頂きありがとうございます
前回、ｱﾊﾟｰﾄで一人暮らしをしていた時の体験を投稿させていただきました。
意外と好評だったので、また投稿しようと思い立った次第です。
いや、何か調子に乗ってｽﾐﾏｾﾝ
文才がないので、誤字脱字乱文あるかとは思いますが温かい眼差しで見てやってください。
《ｶﾞﾘｶﾞﾘの正体》
押入れの上。
天井に近い場所に引き戸のついた収納がある(押入れの小さい版みたいなやつ)。
そこから時々
『ｶﾞﾘｶﾞﾘ』とか
『ｺﾞﾘｺﾞﾘ』とか
変な音が聞こえてくる。
何か硬いものを擂り潰すような、爪かなんかで壁を引っ掻くような……そんな音。
朝でも昼でも夜でも、聞こえてくる時間帯に規則はない。
だから私は、鼠でもいるんじゃないかと最初は思っていた。
鼠だったら嫌だなぁ……大家さんに相談しようかな？
『何かいる部屋』に住んでる手前、相談しづらくはあったけど……やっぱり気になるので大家さんに音のことを話す。
すると『他の部屋からも相談があったのよ』と、困ったように話してくれた。
私の部屋だけじゃないんだ。
じゃあ、やっぱり鼠かな？
その時、2階の角部屋に住んでいる住人が私と同じ相談を大家さんに持ち掛けてきた。
あぁ、そちらもですか？
はい、実はこちらもなんです
そんなような会話を大家さんを挟んで繰り広げる。
やっぱり鼠ですかね？
そう結論付けると大家さんの対応は早かった。
すぐに専門の業者に連絡して、数時間と経たない内に対応してくれることになった。
変な音がした部屋の住人たちが大家さんの店に集まる。
駆け付けた業者さんに各々の部屋番号を告げると……川に面した角部屋2つとその隣に被害が集中している事が判明した。
業者さんが鼠の痕跡を探している最中にも『ｶﾞﾘｶﾞﾘ』と音が聞こえたらしい。
『これは鼠かもしれませんね』
しかし、業者さんは問題の部屋も含めｱﾊﾟｰﾄ全体を必死で確認していたけど……鼠の『ね』の字も見付からなかった。
あれ……変しいぞ？
鼠じゃないならなんなんだ？
業者さん含め、私も他の部屋の住人も首を捻った。
そんな騒ぎがあって、さらに数日が過ぎた頃。
私は、その正体を垣間見ることになる。
その日、私は仕事が休みということもありｿﾌｧｰのある部屋でﾏｯﾀﾘしていた。
前日にTSUTAYAで借りてきたDVDを観ていると、また変な音が聞こえてくる。
『ｶﾞﾘｯ……ｶﾞﾘｶﾞﾘｶﾞﾘ……ｶﾞﾘｶﾞﾘ』
またかぁ
なんて思いながら私は、暫くは音を放置してDVD鑑賞に集中していた。
『ｶﾞﾘｶﾞﾘ……ｶﾀｯ
……ｶﾞﾘｶﾞﾘ……ｺﾞﾘｯ……ｶﾞﾘｯ……』
あれ？
いま『ｶﾀｯ』っていったよな？
『ｶﾞﾘｯ……ｺﾞﾘｺﾞﾘ……ｶﾞﾀｯ』
ちょっと待て……『ｶﾞﾀｯ』ってなんだ、『ｶﾞﾀｯ』って
暫く『どうしょうか？』と考えた末、私は思い切ってｿﾌｧｰのある部屋から押入れがある部屋へ続く襖を静かにそっと開けてみた。
真っ昼間の明るい光が窓から差し込む押入れの部屋。
特に変わったことは……あった
押入れの上にある押入れの小さい版みたいなﾔﾂの襖(？)が少しだけ空いている。
えっと……あそこはﾋﾟｯﾁﾘと閉まってたよな？
確かに閉まってたよね？
てか開けたことすらないぞ
鼠か
さっきの『ｶﾀｯ』とか『ｶﾞﾀｯ』とかは鼠なのか
もうﾊﾟﾆｯｸです(苦笑)
少しだけ開いた押入れの上の襖の向こう。
真っ暗な闇を凝視しながら、頭の中でﾊﾟﾆｯｸを起こす私。
すると
『ｶﾞﾘｯ……ｶﾞﾘ…ｶﾞﾘ…ｶﾞﾀｯ……ｺﾞﾘ…ｺﾞﾘ…ｶﾀｯ』
ま・た・へ・ん・な・お・と・が・し・て・る・よ〜
凝視していた闇から、うっすらと白いものが見えた。
ｶﾞﾀｶﾞﾀいいながら、ゆっくりと隙間が広がっていく。
闇の向こうになんかいる。
『ｶﾞﾀｯ……ｶﾀｶﾀｶﾀ……ｺﾞﾘｯ』
鼠なんかじゃない。
『ｶﾞﾘ…ｶﾞﾘ…ｺﾞﾘｯ…ｶﾞﾀｯ』
闇に浮かび上がるように白い……何か。
そう感じた瞬間、私は動き出していた。
『てぇぇぇい』
そんな意味不明な掛け声と共に、私は、その押入れの上の襖を勢いよく閉めた。
『ﾋﾟｼｬ』と言う大きな音を立ててﾋﾟｯﾁﾘと閉めた。
襖が閉まっていることを、もう一度確認して『ﾖｼｯ』と言って私はDVD鑑賞に戻った。
取り敢えず、今のは見なかったことにしよう
(｀・ω・´)ｷﾘｯ
大いに『ｽﾙｰｽｷﾙ』を発動して以後押入れの上の小さな襖から、なにが聞こえようとも無視をすることに決めた。
きっと、あれは疲れていることによる幻覚です
気のせいです
そう意味もなく独り言をぼやくと『ﾊﾟｼｯ』と天井がなった。
【実体験】一人暮らし
http://
意外と好評だったので、また投稿しようと思い立った次第です。
いや、何か調子に乗ってｽﾐﾏｾﾝ
文才がないので、誤字脱字乱文あるかとは思いますが温かい眼差しで見てやってください。
《ｶﾞﾘｶﾞﾘの正体》
押入れの上。
天井に近い場所に引き戸のついた収納がある(押入れの小さい版みたいなやつ)。
そこから時々
『ｶﾞﾘｶﾞﾘ』とか
『ｺﾞﾘｺﾞﾘ』とか
変な音が聞こえてくる。
何か硬いものを擂り潰すような、爪かなんかで壁を引っ掻くような……そんな音。
朝でも昼でも夜でも、聞こえてくる時間帯に規則はない。
だから私は、鼠でもいるんじゃないかと最初は思っていた。
鼠だったら嫌だなぁ……大家さんに相談しようかな？
『何かいる部屋』に住んでる手前、相談しづらくはあったけど……やっぱり気になるので大家さんに音のことを話す。
すると『他の部屋からも相談があったのよ』と、困ったように話してくれた。
私の部屋だけじゃないんだ。
じゃあ、やっぱり鼠かな？
その時、2階の角部屋に住んでいる住人が私と同じ相談を大家さんに持ち掛けてきた。
あぁ、そちらもですか？
はい、実はこちらもなんです
そんなような会話を大家さんを挟んで繰り広げる。
やっぱり鼠ですかね？
そう結論付けると大家さんの対応は早かった。
すぐに専門の業者に連絡して、数時間と経たない内に対応してくれることになった。
変な音がした部屋の住人たちが大家さんの店に集まる。
駆け付けた業者さんに各々の部屋番号を告げると……川に面した角部屋2つとその隣に被害が集中している事が判明した。
業者さんが鼠の痕跡を探している最中にも『ｶﾞﾘｶﾞﾘ』と音が聞こえたらしい。
『これは鼠かもしれませんね』
しかし、業者さんは問題の部屋も含めｱﾊﾟｰﾄ全体を必死で確認していたけど……鼠の『ね』の字も見付からなかった。
あれ……変しいぞ？
鼠じゃないならなんなんだ？
業者さん含め、私も他の部屋の住人も首を捻った。
そんな騒ぎがあって、さらに数日が過ぎた頃。
私は、その正体を垣間見ることになる。
その日、私は仕事が休みということもありｿﾌｧｰのある部屋でﾏｯﾀﾘしていた。
前日にTSUTAYAで借りてきたDVDを観ていると、また変な音が聞こえてくる。
『ｶﾞﾘｯ……ｶﾞﾘｶﾞﾘｶﾞﾘ……ｶﾞﾘｶﾞﾘ』
またかぁ
なんて思いながら私は、暫くは音を放置してDVD鑑賞に集中していた。
『ｶﾞﾘｶﾞﾘ……ｶﾀｯ
……ｶﾞﾘｶﾞﾘ……ｺﾞﾘｯ……ｶﾞﾘｯ……』 あれ？
いま『ｶﾀｯ
』っていったよな？ 『ｶﾞﾘｯ
……ｺﾞﾘｺﾞﾘ……ｶﾞﾀｯ』 ちょっと待て……『ｶﾞﾀｯ
』ってなんだ、『ｶﾞﾀｯ』って 暫く『どうしょうか？』と考えた末、私は思い切ってｿﾌｧｰのある部屋から押入れがある部屋へ続く襖を静かにそっと開けてみた。
真っ昼間の明るい光が窓から差し込む押入れの部屋。
特に変わったことは……あった
押入れの上にある押入れの小さい版みたいなﾔﾂの襖(？)が少しだけ空いている。
えっと……あそこはﾋﾟｯﾁﾘと閉まってたよな？
確かに閉まってたよね？
てか開けたことすらないぞ
鼠か
さっきの『ｶﾀｯ
』とか『ｶﾞﾀｯ』とかは鼠なのか もうﾊﾟﾆｯｸです(苦笑)
少しだけ開いた押入れの上の襖の向こう。
真っ暗な闇を凝視しながら、頭の中でﾊﾟﾆｯｸを起こす私。
すると
『ｶﾞﾘｯ……ｶﾞﾘ…ｶﾞﾘ…ｶﾞﾀｯ
……ｺﾞﾘ…ｺﾞﾘ…ｶﾀｯ』 ま・た・へ・ん・な・お・と・が・し・て・る・よ〜
凝視していた闇から、うっすらと白いものが見えた。
ｶﾞﾀｶﾞﾀいいながら、ゆっくりと隙間が広がっていく。
闇の向こうになんかいる。
『ｶﾞﾀｯ
……ｶﾀｶﾀｶﾀ……ｺﾞﾘｯ』 鼠なんかじゃない。
『ｶﾞﾘ…ｶﾞﾘ…ｺﾞﾘｯ…ｶﾞﾀｯ
』 闇に浮かび上がるように白い……何か。
そう感じた瞬間、私は動き出していた。
『てぇぇぇい
』 そんな意味不明な掛け声と共に、私は、その押入れの上の襖を勢いよく閉めた。
『ﾋﾟｼｬ
』と言う大きな音を立ててﾋﾟｯﾁﾘと閉めた。 襖が閉まっていることを、もう一度確認して『ﾖｼｯ
』と言って私はDVD鑑賞に戻った。 取り敢えず、今のは見なかったことにしよう
(｀・ω・´)ｷﾘｯ
大いに『ｽﾙｰｽｷﾙ』を発動して以後押入れの上の小さな襖から、なにが聞こえようとも無視をすることに決めた。
きっと、あれは疲れていることによる幻覚です
気のせいです
そう意味もなく独り言をぼやくと『ﾊﾟｼｯ
』と天井がなった。 【実体験】一人暮らし
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