警察が情報操作の尻拭い？

この情報源はどこ？警察だよね。
少女の言葉は公開していいの？
まだ調書段階のうえに公表すべきことではないだろうと。
警察のリークの仕方にかなり問題があるのではないかと思う。
この警察がしたことと、件の精神科医がしたことと、同等なのではないだろうか。
少女の調書にのみあるべきことがここまで広く報道されていいのだろうか。

だいたい、家出人捜索願いだったんだから、連れ込みだの誘拐だのが第一報に来るのは警察の間違い。（あるいはマスコミの間違い。）
表現の自由は警察にはない。
歪曲されたと言うならば、ここまで少女の素性がわかるような情報が流れている中で、発信源の警察に誤解を招く表現がなかったとは言えないだろう。
それを少女の言葉を使ってあたかも実情が今わかったかのような報道で自己弁護をするってどうなの？（警察が？マスコミが？）

記者の名前を晒しておきます。毎日新聞【阿部弘賢、柳瀬成一郎】





ここで終わりにするべきかもしれないが、内容に絡めてもう一つ。

少女は相手は悪くないとかばった。
いいえ、悪いです。
そして少女も悪い。
ではなぜ少女は共犯にならないか。子供だからです。
子供は判断がまだできない者として、親と世間から守られる存在です。
少女の発言はそのまま彼女が幼いことを示しています。
それを彼女は理解しなければならない。
今回の事件の発端はすべて少女にあります。

また20歳の男は成人した社会人です。
どのような教育を受けてこようと知識が在ろうと無かろうと、大人として世間は対応します。
義務教育も終わらない子供をどのように助けるつもりだったのでしょうか。
転校も出来ず教育は受けさせられない。
保険も入れず病院にもかかれない。
扶養控除も受けられず公的に存在さえ隠して生きねばならない。
20歳の社会人なり立てではとうてい守りきれないでしょう。
と言うまでもなく、親の了解ナシに子供を連れ去るのは誘拐ということを知らなかった。
大人として裁かれますがこの20歳も子供でしかありません。

双方の親は相当に反省する必要があります。



そして12歳の事件ということに絡めてもう一つ。
（唐突と思われる方は10/7,12,15の4つの日記をごらん下さい。）

この12歳に臓器提供の是非を判断し自発的にドナーカードを書かせられますか？
あなたの12歳の子供に臓器提供の是非を判断し自発的にドナーカードを書かせられますか？
脳死とは何かを理解させられますか？

私ははなはだ疑問です。




誘拐「お兄ちゃんは悪くない」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=316664&media_id=2
＜誘拐＞ブログで家族への不満相談「お兄ちゃん悪くない」
(毎日新聞 - 10月15日 15:05)
　長崎県諫早市の小学６年の女児（１２）が大阪市のマンションに連れ込まれた事件で、未成年者誘拐容疑で逮捕された大阪市福島区の会社員、坂本優介容疑者（２０）が長崎県警に任意同行を求められた際、一緒にいた女児が「長崎に帰りたくない。お兄ちゃんは悪くない」と捜査員に話していたことが分かった。女児が保護されるまでの８日間、女児は自由に行動できる状況にあったが、県警は坂本容疑者がわいせつ目的で女児をマンションに連れ込んだ可能性もあるとみて調べている。　　

　女児は６日、家族あてに「捜さないで下さい」と書き置きを残し、現金１万６０００円を持って自宅を出た。待ち合わせ場所のＪＲ小倉駅（北九州市）で坂本容疑者と落ち合い、マンションに連れ込まれたという。

　坂本容疑者は、女児を連れ込んでいた１３日までの８日間、通常通り会社に出勤。会社からの帰宅後や休日はオートバイの後ろに女児を乗せてドライブなどをしていたという。発見、保護された際も、２人でオートバイに乗ってマンションに帰ってきたところだった。

　２人は、女児が０６年４月に開設した少女漫画のブログを通じて知り合った。「周りが自分のことを理解してくれない」と、家族に不満を持っている内容の書き込みに対して、坂本容疑者が相談に応じていたという。坂本容疑者も０７年７月までマンションで母親と同居していたが、けんかが原因で母親は近くの自宅に戻っていた。

　２人はブログやメールで近況をやり取りするうちに親近感を持ち、坂本容疑者が「大阪まで遊びに来ない？」などと誘ったという。

　坂本容疑者は調べに対し「誘う前から１２歳と知っていた」などと供述。県警は１５日、坂本容疑者を長崎地検に送検した。【阿部弘賢、柳瀬成一郎】