マルクス主義の学習の方法。
スターリニスト経済学・哲学、アルチュセール等のプロスターリニスト哲学、NATOのユーゴ空爆を支持した愚劣なハーバーマスなどのエセ・マルクス主義に騙されないためには、古典を精読する事、世界最高水準を誇る日本のマルクス主義を学ぶ事が不可欠です。
重要な古典
(1)マルクス(エンゲルスと共著のものも含む)
『経済学・哲学草稿』『ヘーゲル法哲学批判序説』『ユダヤ人問題によせて』『ドイツ・イデオロギー』
『共産党宣言』『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』『フランスの階級闘争』『フランスの内乱』
『経済学批判序説』『ゴータ綱領批判』『資本制生産に先行する諸形態』『直接的生産過程の諸結果』『賃労働と資本』『賃金、価格、および、利潤』、『資本論』は、全巻、読まなければ、マルクスを理解できない。
(2)レーニン
『国家と革命』『帝国主義』『何をなすべきか』『第2インターナショナルの崩壊』『社会主義と戦争』『哲学ノート』
(3)トロツキー
『1905年革命ー結果と展望』『永続革命論』『裏切られた革命』『中国革命論』『社会ファシズム論批判』『スペイン革命と人民戦線』
『第四インターナショナル』『わが生涯』『ロシア革命史』
アイザック・ドイッチャーのトロツキー伝を読む事も不可欠。
(4)ヘーゲル
『歴史哲学講義』『法哲学講義』『小論理学』『精神現象学』『哲学史講義』『美学講義』『宗教哲学講義』『自然哲学』『精神哲学』
(5)日本のマルクス主義を学ぶ場合、戦後三大論争(主体性論争、価値論論争、技術論論争)と、トロツキーの限界を乗り越えた著作を読む必要がある。
主体性論争:梅本克己『唯物史観と道徳』『唯物史観と現代』
西田哲学左派のマルクス主義者=梯明秀『資本論への私の歩み』
価値論論争:宇野弘蔵『価値論』『経済学方法論』『経済原論』
技術論論争:武谷三男『弁証法の諸問題』
社会主義論:対馬忠行『クレムリンの神話』
(6)マックス・ヴェーバー
日本のマルクス主義諸学は、マルクスとヴェーバーの上に成立しているため、ヴェーバーを読む必要がある。
『支配の社会学』『支配の諸類型』『法社会学』『都市の諸類型』『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』『古代ユダヤ教』『儒教と道教』『ヒンドゥー教と仏教』『社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」』『古代社会経済史』『ロシア革命論』
ヴェーバーの弟子であるマルクス主義者=ルカーチ・ジェルジ『歴史と階級意識』が重要。
(7)特殊日本的なるものを把握するために。
丸山真男『忠誠と反逆』、藤田省三『天皇制国家の支配原理』
柳田民俗学とマルクス主義の橋渡しを行った福本和夫の著作が重要。
(8)日本の左翼運動を理解するために。
山本潔『戦後危機における労働運動』『読売争議』『東芝争議』、山本潔他『日本における「新左翼」の労働運動』
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