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2026年01月18日20:30

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『転生したら悪魔になったんですが、僕と契約しませんか?』

いまさっき読み終わった、なろう作品。
タイトルはなんだかアレな印象だけど、中身はそうアレでもない佳作。

病床にあり、もうじき命尽きようとしている主人公の元に悪魔が訪れ、提案をする。
自分は永い永い時を経て、もはや生きるのに飽きた。おまえが代わりに悪魔となれ。
なろう作品としては、いかにもありそうなイントロではある。

次のシーンでは、悪魔として召喚されるところから描写される。
全体として、召喚されては契約を果たし、召喚されてはまた契約を果たす。
契約ごとのオムニバス形式で進んでいく。

それとなんというか、物語の運びが戦略級というか。んー、たとえば…
召喚されて、戦争に加担することを望まれた場合、どうして戦争になったのか、どうして悪魔に頼るに至ったのか、その描写に重点が置かれ、区々たる戦闘描写は省かれるか、軽く流される。

作品全体のポリュームは、なろう作品としては「小ぶり」ながら、作中ではとてもとても永い時が流れている。某コナンとは正反対の性質を持つ。
読み始め当初は戸惑うが、慣れてくるとテンポが良くダレない。

この大胆な省略の妙は、多くのなろう作家に参考にしてほしいと思う。
内容自体は悪くないのに、なんでもかんでも細密に描写して冗長となり、なかなか前に進まず、読者のほうが参ってしまう。上手く省けたなら化けるだろうなあ、と思う作品は、なろうにおいてけっこう多い。

最後に、この作品の気になった点。
現代文において、ひらがなで記すのが通例な語句を、やたらと漢字にしているところ。
そんなつもりはない → そんな心算はない
その男は → 其の男は
なるほど → 成る程
まるで明治の小説のような読みづらさがある一方、時折ら抜き言葉が顔を出す。

そんな欠点もあるにはあるが、一風変わったなろう作品が読みたい人には選択肢として挙げておきたい一作。

転生したら悪魔になったんですが、僕と契約しませんか?
https://ncode.syosetu.com/n3597en/
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