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2008年04月04日11:12

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東京ドームに架ける橋〜チケット売買大作戦〜

【日時】
3月28日16時

【状況】
ライヴ会場の東京ドームに到着前に、
同行者に連絡をした所、水道橋駅前が
『チケット売ります』希望者でごった返して
いるので、よりよい席で観るために
売買活動をやろうではないか、と持ちかけられる。

【装備】
3.28 一塁側二階席 2枚
3.29 三塁側一階席 1枚(同行者分)

【ミッション】
よりよい席を『安心価格』でゲットすること。
手持ちのチケットを観たい方に引き取って頂く事。

【達成リミット】

開演時間である18:30。

【経緯と顛末】

同行者と水道橋駅ホームにて合流。
以上の状況を確認。

さて。

満を持して改札を出ます。

うっひゃあ。

駅前には『チケット売りたし』の列で
壁が出来ております。

凄い絵だな。ダフ屋が一掃されたから、
こういう素人売買がおおっぴらに成立するように
なったんだな。
それは良い事だ。

などと思います。

正直、観られればいい、会場に入れればいい、という
スタンスの私には『高い金出してアリーナで見るってなぁ・・・』
な及び腰にならざるを得ない所です。
よって、「あまり役には立たんよ」と云っておいてあります。
同行者はやる気満々。どこからか貰ってきたチラシの
裏に

『今日のチケット2枚売ります(明日のも)』

などとメッセージを書いて手製のボードとしています。

で、これを持って立つ訳ですか。

すると、

「ちょっとチケットの状況調査してくる」
などと言い置いて、私を残してさっさと
人波の中へ。

おいおい。

これを持って私が立っているのかい?
交渉とかする訳か?

否も応もないらしい。
本質的に断れない気の弱い私は仕方なく顔の前辺りに
掲げて立ってみます。

仕事明けなので、当然スーツ姿。
正直恥ずかしい。

手持ち無沙汰もいいとこなんで、周りの状況を検分。
皆様気合が入っております。

なんか、ウチらの持っているチケットって
多分最低ランクのチケットなんじゃないのか?
って気がしてきます。

皆、アリーナだ一階だ、と華やかな事です。
しかもメッセージボードも凝ったのや、ダンボール箱を
使ったやたら大きい物、3日全部売りたいチケットが
あって、既に掃けた物にはマジックで横棒を引っ張って
あるもの。

・・・翻って、ウチのはあまりにチープ。
これが良席なら、黙っていても掃けるんですが、
ちょっと難しそうです。何といっても今日は
完全なる買い手市場。

ま、いざとなったら手持ちのチケットで入ればいいんだから、
別に構わんさ、などと余裕こいておりましたら。

同行者が息せき切って戻ってきます。

「いい席譲るって人がいたから、買おう!」

・・・もう決定かい。

仕方なく駅前で最も目立つ場所に立っている
男性二人の所へ。
なるほど、いい席だと自信がある人はここに
立つんだな。なんか、例えは悪いが売春窟のようだなぁ。

で、早速交渉。

私「席の確認とか、させて貰ってもいいですか?」
男「アリーナのAブロックが偶々当たったんで、バンドの
メンバー皆で来ようって話だったんですけれど、二人来れなく
なったんで、買ってくれる人を探しているんです」
などと会話を交わしつつチケットを確認。
うん。アリーナAブロックの確かに前の方だな。
問題はなさそう。
男「初日のアリーナが一番いいと思いますよ、Yoshikiも
疲れていないし(笑)。僕らもこれから入るで、僕らの隣で
良かったら、ですけれど」
男性の語り口調もファンらしいものでそこも安心出来るポイント、かな?
同行者「・・・おいくらですか?」
いざ、核心へ。
男「そうですね、1万5千円でいかがです?」
多少のプレミアは覚悟の上だったのですが、
もう少し吹っかけられるかと思っていました。
拍子抜けする価格。それでもまぁ、普通のバンドに比べたら
引っ繰り返るような価格ですが。

目で同行者と意思を確認。いいんじゃない、とうなづきます。

同「買います」

二枚併せて3万円。

では、会場で会いましょう、とにこやかに云う男性達と別れて
いよいよ切羽詰って参りました。

もう既に手持ちのチケットに12800円払っております。
そこにプラスして15000円。もし、チケットが捌けなかったら
このアリーナチケットは27800円!!
あまりにもデカい。

本腰を入れてチケット売りに精を出さねばなりません。

だがしかし。

まぁ、どなたも声を掛けてくれない。
時刻はそろそろ16:30。
そろそろチケットを握り締めた方達が大挙して水道橋駅から出てまいります。
その人たちからはさぞかし奇異に見られている事でしょう。
チケットが無い方達も、色々立っている人に声を掛けて
条件を聞いておりますが、漏れ聞こえてくる交渉からは
我々に明るい要素はまるでありません。

やはり、よりよい席で安く見たいってのは誰しも思う事で。
出来たら定価で売りたいな、などと最初は云っていましたが、
そうも云っていられない状況になっております。
率直に云って、二階席なんて全く相手にされておりません。

数人から声を掛けられたものの、
「席どちらですか?」
「二階席なんですぅ」
「あ〜、ありがとうございましたぁ」
というやりとりで終了。

ん〜。

なんか、隣の同じく二階席を売りたい兄さんは
3000円でチケット手放しております。
四分の一以下か。痛いなぁ。
それでも売れるだけマシ、って訳か。

そんな時。

女性の二人連れがこちらに近づいてきます。
女性「あの、今日のチケットなんですけれど・・・」
同「はい!」
女「席は・・・?」
同「二階席なんですけれど・・・」
女性陣、あからさまに失望を浮かべます。
女「おいくらなんですか・・・?」
同「いくらでもいいんですけれど・・・いくらなら買ってくれます?」

ええええええええええええええええええええええええ?

いやいやいやいや。

いきなり投げやりすぎんか?それは。
確かに高値では望めないが、それはいくらなんでも
勝負を投げすぎだろ。

結局女性陣は、考えます、と言って私達の前から離脱。
ふぅ、やれやれ。

ちょっと作戦会議が必要だな。

さすがに今のは無いだろう、という事で以下の事項を
取り決め。

【条件】
1.本日のチケットは周囲の状況を鑑みて一枚5000円での
売買を目標とする。
2.バラ売り可。
3.二枚買ってくれたら値引きもアリ、な交渉をする。
4.明日の分は今日よりも若干条件がいいので、
もうちょっと値を張って交渉。
5.交渉は基本的に私がやる。
6.負けても泣かない。
7.死して屍拾うもの無し
8.死して屍拾うもの無し

さて、我々はチケットを捌く事が出来るか!?

いい加減長くなってきたので、一旦続きます。
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