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2008年03月29日01:48

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【XJAPAN】3・28東京ドーム雑感

とりあえず色々な思いが覚めやらぬままに帰還。

色々な事が起きました。
まず、前提として。

この日記は多大にネタバレを含みます。
もし、wowwow等で新鮮に御視聴なされたい方は
この日記は無視して下さるよう。

あと、若干の違法行為・・・までは行かなくとも、
それに準ずるかも知れない行為も記述、upされております。
不快に思われる方は、上記と同様に無視されるか、
文責者までご一報を。
削除等検討致します。

一応、著作権等には触れてはおりませんので、
問題はないと考えますが、念のため。

では、感想というか、雑感。

あ、あと長くなりますので、それもご考慮ください。
お暇がおありの方のみどうぞ。

まず。

開演時間の16:30に合わせる形で
同行者と待ち合わせたのですが、
予想外に早く着きました。
結構気が逸っております。

以前の日記にも書いた通り、
eplusでチケットを購入、ぎりぎりまで到着しなかった
ため、やきもきしたものの無事入手。
とりあえず2階席一塁側という非常に難点の多い
席でしたが、その空間に居れるだけでよし、という
思いで会場に向かったのですが。

先に到着していた同行者に相談を持ちかけられます。
「チケットを確保するために大量に購入した
人達で非常に券が余っている。駅前で直接売買を
行っているので、いい席があったら買わないか」
と。

正直、見れればいい、とだけ思っていた私ですが、
確かにドームの後方席は音響も劣悪であり、
とても音楽を楽しむ状況にありません。
それは別に構わないが、今持っているチケットは
どうするんだ?と聞きますと。
「そこに立って売ればいい」
との返答。

う〜ん、青天の霹靂。
若干の気恥ずかしさはありますが、同行者は
やる気まんまん。
ま、あまり役には立てんけど、という事で
同意します。

で、駅前に着くと。

手製の『チケット売ります』カードを掲げた人達で
ごった返しています。すげえ。
いやあ、こんなにチケットが余っているってどういう事よ?
あんなに取るのに苦労したってのに、と複雑な
思いも抱えますが、まあ、それは良し。

で、早速良さげな席を売りたい人を物色。

すると、早くも見つけました。アリーナAブロックを
売りたいという方が。

がっつり交渉。若干の色を付けて、それでもダフ屋に
搾取される事を考えれば、信じられないほどの値段で
交渉成立。ドームでアリーナ、しかもAブロックなんて、
全く未体験の領域です。

そして、手持ちのチケットも何とか買って下さる方を見つけて
目出度し目出度し。

ついにドームへ向かいます。

ところが。

ドーム周辺が人でごった返している。

何故?
16:30会場だろ?
今はもう18:00だ。後30分で開演だろうに。
すると、あちこちから「まだ開場していない」
との立ち話が漏れ聞こえます。

なるほど。

これが恒例の『X時間』ね。

どうやらリハが圧しているらしい。

ま、それはさもありなん、という事で
デニーズで適当に時間を潰し、開場したらしい
雰囲気を読んでから再びドームへ向かいます。

首尾よく入場。

そして、今まで一度も足を踏み入れた事のない
アリーナ席へ。

凄いステージセットが組まれており、一階席から
アリーナに降りて行く階段が果てなく長く感じる
程です。しかも、我々の行く先はAブロック。
その更に先です。
なんだか、信じられない思いを抱えつつ、
先を急ぎ、席を探します。

そして、行き着いた我々の席は。

ここで、添付の画像です。

なんと、最前列!!!!!

えええええええええええええええええええええええ!!!!!!

ステージ上手で大分右よりなため、ステージからは若干の
距離はあるものの、最前列。

マジっすか。
足が震えてきます。
全くの未体験領域どころか。
もう、これ以上の席でXを見れる事はない、
という良席。

逸る心を抑えて席に着きます。
そして、後は開演を待つのみ。

の、筈が。

ここからが長かった。

本来の入場時間が2時間押しなので、
自ずと開演も延びるだろうとは分かっては
いたものの。

2時間半はないだろう。
終電とかがマジで気になります。
ま、それも含めてXであり、YOSHIKIなんですけどね。

「YOSHIKIのシャワー待ち?」
「家帰ってんじゃねえの?」
「この間のLUNASEAが一時間圧しだったから、各の差を
見せつけようと倍の時間圧す気だよ」
「PATAが神宮に行っているんだ」
「今頃楽屋で大げんかしてんじゃねえの?」

等々。

無駄話も兼ねて憶測で色々勝手な事をくっちゃべっております。
いい加減、待つのも疲れてきた私は暇つぶしにMIXIの
日記を更新したりしていたのですが、それもそろそろ限界に
きた8:50。

ついに場内が暗転!
始まった!つうか、本当にやるんだ!
土壇場で中止とかじゃないんだ!
と、普通のバンドではまず考えない感慨に浸ります。
それも凄い話しだなあ。

以下セットリストと四方山話。

01.LAST SONG(途中まで)
 解散時の東京ドームが思い出されます。
いや、それはビデオでしか見てないんですが。
しかし、やはり再開するならやはりこの曲から、ですね。
YOSHIKIのピアノにTOSHIのヴォーカル。
二人で作ったXなのだから、ここからまた始まる。
そして、前回のラストをそのまま受けるこのはじまりは
完璧な物でしょう。

02.Rusty Nail
 あまり好きではない、というか一時Xを完全に見限る切っ掛けに
なった曲。しかし、これが不思議な程染みます。
大真面目に泣きました。出るんです、涙が。
時は誰にでも平等に過ぎ、様々な思いも浄化する物。
まさか、この曲がこれほど泣ける日が来るとは
思いもしませんでした。

そして、曲のエンディングでPATAが、
『あの動かざる事地蔵の如し』のPATAが決めた
ビシッと足を蹴り上げるアクション。
めさめさ恰好いい。これがイングヴェイだったら
一回のライヴ中に5300回はやるアクションですが、
まさかのPATAが決めてくれるとは。
歳月は(略)。

 -MC-
03.WEEK END
 云わずと知れた超名曲。恐らくメニューから
外れた事は無いのでは?という曲なので、
今日も聞けるだろうとは思っていましたが、
実際聞けるとまた、涙々。 

04.SCARS(映像交えて触りのみ)
 かなり原曲とアレンジが変わっていたような。
最初なんの曲か分かりませんでした。
この時期の曲は私は不勉強ですね。いけません。

05.Silent Jealousy
 アカペラでTOSHIがサビのパートを
歌い出した時の衝撃は凄まじかったです。
X JAPANになってからは僅かに1、2回程度しか
演奏されなかったように記憶されています。
そして、私のオールタイムベスト曲であり、
今まで聞いて来たメタルの曲でもベスト1がこの曲
です。

生で再び聞けた事を、常ならぬものに感謝を。
演奏も素晴らしかったです。まさか、YOSHIKIがまだ
この曲を叩けるとは!

 -Drum Break-
 もうぶっ壊すのかよ、早いよ!というくらいの
速攻の破壊タイム。さすがは『破壊の夜』。

06.HIDEの部屋 〜POSE〜
 映像と実際のステージが完全にリンクした
完成度の高い演目でした。
つうか、本当にHIDEがそこにいるわ。
今日のライヴ全体に云える事ですが、
『HIDEの存在を感じる』ライヴだったな、という
印象が強いです。
 
 -MC-
07.Say Anything(アコースティック)
 今回最大の問題曲。ステージにアコギを抱えたTOSHIとPATA、
ベースを持ったHEATHが椅子に座った時は嫌〜な予感がした
物でした。『例の』癒しの曲をやり出した時に自分がどう反応する
かが全く分からなかったからです。

ところが。

PATAが弾き出したイントロは『Say Anything』。
まさか!という思いと新鮮な驚きが相まって
訳が分からなくなったんですね。

そして、TOSHIが歌い出す。
素晴らしく美しい声です。
伸びる高音も完璧に近い。

だがしかし。

これは『XのTOSHI』の歌い方ではない。
『XのTOSHIを否定した男』の歌だ、と感じてしまいました。

拭い切れない違和感と、まぎれも無く感じる美しさに
自分の心情をどこに置けばいいのか分からず混乱する、
そんな曲でした。

色々な事があった10年で得た物をそれぞれが皆持ち寄って
またXをやっている、と思えば納得の行く事なのですが。

未だ判断は保留、です。

08.WITHOUT YOU
 ヴィジョンに流される在りし日のHIDEとXのメンツの
映像と歌が完全にリンクしていて、切ない曲でした。

ここでも『歳月が流れた事』を強く思います。

 -MC-
09.I.V
 復活の高らかなるファンファーレとなった曲。
客に歌ってほしいという要望がTOSHIを通じて
YOSHIKIから出されましたが、まだ全く聞いていない
私は歌えませんでした(笑)。じょじょに皆が歌っている
のを聞いて口ずさめるようにはなりましたが、
大合唱、という訳には行かなかったのが心残り。
つうか、早くCDでリリースしておくれ。

10.紅
 HIDEが現実にはいない以上、イントロのアルペジオは
インディーズ盤のピアノでやって欲しい、と思ったのですが
これも見事に映像とシンクロしてHIDEの奏でる音を
聞けました。

もう、云う事のない曲です。

アンコール
11.Art of life

そして、アンコール。
「最後にこの曲を捧げます」というTOSHIのMCに
きょとんとしてしまいます。いやいや、まだまだだろうに。

と思っていたら。

なんと『Art of life』!

しかも完全版!?30分演る気か?
だとしたら、納得です。
これを初日にぶつけてくるか・・・。

演奏は完全にHIDEが『降りて』きていました。
もう、他のメンバーの演奏を映すビジョンに
重なってHIDEも演奏しています。
技術の進歩、なのでしょうが、それ以上に
心の問題を感じました。他のメンバーのHIDEへの
想い、というか。

これは凄いな、と思っていたら。

突然、演奏がストップ。
YOSHIKIが倒れました。

スネアにすがりつくようにして体勢を立て直そう
とする物の腿が映像で分かるくらい痙攣しています。

アクシデント?

よもや演出では無いと思いますが・・・

驚いていると、突然客電も点く前に終了のアナウンスが。
本当に終了なのか?

明日以降の公演は?

一応待っては見るものの、終了のアナウンスが流れ、
退場を促す声が聞こえるのみで。

なんとも云えぬ暗い顔で皆会場を後にして行きます。

過呼吸で倒れて、お連れさんであろう方達に
介抱されている人も、顔を伏せて泣いている人も、
呆然と一点をただ見つめている人もいました。

こんなに、印象が二転三転し、
最後に重い思いを持たされたライヴは初めてですね。

最終日も参加する予定ですが、どうなる事か。

やはり、Xはとんでもない。
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