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2025年11月16日04:17

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アメリカと精神性(38)アドレナリンの効用

本当の『幸せ』は、利害関係のない人々と分かち合うことで永遠に、その人のこころに戻ってくるものです。これは、私が実体験しているので断言できますよ。

私の父は、お金儲けの天才でした。しかしながら、父は、そこで得た金融資産のすべてを周囲と分かちあうことなく、自身のために使いました。

すると、結果的に父にエンドルフィンの分泌はありません。お金を使っている最中の父は、オキシドシン、セロトニンや、ドーパミンの分泌で幸福感に包まれます。しかし父がお金を使い、目的を成し遂げた瞬間、すなわち例えば、何かを手に入れた瞬間、アドレナリンの分泌は始まります。

父は、虚しさの象徴といえる「こころに隙間風がふきあれる」ため、永遠に遊び続け、永遠に買い物を続けねば、こころは満たされなかったのです。

父は、隙間風がこころに吹き抜けるたびに、こころの外側にそれを投影し、いらいらしだし、次にいらいらの貯蔵タンクがいっぱいになると、激怒し周囲に鬱憤をはらしていた訳です。

あなたは、いつもこころ穏やかでしょうか?

私の父の晩年は、家にいる時、例えばちょうど湾岸戦争があった時を思い出すなら、本当に一日中、BS1のニュース番組を見続け、こころが穏やかな時がないと私は感じたものです。

ホーキンズ博士は、「人が静寂を嫌うのは、こころの内側に何かの不安のある証拠で、そういった場合、一日中テレビをつけ、その騒音で不安を打ち消そうとするものです」と述べていますが、まさに我が家は父のみならず私を含め家族全員がその通りの行動をしていたものです。

あなたは、お金持ちになれば、幸せになれるとお思いでしょうか?

この世は幻影ですから、あなたのこころが充実していれば、お金があっても無くても幸せなのですよ。カギは、あなたのこころが穏やかで、エンドルフィンをどれだけ分泌できるか?


本当に、それにかかっていて、例外はありませんよ。

若い頃の私にとって金融資産を増やすことは、両親にとっての「いい子」を演じることの一部でもあった訳です。「いい子」を演じている限り、お金や財産がどれほどあっても、決してこころの内側は満たされないことに、ある時、私は突然、気づかされたのですね。

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