本質的に考えよう（その１）

オール電化はエコじゃない!? 東京電力「企業優遇」の商魂
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=522469&media_id=53

経営の世界にはＴＣＯという言葉があります。
Total Cost of Ownership
経営的な視点での全体的なコスト・・・とでも訳しましょうか。

「エコ」もそういう視点を持った方が良いと思うんです。
何が「エコロジー」なのか・・・。
今は「ＣＯ２を削減できるのがエコロジー」という風潮があります。
この報道では「オール電化がＣＯ２を削減できるのか」という観点から
話しをしていますが、
はたして「ＣＯ２を削減できればエコロジー」なのか・・・。

たとえば原発ですね。
この報道でインタビューを受けている人は、
「夜間電力は火力発電だけで考えた方が良い」
という主張をしています。
だから「ＣＯ２を発生させている」という論理です。

東京電力では「原発はＣＯ２を発生しない発電＝エコ」と宣伝してます。
でも、廃棄物はどうでしょう？
循環（核燃料サイクル）させたら、高濃度の核廃棄物が出来ます。
それはどこに捨てるのでしょう？
海の下に沈めるのがエコ？

地震大国である日本では、原発が安全でない、
しかも、原発には数々のウソと隠し事がまかり通っている・・・
というのは先の地震（柏崎原発）で証明されました。

「原発＝エコ」を標榜するのであれば、
根源的にエコであるかどうか、
生産だけではなく、廃棄物処理まで含めた主張をしてほしいところです。

日本で唯一「我が社の売上を伸ばすな！（＝節電）」とＣＭをしている会社には、
企業向けの契約方法とともに、宣伝の方法も考えて欲しいと思います。