いま『日本の敬語論━ポライトネス理論からの再検討』という本のレポート書いてます。
ネガティブポライトネスの類型�鵑蓮�儀礼論的な距離化の契機を間接性のストラテジーに置き換えて実現する。（本文176ページより）
あぁ、なんでこんなに分かり辛い表現ばかり使うんだろう。
格好つけたいってのが主な理由なんだろうけどホントに迷惑！
こういった文を書く人が頭良いのか悪いのかは知らないけど、少なくとも文章表現における「伝える力」に欠けてる。
私の読解力が乏しいのも問題だとは思うけど、自分の読解力は少なくとも並レベルだと思う。
だとすれば少なくとも日本人の半分ぐらいの人はこういった文を読むのに苦痛を感じるはずだし、そうでない人ももっと読みやすい文体であればよりスピーディーかつスムーズに意味を理解できるはずだ。
出版物というのは書く側は個人か少人数であるのに対して、読む側は不特定大多数の人々であり、そもそも『文字』は圧倒的に「書かれる」機会より「読まれる」機会の方が多い。
（だから日本語では、書く側には面倒な「漢字」というシステムが、読む側には便利なため、現在も残っているのだ）
つまり「読む側」をもっと配慮しろ、と言いたい！
もしかしたら「正確に意図を伝えるために言葉を厳密に選んでいる」と反論されるかもしれない。
でも文体がややこしくなったために誤解が増えているのが現状だし、説明が困難なことを分かり易く読者に伝える文が書ける人こそ「文章力がある人」と言えるのでは？
その点、新聞のコラム（例えば朝日新聞なら「編集手帳」）の欄は素晴らしい。
冒頭で時節に合った具体例や読者が引き付けられる表現を使い、五百字程度で最後は上手く自然な流れで自分が言いたいことにもってくる。
こういう文章が書ける人間になりたいものです。
以上、なかなかレポートが終わらないんで文句を言いたいだけでした。
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