や、中村貞次郎氏といった、生前の太宰と深いつきあいのあった方たちが、寄稿されていて、特に、伊馬春部氏の「津軽巡礼−太宰治への手紙」は、大変感動いたしました。一部引用させていただきます。
 −(蟹田の文学碑)かれは 人を喜ばせるのが 何よりも 好きであつた 正義と微笑より 佐藤春夫

 これも気に入るだろう。何となれば「正義と微笑」の末尾に近く、きみはこのように叫んでいるのだから。

 「誰か僕の墓碑に、次のやうな一句をきざんでくれる人はないか。『かれは、人を喜ばせるのが、何よりも好きであつた!』僕の生れた時からの宿命である。俳優といふ職業を選んだのも、全く、それ一つのためであつた。ああ、日本一、いや、世界一の名優になりたい!さうして皆を、ことにも貧しい人たちを、しびれる程に喜ばせてあげたい。」

 その通りになったのだし、しかも書は、尊敬し且つ甘ったれていた佐藤春夫先生なのだからである−

 −また、中村貞次朗氏曰く「−然し太宰は暗い人ではなかった。内心はどうあろうとロマンチストで明るい愉快なユーモアに富んだ人で、よく人を笑わせ自分もよく笑う人であった。然し、彼は陽気な快活な人ではない。明るい愉快な雰囲気をつくる人であった。」

 作品の随所に溢れるユウモアと、影。僕は、太宰治は、ほんとうの、正直者だとおもいます。

 皆様の、御意見、お待ちしております。

コメント(5)

池水は 濁りににごり 藤なみの 影もうつらず 雨ふりしきる

上記は太宰の辞世の句です。高校生のころは何を言わんとしているのかいまいち分からなかったのですが、30歳代になって気分として理解できるようになったと思います。死にたくて死にたくてしょうがない精神状態のときこんな気分です。レオナルド・ダ・ヴィンチが晩年洪水の絵をよく描いていたようですが同じような気分だったのかも・・。
「人間失格」にもあったように、太宰は自ら道化となって人々を笑わせていたので、やっぱり人を喜ばせるのが大好きだったのではないでしょうか。
あと太宰はこの上なく優しい人だと思います。誰よりも優しい。文章を読んでいて、自分だけに話してくれているような、そんな文体が読者の心を打ちます。
 早速の書き込み、ありがとうございます!
 Aさん、
 伊馬春部氏に遺した色紙ですよね。角張った文字に、太宰のつらさが沁みてくるような気がします。
 ダ・ヴィンチが洪水の絵を描いていたのは、初耳です。是非、見てみたいです。

 くるたみんさん、
 私も、そう思います。真の意味で、身を尽くして書いた作家だと思います。まるで、自分だけに話しかけているような気がして...そうして、自分自身が浮き彫りになっていく。彼は、読者を決して裏切らないと思います。
 少年のような澄んだ心を持っている人だったのでしょうか?
 だからこそ、高野悦子さん(「二十歳の原点」の著者)をして
「太宰は何が本物で、本当なのかを知っているのではないか」
 と言わしめたのかもしれませんね。

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