今回は時差ボケ続きでボーッとしている時間が多かったので、今日になって、漸く映画館で映画を見ました。
見たのはChristopher Nolan監督の新作The Odysseyです。
Palm Springsの近くにあるRancho MirageにあるIMAXシアターです。
こちらでは公開からだいぶ時間が経っているのでガラガラでした。(それに外は45℃くらいの暑さなんで、外出する人自体が少ないのかもしれません。)
ホメロスの『オデュッセイア』が原作なんですが、はっきり言って、これはNolan版の The Odysseyで、主人公が戦争の惨禍での罪悪感から来るPTSDで苦しんでいる設定で、原作とは全く違います。
登場人物が英語を話しているのは仕方がないのですが、皆アメリカ英語で、Matt Damonが全身からアメリカ人臭を出している主人公なのに加えて、イギリス人のTom HollandもSpider-Manの時のようにアメリア英語で会話しています。
しかもit's OKのような現代的な表現が満載で、現代人にもすんなり理解しやすいようにしているんだと思います。
キャスティングもトロイのヘレンとクリテムネストラ役をLupita Nyong'oが演じたりアテナ神をZendayaが演じていたり、最近の欧米の映画、演劇でよく見られる、原作の人種設定無視(オペラなんかではずっと前からそうでしたが)も、すぐに慣れました。
オペラファンだとMonteverdiのIl ritorno d'Ulisse in patria(ウリッセの帰還), BerliozのLes Troyens, R. StraussのElektra, OffenbachのLa belle Hélène、あと超マイナーなオペラですが個人的になんか好きなAnfossiのLa Maga Circeなんかのキャラがカオスに絡まっていて変な楽しみ方が出来ます。
原作に拘泥していると、色々つっこみたくなるので、ここでは一旦原作を忘れて見るのが良いと思いました。
ログインしてコメントを確認・投稿する