とにかく怖い話。コミュの【実体験】夜の小学校

四年前に僕が体験したマジでビビった出来事です。

まだ専門学生だった頃、夏休みを利用してA子・M子・P男と僕の男女四人で海に行きました。

その帰り、僕らはA子の実家にお世話になりました。

そして夜中に散歩に出かけたんです。
『近くの小学校まで行ったら帰ってこよう』

目的地を決めて夜風が気持ちいい、静かな田舎道を歩きました。もちろんその時は小学校に入ろうなんて思ってませんでした。ただの暇つぶしでした。男二人いるし、危ないとか何も考えていませんでした。（そこの小学校に出るという話も全く無い）

道中、M子とP男が僕の『待てって！』という言葉を振り切り、スキップで先に行ってしまいました。小学校のグラウンドに吸い込まれる様に消えていく二人。僕とA子は追わない訳にもいかず、小学校の門をくぐりました。

グラウンドで合流し、帰ろうとしましたが

P男『ちょっと、しょんべん！』
そう言って草むらに消えていきました。僕らはグラウンドで待つ事に。

待っていると、

『おっ・・おっ』

４０代くらいのおじさんの声がグラウンドに響きました。僕は警備員かと思い焦りましたが、誰もません。

A子『なんか・・・いる・・・』
A子は霊感のある子でした。

僕『は？』

A子『いる・・・！いるぁぁああああああああああああ！！！』

突然、尋常ではない形相で泣き叫び、しゃがみ込むA子。もの凄い力で服の袖を引っ張られました。

僕『痛い、いだだだだだ、ちょ、まじ』

それを見て、真っ青な顔でどん引きしているM子。

M子の表情も相まって、とても演技には思えません。

P男が戻ってきたので、男二人掛かりでA子を無理矢理立たせ、急いで小学校を出ようとしました。

幽霊にひきずられると、はぐれてしまう。という話を聞いた事がある僕らは、四人でがっちり腕を組み、A子を無理矢理引きずる形で出口に向いました。

グラウンドにあるサッカーゴールを横切る時、

A子『ゴールのとこぉ！！！いるからぁ！！いやだぁああ！！』

早く出たかった僕は、
僕『腕組んでっから！ほら、大丈夫だって！』

A子『くる！！ぐるぅ・・！』

A子『ゔぁっ・・・』

そう言ってA子は白目を向き、気絶しそうになりましたが、僕らはなんとか小学校をでました。

A子も小学校をでた瞬間に落ち着きを取り戻し、皆で帰ろうとしたら

『ざっ、ざっ、ざっ』

明らかに僕ら以外の足音が後ろから着いてくるのを聞きました。

A子が振り向こうとしていた為、

僕『後ろむくなって。後ろむくな。後ろむくなっつーの！！』

と怒鳴ってしまいました。

後でA子の話を聞くと、グラウンドに幽霊が数体いて、ゴールから子供の霊が近づいてきて気絶しそうになったとの事。

なんとかA子の実家に戻り、寝ることに。

寝ていると、

『ドォン・・ドォン！！』

もの凄い音が夜中じゅう家に響いていました・・・これを聞いたのは僕とA子だけでした。

もう訳が分かりませんでしたが、怖かったです。霊感のある人がおかしくなるのを初めて目の当たりにした体験でした。