某小説を某芸人で解説
Response: ナイツの⼆⼈が『さよなら妖精』(⽶澤穂信)の魅⼒を語るラジオ漫才⾵の開設
(解説)トークです。
塙: どうもー、ナイツです。お願いします。いやー、秋といえば「読書」ですからね。最近ね、名作ミステリー⼩説の『さよなら妖精』っていう本を読んできたんですよ。
⼟屋: ああ、⽶澤穂信先⽣の名作ね!古典部シリーズ(『氷菓』)の原点とも⾔える名作⻘春ミステリーですよ。
塙: そうそう。1990年代の⽇本の⾼校⽣たちが、ユーゴスラビアからやってきた謎の美少⼥
「マーヤ」と出会う話でね。
⼟屋: そうなんだよね。⽇常の⾝近な謎を解き明かす「⽇常の謎」系ミステリーとしてもすごく評価が⾼いんだよ。
塙: そうなんですよ。でね、彼⼥が⽇本の⽂化に触れるたびに「なぜ?」って疑問を持つわけです。「なぜ⾬が降っているのに傘をささない⼈がいるのか?」とか「なぜ⽇本では朝にお墓参りをするのか?」とか。
⼟屋: 哲学的な問いから⽇常の疑問まで、マーヤ独特の視点が⾯⽩かったよね。
塙: そこで主⼈公の守屋くんたちが「それはね、マーヤ……」って説明するんだけど、全部
「ヤホーで調べたんだけどさ」って前置きを⼊れるんだよね。
⼟屋: ⼊れてねえよ!90年代半ばの話だからネット検索とか普及してねえだろ!ヤフーじゃなくて⾃分の頭で考えて説明すんだよ!
塙: で、いろいろ⽇常の謎を解いていって、物語の終盤になると、マーヤが⾃分の国である
「ユーゴスラビア」に帰っちゃうわけですよ。
⼟屋: そうなんだよね。当時のユーゴスラビアは内戦状態(紛争)に突⼊していく激動の時代だったからね……ここからの展開がすごく切ないんだよ。
塙: そう。で、マーヤが帰国したあと連絡が取れなくなっちゃって、守屋くんたちが「マーヤは今どこにいて、無事なんだろうか?」って真剣に推理を始めるんですよ。
⼟屋: そうそう。彼⼥が何気なく残した⾔葉や⾏動の⼿がかりを集めて、彼⼥の正確な故郷
(出⾝地)を突き⽌めようとする名シーンね。
塙: そこで⼿がかりになるのが「彼⼥が好きだった⾷べ物」なんです。彼⼥、⽇本に来てから
「ちくわぶ」が⼤好きだったんだよね。
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